書籍・雑誌

2025/11/28

今週の漫画感想 主人公たちの物語

先週までの疲れが抜けていない月曜日。とりあえずまず漫画読む。 #週刊少年ジャンプ 52号と #ジャンププラス の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはジャンプ。 #あかね噺 なぜか真打に上がれていない理由。表情だけで深刻なことなのがわかる。何だろう。

センターカラー #魔男のイチ 負けてはいけない理由が積み重なって、どんどん重くなる。

#ウィッチウォッチ どんどん事態が進んでいく。どうなるのかな。

#逃げ上手の若君 まさに憑き物が落ちて、さて最終決戦はどうなるのか。

お次はジャンプ+。 #2.5次元の誘惑 第198話。最初女運のなさはギャグ設定扱いだったのに、気づけばメインテーマになっていって、さあ、混沌の中、最後はどう締めるのか。

#ふつうの軽音部 第87話。どんどん混乱が増してく。これをどう絡めていくのかな。

#SPY×FAMILY 第125話。子供たちが結束してがんばってるから手に汗握る。さあ先生を救えるのか。

というジャンプ52号とジャンプ+の感想でしたー。さて文フリ終わった今週、今度は仕事が忙しいのだが、乗り越えられるか。

仕事に追われる木曜日。大急ぎで漫画読む。 #週刊少年サンデー と #週刊少年マガジン 52号の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはサンデー。 #龍と苺 シンギュラリティを起こし、もはや人類社会をいかようにもできる神の領域へと踏み込んだAI二人による、ネット漫才w

#百瀬アキラの初恋破綻中。 師匠もうまくできてると言えないのではw

#ふたりバス じわじわっと進めていくなあ。

お次はマガジン。 #カッコウの許嫁 もう一度参戦で、混沌としてきた。どうなるのかな。

#盤上のオリオン さあいよいよ対戦。楽しみ。

#生徒会にも穴はある! 小さいから一緒でも余裕あるんじゃないかな(そういう話ではない)(錯乱中)

というサンデーとマガジン52号の感想でしたー。こういう追い込まれていて癒しが必要な時に、ハナバス休みだなんて。25/11/27

『2.5次元の誘惑』。ほんとに最後の山場です。

この漫画は明らかに、最初の企画はエロコメだったろうと思います。リリサどころか美花莉も、登場した途端脱がされていました。

でもそれが、いつしか変わって、熱血コスプレ漫画になり。

そして、最初はキモいオタク奥村君を立てるためだけのコメディタッチの設定が、最後に十年貫く愛の話になる。

どういう結末を迎えるのか。大団円になってほしいなあ。

2.5次元の誘惑 24

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2025/10/28

宇宙のみなしご

宇宙のみなしご (森絵都・著)を読みました!

姉の陽子、弟のリン。印刷工場経営で共働きの両親との四人家族。小さい頃から両親の帰りが夜遅い姉弟は、二人遊びを発明するのが得意だった。それは他人の家の池で釣りをするというような、けっこう悪ガキチックないたずらのようなものも含んでいた。

中学生になった二人だが、ある日新しい遊びを思いつく。屋根登り。夜、他人の家の屋根にこっそり登るという、見つかったら大問題のスリリングな遊びだ。絶対に見つかってはいけないその遊び。だが、クラスメイトに目撃されてしまって……。

宇宙のみなしご

出だしから引き込まれる語り口のうまさ。タイトル的にはSFっぽいのですが、別にSFではなく、仕事の参考図書として読んだので、僕のテンションはそんなに高くない。それなのに、最初ちょろっと読んだ時点で、すいすいと読めて、「あ、これ面白いやつ!」と感じるのです。こういうふうに書ける腕が欲しいなあ。

登場人物がいいですね。主人公は姉の陽子。さっぱりとしていて、ちょっと短気な性格。東京下町が舞台じゃないけど、江戸っ子な感じ? おっとり系の弟リンと、いいコンビです。

そこにクラスメイトのおとなし系女子七瀬さんや、宇宙人を信じちゃってるいじめられっ子キオスクが絡んでくるのですが。

実はこの二人の抱える問題が、お話の核心。何を考えているのか、どうなってしまうのか、はらはらしながら読めました。

それでいて、最後はとてもいいシーンで終わる。本当にうまい。

もう一度書くけど、こういうふうに書ける腕が欲しいなあ。

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2025/10/27

ピアノをきかせて

ピアノをきかせて (小俣麦穂・著)を読みました!

小学五年生の土屋響音(つちや・ひびね)は、いい音楽を聴いて思わずその風景を風景を想像してしまう女の子。響音にはピアノを習っている姉の千弦(ちづる)がいる。ある日学校行事で伴奏する千弦の音に、以前のようなきらめきがないことに気づいて響音は戸惑う。さらにコンテストに出るという姉にひさびさ聞いてと頼まれた時、姉がメンタル的に追い込まれている様子も見てしまう。

そのコンテスト厳しい評価を受けた千弦はピアノを弾かなくなってしまった。ちょうどその頃、叔母の手伝いで町のイベントの音楽劇に出ることになっていた響音は、その題材の『雪の女王』から、カイを助けたゲルダのように、音楽でお姉ちゃんの凍った心を融かそうと決意して……。

電子書籍がないから、リンクが貼れない。ハードカバーの児童書なんてもう、よほど大きな書店じゃないと棚がないだろうから、むしろ積極的に電子化した方がいいような気がするけれど、したらしたで読者の子供は減っているから結局あまり売れないということなのだろうか。児童書はもう図書館用専売商品なのだろうか。

爽やかな読後感でいい気持ちになって、ブログで紹介しようと意気込んだら、本の未来に暗い気持ちになってしまったのですが。

お話はとてもよかったです。楽しそうな響音の様子でスタートして、明るい話と思わせて、そこにポツン、ポツンと黒い雫が垂れて滲んでいくように、先々の不安を駆り立てる。

響音と姉の千弦は仲がよく、姉にかかりきりの母も響音を邪険にしているわけではない。だけどどこか、この家族は歪んでいる。そんな感覚が、千弦がコンテスト用の曲を響音に聞かせるところで最高潮になります。はらはらします。

そこから友達や先輩と共に、音楽劇でお姉ちゃんの凍ってしまった心を融かそうとがんばるのですが。

じわじわと解けていくところが、非常によかったです。

音楽がテーマのお話で、実際にある曲が出てきます。その中でも『戦場のメリークリスマス』が印象的に使われています。読みながら頭の中で何度もかかってた。いい曲ですよね。

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2025/07/22

満天のゴール

満天のゴール (藤岡陽子・著)を読みました!

満天のゴール

夫の不倫で離婚危機となった奈緒は、小学四年生の息子の涼介を連れて実家へ戻ろうとしていた。若い頃に飛び出した実家は丹後半島の北端にあり、東京からは新幹線、特急、バスと乗り継いで6時間以上かかる過疎の村だった。結局夫との関係修復は叶わず、奈緒はこの村で息子を育てていくことを決意する。

働いたことはなかったけれど、一応看護学校を出ている奈緒は、看護師として地元の海生病院に勤めることになる。そこは昔、母が亡くなった病院で……。

医療崩壊しかけている過疎の村での終末期医療の現実と共に、そこに出てくる登場人物との過去の因縁が少しずつ浮き彫りになって謎が解けていくという筋立てなのですが。

読み始めたのはそういう筋立てが面白そうだと思ったからではなく、出だしを少し読んでみたところで「もしかしてこれ面白いのでは」と思ったから。

ここが言葉で説明するのが難しいところなんですけれども、特に派手なエピソードがなかったとしても、ちょっと読んでみたところで「あ、これきっと面白い」と感じることがあったりするのです。この作品もそれを感じて、一気に最後まで読みました。

単純に文章力と言ってしまうとまた違うような気がするのですが、自分もこれを身につけられれば、何を書いてもちゃんと読んでもらえるはず。めっちゃ欲しい能力。

そうやって読み始めてみると、特に終末期在宅医療を受けている登場人物の姿が印象的でした。とても自然に死を来るべきものと捉えていて、特に恐れるわけでもなく、淡々とそれを迎えている。

特に車で入っていくことも難しい山奥で一人暮らしをしている88歳のトクさんとのやり取り。「先生、ゴオルまであとどのくらいやろか」「さあ、はっきりとはわかりませんけど、そう先では……ないと思います」「そう先やないんやな。それやったら最後まで走れそうやな」というシーンには、人生の深さを感じて、いろいろと考えさせられます。

僕も人生もう折り返しちゃってると思うのですが、僕は最後に「まだあれ書いてない、これ書いてない」とバタバタしながら死にそうな気がする。

トクさんみたいな満天のゴールを迎えられたらいいなあと思ったのでした。

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2024/08/15

ストグレ!

ストグレ! (小川智子・著)を読みました!

ストグレ!

空手少女の西島光希(にしじま・みつき)は、引っ越しで東京都中野区から稲城市へとやってきた。新しい道場をどこにしようかと考えているところ。いろいろ道場を見学して回ったが、スポーツ系のところが多く、元々通っていた所と同じ武道系のフルコンタクトの道場はなかった。

どうしようかなと困っているところ、公園で自分より年下の男の子と女の子が空手の練習をしているところに出会う。聞けば大濱道場に通っているという。そこは空手をやっているおじいちゃんが教えてくれなかったところ。実はそれには理由があり、道場に行くと先生はだらしないジャージ姿、練習もさっぱり行われていないようで……。

めっちゃ真っ直ぐで、時には周りから浮いてしまうぐらいの主人公。習っている空手の精神にばっちり心酔していて、武道家への道をまっしぐら なのですが、新しい道場はそれと真逆。先生のやる気はないし、通ってくる子供たちもあまり熱心ではないし。

そういうところからスタートして、どんどん盛り上がっていくのですが。

絵で表現できる漫画であれば、空手の試合の駆け引きや動きで盛り上げることができますが、小説の場合はそうは行きません。そこで、みんなにとっての空手とは、というところをしっかりと書くことで、それをクリアしています。いろいろとみんなが抱えている問題が、うまくストーリーに絡んでいるところがお見事です。

特にやる気なくだらしない道場主の大濱先生が、何でそんなことになっているかという話が出てくると、これがめっちゃ燃える設定。かっこいい。

しっかりとまとまったいいお話でした。面白かった。

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2023/12/23

白をつなぐ

白をつなぐ (まはら三桃・著)を読みました!

白をつなぐ

トラックを走る一団がいた。全国男子駅伝福岡県代表の合宿。中学生から社会人まで、幅広い年齢層で挑む大会だ。選ばれた選手は年齢だけでなくキャラクターも幅広い。ぼんやり走っていたらいつの間にかトラックを逆走している中学生から、女性関係がだらしない有名大学生選手、有力選手に次々と断られた末に選ばれたことにわだかまりを持つベテラン社会人選手まで。

そんな合宿で、一つの出来事があった。廊下に落ちていた宛名のない封筒。中に入っていたなにも書かれていない白い紙。監督の熊沢はあることに気づいて……。

題材の選び方が絶妙だなと感心しました。

まず駅伝なのでたすきをつないで進んでいくのですが、すると各選手に順番にスポットライトが当たり、短編集のようになっています。その時にこれが各年代を混ぜた県代表チームだということが効いてくる。中学生区間二つ、高校生区間が三つ、大学生と社会人の一般区間が二つ。年齢的にも幅広くなって、エピソードが多彩になります。

さらに効いているのが選抜方法。中高生は最終選考会があり、実際に走らせて選びますが、大学生と社会人は資格のある有力選手に直接交渉。その結果、社会人がなかなか決まらずたらい回しになって、実績今一つの吉竹に決まりました。これがドラマを生み出します。

それを生かしているのが上記のあらすじに書いた謎の白い手紙。この謎がストーリー展開に影響を及ぼしたことが後々わかる仕掛けです。

ラストの7区の展開が、この題材と謎により、めっちゃドラマチックに盛り上がるのです。最初は短編集っぽく見えてたので、ここまで芯が通った話になるとは思いませんでした。面白かったです。

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2023/11/29

セントエルモの光

セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏 (天川栄人・著)を読みました!

セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏

何もない片田舎の久閑野町。そこの久閑野高校に通う1年生、安斎えるも(あんざい・えるも)は困っていた。学校の規則で何かの部活に入らなければいけないのだが、入部したいところがない。それだけではなく、環境の変化にも戸惑っていた。元々はこの町で育ったのだが、中学の時に東京に住んでいたえるもには、この町にはあまりにも何もないように見えた。

そんな時、たまたまふらりと立ち寄った屋上で、一人の先輩に出会う。橋本嵐士(はしもと・あらし)。天文学部だというその人は、クラスの友達とSNSで繋がっていないと不安で仕方ないえるもと違い、むしろ人を遠ざけ、自ら孤独を求めているようだった。そんな先輩に疎んじられながら、えるもは天文学部に入ることにするのだが……。

最近ここに書いている本の感想は、仕事の参考図書として読んだ本のうち面白いと思ったものが多いのです。こちらもそういう本。

仕事の参考図書として本を読むと、当然のことですが、選書に僕の好みはまったく考慮されていません。

面白さとは何だろうということを、ずっと考えているのですが、大まかに分けると二つの方向性があると思うのです。一つは題材としての面白さ。元々そのお話に興味が持てるかどうか。そしてもう一つは伝える腕の良さ。うまく書かれている作品は読者を問答無用でお話に引き込んでいく。

そしてですね、本来僕はこの界隈の読者ではないので、扱われている題材が好みでないことが多い。するとお話に興味が持てない。題材評価優勢で出された本は、たいがい読み続けるのが辛い。

なので、キャラ立ての上手さ、文章の上手さで引っ張ってほしいわけですよ。

このお話はその点、1ページ目から手応えがありました。どのシーンから始めるか、地の文の書き込み具合、台詞回しの軽妙さ。すいすいとページをめくらせる力にあふれています。

しかもですね、タイトルで想像つくわけですけど、題材。星の話だ! これは僕に刺さる題材です。しかも、いい使い方しています。

かつ、僕の好きなポイント、伏線の張り方と回収の仕方も、とてもよかった。嵐士先輩の家庭環境、名前の由来、ちょっと話していたエピソードが、テーマに向かってきゅっと収束する場面が終盤にありました。お見事でした。

こういう作品に出会えるので、仕事の参考図書読みも、あながち苦行ばかりではないと思えます。本当にいいお話でした。

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2023/09/08

どんまい

どんまい (重松清・著)を読みました!

どんまい

夫の不倫により離婚して、娘・香織(かおり)との母子二人暮らしになった三上洋子(みかみ・ようこ)。これからの暮らしをどうするか、仕事をどうするか、心配事は尽きない。

そんな時、団地の掲示板で、洋子は草野球チームの募集を見かける。年齢不問、性別不問のそれは、洋子に子供のころ、女の子だからと野球を諦めることになった記憶を思い起こさせて……。

主人公は洋子ですが、一緒に入団することになった甲子園出場経験のある加藤将大(かとう・まさひろ通称ショーダイ)、チームのキャプテン田村など、他の人の視点でも話が進む群像劇です。その結果、めっちゃ分厚い。ハードカバーで読んだのですが、最初見た時、これ期日までに読み終わるかなと怯んだレベル。章タイトルが題材の野球に合わせて、イニング1、イニング2……と続くのですが、12まである。草野球なのに延長戦過ぎるだろと思わず突っ込み。

でも読み始めると、さすがの筆力、すいすい読めて面白いのです。

それぞれに背負っている問題があって、その人間ドラマも面白いのですが、野球のシーンがいいですね。草野球なのでレベルはヘロヘロ。しかも普通物語に出てくる野球のシーンではありえない、特別ルールとか対戦相手の設定なのですが。

それだから初心者の洋子と香織も試合に絡めて、そして試合展開はうまくそれを生かして盛り上げている。

好きなシーンは、まず初戦の多摩川カンレキングスとの対戦。チーム加入の条件が還暦を過ぎていること、試合の出場権が年功序列で実質70代というチーム。がんばるとぽっくり逝くかもしれないので外野を抜けたらエンタイトルツーベース、走らなくていい認定ヒットとか認定フライあり。

そんなチームなのに、ノンプロ出身が3人、早慶戦に出た人もいるという歴戦のつわものぞろいで、めっちゃ投げるボールが遅いエースは都市対抗ベスト8でプロの誘いもあったという。初回三者凡退で出番なくネクストバッターズサークルから帰ってきた将大のシーンが最高です。

「ナックルボール、ありますね」
「あのじいさんの決め球だ」田村も険しい目でうなずいた。「現役を引退して、五十過ぎてから覚えたらしい」
「けっこうキレがいいですよ」
「歳をとればとるほど、筋力が落ちて、よけいな力が抜けるからなあ……」 

さらには仕事の取引先の接待野球をするはめになったエピソード。こちらのラストがめっちゃ燃える。その前にたっぷりキャラクターを見せているのが効いています。すばらしい!

野球愛に満ち溢れ、そしてさすがの人間ドラマが展開する。とても面白いお話でした。

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2023/09/06

ツバキ文具店

ツバキ文具店 (小川糸・著)を読みました!

神奈川県鎌倉市の小高い山のふもとにある古い日本家屋。小学校のそばにあるその家は小さな文具店。その店を先代の祖母から継いだ雨宮鳩子(あまみや・はとこ)は、先代の仕事、代書屋も引き継ぐことになった。依頼人の要望に応じて、手紙を代わりに書く仕事である。

依頼人は様々な事情を抱えている。お悔やみの手紙、離婚の報告、借金を断る手紙……。鳩子は相手の想いや、その人とのつながり、そういう背景を探りながら、ふさわしい文面、ふさわしい紙、ふさわしい文具を考えていく。そうした中、最後には疎遠になり、死に目にも会わなかった先代の文通相手と交わしていた手紙を目にすることになり……。

実は先にこちらを目にして読み始めたのです。キラキラ共和国 (小川糸・著)

読み始めてすぐに、ああ、これ面白いやつだと思いました。密度がとても濃かったからです。

長く創作に関わってきて、面白さとは一体何だろうと考えてきたのですが、一つ結論としてはこの「密度の濃さ」。情報量が多いこと。言葉にするとうまくニュアンスが出せないのですが、読み手の脳をどれだけ刺激するのかに尽きると思うのです。

刺激というと、波乱万丈なストーリー展開、というイメージが出てしまうので、ここになんかいい言葉がないかなあと常々思っているのですが、のどかな日常ストーリーの中にも確かに刺激は存在します。ほのぼのとかじんわりとか、そういう部分。読み手の感情を動かすものが刺激です。

そうすると、同じようなシーンでも、書き方次第で面白さが変わってくる。例えば家族でご飯を食べるシーン一つで、幸せ感をどれだけ伝えられるか。出てきた料理、食べる様子。伝える文章の描写の仕方で、面白かったりつまらなかったりとなるのです。

そういう部分でちょっと読んだ時点で、イメージをどんどん膨らませてくれる刺激が隙間なく詰まっている、とても面白いお話だと思ったのですが。

それと同時に、なんでこんなに説明がスカスカなのだろうと首をひねったのです。先に興味を引っ張るために、出てきた時点では詳しく説明しないという技術はあるけれど、それにしても多すぎるのではないか。なんとなくの状態で、置いてきぼりにされて話が進んでいく。まるで知っていて当然というように……。

そこではたと、「これもしかして続編じゃね?」と思い至って、調べてみたら第二巻だったというわけなのでした。漫画と違って通し番号じゃないから、気がつかなかったよ。

ということで第一巻から通して読むと、なるほど納得。そして細やかな描写によってたっぷりと詰め込まれた情緒の深さを、ばっちり堪能したのでした。

挿絵の代わりに代筆した手紙が載っているのですが、これがまたいい味が出ていてよかったです。

表紙もいい感じなんだけど、電子版がないから画像が貼れない。残念。

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2023/09/01

今週の漫画感想 破廉恥の力

大忙し期間明け、少し余裕が出た火曜日。まずはじっくり漫画読む。 #週刊少年ジャンプ 39号と #ジャンププラス の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはジャンプ。 #キルアオ 最後のページの説得力。それはぶっとばすに決まってるw

#夜桜さんちの大作戦 最後のページがいい感じw 想像を超えるエスカレーション。

#ウィッチウォッチ 最後の見開きまでの持っていき方がいい。溜めに溜めて、そして名乗り。ぐっと来る。

#あかね噺 こうして全員出てくると、キャラ濃いなあw

お次はジャンプ+。 #株式会社マジルミエ 第81話。今までとすっかり人が変わっちゃっているから、どうなるのか、とても気になる。

#あやかしトライアングル 第141話。ハレンチから生まれる力にやられる五行仙が、なんかちょっとかわいそうな気がしてきたw

というジャンプ39号とジャンプ+の感想でしたー。余裕が少しだけなのは、週末に向けていろいろ準備しなければいけないからなのです。さて、がんばろう。23/8/29

火曜日がんばろうと思ったら蓄積疲労でがっちり昼寝し、睡眠サイクルが崩れて迎えた水曜日。とりあえずまず漫画読む。 #週刊少年マガジン 39号と #週刊少年サンデー 40号の感想です。スレッドでつなぎますー。

まずはマガジン。 #シャングリラ・フロンティア ラストの絵に期待が高まる。

#生徒会にも穴はある! 結局ちゃんとしたのは買えたのだろうかw

#それでも歩は寄せてくる おめでとうございます!

お次はサンデー。巻頭カラー #古見さんは、コミュ症です。 まさかおしゃぶりにそんなに重い理由があるとは。

#龍と苺 さすが年の功w

#よふかしのうた コウ君も気づいた。どうなるのかな。

というマガジン39号とサンデー40号の感想でしたー。今頃眠くなってきた。23/8/30

『あやかしトライアングル』。黒幕は身の内にいて、祓忍組織のトップが妖巫女のすずを狙っていたという展開。トップの五行仙はそれまでもいろいろと仕掛けてきていました。その戦いのクライマックスがやってきています。

そこで今回、主人公側の反撃のターンなのですが。

そこでのセリフが上記の「俺達のハレンチから生まれる力は!!!」です。前回の引きが祭里のふんどしで、そこからハレンチパワー全開なのです。

このお話のテーマからして、それは正しい。正しいのですが。

五行仙はここまでちゃんと悪役をしていました。非常に真っ当な悪役です。なので直接対決も真っ当な戦い。

それがハレンチの力で蹴散らされていくんですよ。なんかがんばっていた五行仙がかわいそうだなと、一瞬思っちゃうぐらいw

でもそれが、この漫画のいいところです。思い切り振れ幅があること。予想外の展開になるので先が読めません。本当にすごい。

さあ、このエピソードがどういう決着を迎えるのか。楽しみです。

あやかしトライアングル 15

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