スポーツ

2024/03/25

大相撲令和六年三月場所 110年ぶり!!!!

大相撲令和六年三月場所、大阪場所は、ものすごい記録が達成されました!

尊富士関の優勝です。新入幕即優勝はなんと110年ぶり。大正時代ですよ。さらに入門10場所での優勝は新記録です。本当にびっくりです。

さらに言えば、優勝までの展開もものすごかった。初日からあれよあれよと勝ち続け、ライバルは倒し、大関は倒し。そんなに体は大きくないのですが、立ち合いの出足と角度がよく、先手を取るとそのまま圧倒する相撲が続きます。あっという間に星が開いたので、これはこのまま優勝するのかなと思っていたところ。

それで終わらないのが、またすごかった。14日目、優勝が懸かった朝乃山関との一番で、負けた上に右足首を負傷。車椅子に乗って救急車で病院へ直行となりました。先ほど言ったように、ここまでの勝因は出足のよさだと思って見ていたので、ここはもう明日は出られない可能性大。そうすると、勝ち星1差で追う大の里関が本割で買って勝ち星で並び優勝決定戦の可能性があるのですが、出られなければ決定戦も何もないので大の里関優勝が決まるんだなと思っていたところ。

千秋楽、なんと尊富士関は強行出場! 別に怪我が軽かったわけではなく、靭帯が伸びていて伊勢ケ濱親方は引き止めたとのこと。

そんな重傷では、多分踏ん張れないので、出足にすべてを賭けて一気に押し切らないとまずいと思っていると、それを見事に完遂! 自力で優勝を決めました。本当にすごい展開です。物語でもなかなか思いつかないよ。

ちなみに千秋楽で優勝の可能性を残していた大の里関もスピード出世で、まだ髷が結えていません。尊富士関は大銀杏が結えずちょんまげのまま。一気にすごい若手が出てきた場所となりました。ほんとすごかった。

さて、ごひいきの柏ゆかりの力士はと言うと。隆の勝関は5勝10敗の負け越しとなり残念。琴勝峰関は8勝7敗で勝ち越しました。

そしてお隣松戸出身の琴ノ若関は10勝5敗と、新大関としては及第点の二桁勝利。ただこの場所は照ノ富士関が腰痛がひどくなり途中休場。大関陣が支えないといけない場所となったので、そこで話題をかっさらわれたのはちょっと悔しいことかもしれない。

若手の活躍で盛り上がった場所となりました。来場所も楽しみです。

| | コメント (0)

2024/01/31

大相撲令和六年一月場所 惜しくも届かず

大相撲令和六年一月場所は、横綱・照ノ富士関の優勝で幕を閉じました。復活優勝です! おめでとうございます!

優勝インタビューで「久々の優勝となりましたが」とマイクを向けられると、「いつも久々なので慣れました」とユーモア回答。

大相撲を見ていて、モンゴル出身の人は多分強さの定義が違うんだろうな、と思うことがよくあるのですが。

照ノ富士関は大怪我に負けず横綱にたどり着き、そこでも何度も怪我に見舞われながら、その都度復活。そういう心の強さと、インタビューでも見せるような大らかさを見せていて、これは日本人の思う強い人の姿だなあと思います。心技体全部大きい。

さて、優勝決定戦で負けてしまったのは、関脇・琴ノ若関。優勝争いをリードしながら、13日目、そして優勝決定戦と横綱に連敗して、逆転を許すというちょっと悔しい終わり方になりました。惜しくも優勝には届かず。

しかし13勝2敗は立派な成績で、9勝、11勝、13勝と、3場所合計33勝の目安に到達したので、大関昇進への審議会開催、昇進確実となりました。琴ノ若関は柏のお隣、松戸の出身。小学生の時は柏の相撲クラブに通っていました。準地元ということで応援しているのですが、だんだん相撲の形を変え進化して、とうとう大関に。

さあここからもう一段上に行くためには、横綱を倒すしかありません。がんばって!

柏出身力士といえば、隆の勝関と琴勝峰関。10勝5敗と9勝6敗で、二人揃って勝ち越しです! こちらもめでたい!

ひいきの力士が活躍した、うきうき過ごせた1月場所でした。来場所も楽しみです(^^)/

| | コメント (0)

2023/11/30

大相撲令和五年十一月場所 強さの定義

大相撲令和五年十一月場所、九州場所は、霧島関の優勝となりました。

横綱休場の中、大関の責任を果たしました。大関昇進後、怪我があったりで苦しんでいたので、そういう点でも嬉しい優勝となりました。

あと個人的にですね、先代霧島関が好きだったので。元々霧馬山関の好感度は高いのですが、その名を継いだらますますがんばってほしいのです。

先代霧島の陸奥親方がそろそろ定年というのもまた、応援ポイント。これで来場所に綱取りが掛かるわけですけど、ぜひ最後の親方孝行してほしいですね!

さて、綱取りといえば、今場所好成績の優勝ならと言われていた貴景勝関。9勝に終わりました。場所前、古傷の首の調子がよくないのではという記事を見ましたが、やっぱり影響あるのかな。

熱海富士関が、先場所に引き続き、最後まで優勝争いに残りました。最後に届かなかったのは、まだ若いからこれからなのですが、千秋楽の琴の若関との一番。はたかれての負けは先場所優勝決定戦と同じ。気負うと頭が下がり足が出ないということであれば、癖になる前に改善したいところ。次回に期待です。

その対戦相手、琴ノ若関は優勝争いに絡み、最後脱落してしまいましたが11勝。これで三役で6場所連続勝ち越し。取り口を見ていると、じわじわと力をつけている様子がうかがえます。大関昇格が期待されます。

応援している柏出身の力士。十両落ちしていた琴勝峰関は12勝3敗で十両優勝です。来場所は幕内で活躍してほしいです。隆の勝関は場所途中で怪我をして5勝6敗4休となりました。右膝前十字じん帯損傷、右膝内側半月板損傷ということで、かなり心配です。

さて、今場所問題になった一番にも触れておきましょう。豊昇龍vs豪ノ山の一番。先に手をついた豪ノ山関に対して、豊昇龍関はにらみつけるばかりで立つそぶりを見せません。豪ノ山関が仕方なく仕切り直しというシーンが続きました。一応豊昇龍関が勝ったのですが。

多分、肝心なところが伝わってないんだろうなあと思います。

モンゴルの人の考えている強さと、日本人が力士に求めている強さが、ちょっとずれてるんじゃないか。「気は優しくて力持ち」「弱きを助け強きを挫く」「潔い」そういう部分が日本の場合、ヒーローの条件としてより強くあるような気がします。ただ結果として勝てばいいのではなく、精神的な強さ、人間の器の大きさを求める割合が大きい。

胸を出して相手の挑戦を受けて、そのうえで完封して勝つ形を横綱相撲というのは、そういうことでは。

豊昇龍関は立ち合いで相手のタイミングを外して、有利を取りたかったんだろうなあと思うのですが、あそこは相手と合わせる協調性とそういうせこい勝ち方を捨て去る「潔さ」が求められていて、勝てばいいんでしょとやってしまったら、立ち合いを行事の合図でよーいどんで始めればいいという話になっちゃう。相手は立ち合い合わせる制限がかかっていて、自分はルールに明文化されておらず罰則もないのでそれの裏をかくという行為は、小物の証なんですよね。にらみつければつけるほど、チンピラの印象になっちゃう。

白鵬関も最後、「勝てばいいんだ」とばかり、考えられるすべての策を使った優勝をしましたが、あんまり評価されなかった。そういう強さの定義の部分のすれ違いがあるとしたら、不幸だよなあと思ったのでした。

| | コメント (0)

2023/09/26

大相撲令和五年九月場所 大混戦

大相撲令和五年九月場所は、優勝決定戦の末、大関貴景勝関の優勝で幕を閉じました。

決定戦は熱海富士関と。ずっと優勝争いをリードしていたのは熱海富士関だったのですが、直接対決を落とし、千秋楽の勝てば優勝の一番も落とし、決定戦も落とし。やっぱり初めての優勝争いだと、なかなか思い通りにはいかないですねえ。次に期待。

なかなか思い通りにいかないと言えば、前場所優勝して新大関となった豊昇龍関です。やはり気負いがあったのか負けが込み、千秋楽にようやく勝ち越し。危うくいきなり角番となるところでした。いきなり角番だった霧島関は何とか9勝6敗で角番脱出。せっかく大関が立て続けに二人増えたのに、苦戦してしまったのが混戦の原因の一つですね。落ち着いたら力を出し切れるかな。こちらも次に期待。

柏市出身力士の二人は不振。隆の勝関は6勝9敗。琴勝峰関は5勝10敗。モンゴル・ウランバートル出身と呼び出される大翔鵬関は、小学生の時に柏に引っ越してきたほぼ柏市出身力士ですが、3勝12敗。うーむ。

活躍が目立った応援している力士は翠富士関でした。7日目まで2勝5敗でこれは厳しいという感じだったのですが、そこから快進撃。8連勝して二桁10勝に乗せました。みんなが警戒しているはずの肩透かしがバシバシと決まったんですけど、何でだろう。多分何かの仕掛けがあると思うんですよね。そういう技の部分にはめっちゃ興味があるのです。

次は11月、九州場所。貴景勝関は11勝4敗での優勝だったので、次が綱取りの場所になるのかは微妙なのですが、はたして。

| | コメント (0)

2023/07/29

大相撲令和五年七月場所 新し尽くし

令和五年七月場所、名古屋場所は関脇・豊昇龍関の優勝で幕を閉じました。同時に三場所連続二桁の計33勝となって、大関昇進です。優勝決定戦で勝利し、土俵を降りる時、泣いてましたね。よかったですねえ。

この場所は大関挑戦となる力士が三人もいて注目だったのですが、他の二人、若元春関、大栄翔関は二桁届かず、仕切り直しです。残念。

応援している柏出身力士は、序盤に負け込んでひやひやして見ていました。隆の勝関は5連敗スタートでしたが6連勝で持ち直し、8勝7敗の勝ち越し。琴勝峰関は10日目で3勝7敗だったので、大きく負け越してしまうのかと心配でしたが、何とか7勝8敗のギリギリ負け越しにとどめました。よかった。

さて今場所は平幕力士の活躍も目立ちました。最初に優勝争いを牽引していたのは錦木関。6連勝といいスタートダッシュ。11日目で10勝1敗でしたが、優勝が見えてきて堅くなったのか、そこから連敗。殊勲賞はもらったのですが、インタビューでは悔しそうでした。

それを追っていたのも平幕・北勝富士関。こちらは連敗することなく、千秋楽も勝って12勝3敗で豊昇龍関との優勝決定戦へ。ただ、決定戦はやはり平常心とはいかなかったか、引いて相手を呼び込んでしまって敗戦。こちらも悔しそうでした。敢闘賞です。

その敢闘賞ですが、この場所は大盤振る舞いとなりました。優勝した豊昇龍関を含めて、6人もいます。その中に新入幕力士が、豪ノ山、湘南乃海、白桜鵬と3人もいて、それが本日の記事のタイトルの理由です。

中でも白桜鵬関は、なんとプロになって4場所目で優勝争いに最後まで絡む11勝4敗と大活躍です。2年連続の高校横綱で、全日本ベスト8で3段目付け出し資格獲得。肩の手術のためにそこではプロ入りせず、今度は実業団横綱になって幕下付け出し資格を獲得。幕下は一場所で突破して史上最速。十両も二場所で突破。さらに優勝争いですから、すごい。

勝って懸賞を受け取る時、手刀をすごくゆっくり丁寧に切っています。なんかあの所作にすごく好感。古傷があるようなので、そこに気をつけて、このままどんどん上がっていってほしいですね。

さらにもう一人の敢闘賞は小結・琴ノ若関です。千葉県松戸市出身。子供の頃、柏少年相撲教室に通っていたということで、準地元。最近取り口が変わってきた感じがします。11勝4敗と二桁勝って、ここから先が楽しみです。

来場所も見どころたくさんありそうだなあ。

| | コメント (0)

2023/05/31

大相撲令和五年五月場所 復活優勝

大相撲令和五年五月場所は、横綱・照ノ富士関の優勝で幕を閉じました。膝の手術を経ての復活優勝です。引っ張り込んだらめっちゃ強い。さすがでした。

それに対していつも応援している力士が、わりと苦戦。柏出身力士の隆の勝関は7勝8敗で負け越し。琴勝峰関に至っては、2勝10敗3休です。怪我の影響があるようで、ちょっと心配。

翠富士関は6勝9敗、若隆景関は全休でした。琴の若関は8勝7敗でぎり勝ち越し。

優勝争いは最後は照ノ富士関でしたが、途中まではけっこう競っていたので盛り上がっていたのですが、応援している力士が絡んでなかったので、いまいち僕のテンションは上がらず。

来場所は活躍するといいなあ。がんばってほしいです。

| | コメント (0)

2023/03/28

大相撲令和五年三月場所 横綱・大関不在の中

大相撲令和五年三月場所は、次々と主役が入れ替わりながら、霧馬山関の逆転優勝で幕を閉じました。

まず、先場所に引き続き照ノ富士関休場で横綱不在。大関・貴景勝関に期待がかかります。貴景勝関は先場所優勝しているので、連続優勝となれば、横綱昇進が見えてきます。

ところが膝を痛めてしまい、途中休場へ。首の怪我から立ち直り、調子を戻しての横綱挑戦だったのに、ここでまた怪我というのはかわいそう。

僕が相撲をもう一度見るようになったきっかけの一つに、貴景勝関の横綱挑戦ドキュメンタリーを見たから、というのがあるので、またもやとなるとやるせないんですよね……。

さて横綱大関共に不在となり、そこで飛び出したのが、前頭五枚目・翠富士関です。なんと怒濤の10連勝。切れ味鋭い肩透かしが代名詞ですが、相手がそれを警戒して前に圧力かけづらいという裏を突いての押し出しが目立っていました。

しかし優勝争い初体験で10連勝と有利を取ったところで、意識してしまったのでしょうか。そこから5連敗。押し切るか肩透かしかの思い切りよい二択だったものが、少し迷いがあるように見えました。

小兵業師は大好きで応援しているので、逃げ切ってほしかったなあ。

そして、ここで逆転したのが小結・大栄翔関です。こちらは迷いのない突き押しが炸裂。優勝経験もあるので、このまま押し切るのかなと見ていたのですが。

千秋楽、結びの一番で、関脇・霧馬山関が土俵際での逆転勝利で追い付くと、優勝決定戦も同じような流れで、やはり土俵際の逆転勝ち。初優勝となりました。

目まぐるしい展開で、最後まで先行きが見えない、すごい場所でしたねえ。

霧馬山関は連続二桁勝利となったので、来場所には大関取りがかかります。どうなるかな。

| | コメント (0)

2023/02/22

全日本ブレイキン選手権

ダンス見るの、なんとなく好きなんですよ。

カルチャー的には全然そっちの人じゃないのですが、昔たまたまダンス番組を見てから、そういうのを見かけると視聴するようになりました。

人間ってここまで動きをコントロールできるんだ、というちょっとスポーツ寄りの目線なのです。音楽のPVもダンスの動きに見とれてる時があります。

というわけで、NHKで放送していた全日本ブレイキン選手権を見ました。パリ五輪で採用されたので、関連番組が増えています。ブレイキンは、我々おっさんにはブレイクダンスという呼び方の方が馴染みがいいですね。

男子で優勝したshigekixこと半井重幸選手は、このあいだドキュメンタリーをやってました。若手のメダル候補筆頭。床の上でぐるぐる回るパワームーブの途中で、ピタッと止めてみせるフリーズがすごい。

ベテランで3位に入った菊地教稔選手は、このあいだ別の番組でも見ました。フローリアーズのNORIさんだ。チームで争う『BATTLE OF THE YEAR』の世界決勝大会が沖縄で開催され、放送されていたのです。ベテランの余裕が粋でかっこいい。

僕は実は五輪をあまり見なくなっています。普段応援していない競技に五輪の時だけ注目して、メダルメダルと言うのはなんだかなーという気持ちになったからです。サッカーは見てる。事前のスポーツ系のドキュメンタリーを見てたりすると、応援したくなって見る。

「普段応援」の線引きが全日本選手権ぐらいは見ようよなので、その線で行くとブレイキンは見なきゃという側に入りました。まず誰が出場権を獲得するだろうか。楽しみです。

| | コメント (0)

2023/01/24

大相撲令和五年一月場所 大関の矜持

大相撲令和五年一月場所は大関貴景勝関の優勝で幕を閉じました。

準優勝は琴勝峰関。3敗で並んで千秋楽。前頭十三枚目と幕内下位ながら、結びの一番、優勝決定戦で土俵に上がります。柏市出身の力士が初優勝するのかと、めっちゃ応援していたのですが、大関の壁は厚かった。残念ー。

すっかり趣味が減ってしまっていた時に、では柏出身力士を応援しようと、ご無沙汰になっていた大相撲を再び見始めましたのが、令和三年一月場所。琴勝峰関は期待の若手で前頭三枚目。しかしそこから負け越しが続いて十両落ち。立ち合いの力強さが足りない感じでした。そこから十両で五場所過ごして幕内に戻ってきて、そういう土台のところがかなり改善され、力強さが出てきました。

成績としてはそこそこが続いていたのですが、今場所一気に花開いた形。この調子で進んでほしい。今後に期待です。

優勝した貴景勝関もすごかったですね。終盤に入るところで連敗して、阿武咲関に先行を許す苦しい展開で迎えた13日目の直接対決。ものすごい気迫の相撲で引きずり下ろし、並んで見せたのは圧巻でした。

一人横綱どころか横綱もいない一人大関となってしまった場所で、その責任をしっかりと果たしたのもお見事。3敗したので横綱昇進はなさそうですけれども、来場所もっといい成績で、文句なしで昇進してほしいです。がんばって!

| | コメント (0)

2022/12/01

大相撲令和四年十一月場所 残酷な巴戦

大相撲令和四年十一月場所は、阿炎関の初優勝で幕を閉じました。

今場所は横綱・照ノ富士関は膝の手術をして休場。角番の大関・正代関は元気なく、先場所角番負け越しで大関陥落となった御嶽海関は、二桁勝てば大関に戻れたのに、こちらも元気なく。

それでいて関脇3人小結4人と、先場所好調で上位にいる人が多く、結果、大混戦となりました。

最後は12勝3敗で、大関・貴景勝関、前頭筆頭・高安関、前頭九枚目・阿炎関と3人が並んでの優勝決定巴戦。28年ぶりだそうです。そこで初優勝したのが阿炎関なのですが。

印象に残ったのは、また優勝を逃した高安関です。

多分メンタルの問題だと思うのですが、ここ一番をことごとく落とすんですよね。

今年だけでもう3回目。三月場所、13日目終了時点で1敗で単独首位。そこから連敗して優勝決定戦に持ち込まれ、若隆景関初優勝。九月場所は、2敗の玉鷲関と3敗の高安関で千秋楽対決。ここで勝って優勝決定戦に持ち込みたい一番で負けて、玉鷲関初優勝。今場所は一人2敗で千秋楽を迎え、勝てば初優勝の本割で阿炎関に負けて、3敗で3人が並んで巴戦。そしてその一戦でやはり負けて、相手の阿炎関が初優勝。

単に負けているだけではなく、対戦相手がことごとく目の前で自分が欲しくて欲しくて仕方ない初優勝をかっさらっています。

さらに今回の優勝決定巴戦での負け方が衝撃的。立ち合い、かち上げに行ったのに阿炎関が大きく変化したものだから頭から突っ込む形になってしまって脳震盪。土俵に突っ伏して立ち上がれない。

ここで競技の違いを感じてちょっとびっくりしました。脳震盪といえば、いつも見ているサッカーでもヘディングの競り合いでよく起きるのですが、最近サッカーでは脳震盪を起こした選手に無理はさせないことが徹底されています。脳震盪での交代が別枠で用意されており、様子がおかしかったら即交代。

ところがこの場面では、まったく体のコントロールがきかず立ち上がれない高安関を、動かないように寝かせることもなく、さらに控えに連れて行く。これ貴景勝関が勝ったら、もう一番取らせるの? と、びっくりしました。ふらふらなのに、勝てるわけない。

そんな絶望的な状況で、見上げる土俵で阿炎関が思い切りよく立ち会って貴景勝関を破って初優勝。この構図の残酷さ。物語でもなかなか作らない。

ただ、物語ならこの後の逆転のドラマが期待できるのですが。高安関が賜杯を手にする日は来るのでしょうか。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧