書籍・雑誌

2018/02/08

このセルフパブリッシングがすごい2018年版

『このセルフパブリッシングがすごい2018年版』が発刊されています。投票によりランキングをつける、無料のセルフパブリッシングガイドブックです。2016年度版に続いて二冊目。

自薦可なので、らせんさんがガンズ推ししてくれてる! 宣伝ありがとうございます<(_ _)>

さて、一通り読んでみての感想は。

こういう企画は本当に貴重ですよね。ネットって、リアル書店に比べて手に取らせる力が弱いと思うんですよ。実体がそこにあると、なんとなく手に取ってみるということが起きるのですが、それがない。

僕は毎日本屋をのぞく習慣を失ったら、本当に本と出会わなくなってしまい、仕事柄これではいかんと意識して食いつくようにしているのですが。

普通の人はそんなこと意識しなくていいので、より強力にアピールしないと興味を持ってもらえません。その点この本は、とても熱のこもったインタビューや推しパブ記事があり、とてもいいなと思いました。

実際、一位を取った『カドルステイト物語』の守下尚暉さんが、Kindleのランキングがぐっと上がったことをツイートしていました。僕も手にしましたよ。効果出てますねー。

ちなみに読んでみようと思う理由の一つが、守下さんのこだわりがインタビューに書かれていたからなのです。

地味だとわかってるけどじっくり書いた、しかもそれがみんなが認める高品質だということになると、地味スキーな僕としては興味がわくわけですよ。そこは商業出版だと、削られやすいところなのです。実のところ、そこを一生懸命書いても評価する人は少ないので、売り上げにはマイナスだと思います。

それでも必要だと思ったから、書かねばならぬ。それは地味なところだけじゃなくて、いろんなところで作者の純粋な感性が発揮される。

そういう作品が数多く並ぶのが、セルパブのいいところだと思うんですよね。だから読む側も、自分にぴったり合った一冊と出合える可能性があるわけですよ。

あとがきでこの本をまとめた藤崎ほつまさんが、「そのうちプロも流入してくるだろうときに、セルパブの名を冠する意味があるのか」と心中を述べていましたが、プロが流入しても同じだと思うんですよ。

プロの側からセルパブに参入した方々のお話を聞いたイベントがこちら。

プロの側から参入する理由も「出したいものがあるから」なので、むしろ、そういう部分を前面に押し出して、セルパブをブランディングしていく必要があるのではないかと思っています。

なので「このセルフパブリッシングがすごい」の「すごい」の部分をですね、いろんな「すごい」があるんだぞと、ぜひ推し続けてほしいのです。

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2018/02/07

星を継ぐもの

星を継ぐもの (J・P・ホーガン・著)をよみました!

月面の洞窟で宇宙服を着たミイラ化した遺体が発見された。年代測定をしたところ、5万年前のものだということがわかったその遺体は、生物学的な特徴から、地球生命に連なるものと推定された。

しかし当然、5万年前に地球上にそんな高度文明があったとは考えられず、謎は深まるばかりだった。さらにガニメデにおいて、謎の大型宇宙船とまた別の宇宙人の遺体が発見され……。

僕はけっこう有名作を読まずにきているので、最近そういう本を読んでみよう週間に入っています。これもそういう経緯で手に取った作品。

一口にSFと言っても、いろいろあります。題材に科学関連のネタが入っていれば、何でもSF。なのでお話の種類としてはいろいろあるのです。

こちらはハードSFと呼ばれるジャンルで科学的なアイディア重視のお話です。科学者が主人公となって、宇宙人の正体の謎解きを進める。その議論が主に書かれていて、その科学のエッセンスがセンス・オブ・ワンダーの香りをかもし出しています。

よく考えたら議論ばっかりなんだけど、それで最後まで引っ張れるのすごい。

ガニメデまで飛んでいくけど、道中特にトラブルもないし、人間関係も、第一印象悪かった教授と仲良くなる程度だし、あまりドラマの展開はないのですが。

最後の1ページで、予想していなかったオチが来て、この物語の裏の語られなかった壮大なドラマを想像させられました。こうして作品に厚みを出す手があるんだと感心。

読み手に何らかの刺激を与えることが面白いということだと思っているのですが、そういう点でこの作品は、僕が普段あまりやらない方向での刺激の与え方。それで密度はみっちりしっかりしていて、とても面白く読めました。

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2018/01/23

AIと小説

今週末の27日(土)、日本独立作家同盟主催のトークイベントがありまして、部員の僕はお手伝いに行くのですが。

こちらのイベントの告知を手伝おうとツイッターに情報流している時に、僕のタイムライン上でちょっとした偶然がありまして。

こちらの本の情報と、相次いで目に飛び込んできたのです。

日本児童文学2018年1・2月号。特集が「AIと児童文学」、寄稿しているのが東野司先生。創作集団プロミネンスでご一緒していて、前日本SF作家クラブ会長。

トークイベントに登壇する藤井大洋先生は日本独立作家同盟理事で、現日本SF作家クラブ会長です。

前と現の会長がAIについて語る偶然。

というか必然ですね。SFの範疇で、しかも自分たちの仕事に関わってくる。自分の作品に出てきそうなものに、実際追い詰められるかもしれないという、SF作家ならではの皮肉な展開です。

ということで、イベント行く前にこちらの本で事前勉強を。

AIの書いた小説を読んだ東野先生の感想に、いくつかぴんと来るものがありました。

題材にしたのは、以前話題になった、日経の星新一賞に応募したAIの書いた作品。実際には一から十までAIが書いたのではなく、人間が物語の構造を決めてから文章生成AIが書いた作品と、物語の構成をAIが担い人間が文章を書いた作品となっています。

そのときに、難しいと思っていた文章生成AIのほうがすんなり読めて、人が文章書いたほうが厳しかった、とのこと。「物語の本質は文章なのか」との発見があったと書かれています。

ちょうど同じようなことを考えているところだったので、やっぱりそうだよなとひざを打ちました。スムーズに読者を引っ張って行けるかは、文章により、作者の腕次第。そして、その腕をもっと磨かないと。

寄稿者の一人、中松まるは先生もプロミネンス会員ですね。

中松先生は「AIがディープラーニングでパターンを読み取るというけど、その作り方は今でも人間がやってるじゃないか」という立場。ラノベとかね。

その意味では、そういう作品作りをしている人には脅威だけど、僕のところには来ないかも。そのジャンルらしさがなくて困ってるからな!(自虐)

他の記事もいろいろと示唆に富む、面白い本でした。

さて、勉強しておいて、週末のイベントは、手伝うだけではなくて楽しみ。どんな話が聞けるのか。

もしご興味がおありの方は上記リンクからどうぞー。当日現金でも大丈夫です。お待ちしております。

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2018/01/17

虐殺器官

虐殺器官 (伊藤計劃・著)を読みました!

米軍情報軍特殊検索群i分遣隊所属、クラヴィス・シェパード大尉は、暗殺を主な任務とする特殊部隊のスペシャリスト。今回その標的は、世界各地の内戦で虐殺にかかわっている男、ジョン・ポールだった。しかし男は現れず、作戦は完遂せずに終わる。

その後もジョン・ポールは各地に災いの種を撒き、クラヴィスはそれを追うことになる。やがてクラヴィスは、その虐殺に隠された秘密を知ることになるのだが……。

とても有名な作品なのに、自分は読んだことがない。僕にはそんな作品がたくさんあるのですが、これもその一つ。そこでちょっと読んでみようと手に取りました。

戦場の残虐シーンから始まり、僕は母を殺したと続く構成。刺激満載で、事前にタイトルや概要から抱いていたイメージどおり。死をドライに扱うとかっちょいいですよね。そんな感じで。正直それはいいイメージではなくて、なので手を伸ばしていなかったのです。

ただ、読み進めるうちに印象は変わっていきました。

「死」がものすごく執拗に描写されていて、全然ドライな、さらっと扱った感じではない。

SFとしてのメインは、タイトルどおり「虐殺器官」とは何か。脳科学、進化論、それをたくさんのギミックが彩っています。

でも、お話として僕の中に残ったのは、死について。物質としての肉体。肉体の機能がどこまで損なわれたら、死と呼べるようになるのか。大勢の人が死んでいてもよその土地では当然のように続く日常性。

作者はこの作品の執筆時点で癌に侵されていて、長い闘病生活を送っていたそうです。死は若い作家にありがちなファッションとしてのそれではなく、自分の隣に立つ現実だった。

これはそんな作者の中から湧き出た叫びみたいな作品ではないか。そんなことを感じさせる作品でした。

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2018/01/16

宇宙軍士官学校‐攻勢偵察部隊‐ 1

宇宙軍士官学校‐攻勢偵察部隊‐ 1 (鷹見一幸・著)を読みました!

太陽表面爆発により、気候の大変動が起きたけれど、かろうじて母星を失うことだけは避けることができた地球人類。太陽系攻撃は粛清者たちの新攻勢のモデルケースだったようで、それを防いだことにより、攻撃の手が一時緩んだ。

これを機に、人類を統べる上位種族は粛清者たちの勢力圏へ長距離偵察を計画。その艦隊は下位種族から選抜された混成部隊とされ、恵一たちもそのメンバーに選ばれて……。

物語の流れが変わったところでの第二シーズン開幕。

見知らぬ世界、見知らぬ敵。いや、粛清者とは物語の中で長いお付き合いなんですけれど、実態はずーっと謎のままでした。そこに突入していくとなると、いやがおうにも盛り上がります。

太陽系のほうは復興に向けて、士官学校で新たな世代を訓練中。

物語の王道なんですけど、よく知って感情移入している登場人物たちが、その実力を示して「すごい!」となる展開は燃えますね。

ウイリアムとエミリーはこのままだと200万光年越えの超長距離恋愛になるのですが、どうなるのでしょう。「アバターを使っているので実は死なない」という枷が外れているので、そのあたりも気になるところです。

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2017/12/14

火星人ゴーホーム

火星人ゴーホーム (フレドリック・ブラウン・著)を読みました!

SF作家ルーク・デヴァルウは絶賛スランプ中。前払い金を払った出版社は矢継ぎ早に原稿の催促をしてくるし、なんとか作品を書き上げようと、友人から郊外の丸木小屋を借りて籠もりきりになっていた。

そんなある日の夜、誰もやってくるはずのない小屋の扉を叩く音に出てみると、そこには身長1メートルにも満たない緑色の火星人がいた。触ることができず、瞬間移動でどこへでも現れ、透視能力で何でも覗き見できる火星人は、性格が最悪。嫌がらせを生きがいにしているようだった。そんな火星人が大挙して地球に現れ、社会は大混乱となり……。

SFには哲学的なテーマ、思考遊び的な展開の作品が多くありますが、この作品はその典型。一体どうなっちゃうんだろう、これ、と思いながら読んでいると、最後は「えっ、そっちへ行くの?」というドンデン返しがやってきます。落語みたいな遊びの効いたオチでした。

途中の火星人のある種の無敵ぶりが、本当にやっかいで解決不能に見えたので、きゅーっと急旋回してオチへ向かう流れは予想外。作者の手玉に取られた感じです。

自分が思いつかないタイプの流れなので、感心しきり。SFって言っても幅広いよねえ、と考えるのはちょうどそういうお悩み時だから。

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2017/11/28

天の光はすべて星

天の光はすべて星(フレドリック・ブラウン・著)を読みました!

このあいだ『ぼくは勉強ができない』で触れられていて、そういえば読んだことないなと思って。おもしろかったです。

月計画の途中で原子力ロケットが発明されて、一気に火星、金星まで、有人飛行したけれど、火星基地なんて何の役に立つのと世論が冷め、すっかりその先の有人計画が滞ってしまっているという設定。

1953年の作品なので、アポロ計画どころか、スプートニク1号も上がってないんですけど、大国の対立による宇宙開発競争の激化と、峠を越した時のその停滞を見事に予言しています。原子力ロケット実用化前の最初の月到着の予定が1969年と、アポロ計画も言い当ててるから、もっと後の作品かと思った。

お話も、唐突に始まったラブロマンスには戸惑ったけど、二人の仲が深まっていっての最後にはぐっと来たし。

どんでん返しにはびっくりしたし。

あとこれは名シーン。元宇宙船乗りの伯父さんにあこがれる甥っ子との会話。三文スペースオペラのテレビ番組について語る幼い子供に。

「そう、そう、シリウス。伯父さん、その星には、ほんとにあんな緑色の宇宙人がいるの?」
 わたしは思わず頬をくずした。「教えてやろうか、坊や?――どこへ行ったらそれが本当かどうかわかるか」
 わたしは空にひときわ燦然と輝く星――あらゆる星の中で最も明るい光を放つシリウスを指さしてみせた。

夢を与えるものっていいですよねえ。

ということで、古さはあるんだけど、なかなか心に残る面白いお話でした。

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2017/11/14

宇宙軍士官学校 ‐幕間‐

宇宙軍士官学校 ‐幕間‐ (鷹見一幸・著)を読みました!

本編前後と幕間のエピソードを描いた短編集です。

『中の人』『ホームメイド』太陽系防衛戦の間に与えられた休暇の二日間。恵一とロボ、ウィリアムとエミリーのエピソード。『オールド・ロケットマン』アイロスとのファーストコンタクト後、それを受け入れられない反乱軍との攻防から、太陽系防衛戦まで。ある軍人さんの果たした役割。『遅れてきたノア』太陽表面爆発の後の地球で、コロニーで生き残った人々のお話。『日陰者の宴』本編後、次の作戦に向けて。という五編。

特に『オールド・ロケットマン』と『遅れてきたノア』がよかったです。

あとがきにも書かれていましたが、この作品は群像劇の側面があります。特に太陽系の攻防では、その性格が強く出ていました。大きな戦いでは、誰か一人の人が世界を救うわけではありません。各局面でいろいろな人たちが頑張っていて、いろいろなドラマがあるのです。

本編のその部分はかなりよくて、ぐっと来るものがありました。

そしてこの二本。そういう意味で、おまけエピソードというよりは、本編の一部。故郷の星を必死で守り、先へつなごうとする人々のお話です。

地球が灼かれるなんて展開になるとは思ってなかったからなあ。地球はどうなっちゃうのかな。

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2017/11/09

魔法科高校の劣等生 23 孤立編

魔法科高校の劣等生 23 孤立編 (佐島勤・著)を読みました!

秘匿されていたその存在が表に出た達也。国防陸軍情報部では、その強大な力に対して国家への忠誠心が薄いことを問題視。捕縛し「再教育」する方針を固める。

また海外においても動きがあった。ディオーネー計画。魔法の力によって金星のテラフォーミングを行う計画は、各国の著名な魔法関係者に協力を呼びかけ、日本においてはトーラスシルバー、つまり達也が名指しされた。

各国の魔法師が協力するなか日本が協力しないわけにはいかず、魔法協会からも達也に協力の要請が来る。しかしその計画の裏の意図に気付いた達也は、その計画への参加を拒み……。

一つの高校から始まった物語がどんどん大きくなっていって、わくわくする展開です。

単にエスカレートしてるのではなく、あとがきで佐島先生が書いているように、最初から構想が練られているのがいいですね。

この巻で言えば、幾重にもまかれていた伏線が、最後の対決シーンに集約していっています。こういうのはとても好き(^^)/

さあ、次はどうなるのでしょう。早く出ないかな。

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2017/08/16

鹿の王

鹿の王 (上橋菜穂子・著)を読みました!

この世に未練を持たぬ者たちで作られた戦士団〈独角〉。その長ヴァンは、強大な帝国、東乎瑠(ツオル)に対して故郷を守るため捨石となる絶望的な戦いへと身を投じ、捕らわれ、奴隷として岩塩鉱へと送られていた。

ある夜、鉱山を不思議な犬の集団が襲う。噛まれた人たちは数日のうちに謎の病を発病、死に至った。奴隷も監督もすべてが亡くなる中、生き残ったヴァンは、他に唯一の生き残り、幼子のユナを連れ、逃亡生活に入るのだが……。

最初のうちは、ちょっと読みづらいなーと思って読んでいたのです。こういうハイファンタジーは舞台設定も魅力ですが、僕にはそれが重荷で、情報過多な感じがあって。

それがぐいっと引き込まれたのは、第二章に入ってから。正直、ここで場面転換してキャラ増えるのか、ますます頭に入ってこないと思っていたころ。

このお話の軸になる設定、黒狼病(ミッツアル)が出てきて。

「これ、SFじゃないか?」と思い始めたからです。

細菌とかウイルスとか免疫とかワクチンとか。ファンタジー用語にはなっているけど、そういうことが語られ始め、パンデミック(感染の世界的な流行)をどう防ぐかという方に話が流れていきます。

ファンタジー然としたお話で、ここを掘り下げてくるとは思わなかった。しかも免疫系のお話を、ファンタジー用語で飾りつつ、しっかり書いてあるのです。あとがき見たら、ちゃんと医学監修入ってるし。

これはもはやサイエンスフィクションですよ。設定を謎の異世界じゃなくて、どこかよその星だということにするだけで、SFにある話ですよ。

舞台設定が重荷と言いながら、新たな設定が出てきて興味を引っ張られるのは、もう単純に僕の好みの話なんですけれど(^^;;)

最近SFとファンタジーのボーダー上の辺りがとても気になっているのです。「おいしいネタ全部盛り」みたいな感じで、ゲームとかラノベの方にはよく見かけるのですが、ファンタジーの方から、しかもハイファンタジーの形を崩さずに融合させる例は、初めて読んだかもしれない。

まず、そういう点でもとても興味深いお話でした。

そして、序盤をそんな感じで乗り越えたころには、だんだんキャラクターに感情移入し始めて。

ヴァンはどうなっちゃうのかな、幸薄そうだし最後死ぬタイプだよなとか、「ユナちゃ」(自分をそう呼ぶ)はかわいいな、幸せに育ってほしいなとか、サエさんは幸せになればいいのにとか、みんなの行く末を案じながらお話に没頭していました。

幸せという単語を連発していますけれども。

ヴァンは〈独角〉の首領。〈独角〉は、家族を亡くしているけれど後追い自殺すると宗教的に同じ天国には行けないので、死に場所を求めている死兵たちです。ユナは黒狼病でお母さんが死んでる。しかも途中で分かる、お母さんが死んでユナが生き残った理由が、またぐっと心に突き刺さる。サエはすごい追跡術を持った、諜報、捜索を得意とする一族の女性。一度不妊で結婚に失敗していて、以降ただ一族の掟に従い生きている。

みんな幸せになってほしいのですが、幸の薄さがもう全面的に漂ってて、パターン的には不幸な死に方したりするやつ。もう本当にどうなるのか。また、じわじわと話が進んでいくから、目が離せない。

最後を見るのが怖いぐらい。でも行く末を確認しなくては。そんな感じで最後は読み進めていました。とても面白かったです。満足(^^)/

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