日記・コラム・つぶやき

2022/10/03

10月改善プロジェクト

10月になりました。今年の4分の3が終わった。やばい。

ということで、日々のルーティンを見直して、もっと作業を進められないかなと改善中。

ちょくちょくこんなことを言っていますが。

まったく改善されていないということではないのです。ただ、理想は遠い。

状況が変わって、予定も組み替えないといけない。ここでも効率化を図りたい。

ところがこの週末に終わらせたかったことが終わらなくて、すでに予定ピンチ。なんてこと。

| | コメント (0)

2022/09/23

まとめ買い

このあいだの記事で、最近漫画の単行本は電子書籍で買ってると書きましたが。

電子書籍は危険ですねえ。

本当にまとめ買いが楽すぎる。

何巻セットと書いてあるやつを「ポチッとな」で、すぐ買える。

全30巻とかね、書店店頭で買うんだったら、ブレーキかかるんですよ。目の前にでかい塊があるから、「とりあえず10巻まで買おう」でも、かなり奮発した方なんですよ。持って帰るのも大変だし。鞄にそんなに入らないかもしれないし。

そういう心理的なハードルがないので、簡単に思い切れちゃうもんなあ。

全30巻とかね、と具体的な数字を書いたことで、お察しください。

他にもセットで買ってるんだよ。今月買い過ぎじゃないかな。

| | コメント (0)

2022/09/22

組み立て棟に被害

めっちゃ発達した台風14号が日本を襲い、各地で被害が出たのですが、そのニュースのうち、一番ぞっとしたのがこちら。

種子島宇宙センター 建物の外壁の一部剥がれる 台風影響か

鹿児島県南種子町にある種子島宇宙センターで、ロケットを組み立てる建物の外壁の一部が剥がれていることが分かり、JAXA=宇宙航空研究開発機構は台風の影響とみて詳しい状況を調べています。

JAXAによりますと、外壁が剥がれていたのは鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターにあるロケットを組み立てる建物です。

建物の高さは81メートルで、ここにロケットを格納して点検や整備を行いますが、外壁の一部が地上付近から高さ数十メートルにわたって剥がれているということです。

建物の中には現在、開発中の新型ロケット「H3」の初号機と、H2Aロケット47号機が格納され、JAXAは機体への影響がないかなど詳しい状況を調べています。

種子島では18日朝から台風の暴風域に入り、最大瞬間風速が南種子町の上中で18日午前11時30分に34.6メートル、19日午前0時25分に24.5メートルを記録しています。NHK NEWS WEB 22/9/19

写真見たらけっこう大きく剥がれてた。中に水入ったりとかは大丈夫だったのだろうか。

H2A47号機には新しいX線観測衛星XRISMと月面着陸実証機SLIMが積まれています。こちらで特に注目しているのが、SLIMに積まれた小型ローバーのうちの一台、LIV-2愛称SORA-Qです。野球のボールぐらいの球形の超小型探査ロボ。特徴は着陸した後、外殻が割れるように変形して走行モードになること。

そして何と、開発チームにタカラトミーが入っていて、その変形機構にこれまで子供向け玩具で培ってきたノウハウが投入されているそうなのです!

つまり子供の頃に遊んでいたあの合体変形ロボの技術が、月に着陸するんだよ。すごいロマンある。

そんな重要なミッションが台風に脅かされた。ほんとにひやひや。

さて、ここから別の角度から。ロケットを衛星軌道上に打ち上げるには、かなりの速さに加速する必要があります。第一宇宙速度と言われるその速さは秒速7.9km。時速で2万8440kmです。これは地表での単純計算なので、実際には高度によって違ってきますが、とにかくめっちゃ速くないといけません。

すると少しでも速さを稼ぐため、地球の自転速度も使おうという話になります。東向きに打ち上げることになるので、東側が海の方がブースターとかを落っことすときに開けていていい。赤道が一番自転速度が速いので、なるべく南の方がいい。制止軌道に入れやすいというのもありますね。

ということで、いろいろな条件を考慮しての種子島宇宙センターなのですが。

日本で南の方で東向きだと、台風をしょっちゅうまともに受けることになりますよね。

温暖化のためか、毎年のように「史上最大級」の台風が接近するようになっています。今後もこういうことがあるのかなあ。心配ですね。

| | コメント (0)

2022/09/20

潰れたと言えば

昨日本屋が潰れた話をしたのですが、そう言えば、喫茶店も潰れてた。

一つは駅に向かう途中の店。ここはもともと経営が怪しそうでした。パステルカラーの店構え、広いキッズスペースが売りで、子連れお母さんがターゲットだなと見てとれた。ただ、少子化の昨今、需要がそこまであるのかなと思っていたら、改装してタピオカテイクアウトコーナーができた。うむ、やはりか。

もう一つは駅前も駅前。ホームから見える好立地。僕は外で飲み食いをほとんどしない人なのですが、立地のよさから打ち合わせで何度か使ったことがあります。こっちはやっぱりコロナ禍かなあ。

飲食店は感染拡大のホットスポットとして、大きく影響を受けました。そして今、次のフェーズに入っています。

今回の流行では、行動制限をかけませんでした。さらには、隔離期間も短くしようという話も出ています。

しかし、感染リスクが下がったわけではありません。肺ではなく喉でウイルスが増殖するようになったので、肺炎で重症になる確率は減りましたが、感染力は爆上がりしているので、死亡者数は増えました。例えばこちらのNHKのサイトではここまでの感染者数や死亡者数のグラフが確認できるのですが、今回の流行が一番死亡者が多い。

死亡率は「かかったときに死ぬ確率」なので、そちらの数字は下がっていますが、「健康な人が新型コロナで死ぬ確率」は上がっているのです。

なのに行動制限はせず、隔離期間も短縮。入国制限もどんどん緩めていく予定。経済を気にしていますよという姿勢ですが、それは人命とのバーターという状態になっています。感染対策に疲れてしまってもういいじゃんとなっている人が多いので、それに便乗している形ですね。

経済をほっといていいとは思いませんが、僕はもっと、対策を打ちながら経済自体の形を変えていくんだろうと考えてました。人の不明に付け込むとはなあ。

どうも年に2回ほど大きな変異が起きて、感染流行するというペースが定着しています。対策を打たないことにしたので、次は今回よりさらにひどくなる気がします。そうすると、気にする人はやっぱり外食を自粛するでしょうから、飲食店は影響を受ける。でも行動制限をかけたわけではないので政府補償はなし。

飲食店は本当に大変だろうなと思います。

そんな中、駅前の居酒屋さんがテイクアウトを拡充していて、むしろここはもうお総菜屋さんなのではという勢い。元々炭火焼き鳥を売りにしていたので、いい匂いを漂わせて、僕の食欲を刺激しています。こうしてがんばってるところは生き延びてほしいなあと思いながら前を通るのですが、帰りが遅いのでたいがい焼き鳥終わっちゃってて、行きにおなかが減るだけなんですよね(^^;;)

| | コメント (0)

2022/09/19

本屋さん潰れた

隣駅前の本屋さんが潰れていました。

僕はよくアイディア出しのための散歩をするのですが、当然そういう時は人通りの少ない静かなルートを通ります。なので、人の多い駅前通りはあまり使わない。それでもここの本屋さんは、散歩の帰り道に立ち寄って本を買っていくことがあったので、なくなっちゃうのは寂しいですね。

ちょうど関係ありそうな記事を読んだところでした。

コンビニ売上の1%しかない「雑誌コーナー」がしぶとく生き残っている理由 小倉健一 現代ビジネスオンライン 22/9/14

コンビニでの雑誌販売について。みんなが雑誌を買わなくなったので売り上げがガタ落ちしているという話。2002年には7%あったものが、今では1パーセントだそうです。こちらは「生き残っている理由」とタイトルにありますが、その理由がなくなるのも時間の問題と分析しています。僕自身も以前は週に何度も行って雑誌を買っていたのに、もう週刊少年ジャンプしか残っていません。

もともと出版物の売り上げは雑誌と漫画に大きく依存していました。他のカテゴリーの書籍は、商品としては非常に回転率が悪く、話題の新刊でもなければなかなか売れない。委託販売の形で、かつ食品のように腐ったりしないので、それでもいいかと長く置いてあるものがほとんど。書店経営は回転率のいい雑誌と漫画、その二つに支えられていたのです。その売れ方が、情報流通の変化の中で変わってしまった。

雑誌は情報源としての価値をすっかりネットに奪われてしまい、売り上げがどんどん下がっています。上の記事では近年では年500億円ペースの売り上げ減少で、単純計算だと5年後になくなると紹介されています。

漫画は逆にデジタルシフトに成功し、売上を伸ばしていますが、紙の本のシェアは半分を切りました。残った紙の本もネット通販のシェアがあるので、書店店頭で売れている分はさらに減っていることになります。

それでは当然書店の経営は苦しくなります。上の記事ではコンビニで生き残っている理由として、雑誌といっしょについでに他の物も買っていく併買率の高さが挙げられていますが、書店にはそれはないので、減っていく分をまともに喰らってしまう。

そう考えると、街の本屋さんどころか、通勤途中の乗換駅にある大規模書店だってどうなることか。

そもそもそんな状態で、いつまで紙の本を印刷して売っていられるか。このあいだ見かけたつぶやき。

最近新しく買う漫画は電子書籍になっているのですが、以前から買っていいるシリーズはまだ紙の本で買っています。そろっていないとなんか居心地悪いから。しかし、そんなシリーズの中に、作業部屋でせっせと造山活動を続けている超巨大積読山脈に埋もれて、どこまで買ったのかわからなくなっているものがあるのです。

この山脈を早くなんとかしなければー。

| | コメント (0)

2022/09/15

通常モード改善

大忙し期間が終わり、通常モードに入っているわけですけれども。

9月になったということは、今年も3分の2が過ぎていて。

そうすると「やばい、ぼんやりしていたら、気づいたら死期が迫っている事態になりかねない(((・・;;)))」と焦燥感に襲われる病が発動するのです(恒例)。

これをなんとかするためには、もっと生産性を上げ、成果物をどんどん出して、「ああ、なんだ、ちゃんとがんばってるじゃないか」と自分に安心できることが重要。この辺でいろいろ工夫して、改善されてはいるのですが、満足して安心をもたらしてくれるレベルまでは行ってない。

今回は、自分の特性として思考を引きずりやすく切り替えが下手、というのがあるので、それを考慮したプランを考えました。

これでペースが上がると、心安らかになるのですが、はたして。

| | コメント (0)

2022/09/14

フランス漫画事情

この夏の大忙し期間がいつも以上に大忙しだったり、他の作業も忙しかったりで、反応できていなかった記事。

2021年のフランス出版市場は4冊に1冊がコミックス、うち2冊に1冊が日本の漫画 クリステル・ウーランス HON.jp News Blog 22/8/4

一か月ほど前の記事になっちゃうんですけれども。

フランスの出版社Kana社の代表クリステル・ウーランス(Christel Hoolans)さんが、コロナ禍以降のフランス出版市場とコミックス市場の現況について書いた記事。日本と同じく、コロナ禍で外出を控えなくてはならなかった時に、読書需要があった模様。特に漫画の伸びがすごい。

さて、この記事はだいぶ前なので今更なんか書いてもなと思っていたのですが、ふと違う切り口を思いつきましたよ、というのが本日の記事。フランスでは日本の漫画が人気だとは聞いていて、この記事も日本の漫画が伸びてるという話なのですが、では日本と比べてどれぐらいなのだろうと思ったのです。単純比較じゃなくて、人口比を考えて、社会にどれぐらい浸透しているのか。

まず人口を比べますと、フランスが6540万人で、日本が1億2610万人(国連人口基金・世界人口白書2021)。日本が二倍弱。

ここからがややこしい。統計の項目がそろってないんですよね。フランスの書籍市場規模は3億9900万部、45億ユーロ(2021年の平均相場でおよそ5850億円)とありますが、前後が書店の話で、販売チャンネルの話の中にも電子がなさそう。紙だけなのかな? それに対して日本。漫画がでかいはずなのですが、漫画の単行本って、書籍扱いだったり雑誌の別冊扱いだったりしているのです。

フランスのデータは記事の書き方からして書籍のうちに入ってるみたいですが、日本は雑誌の方に入ってる分があるので、ここは比べられない?

コミックスの方は、はっきり紙+電子と書いてありますね。8500万部以上、9億ユーロ(約1170億円)、シェアが24%。日本も「コミックス」でデータ出てるから、これは比べられる。日本は6759億円、シェアが40.4%。部数の数字が見つからなかったのですが、紙が3億7085万冊という数字は見ました。電子がもう6割行ってて、かつ、お値段も若干安いことを考えると、10億部超えてる?

フランスの数字を人口比で考えて倍にしても、日本の方が圧倒的に多い。さすが、日本は漫画大国だなあという結果になりました。

ただ、記事の中には日本の漫画のすごい伸びが書かれています。前年比で2倍ぐらい行ってる模様。動画配信で日本のアニメがたくさん提供されていて、そこが入り口になっているとのこと。これはまだまだ開拓の余地がありそうです。

僕は現場で、漫画家が文字通り命を削って作品を作っている様子を見てきているので、漫画が評価されそのがんばりが報われるのがうれしい。もっともっと世界で売れるといいなあと思うのです。

| | コメント (0)

2022/09/08

コミティアで導線の話

記事タイトルを書いたあと、当日の入場手続きのことを思い出し、「あの導線設計はないよな」と思ったのですが、そちらの話ではなく。

昨日の続きとなります。漫画家の友人と話していて出てきた話題について。ただ、こちらは会話の中ではちょこっとだけ出てきたものなのですが。

作品に読者を引っ張ってくる導線の設計についてです。

ウェブトゥーンに限ったことではなく、漫画は以前からコンスタントに新規参入が続いています。紙か電子か、横か縦かに関わらず、新しいところが立ち上がるというのは、それだけ漫画に魅力があって、一つ当てれば大きく儲けられると思われているからでしょう。そういう評価になっている自体はいいことだと思います。

でも、立ち上げたものがすべて長続きするとは限らない。結局、読んでくれるお客さんをいかに集められるか、それに限るのだと思います。

そして昔より今の方が、難しくなってると思うんですよね。

昔々、まだ電子書籍などなく、紙の本だけの頃は、作品と読者の出会いの場は基本的に書店。書店は、もともと本を買う気満々の人が、ふらりと立ち寄り何かないかなと探している。ちょっと気になるものがあれば、すぐ手に取ってもらえます。

そういう仕組みに対して、情報流通がネット上に主戦場を移すと、この「ふらっと立ち寄って買ってもらう」がかなりハードルが高い。

まずそもそも、立ち寄ってもらうのが大変です。本屋の棚の間での出会いの機会は、ある意味平等です。一応、入り口入ったところとかレジ脇とかに面前陳列というような、優遇されるポジションはあるのですけれども、買う気満々の人は奥の棚のところも回遊してくれるので、そこで出会うチャンスがある。けれどもそれがウェブ上のサイトとなると違ってきます。

それこそ出版社じゃなくて個人でも参戦できるほど、流通網に乗せるハードルは下がりましたが、代わりにどこに誰がいるのかがまったく見通せない。圧倒的な量の情報の海で、ほとんどの人がおぼれてる。

すると自分のところに引っ張ってくる誘導施策をうまくやらないといけない。いい作品を作るのは大前提で、でも読者を連れてくる役割まで作品に背負わせてはいけないと思うのです。

その点でうまかったよね、という例で僕が挙げたのは、ジャンプ+でした。週刊少年ジャンプに出張掲載して、そこから人を引っ張ってきた。長い時間をかけて蓄えてきたブランド力という資産をうまく使った。

僕は漫画の感想でよく『SPY×FAMILY』と『2.5次元の誘惑』を取り上げていますけれども、どちらもそれで知りました。

SPY×FAMILY 92.5次元の誘惑 14

さて、この話はコミティア会場でしていたわけで、それこそその時、自分の眼前には作品が積まれていました。流通網には乗せられるのだから、この作品たちもそういうところがとても大事。ジャンプ+をいい例として挙げましたが、あれは当然個人には無理なので、なんか考えないとねえ。

| | コメント (0)

2022/09/07

コミティアでウェブトゥーン話

日曜日のコミティアでの話。

昨日の記事で書いた通り、自分の本を売るのをほったらかしにして『ワールドトリガー』の第25巻をひたすら読み込んでいたところ、友人の漫画家さんが立ち寄ってくれたのです。その時の話題。

ウェブトゥーン流行ってるよねえという話になりました。

ただ、その人は、自分は描かないかなあ、と言っていて。

やっぱりあの、感情をガーッと持ち上げて描く展開に触れていました。

その展開について触れた記事がこちら。ウェブトゥーン考。

やっぱりあの描き方だとストーリー展開が縛られてしまうので、対応できる人、できない人がいますよねえ。僕も多分ダメだ。向いてないと思う。

という話をして別れたあと、席に着いてスマホを開くと、それまで読んでいた『ワールドトリガー』が表示され。

まさにこういう漫画が、一コマ表示に向いてないやつじゃんと思ったのでした。

ちなみにそこで画面に映った時刻を見て、終了時刻まであと30分を切っていることに気づき、「時間が溶けてる!?」とびっくりしたのです。やっぱりこういう漫画が好き。

ワールドトリガー 25

| | コメント (0)

2022/08/30

ウィズコロナ経済の恐怖

新型コロナ感染第7波続行中です。二週間ほど前に連日関連記事を書きました。

その時に取り上げた記事に、もう一つ気になることが書いてありました。

コロナ療養中の英国看護師が訴える「憤りと不安」 「コロナと共存」選んだイギリスは正しいのか ピネガー 由紀 東洋経済オンライン 22/6/25

もちろん、経済を通常に戻し、感染対策のために投入された莫大な予算を削減していくことは、国の仕事ともいえる。実際、イギリスでは首相が「2022年1月だけでも検査に20億ポンド(約3300億円)を費やした」と述べているように、感染対策には莫大なコストがかかっている。

イギリスがウィズコロナ政策に踏み切った理由の中に、これがあるんだろうなという気がしたのです。

対策を打てば当然予算がかかります。検査だって入院費用だってワクチンだってただじゃない。最初は異常事態だったので、緊急支出をしていたけれど、それを常態化できるかと言えば、別の話。

さらにそこに、活動制限をかけたことによる経済の冷え込み。欧州ではロックダウンをするしかなかったので、経済の落ち込みは日本をはるかに超えていました。そういうことも、もうしたくないでしょう。

そして、国民が新型コロナの存在に慣れ、対策を嫌がっている。渡りに船。国民の声を大義名分に、コロナ対策を絞れる。リスクはまったく減っていないけれど、みんなが気にしなければ大丈夫。

この渡りに船が、日本でも起きてそうで嫌なんですよね。

今回の流行では、政府は特に行動規制をかけませんでした。公式の理由はこんな感じ。

コロナ“第7波” 行動制限はもう必要ない? 対応新局面に NHK政治マガジン 22/8/1

重症化しないから大丈夫、それより経済、ということ。ただ、気になったのはこの部分

一方、行動制限によって失われる社会経済的なコストという観点から、行動制限に否定的な見解をいち早く示してきたのが、同じく政府の分科会の委員を務める、大阪大学の大竹文雄特任教授だ。

行動経済学が専門の大竹特任教授は、ことし2月に開かれた政府の分科会でも“第6波”に伴うまん延防止等重点措置の延長に強く反対した。

「飲食店の営業を制限すると経済的に困るというのは分かりやすい。コミュニケーションが減ることで、結婚が減って、生まれてくる子どもが減る。あるいは孤独になってメンタルヘルスを悪化させ、自殺するという影響もある。行動制限で失うものは見えにくいが、中国と日本以外のほとんどの国は、そうしたデメリットを理解し行動制限を撤廃している」

また、大竹特任教授は、オミクロン株への変異で重症化しにくくなったにも関わらず、新型コロナを過度に恐れ、すべての感染者に報告を求め、隔離し、医療費も公費で負担するような当初からの医療の仕組みを維持し続けていることが、かえって医療のひっ迫を招いていると指摘する。

「感染力が強く、重症度が低い病気というのは、季節性インフルエンザに近い。人にうつしてもさほど大きな影響を与えない病気であるにも関わらず、検査し、陽性であれば隔離しなければならず、医療機関にとって対応が非常に困難なままになっている。インフルエンザで医療崩壊は起きていない」

起きましたけどね、医療崩壊。

昨年の夏のデルタ株の流行に比べて、死者の数は上回って、今までで最悪となっています。医療崩壊も起きて、病院にも行けず自宅で亡くなる人が出ています。コロナ感染だけでなく、他の病気でも、病院がパンクしているせいでいつもなら助かる人が亡くなっている。

医療関係者から、懸念の声はずっと出ていました。日本の重症の基準が、肺炎があるかどうかに偏っている。例え死亡率が低くなったとしても、感染力が上がっていて感染者が増えると、死者数は増えるかもしれない。その通りになりました。

経済をまったく無視することはできないということには同意しますが、僕は感染リスクと経済リスクを合わせてきちんとシミュレーションして、被害が最低になるところを模索してほしいと思っていた。なのにリスク評価がこのレベルだなんて。「欧米はー」とか「風邪と同じ」とか素人レベルじゃないか。完全に読み違えているし、このレベルだと多分後遺症の問題は意識にない。

さらにこの後、もっと嫌な記事も見たんですよ。

新型コロナを「当たり前の感染症」として受け入れた時、何が起きるのか? 感染者はインフルの数倍から10倍に 岩永直子 BuzzFeedJapan 22/8/20

エンデミックに至る過程で予想される大量の高齢者の死 今が未来を変えるラストチャンス 岩永直子 BuzzFeedJapan 22/8/21

8割おじさんとして有名になった西浦教授へのインタビュー記事前後編。このまま対策を緩めてウィズコロナとした場合のシミュレーションを行ったところ、毎日20万から40万人の新規感染が出て多くの死者が出る、特に日本は高齢化が進んでいるので世界最悪レベル、という予想。

この予想を専門家会議で訴えたのですが、政府の経済優先の意思に忖度した提言が作られたので、西浦先生は名前を載せなかったそうです。この批判がやっぱりかと思わせました。

——政府が社会経済を回すことは言っても、感染対策や予防については国民に呼びかけなくなりました。逆に何も対策をせずに社会を開くリスクについてはダンマリを貫いています。無責任だと感じますか?

もちろんです。特に倫理上の問題が気にかかります。

もちろん、為政者には社会の意見を統合する役割があると思います。流行を制御してもらいたいという声があるのと同時に、社会経済活動を活発にしてもらいたいという人もいる。その中でバランスをとっているのだと決断は尊重します。

ただ、そうするのであれば、その判断に関する説明が必要です。特に命を失う人たちは僕らの親や祖父母世代ですが、その人たちに対する尊敬の念はないのかと問いたいです。その人たちの命と引き換えに若い人たちの日常を取り戻すということになりますから。

そのリスクを受け入れる覚悟をしたのか否か。「日本をこういう国にしようと思うから、政府としてはこう判断した」と、政治家が必ず説明しなければいけません。

この問題は専門家の間でも長く議論していて、尾身先生にも「これだけの死亡者数を先生が背負うことはできないですよ。選挙で選ばれた人でないと価値判断をしてはいけないと思います」と提言作成前の議論でも伝えました。

今の政治家には、尾身先生ほどの覚悟は見えません。少なくとも倫理上の責務は果たしてもらいたいと思います。

やっぱり、なあなあでごまかす気みたいだよ?

さて、そんなレベルなので、多分意識してないんだろうなと思う後遺症。けっこう重大な事態になるのではないかと気にしているのですが、こんなニュースも出てきました。

新型コロナ後遺症 最大400万人働けず 米・シンクタンクが分析

アメリカのシンクタンクは、アメリカ国内で、新型コロナウイルスに感染したあと息が続かないなどの後遺症に苦しむ人の数がおよそ1600万人にのぼり、このうち最大で400万人が仕事ができない状態に陥っているという分析を発表しました。

アメリカ・ワシントンにあるシンクタンク、ブルッキングス研究所は24日、新型コロナの感染拡大が社会に与える影響について分析した結果を発表しました。

それによりますと、アメリカ国内では現在、18歳から65歳までのおよそ1600万人が、新型コロナに感染したあと、息が続かない、頭に霧がかかったような症状が出るなどの後遺症に苦しんでいるということです。

また、このうちアメリカの労働力全体の1.8%にあたる、200万人から400万人が仕事をすることができない状態に陥っていて、経済的な損失は最大で年間2300億ドル、日本円でおよそ31兆円にのぼると指摘しています。

そのうえでブルッキングス研究所は、患者が毎年10%ずつ増え続けると10年後の経済的な損失は5000億ドル、70兆円近くになると分析していて、新型コロナの治療や予防の選択肢を増やしたり、企業で取得できる有給休暇を充実させたりするなど、対策の強化を訴えています。

心配していたことが当たりそう。アメリカはセーフティネットがよわよわなので、後遺症で仕事を失った人の悲惨な事態の記事も見ました。すぐホームレスになるし、病院もろくに行けなくなる。日本の方がましだけど、財政支援は打ち切りたくて仕方ないみたいだから、どこまで続くか。

自分の身は自分で守るしかないですね。仕事先も感染者が続出しています。気をつけよう。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧