日記・コラム・つぶやき

2023/01/27

バタバタしているので

昨日書いたように脳内がバタバタしているので下書きしたブログの記事を仕上げる時間が取れなかった、ということで、本日は短い文。

記事引用とかをするような話題だと、表現正確にしなきゃいけないなと気を遣うので、時間かかるんですよね。

バタバタしてるのも、時間取ってしっかり考えれば整理つくんだろうと思うのですが、仕事があるので、どちらもそのまとまった時間がない。

週末に考えれば何とかなるかな。

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2023/01/26

COMITIA143出展とバタバタ近況

COMITIA143に出ます。2/19(日)11:00~16:00 東京ビッグサイト東4・5・6ホール 『こ19a かってに応援団』です。

SF掌編のコピー本を出す予定。しかしまだ、プロットが固まっておりません。あと1ヶ月ないのに大丈夫なのか。

ということで原稿を何とかせねばと、まずひとつバタバタしていまして。

そして、お仕事の方も佳境に差し掛かっています。そちらの準備に連日時間がかかっていて、しかも帰ってくるのも遅い。その結果、バタバタ感が増しています。

そんなおり、横からズドンと想定外の事態が打ち込まれ、これって今後の予定を組み直しではないかという展開に。

混乱に拍車がかかっているので、状況を書き出して整理しているところです。どうしたらいいんだろ、これ。

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2023/01/25

大寒波と電気代

またもや大寒波がやってきまして、そういう時に散髪のタイミングが来て、髪が短くなり頭が寒いかわせです。こんばんは。

各地で大雪となっているみたいですけれども。

東京は雪になるかもと言われてましたが、仕事帰りには降っておらず。ただ、風が耳が痛くなるレベルで寒かった。そして水曜日の東京の天気予報やばい。寒すぎる。雪国の人には何だその程度だろうけど、1月平年より7℃も低い最高気温3℃の予想。仕事行きたくないなあ。

そう言えば、この間初夏の陽気に海水浴客まで出た欧州について触れましたが、今度は大寒波に見舞われている、というニュースを見ました。寒気と暖気のせめぎ合いが激しすぎる。

暖冬から寒波 2週間で町が異変 欧州は大雪 アルゼンチンは“熱波”干ばつも…

 暖冬が続いたヨーロッパが一転、寒波に見舞われました。スペインでは洪水に加え、大雪が発生し町の中心部を濁流が襲いました。

街に大量の水が流れ込み、驚きの声を上げる地元の住民。スぺイン北部の海沿いの港町。ひとたび豪雨が襲うと山から一気に濁流が流れ込みます。さらにスペインでは寒波も襲い、雨だけでなく大雪も降りました。農園は雪に覆われ、レンガ造りの古き街並みも真っ白に…。

スペイン南部ではほんの2週間ほど前は、ビーチで海水浴を楽しむ人がいるほど季節外れの暖かさが続いていました。それが一転、今週、大雪になったスペイン。極端な“寒暖差”が起きているのです。

ヨーロッパ各地をおそった低気圧は、東ヨーロッパ、ボスニア・ヘルツェゴビナも。激しい稲光と共に降り注ぐ雨。マンホールから大量の雨水が噴き出します。突然の豪雨に排水が追い付かず道路は冠水。行き場を失う車の後ろで光る雷。ボスニアも暖冬により雪が降らず、スキー場に雪がなかったのですが、そのゲレンデが、一転して銀世界に。雪と共にスキー客も戻ってきました。

スキー客:「初雪が降るのをずっと待ち望んでいたよ」

海外メディアによれば、ヨーロッパの暖冬は偏西風の蛇行によりアフリカの暖かい空気が流れ込んでいたことが原因でしたが、その偏西風が下がったため北からの冷たい空気が流れ込んでいるといいます。

寒さはヨーロッパだけでなく、中東でも…。「砂漠の国」のイメージが強いイランに降り積もった雪。国内では一部の学校が閉鎖するなど混乱が見られました。子どもたちはめったに見られない雪に大喜び。

しかし中東から南米に目を向けると、雪も雨も降らず深刻な被害が出ている国も。アルゼンチンでは、大規模な山火事が発生。大地が乾燥しているため、いったん火が付くとたちまち燃え広がります。首都ブエノスアイレスも含め、1年以上異常な乾燥が続いている地域も。

地元の農家:「私は42歳だが、ここまでひどい干ばつは経験したことがない」

現在も消火活動が続いていますが、鎮火には程遠く、住民の避難が呼び掛けられています。

テレ朝news 23/1/19

欧州は、ロシアとの関係悪化でエネルギー、特に天然ガスの不足が心配されていたけど、暖冬で助かっている、という話でしたが、またやばくなってるのかな。

こちらのエネルギー資源の高騰は日本でも起きています。東京電力が値上げを申請。日本は長期契約でエネルギーを確保しているので、他の国ほど影響が出ていないという話を見かけていたのですが、とうとう耐えられなくなったのか。

東電 家庭向け「規制料金」 約3割値上げを経済産業省に申請

燃料費の高騰を受けて、東京電力ホールディングスは家庭向けの電気料金のうち、「規制料金」と呼ばれる料金プランについて、平均で29.31%の値上げの申請を経済産業省に行ったと発表しました。値上げが認められれば、東日本大震災後の2012年以来、およそ11年ぶりとなります。

発表によりますと、東京電力ホールディングスは家庭向けの電気料金の契約者のうち、半数以上を占める「規制料金」と呼ばれる料金プランについて、23日に経済産業省に値上げの申請を行ったということです。

火力発電に使う天然ガスや石炭などの価格が高騰していることが主な理由で、平均の値上げ幅は29.31%、ことし6月の値上げを目指すとしています。

値上げの申請にあたっては、運転計画に、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を織り込んでいます。

7号機はことし10月に、6号機は2年後の2025年4月の再稼働を想定していて、これにより値上げの幅を圧縮させたとしています。

値上げが認められれば、東日本大震災後の2012年以来、およそ11年ぶりとなります。

記者会見で、小早川智明社長は「燃料費の高騰によって経営環境が厳しい状況が続いていて、このままでは電力の安定供給にも支障をきたすおそれがある。お客様にご負担をおかけすることは本意ではないものの、苦渋の決断にいたった」と述べました。

NHK NEWS WEB 23/1/23

ただ政府の負担軽減策もあるので、いったん下がり、その後上がる形。まあまだ他国に比べればましです。ちなみに、他の電力会社も軒並み値上げ申請している中、据え置きのところもあります。例えば九州電力。

九電、家庭用電気代値上げ回避へ 原発の高稼働で、社長が見通し

九州電力の池辺和弘社長は31日までに、原発の稼働率の高さを理由に、家庭向け規制料金の引き上げを回避できる見通しを示した。共同通信社に対し「(石炭などの)燃料価格が足元より上がれば耐えられないが、そうならずに済むだろう」と語った。

大手電力10社のうち東北、北陸、中国、四国、沖縄電力の5社が既に家庭向け規制料金の値上げを申請済み。北海道、東京電力も追随する方針だ。池辺氏の発言は他電力との価格戦略と一線を画した形だ。

池辺氏は、運転停止中の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)でテロ対策用施設の設置工事を2023年2月に終え、原発の稼働率が上がることを要因に挙げた。

共同通信 23/1/1

震災後の原発停止の時から、火力発電の燃料代が高くつくことは言われていました。上の記事の「震災後の値上げ」がそれですね。それが今回のロシアのウクライナ侵攻の影響でさらに高騰し、値上げにつながった。ところが上の記事にあるように、原発が稼働していればベース電力をそちらで賄えるので、影響は限定的になる。とっとと再稼働してれば防げたかもしれないのにねえ。

さらに寒波が来ていると、電力需給も気になります。電力供給逼迫は、冬の暖房でも起こります。ウチの暖房器具はまさに全部電気だから、停電したら凍える。

東京電力のHPにはその見通しも載っています。一応90%ぐらいで何とかなりそう。よかった。

ここも原発再稼働してたら、もっと余裕あったろうにねえ。

でも値上げ前でも、寒波でフルパワーで稼働させてると電気代は気になるな。早く暖かくなってほしいなあ。

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2023/01/21

寒中お見舞い申し上げます

また大寒波が来るそうで、寒中お見舞いの絵。雪うさぎを作っているケンちゃんとナミちゃん。

2023kanchu_blog

『リトル・ビット・ワンダー』はそろそろ小説たまりそうだから、漫画も描かないと。

ケンちゃんナミちゃんが活躍する第1巻はこちら。

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2023/01/19

盛土とメガソーラー

こちらの番組を見たのです。

NHKスペシャル『住宅地に潜む"盛土"リスク 阪神・淡路大震災 残された課題』 NHK総合 23/1/14

宅地造成のために日本各地で行われた盛土。しかし造成されるような場所は谷筋が多く、ということはそこに地下水が流れ込みやすい。すると地盤が重くなり、また、滑りやすくなる。

防ぐためには排水が重要ですが、その対策がきちんと取られていないため、地震などで地滑りを起こし崩壊しかねない場所が、全国各地にたくさんある。しかも古くに造成された住宅地には、もうその兆候が出ている所が多いのだという話でした。

それ自体も問題だなと思って見ていたのですが。

途中で映ったカットが、めっちゃ気になったのです。

後ろの山肌が黒いのは、メガソーラー?

山の上にメガソーラーと言えば、熱海の土砂崩れがありました。盛土もしてるでしょうし、それに山の樹木を伐採してしまうと雨が降ったときの保水力もないし、絡み合う植物の根が作っていた強度もなくなっている。土砂崩れに対して、トリプルパンチでマイナス。

ぶっちゃけ、ああいう危ない所に無理矢理作らなければいけない時点で、日本は太陽光や風力という場所を取る系の自然エネルギーにあまり向いてない国だよなあと思うのです。砂漠がどーんとあるような国だと、使っていない土地の有効利用になるけれど、日本にはそういう場所がない。これはテーマ違いなので置いておくとしても。

崩れる心配をするとしたら、むしろ後ろの斜面の方だと思ったのです。

しかし番組はひたすら住宅地の歪みの方を追っていき、後ろには触れず。まあタイトルに「住宅地に潜む」と入ってますし、テーマは身近なところに迫るリスクということでしょうから、この構成の方が筋が通っているのですが。

何かモヤモヤする思いを引きずりながら、見ていたのでした。気候変動で大雨降りやすくなっていますし、ああいう所でまた起きそう。心配。

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2023/01/18

縁の下の幸福論

『プロフェッショナル仕事の流儀 縁の下の幸福論 〜校正者・大西寿男〜』を見ました。

文章の誤字脱字から事実誤認まで、仕上げのチェックをしてくれるのが校正さんです。大きな出版社だと社内に専門部署がありますが、大西さんはフリーランスで活動。芥川賞受賞作品など、数々の話題作を手がけています。その仕事ぶりを紹介した番組。

単に間違いをチェックするだけではなく、時には適切な表現の提案まで踏み込んで、文章のクオリティアップに貢献。著者からの信頼も厚い。

大西さんはHON.jpの前身、日本独立作家同盟の発行していた月刊群雛に、全三回で個人出版の著者向けの校正の基本についての連載をされていました。こちらはそれをまとめた本。

個人作家だとどうしても書きっ放しの人が多いので、群雛でも校正どうするかは問題となっていたんですよね。結局そこの手間をボランティアの編集でまかなうのはきついということで、休刊となってしまったのですが。

セルフパブリッシングは出版社を通さないで直接出版します。ということは編集者や校正者の目が入らず、自分でチェックするしかないということです。

今回、大西さんのお仕事ぶりを画面で拝見したわけですけれども、気になった一文をどうするかでめっちゃ時間を使っている姿を見て、自分もあのテンションでチェックしないとダメだよなと思ったのでした。

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2023/01/15

後遺症と最悪のパターン

昨日の記事は新型コロナの感染力がますます上がりそうというところで引きました。そちらに関してのニュース。

オミクロン株「XBB」免疫をすり抜ける力強い 東大など分析

新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「XBB」というウイルスは、免疫をすり抜ける力が強い一方、症状を引き起こす力は高まっていないと見られるとする分析結果を東京大学などのグループが発表しました。

この研究は、東京大学医科学研究所の佐藤佳教授が主宰するグループ「G2P-Japan」が査読を受ける前の論文として公開しました。

グループによりますと、ワクチンを接種したあとにオミクロン株の「BA.5」に感染した人の血液を使って「XBB」の特徴を再現した人工的なウイルスに対する免疫の反応を調べたところ、「XBB」に対する中和抗体の働きは「BA.5」に対する場合と比べ18分の1にとどまりました。

一方、感染した人から取ったウイルスをハムスターに感染させる実験では、「XBB」に感染した場合の肺の炎症や損傷の度合いは同じオミクロン株の「BA.2.75」と同じ程度で症状を引き起こす力は高まっていないとみられるということです。

「XBB」は、オミクロン株の「BA.2」系統の2種類が組み合わさった「組み換え体」と呼ばれるタイプのウイルスです。

アメリカでは先月下旬からこの系統のウイルスが検出される割合が増加し、アメリカCDC=疾病対策センターが今月6日に発表したデータでは「XBB」と「XBB.1.5」を合わせて全体の32.5%を占めると推定されています。

佐藤教授は「これまで流行したウイルスの中で最も中和抗体が効きにくく、感染のしやすさは高まっていると考えられる。警戒が必要なウイルスだ」と話しています。

NHK NEWS WEB 23/1/7

オミクロン株「XBB.1.5」 米では感染力が強い傾向 WHO初期調査

WHO=世界保健機関は11日、アメリカで急速に感染が広がっている新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「XBB.1.5」の特徴やリスクについて、専門家による初期調査の結果を公表しました。

それによりますと、アメリカでは比較的、感染力が強い傾向が見られたほか、過去の感染やワクチン接種で得た免疫から逃れる性質もこれまでの変異株の中で、最も強い部類に入るとみられるということです。

一方で、重症化のしやすさや、現在のワクチンによって重症化や死亡率を下げる効果については、現時点では十分なデータはないということです。

こうしたことから、「XBB.1.5」について「世界的な感染者数の拡大につながる可能性があるが、感染力の強さの推定はアメリカ1か国のみのデータに基づいているため、全体的な信頼度は低い」としていて、今後もデータの収集を続け、評価を行うことにしています。

CDC=アメリカ疾病対策センターによりますと、アメリカで今月7日までの1週間に新型コロナに新たに感染した人のうち、推計で27.6%が「XBB.1.5」で、先月3日の時点の推計2.3%から急速に広がっています。

WHOによりますと「XBB.1.5」は、去年10月22日から今月11日までの間にこれまで38か国から報告されていて、その8割以上がアメリカからだということです。

「XBB.1.5」日本国内の状況は

オミクロン株の1つ「XBB.1.5」は、複数のタイプの新型コロナウイルスが組み合わさった変異ウイルスです。

去年春ごろから日本国内でも広がったオミクロン株の「BA.2」の2つのタイプが組み合わさった変異ウイルス「XBB」に、さらに変異が加わっています。

12日に開かれた東京都のモニタリング会議では、先月1日に初めて都内で確認されて以降、これまでに15例確認されていると報告されました。

厚生労働省の専門家会合は、WHO=世界保健機関などで感染者数の増加につながっている可能性が指摘されているものの、感染性や重症度に関する疫学や臨床の知見はないとしていて、諸外国の状況などを分析するとともに、ゲノム解析による監視を続けることが必要だとしています。

「XBB.1.5」について東京医科大学の濱田篤郎特任教授は「免疫から逃れる性質だけでなく感染力がさらに強まっている可能性が指摘されている。このウイルスの流入で今の第8波が長引くことも懸念される」と話しています。

NHK NEWS WEB 23/1/12

新型コロナが流行し始めて以降、いくつもの変異株が生まれているのですが、一貫して、感染力が上がったという話になっている。というか、変異株同士で感染拡大競争になっているので、そりゃ感染力強いやつが生き残るよなという状態。これはいったいどこまで行くのか。

肺炎になる確率が下がっているのが不幸中の幸いですけれど、それも感染力爆上がりで打ち消され、結局健康なところから死ぬ確率は上がってしまっている。死者の増加がすごいことになっているというのが昨日の記事です。

そして、その他にも気になるリスクがあります。後遺症です。

他の呼吸器疾患でも、咳が残ってなかなか完治しないということはありますが、この新型コロナウイルス感染ではいろいろなところに炎症が起こるようで、後遺症のパターンも多岐にわたります。最初は味覚障害が話題になっていましたが、オミクロン株では、強い倦怠感と脳機能障害の後遺症が増えている様子なのです。こっちは変異して悪化している。僕はとにかく後遺症の中に脳の機能を損なうものがあるのが怖くて、ニュースをずっと追っています。

感染した8人に1人が後遺症になるという研究を以前見かけました。日本での大規模調査の結果がこちら。

新型コロナ後遺症、約20人に1人が発症から1カ月経っても継続「ワクチン接種でリスク減少」

12月14日、大阪大学と豊中市などは新型コロナウイルスに感染した対象者4000人についての後遺症に関する調査データを報告しました。このニュースについて郷先生にお話しを伺います。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

新型コロナウイルスの後遺症とは?

編集部:新型コロナウイルスの後遺症の症状について教えてください。

郷先生:新型コロナウイルスの後遺症は、正式には「罹患(りかん)後症状」と言います。新型コロナウイルスに感染した後、感染性は消えたものの一部の方に長引く症状がみられるケースがあります。「罹患してから咳などの症状がずっと続く場合」「回復した後に脱毛などの症状が出る場合」どちらのケースも、ほかに明らかな原因がなければ罹患後症状(後遺症)であると考えられます。

後遺症の症状は人によって様々ですが、代表的なものとして倦怠感、息苦しさ、嗅覚異常、脱毛などが挙げられます。 また、新型コロナウイルスの後遺症については、世界中で研究がおこなわれています。現時点では不明な点も数多くありますが、多くの場合は時間経過とともに後遺症の症状は改善していくと考えられています。

新型コロナウイルスの後遺症の調査データから分かることは?

編集部:今回、大阪大学などが発表した新型コロナウイルスの後遺症の調査データからは、どのようなことが分かったのでしょうか?

郷先生:12月14日、豊中市、大阪大学大学院医学系研究科、Buzzreachの共同調査による新型コロナウイルスの後遺症についてのデータが発表されました。この調査は、豊中市民を対象に、新型コロナウイルスに感染した4000人についての後遺症データを集めたものです。

この調査で「後遺症(自宅療養や隔離期間が解除になった後の何らかの症状)があった」と回答した人は47.7%にのぼりました。また、発症後1カ月経っても症状が続いた人は5.2%、100日で2.5%となりました。発症後1カ月経っても続いていた症状として、最も多かったのは「倦怠感」でした。次いで「日常生活に支障」「脱毛」「咳」などの症状が挙がっています。

ほとんどの人は時間の経過とともに症状が改善したことが分かりますが、発症から1カ月経っても20人に1人が辛い後遺症に悩まされているという事実は軽視できません。

(後略)

Medical DOC 23/1/2

フランスでの研究で、改善はしても完治は難しく、1年後に完治した人は15%だけという、ぞっとするものがありました。それに比べるとこっちの調査の方がだいぶ少ない感じ? たまたまじゃなくて、日本人の体質的なものとか行動的なものとか、なんか理由がある話だったらいいなあ。

完治しないんじゃないのかなという、嫌なニュースもあるのです。

コロナ後遺症の4割が苦しむ「脳の霧」、脳内伝達の破壊が一因か 神経細胞のつながり「シナプス」が過剰に刈り込まれる、「ミニ脳」使った研究

スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学者たちが、脳オルガノイド(実験室で培養した小型の脳組織)に新型コロナウイルスを感染させたところ、神経細胞(ニューロン)間の結合部である「シナプス」の破壊が促進されることが分かった。2022年10月5日付けで学術誌「Molecular Psychiatry」に発表された。

この発見は、新型コロナウイルスがどのようにして中枢神経系に侵入し、病気を引き起こすかについての理解をさらに深めるものだ。ここ2年間で、新型コロナからの回復後も長く持続する神経と行動の問題が報告されてきた。その一つに、頭の中に霧がかかったようになる「ブレインフォグ」という症状がある。ブレインフォグは、(人、時間、場所が分からなくなる)見当識障害、記憶喪失、慢性頭痛、しびれを引き起こし、新型コロナ後遺症患者の40%近くが苦しめられている。

カロリンスカ研究所に所属する精神科医で細胞生物学者のカール・セルグレン氏の研究チームは、新型コロナウイルスが脳に及ぼす影響と、それが上記のような神経症状を説明できるかどうかを調べるため、脳オルガノイドを用いることにした。

その結果、ニューロン同士をつなぐシナプスが過剰に刈り込まれることが、新型コロナ後遺症患者のブレインフォグを引き起こしている可能性があるとの結論が出た。「おそらくこのことは、新型コロナから回復してしばらく経過しても様々な神経症状がみられる理由の一つかもしれません」と、カロリンスカ研究所の博士研究員で、この研究を主導したサムディアタ氏は言う。

(中略)

2022年3月7日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された英国の研究では、軽度の新型コロナ感染症でも、灰白質の減少を通じて脳が損傷し、10年分の老化に相当する変化が起こりうることが示されている。灰白質は大脳や小脳の表層(皮質)にあり、運動・記憶・感情の制御に必要不可欠な部位だ。

(後略)

NATIONAL GEOGRAPHIC 22/12/7

ニューロンは神経細胞、シナプスはそこをつなぐ回路です。脳みそはシナプスを作ることによって物を記憶したりするのですが、それが新型コロナウイルスによって壊されているんじゃないかという研究。怖いのは最後の部分。

感染した人の脳が委縮しているのではないかという研究は、わりと早い段階でありました。これは老化によっても起きることで、その10年分相当になっている。それが、コロナウイルスによってシナプスが破壊されているからではないか。

これ、一度起きたらちゃんと戻らないのでは?

以上のことをまとめると、最悪のパターンでは、感染力と免疫回避力が上がっているので生涯何度もかかり、そのたびに後遺症のリスクが襲います。学校に行けなくなったり仕事ができなくなったりする重症の人が出る。そして脳にダメージが蓄積されると、どんどん能力が下がっていく。戻らないかもしれない。

この辺りの影響がはっきりするまでは、警戒を緩めちゃだめだと思っているんですけれども。

この昨日今日の記事を書くきっかけとなった5類引き下げのニュースのように、どうもなし崩し的に緩んでいきそうなんですよね。怖いなあ。

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2023/01/14

ただの風邪論と感染力

こちらのニュースを見ました。

新型コロナ5類引き下げ「賛成」56%「反対」30% JNN世論調査

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを「5類」に引き下げることについて「賛成」と考える人が56%、「反対」と考える人が30%であることが最新のJNNの世論調査で分かりました。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけをめぐっては現在、結核並みの隔離措置が必要な「2類相当」に分類されていますが、政府は今年春にも季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる検討に入っています。

また、新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの対応については「評価する」が59%「評価しない」が30%でした。

【調査方法】固定・携帯電話による聞き取り(RDD方式)
全国18歳以上の男女2465人〔固定1044人,携帯1421人〕
有効回答1225人(49.7%)〔固定614人,携帯611人〕(58.8%)(43.0%)

TBS NEWS DIG 23/1/8

新型コロナの感染病分類を現在のSARS、MARSと同等の2類から、インフルエンザと同等の5類に下げることに、多くの人が賛成しているという調査。

ぞっとしますね、これ。

賛成している人たちが、ニュースをきちんと深くまで掘ってて、その結果自分と家族のリスクを吟味したうえで判断しているのか、疑問なので。

現状のコロナ対策に文句を言ってる人の理由を見ると、たいてい「ただの風邪なのに」なんですよね。リスクが全然違うのに。

ということで、その辺りに対するニュースについて集めてみたのが本日の記事。引用が多く、とても長くなっています。ご容赦ください。

まず、ただの風邪としては感染力が違いすぎます。ここに何度か書きましたが、感染した時の死亡率は、確かに変異後下がっています。その点ではインフルエンザと大差ない。ただ、感染する人が増えているので、平時から死亡する確率としては上がっている。こんなふうに。

新型コロナ 全国の累計死者数が6万人超え これまでより速いペース 約1か月で1万人以上増加

新型コロナウイルスについて、全国の累計の死者数が6万人を超えました。1か月あまりで1万人以上増加しています。

厚生労働省によりますと、きょう全国では新たに9万5308人の感染が報告されました。死者は336人で、累計死者数は6万人を超えました。

5万人を超えた去年12月2日から1か月あまりで、1万人以上増加しています。

これまで、国内の死者は去年2月に累計2万人を超えた後、12月初めまで、およそ3か月に1万人のペースで増加していました。現在、入院中の重症者は648人となっています。

きょう新たに報告された東京都の感染者は8199人でした。先週の月曜日から662人増加しています。重症者は55人で、新たに28人の死亡が報告されています。

TBS NEWS DIG 23/1/9

新型コロナ 全国の死者数489人 一日の発表としては過去最多

厚生労働省によりますと、12日に発表した国内の新たな感染者数は、空港の検疫などを含め18万5472人となっています。

また、新型コロナウイルスによる全国の死者数は489人で、今月7日の463人を上回り、一日の発表としてはこれまでで最も多くなりました。

(中略)

また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器やECMOをつけたり集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、12日時点で697人となっています。

重症者の数は、11日と比べて32人増えました。

NHK NEWS WEB 23/1/12

データとしては明らかにやばい。

感染後の死亡率が下がった結果、高熱が出ても結局回復する例をたくさん見聞きするので、死ぬということに現実味がなくなり、油断を誘っているフシもありますね。人間の認知の隙を突くウイルスとして、着々と進化している感じがします。

実際、現在も夏と同じように病院はパンク寸前のようなのですが、ニュースとしての新鮮味がなくなったので、報道が減ってる気がします。これも影響しているのかも。実態はこう。

“コロナ病床 ほぼ満床” 現場の医師に危機感 神奈川 川崎

新型コロナウイルスの患者を受け入れている神奈川県川崎市の病院では、コロナの患者用のベッドがほぼ満床の状況が続いています。現場の医師は「適切な治療のタイミングが遅れてしまう人も出てきかねない」と危機感を募らせています。

神奈川県の病床の使用率は、先月下旬の時点で全国で最も高い81%で、中等症のコロナ患者用に32床を確保している川崎市の新百合ヶ丘総合病院では、先月半ば以降、新型コロナに感染して基礎疾患が悪化した高齢者などでほぼ満床の状態が続いています。

病院によると、コロナの患者が県内のほかの病院に転院する際も病床の調整が難しくなっていて、中には、通常は使用していない救急外来の簡易ベッドで患者が1日ほど待機することもあるということです。

一方、休日は地域の診療所が休んでいるため、救急外来を訪れる患者がいつもの倍以上に増え、中には発熱後にコロナやインフルエンザの検査に訪れる人もいて、9日は50代のがん患者の男性がコロナの検査で陽性と診断されていました。

また、冬のこの時期は脳卒中などの病気や転倒によるけがなどで救急車で運ばれる患者も増えますが、新型コロナの患者に病床を確保している分、一般の病床が少なくなっているため、9日は骨折で治療が必要な患者の受け入れを断らざるをえないケースもありました。

新百合ヶ丘総合病院の伊藤敏孝救急センター長は「高齢者で基礎疾患のある人が悪化して亡くなっている人が多いが、ベッドがひっ迫しているので全員を入院させられずに、高齢者でもなるべく自宅や施設で診てもらっている状態だ。このまま感染が収まらなければ、適切な治療のタイミングが遅れてしまう人も出てくきかねない」と訴えていました。

NHK NEWS WEB 23/1/9

友人の家族がコロナとは別の理由で救急車のお世話になったそうなのですが、搬送先が全然決まらなくて困ったと言っていました。そういう理由で助かる人が助からないケースも出ているはず。これも普通の風邪の流行では起きない。

さて、コロナ対策していても日本はこうなっているのですが、では「コロナはただの風邪」を実践している国ではどうなっているのでしょうか。

“感染ピーク”の上海…日本人医師がみた「病院」と「日常」のギャップ 春節で感染拡大懸念「上海で起きていることが地方で…」

中国政府が厳格に運用してきたゼロコロナ政策が2022年12月7日に突然緩和されたあと、各地で爆発的に新型コロナの感染が広がった。首都北京市では「約8割の市民が感染した」と言われるほど広がり、一時、北京の中心部であっても街から人がほとんど消えた。

2022年12月29日、中国の感染症対策を担う中国疾病予防センターの専門家は「新型コロナの感染拡大は北京市や天津市などではピークを越えたが、上海市や重慶市、安徽省、湖北省、湖南省では深刻な状況になっている」と述べた。

今、中国のSNSには上海市の病院で患者が溢れかえる映像だけでなく、葬儀場や火葬場で人が行列を作る映像までもが大量に流れている。

日本人が最も多く暮らす上海(2022年10月1日時点で3万6614人・外務省「海外在留邦人数調査統計」)で、一体何が起きているのか。

上海の国際病院「パークウェイ医療」に7年間勤務する友成暁子医師は、「1月上旬から中旬頃が上海の新型コロナ感染がピークではないか」と指摘する。

集中治療室は「ほぼ満床」

――現在の上海の感染状況は?

上海は去年12月の中旬くらいから新規感染者が一気に増えました。当院でも一時期、病院のスタッフの8割くらいが感染して出勤できないことがありました。私が勤務しているフロアには20人の看護師がいるのですが、19人が出勤不可能となり、1人しか残っていないということが1日ありました。また、医師も出勤できず違う医師がカバーしたり、医師が本来やらない仕事もするような日もあるくらい人出不足になりました。

病院の状況は年明けから非常に忙しくなっていて、患者も中等症から重症の方が増えている印象があります。1月の上旬から中旬頃にかけてが、上海の感染状況のピークなのではないかと思っています。

これは夜間救急の話ですが、感染者がここまで増える前は患者が発熱外来に来て2時間くらいで診られていたのが、1月2日には待ち時間が8時間になったケースもあったと聞いています。

また、上海の病院では集中治療室の病棟が年末くらいまでは余裕があったのですが、現在はほぼ満床で一般病床にも患者が溢れ出ているような状況です。皮膚科などで、普段は呼吸器を使わないような医師が呼吸器を使って患者を診るような状況になっています。

医療現場は「前代未聞」の状況…街は通常の人出

――新型コロナの流行が始まってから一番大変な状況か?

病院で患者の行き場がない、行っても数時間待たされる。医療資源が足りなくなりそうになり、そして医療従事者が疲弊しているという、こんなことは前代未聞です。

2020年にコロナの感染が出始めてから、病院がここまでになることはなかったです。今は本当に目の前のことをこなしているというのが現状です。先のことは考えられない。1分1秒、目の前のことをやって1日が終わっていくという状況です。

一方で今、上海の街を歩いている分には全く何も起きていないような通常の人出に戻っています。上海の観光名所には多くの人が集まっています。しかし病院の敷地に入ると患者が溢れていますし、病院の中はごった返しています。病院と日常のギャップがすごいです。

――来院する患者の年齢層は?

当院に関して、発熱外来には赤ちゃんから高齢者まで広い範囲で患者が来ています。若い人たちであれば点滴をして、解熱剤などの薬を処方して終わるのですが、高齢者の場合は容態が急変して入院になるケースが多いです。

――患者の症状について?

中国で今、流行している新型コロナウイルスは比較的症状が弱いとされているオミクロン株なんですが、他の国のオミクロン株は症状が弱いとか、ただの風邪と言われていますが、中国のオミクロン株は全く侮ってはいけないと思います。他の国とは比較にはならないくらい、中等症患者、重症患者がいるのではないかと思います。ただ、中国では感染者の正式な数字が発表されないので、本当に同僚の口コミや体感的な話になるのですが、今後は中等症や重症の患者がどうなっていくのかがポイントになると思います。

延べ20億人以上が移動…「春節」の医療リスク

――中国人が一度に大移動する春節によって感染者は増える?

まさに増えると思います。春節で地方などの実家に帰る方も多いですし、今、すでに電車の中でスーツケースを持っている人もいるので、春節の2週間前くらいから人の移動は始まると思います。

上海や北京で感染が広がった中で、都市部にいた若者が感染を地方に持って帰り、そういう状態で家族にコロナが感染してしまった場合、家族が入院できる病院がどれくらいあるのか、地方都市では今、上海で起きていることがこれから起きる可能性もあります。

また、今後心配な点は、コロナ自体の感染者が増え、中等症患者、重症患者が増えてくることはもちろんですが、そちらに医師の手が取られてしまって、このタイミングで心筋梗塞、脳梗塞になってしまった患者がいた場合、救急外来などがコロナの患者で埋まっていて、待たされることで重症者になってしまうという2次被害が懸念されます。

FNNプライムオンライン 23/1/9

中国はこれまで、対策でむしろ犠牲者が出るほどの厳しいゼロコロナ政策を取って来たのですが、昨年12月に突然緩和。今度はびっくりするぐらいゆるゆるになりました。コロナ対策に反対するデモが反政府運動になりそうだったからとか、対策のお金がなくなったとか、いろいろ推測されているのですが、真相はやぶの中。

ですが表向きの発表としては「オミクロン株の毒性はそんなに強くないから」で、まさに「ただの風邪」論です。そしてずっと言われていたように、やはり中国産ワクチンの効きはよくないようで、こういう点でもワクチンも嫌っている「ただの風邪」論の格好のモデルケースとなっています。

この政策変更を失政と非難されないためにか、中国政府は徹底して対応しています。コロナ感染者の統計を取ることを止めました。コロナ感染による死亡基準もものすごく厳格にして、合併症をすべて排除。この結果、公式にはコロナはまったく広まっておらず、死者もほとんどいなくなりました。

感染流行初期にイギリスやスウェーデンは自然感染による集団免疫を目指しましたが、想像以上の悲惨さに音を上げました。しかし中国はその路線で行けそうです。

ただ、そこにさらに重大な問題があるんですよね。

米でオミクロン株の1つ「XBB.1.5」急速に拡大 感染力強いか

アメリカでは新型コロナウイルスのオミクロン株の1つ「XBB.1.5」がこの1か月で急速に拡大しています。

ほかの変異ウイルスと比べ感染を広げる力はより強いとみられ、ワクチン接種など対策を続けるよう呼びかけられています。

CDC=アメリカ疾病対策センターはこのほど、今月7日までの1週間に新型コロナに新たに感染した人のうち推計で27.6%が「XBB.1.5」に感染したと発表しました。

ほかの変異ウイルスが先月下旬からいずれも減少する中、「XBB.1.5」は先月3日の時点の推計2.3%からこのひと月で急速に広がり、中でも東部のニューヨーク州を含む地域では全体の7割を超えています。

バイデン政権で新型コロナウイルス対策調整官をつとめるアシシュ・ジャー氏は今月4日、自身のツイッターで「XBB.1.5」はほかの変異ウイルスと比べ感染を広げる力はより強いとみられるとして、ワクチン接種など基本的な対策を続けるよう呼びかけました。

アメリカの新型コロナの感染状況は、今月4日の時点で新たに入院する患者の数が1日平均およそ6500人と、ひと月前と比べ3割ほど増えていますが、死者の数は1日平均およそ390人と去年10月中旬以降おおむね400人を下回る状態が続いています。

NHK NEWS WEB 23/1/7

さらに上がる感染力。免疫逃避も起きている。

つまり野放しにしちゃうと、何度も何度も感染し、そのたびに何万、何十万という死者が出ることになるのです。

日本の対策も、中国には遠く及ばないけれど、どこか「見なかったことにしよう」という雰囲気が感じられるようになっています。最初の分類引き下げも、そういう流れ。

この先のリスクを本当にわかっているのか、心配ですねえ。

この先のリスクには、さらにいつも気にして書いている後遺症の問題があるのですが、そちらは明日。

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2023/01/11

佳境

お仕事の大忙し期間は終わったのですが。

それは肉体的な忙しさの話で、ではのんびり通常モードになったのかと言うと、そうではない。

ここから1ヶ月ぐらいが、毎年のクライマックスです。今日さっそく一山ありました。

忙しい中、自分の原稿を進めるのは、スケジュール的には厳しいのですが、ある意味癒しでもありますね。集中してるとその間は心配事を忘れられる。

というわけで、原稿も進んだ一日。こちらの推敲も佳境。

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2023/01/09

日本が産油国になる日

こちらの記事を読みました。

ついに国の予算がついた…藻類バイオマスエネルギーで日本が本当に産油国になる日 全国の下水処理施設で藻類を育て原油をつくる 一志 治夫 PRESIDENT Online 23/1/2

藻類に油脂を作らせて、そこから燃料を作るという研究。燃やせば二酸化炭素が出るけれど、成長する時にそれを吸収するのでプラスマイナス0というのが、地球温暖化問題における位置づけです。こちらは以前にも取り上げています。

下水処理との一石二鳥になっていて、日本全国の処理施設の三分の一を使えば、日本の年間使用量が賄えるという試算でした。今回はさらにそこから研究を進め、気象条件等々で実際にどうなるのかという実証実験が行われているというお話。国の予算がついたそうです。めでたい!

この藻類による燃料生産のニュースは気になっていて、ちょこちょこチェックしています。先行しているのはユーグレナ社で、いろいろな所と提携、実験を進め、「サステオ」というブランドで売り出そうとしています。

気にしているのは、間に合うかどうかの分岐点を迎えそうだなと思っているからです。

僕は昔から環境問題に関心がある方で、地球温暖化もとてもまずいなと思っているんですが、昨今のSDGsについてはどうかなと感じています。思考停止の臭いがする。これでは意識高い自分を演出するため身に纏うファッションじゃないかと思う。

上でリンクを張ったブログ記事でも書きしたが、実行するために乗り越えなくてはいけないいろいろな問題を、さっぱり置いて進んでいるからです。自動車については、バッテリーの問題がいろいろあるのを、見ないことにして進んでるなあと思うんですよね。

そこで、もし藻類に燃料作らせて、それが割に合うようになるのなら、そっちの方がいいのではないかと考えているのです。ものによっては流通網も車もそのまま使える。

さらに言うとですね、一番上の記事の中でも触れていますけど、自分のところで燃料を作れるというのは、安全保障上も重要です。ウクライナ侵攻で、ロシアは諸外国をけん制するために天然ガスや原油を武器に揺さぶりをかけましたが、みんなが自給自足になっていたら、そういうのは効かない。

あと日本的には、せっかく内燃機関の技術で世界をリードしているのだから、捨てなくて済むならその方がいいよなとも思います。欧州が全EV化に突き進んでいるのはSDGs的な意識の他に、自分たちの環境目標をクリアできなくなってしまったからだと言われています。厳しい環境規制を技術的にクリアできなくなった結果が、テストの時だけパワーダウンして数値をクリアするというインチキクリーンディーゼル車。

マツダはちゃんとクリアしてたんですよね。ユーグレナ社と組んでバイオディーゼル実験に取り組んでいます。日本の産業も守れます。

ということでバイオ燃料推しになっているのですが、前述のように電気自動車の普及速度との勝負となっています。燃料の流通網がそのまま使えるのが利点の一つなのですが、ガソリンスタンドが全部潰れてしまうとそれがなくなる。間に合ってほしい。どうなるかなあ。

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