アニメ・コミック

2009/11/10

まんがあれこれ ふたつのスピカ 16

先週余裕があったのは、ナベ先生が次号休載だからです。

さあ、今週は忙しいですよ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第33楽章 夏の祭典 (渡辺道明 ヤングガンガン)

仕事場で。

「……グスタフ、バカだなあ」手元に原稿回ってきて、思わず口をついた誉め言葉。

ちなみにナベ先生も、自分でチェックしてて「バカだなあ」とつぶやいてました。

やはり続いていました、グスタフ&ブラーチェの妄想。特にグスタフの妄想はどこまで行くのでしょう。背は伸びてるし顔は違うし、もう帽子しかシェルの痕跡が残っていません(笑)。

そんな妄想を引き起こしたのが、同級生の「女生徒たちは水着に着替えるのかな」という一言。そのコマに、どこかで見た人がいます。

「ラッキーナイト・カスタードくん」連載時は、僕も「ケッタ・ゴール!」を連載していたので、カスタードくんやチョコ・パ姫、シフォンちゃんの仕上げをするのは初めてです。新鮮。

「カスタードくん」にも勇者様御一行が登場しており、「デザート王国は、きっと南半球にあるんだよ」と当時言っていたのを思い出しました。留学ですかね。恋の三角関係はどうなったんでしょうね。

ラスト、編隊で輸送機が。前作では飛行船が飛んでいましたが、二十年で進歩した模様です。鳥の頭が生えているファンタジーな飛行機ですが、でも飛行機。描いてて懐かしい。

なんか今回は、ところどころ懐古調気分で仕事していたのでした。

先週末、打ち合わせ後にナベ先生がウチに寄って、今後の話。

次号休みですが、その後に……。

○ 築地魚河岸三代目 28 (作・九和かずと 画・はしもとみつお 小学館)

こういう青年誌の職業物は、安定感が魅力。手堅く、きっちり読みやすい。いつも通りに面白い。

こういう方面、もっと開拓してみようかな。

内容と関係ないんだけれど、もし市場が豊洲移転になったら、この漫画は「豊洲魚河岸三代目」になるのだろうかと、ふと気になったのでした。字面は「築地」の方がいいなあ。

○ ふたつのスピカ 16 (柳沼行 メディアファクトリー)

最終巻。

アスミは宇宙へ飛び立ち、みんなそれぞれ己の道を進む。

人気に寿命が左右される連載で、過不足なく描き切った物語を楽しめるチャンスは、あまりなく。

そんな中、最後まで丁寧に、キャラクターの気持ちを大切に描き切って。

そしてその先の未来まで感じさせてくれる、素敵な余韻を残し。

買い揃えてて良かったと思わせてくれる、素晴らしい漫画でした。

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2009/11/03

まんがあれこれ 今月発売

昨日は最高気温25度と、買い物行く時汗ばむぐらいの陽気だったのに、本日現在午後9時、7度しかありません。

体調崩さないようにしないと。どてらを着込んで、コタツから出ない作戦(笑)。

さて今週は、毎週読んでいる各雑誌で一番楽しみにしている漫画の感想を。

今月単行本の出る漫画が多いみたいです。

○ ダイヤのA 第167話 もう一度… (寺嶋裕二 週刊少年マガジン)

この漫画は、連載当初は主人公が名門校に入って困難を乗り越えていくスタイルだったけど、もうすっかり群像劇。がんばっている選手たちを描いていて、主人公の比重は低い。実際、団体競技はそうなわけで。

しかし描くとなると難易度は高い。感情移入させるのが難しい。ちゃんと面白いからすごいなあ。

という事で予選決勝、主人公がとうとう登板。クローザーならあるけれど、主人公が中継ぎの野球漫画というのもすごい。

負けられないみんなの気持ちをたっぷり描いて、それを背負って、さあどうなる。

第18巻が中旬に発売。

○ はじめてのあく 第39話 渡家に利益を! (藤木俊 週刊少年サンデー)

登場以来、乙型大活躍。今回はミスコン。

予選が見開き2ページで終わっちゃってて、もったいない。楽しそうなのに。

あそこ膨らませて全三回ぐらいでもよかったと思います。

さあ、今週も活躍するのかな。

キョーコのヒロインの座は大丈夫なのかな(笑)。

第3巻が中旬に発売。

○ 賢い犬リリエンタール 第8話 賢い犬リリエンタールとおばけのあしおと 後編 (葦原大介 週刊少年ジャンプ)

三回シリーズのおばけの巻、最終回。

ラスト、もちょい掘り下げた方がいいような気がするけど、週刊誌はページに余裕ないし無理かな。何か思いつくかといえば、思いつかないし。

おばけの正体は、昔々難破船に取り残されたまま死んでしまったかわいそうな女の子。その子を救ってあげるお話でした。

優しい手触りが好き。

○ も~れつバンビ 第19話 天と卍 (柏木ハルコ ヤングマガジン)

台風の中、勝利したバンビ。

今度はその弟からリベンジマッチの申し込み。

これまでは初対面の相手と対戦だったけど、因縁の戦いがやってきましたよ。お互い引けない戦いになりそうで、楽しみ。

単行本の第一巻が今週発売。第一話の頭何ページかの切れ味は素晴らしかった。買わねば。

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2009/10/20

まんがあれこれ キョーコ乙型

「ケッタ・ゴール!」アップ準備中。

今日か明日か。ようやくですよ、まったくもう……(^^;;)

○ はじめてのあく (藤木俊 週刊少年サンデー)

前回作られたメイドロボ、キョーコ乙型。

ジローに優しくされ、頬を染め、「なんでしょうか…? このモーターの高鳴りは…」

胸がきゅんとなる、という表現がありますが、ホントにキューンと鳴ってるのです。ロボだから(笑)。

けなげでかわいい。いいキャラだ。ステージ一つ駆け上がるかもしれない予感。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第32楽章 三日月の夜想曲 (渡辺道明 ヤングガンガン)

シェルの重い過去が明かされた次の回ですが、ブラーチェ&グスタフの妄想は続いています。

「だってグレートは立ち聞きしちゃったけど、二人は風呂覗いてそのまま一晩明けてるんだから」とナベ先生。ノリノリなので、二人の暴走はまだ続きそうです(笑)。

「シェル……お前も同じだったのか、俺と……。だから……」グレートのつぶやき。この状態に持ってくるために、まずグレートのケストラー化のエピソードがあったわけで。

グレートの生まれ持った血という運命。それをめんどくせえとつぶやいていたグレート。シェルの襲いかかってきた恐ろしい運命。それを変えようとしているシェル。

最後にまた重いシーン。話の核心が迫ってくるにつれて、この手のシーンが増えそうなんですが、描くの大変。最近作業量に対しマンパワーが不足気味で、根詰めて作業しているのでダメージ大。

おっさんにはつらいのですよ(^^;;)

シェルクンチクの前に3ページに渡るアンケート。細かいの含めて70問近くあります。答えるの大変そう(・・;;)

目に止まった質問は35番、「ライトノベルを月にどれぐらい読みますか?」。ラノベ原作の漫画を考えてるのでしょうか。

ラノベは昔々、ノベライズがけっこうあったけれど、今ではラノベ発アニメ化とかコミカライズとか、主従逆転した感じ。

確かに読んでて面白いですからねー。まだ読んでない評判の本がけっこうあるんだ。楽しみ。

○ バクマン。 (作・大場つぐみ 画・小畑健 週刊少年ジャンプ)

担当さんの方がずれている気配。同じ担当の作家さんが新連載ピンチになっています。

高浜さんがどうなっちゃうのか、気になってきました……。

自分の好みと世間のズレ。これは難しい問題です。

人の好みは十人十色。「万人受け」という理想も、「万人にそこそこ受ける」なら実現可能ですが、「万人にどんぴしゃで受ける」のはほぼ不可能でしょう。黎明期の、需要に対して供給が少なく、もっといい物がある可能性を読者が気付いてない時だけじゃないかな。

でも、漫画は万人受けを目指さないと儲からない。単価安いんで。意味違ってきますが、それこそ十万人は行きたいわけですよ。

好みがどんぴしゃで合うお友達が十万人いれば問題ない。好きなもの描けばそれでOK。でもそうじゃない時。読者の様子を探りながら描くしかない。

だからアンケートが重宝されるのですが。

これだと後追いになる。「あの調子でもう2話も3話も入稿してしまってる」ことになるわけで。3話までつまんなかったら、もういいかと読まなくなる読者も出るだろうし。

できれば先手を取りたい。「こう描けば読者はこう反応する」という自分の好みだけではない感覚を磨きたい。

なので定点観測して、仮説を立てて検証して、を心がけているのです。少しでもましになればね……。

○ 賢い犬リリエンタール (葦原大介 週刊少年ジャンプ)

今まで読み切りだったけど、前編。次中編だから三回シリーズ?

やっぱり引きがあるとドキドキします。

ちゃんと助かるかなー。トイレに行ったお姉ちゃんはどうなるのかなー。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

休載だった orzガクリ

載ってるかチェックしてから買えばよかった。先の好みの話でいうと、僕の好みは「明るく、楽しく、激しい」なので、「エロ、バイオレンス、車」のヤングマガジンは、他に読みたい漫画が少なくて……。

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2009/10/13

まんがあれこれ 君の手がささやいている

さあ急げ、やれ急げと仕事中。

昨日サッカー見に行く前に前日のノルマをこなしたはいいけど、PKまで行って帰宅が思いのほか遅くなり、ノルマはやっぱり遅れたまま。急げ、急げ。

○ 君の手がささやいている (軽部潤子 講談社)

単行本待ちだから雑誌買ってないんだけど、「のだめカンタービレ」が最終回。もう掲載誌のKissは出たんだっけかとHPを覗いて見てたら、軽部潤子先生の名前を見つけました。ドラマにもなった「君の手がささやいている」を描いた方です。

「君の手がささやいている」は、聴覚障害者の主人公が結婚、出産、子育てに奮闘するお話。ただ障害をもつ苦労話じゃなくて、周りの人達との優しい心の交流に力点を置いて描かれていて、とてもよい漫画です。何度泣いたか。

独身子無しの僕がこれだけ泣けるんだから、家族持ってる人なら、なおさら感情移入して読めるでしょう。仕事場でそういう人に薦めたら、ボロボロ泣いてました。

ふとまた本棚から取り出して読み返したくなったんだけど、今やるとピンチなので我慢(^^;;)

この漫画を手に取ったのは講談社漫画賞の受賞がきっかけでした。週刊少年マガジンにも選考結果が載るじゃないですか。あれを見て。

明らかに功労賞の色彩が強い小学館漫画賞に比べて、講談社漫画賞は選考が幅広かったので、あの頃けっこう信用買いをしてました。でも最近は自社プッシュが強くなってる傾向。

まあ宣伝と考えればそうなのかもしれないけど、寂しいですね。

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2009/10/07

まんがあれこれ 雷句誠祭り2

現在仕事中。

↓こちらの続きですよ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第31楽章 妖精神祭2 (渡辺道明 ヤングガンガン)

この回は本当にピンチでした。背景描くのに時間かかって。ナベ先生の所は現在少数精鋭なので、ちょっとややこしい背景があると、すぐマンパワー不足になるのです。

シェル君の過去が少し語られました。しかし、肝心の所がまだです。

この辺の出し入れが難しいねーと、よくナベ先生と話しています。昔みたいに1回当たりのページがあると、もっとだーっと進むんでしょうけれども。

載る雑誌によって最適のスタイルが変わるのも、連載の難しいところですね。

○ はじめてのあく 第35話 期待される男 (藤木俊 週刊少年サンデー)

週のこの辺に漫画記事書くと、サンデー、マガジンの話題は旬を逃した感ありありですが、先週のサンデーで巻頭カラー。

この間しゃべる動物がツボ、と書きましたが。この漫画もそうです。

「いいから行ってこい、無職女」とか、「ひよったな」とか、ポチ師匠が素敵なつっこみ。買ってもらえなかったドッグフードの前でたたずむ姿にも味わいが。

思わず頬がほころんだり、ぷっと吹き出してしまったり。そういう漫画は日々の疲れを癒してくれますね(^^)/

○ おやじゅ~ライダー (雷句誠 ヤングキングアワーズ)

雷句誠祭りに全部乗っかってみることにしました。まずはこちら。

ドジなOLがストレス解消のためオフロードバイクを買って、ツーリングに出かけます。しかし、誘ってくれた皆さんはちょっと悪巧みをしていて……。

雷句先生が趣味のバイクを題材に描いた読み切り。体験談が生かされている感じ。そうそう、オフロード車で高速乗ると、パワー不足であおられるから怖いんだよねー。

僕んちのレイド君もオフロード車ですが、タイヤはすでにオンロード用に履き替えられ、街乗り専用です。さらに仕事ばっかで乗ってません。かわいそう……。

○ ヤングキングアワーズ

という事で、雑誌の感想も。と言っても仕事中なのでパラ見ですが。

SFがたくさん載っています。うきうき。

超人ロックは中学生の頃からのファンなので、単行本を揃えています。単行本待ちなのに、途中見ちゃった。

「ツマヌダ格闘街」。突っ込んでくる相手の首に手を掛けひっくり返すあの技は、ウチの流派だと「当て廻し」と言います。力でねじ伏せるのではなく、体を入れ替え相手を崩して斬り落とすのです。ああ、身体動かしたい。

○ ClassRoom (雷句誠 ジャンプSQ.)

雷句誠祭りの大トリは、ジャンプSQ.です。

転校生の大空茶男。足が悪くて病院暮らしが長かったチャオは、新しい学校で友達が出来ることを楽しみにしていた。元気で世話焼きの藤山マリに教室に連れて来てもらったのはいいけれど、ホントは職員室に行かなければいけないはず。けれどもう先生が来てしまった。

しかし、その先生は、転入手続きの時に会った先生とは別人。そのまま授業が始まると、質問に答えられなかった子は、虫になってしまい……。

不思議なサスペンスでした。

「、や。はどんな意味があるのでしょう」ということが、物語の鍵となっていますが、内容に合わせてフキダシのセリフにも句読点があります。サンデーはいつもそうなってるんですけど、他社ではあまり見かけず、この雑誌も他の漫画にはありません。芸が細かくてびっくり。

○ ジャンプSQ.

創刊時に覗いただけだったジャンプSQ.。なんか不思議な感じの雑誌になってました。

ターゲットはどの辺なんだろう。週刊少年ジャンプで女の子に人気のあった作家さんが続々参戦しているようですが、逆ベクトルの漫画もあり、さてはて?

「テガミバチ」を初めてじっくり読みました。「面白いよー」と薦められていたのですが、腰が重いのはいつものこと。ほんとだ、面白そう。

 

というわけで、「雷句誠がやって来るヤァヤァヤァ祭」全5作を読んでみました。

週刊少年マガジン以外は普段読んでいない雑誌だったので、それを眺めたのも新鮮。漫画雑誌は全体的に売り上げ下がってますけど、やっぱり他の作品と出会う効果は大きいと思うので、どの本もがんばってほしいです。

どうぶつの国の2話目がそろそろですね。楽しみ。

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2009/09/29

まんがあれこれ シェルクンチク 3巻

そろそろ仕事をしないといけないんだけど、その前に「ケッタ・ゴール!」をアップできるか微妙です。

本日は表紙カラー描き。ちょいと試さねばならない課題もあり。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 3 (渡辺道明 スクウェア・エニックス)

シェルクンチク第3巻発売しております。

「ファンの皆様、よろしくお願いします」とナベ先生から言付かってまいりました。僕からもお願いいたしますm(_ _)m

さて裏話をいくつか。

おまけ漫画の2番が、一番インパクトありそうですが。

パーカス教頭は前作のパーカス執事の親戚。これは当初からの設定でした。それを知らずに初めて見た時には「雰囲気変わりすぎでは?」と思ってしまったのですが、ナベ先生「別人だよ。Dってついてるでしょ」と。

ネームでは、自己紹介の時にイニシャルがついていて、D.パーカスとなっていたのです。どこで消えたんだっけ?

続編なので前作ゆかりの人を増やしたい。クラーリィは本人が出るとして、リュート、パーカスは面影の似た甥っ子。

しかしおじさんを登場させる余裕がなかなかなくて、その事実が表に出ないままだったのでした。

女王のはずのフルートが田舎に引っ込んでいるので、代わりにいろいろ取り仕切って大変なクラーリィを、学園をデビットさん、国政をおじさんが補佐しているのだと思われます。

甥っ子がデビッドだとするとおじさんにも当然ファーストネームがあるはずで、僕はショーンだと思います(ダジャレ)。前作のキャラを出したいけれど、タイミングがなかなか難しいねーとナベ先生談。

3番も、描く余裕がなかったネタ。

学園物にすると以前から聞いていたので、あのクラスの原稿が最初に回ってきたときには、「ファンタジーヤンキー漫画!?」と衝撃を受けましたが。その後普通に制服着て出てくるために、やろうと言っていたアイディア。一部の人を除き、実はみんな高校デビュー(笑)。

しかし、グレートの魔族化で話が思ったより勢いついたので、入れられそうな所がなくなったのでした。やるなら第21楽章かなと思うけど、あそこはこんな細かいネタ入れるより、グレートのケストラー化にオチつけないと。

3巻収録分を描いていた頃は、いろいろ当初予定のネタが入らないという話をしていました。そうそう、ハーモニー登場で話に勢いがついてしまい、このままでは臨海学校がーとナベ先生が嘆いていたのもこの頃ですね。

○ バクマン。 (作・大場つぐみ 画・小畑健 週刊少年ジャンプ)

バクマン。は、ネーム、絵とも高いレベルで素晴らしい出来なんですけども。

描いてる内容がリアルすぎて、読むと現実にリンクして辛くなるのでじっくり読めない……。

という事でジャンプから離れている間、ホントにちら見だったんですが、リリエンタール目当てで買い始めたので、じっくり読み。

そして案の定、過去の記憶とリンク。そうそう、打ち合わせ迷走して、担当さんの言ってることが信じられなくなると、やりたくなるんだよね。かってに賞に出すの。

けっこうそういう思いに囚われた人はいるんじゃないでしょうか。僕もやりました。

ただ、作中の二人は、本来力があるはずなのに担当さんと行き違って、ですが、僕の場合は今思い返してみると、自分のレベルが足りてなかったからですけれども(+_+)

原因は今なら分かる、僕が個性を確立できていなかったこと。

少年漫画ってこんな感じという思い込みが、僕にも担当さんにもあるから、すごい平凡な物しか出てこないんですよ。オリジナルの解決策が出てこないから、やってもやってもどっかで見たような感じで、面白くならない。

そのうち担当さんも困っちゃって言ってる事が二転三転してきて、となるとこっちはこの人についていって大丈夫かなという気分になり、とうとう一人暴走。しかし、かってに描いた原稿も要は力不足だから、どうにもならない。

ただ、あの時描いた原稿には、今に通じる個性が見えてました。そしてあの頃四苦八苦していたサッカーのネームには、今「ケッタ・ゴール!」にいるタケちゃんと俊哉君が登場。何だ、足せばよかったんじゃん、というお話。

ホラ、過去の記憶とリンクして、むなしい気分になった(^^;;)

さて、僕の記憶は僕の一人相撲ですけれど、漫画の方はどうだろう。担当さんは他の人にもギャグを描けと言っているようで、自分の好みを押し付けるだめな人という可能性も。

その場合は、担当替えてもらうか、まあそれはなかなか言えないから持ち込み先を変えるかしかありませんが、専属契約更新しちゃっているし、さてはて。

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2009/09/23

まんがあれこれ 賢い犬リリエンタール

仕事中ですー。

「俺、この戦いから帰ったらさ……」

きつい仕事中、気を紛らわせるために「これが終わったらあれやってこれやって……」と考えている自分に、死亡フラグが立っているような気分になりました(笑)。

生きて帰るんだー!

これが終われば楽になるはず。もうちょっと。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第30楽章 妖精神祭 (渡辺道明 ヤングガンガン)

単行本発売合わせで巻中カラー。過去の回想に突入。

今まで寡黙に暴れているだけだったハーモニーが、普通の村娘として登場。

背景描くため原稿渡されて、そういえばハーモニーの方がシェルより背が高かったんだと思い出しました。

企画当初は、最初から出ていたのです、ハーモニー。話の展開、あそこからずいぶん変わったなあ。

お話はナマモノです。けっこう変わります。編集さんからの要望だったり、描いてみたら思ったより勢いついちゃったり。

今も刻々と変化中。

○ 賢い犬リリエンタール (葦原大介 週刊少年ジャンプ)

かしこいけん、と読むそうです。

アイシールド21の最終回を見届けてから、ジャンプから離れてました。

でも仕事柄、業界最大部数の本は目を通しておいた方がいいのではないかなー、というジレンマがあり。手にとってぱらぱらっと見ては棚に戻していた数ヶ月。

とそんな時、本屋で見かけたジャンプの表紙。

ドーンと大きな黄色い謎の犬の絵。絵本みたいなとぼけた感じの。

すごい気になって久々に購入。

両親とはなれて暮らすてつこと兄。まだ見ぬ弟を迎えに空港に。しかし両親は現れず、使いの人に箱を渡される。

その箱に入っていたのは犬のリリエンタール。しかもいきなりしゃべりだす。仕方なく家に連れ帰ろうとしたところ、謎の男達がその犬を狙っていて……。というのが先週の第1話。

2話目もカラー。周りの人の気持ちが具体化してしまうという機能が、どうやらリリエンタールにはあるようで。家庭訪問の先生に会いたくないというてつこの気持ちに応じて、家の間取りが変わってしまい、一階に下りれなくなり……。

面白いです。リリエンタール、いいキャラだ。お話の手触りもいい感じ。楽しみ。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

敗戦した時には潰されて肉になっちゃうのかと思われたバンビ。しかし、そこから悔しさを覚え、闘う牛に少しずつ成長している模様です。

「男は、野ざらし!!」

日和の大胆な飼育法は、実を結ぶのか!?

考えてみたらこちらもしゃべる動物。人間とは会話してないけど、牛同士はしゃべってる。雷句先生の新連載、「どうぶつの国」もしゃべってた。

自分の漫画にも出してるし、どうやら僕のツボのようです。次の企画にも出てくるんだよねー(笑)。

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2009/09/15

まんがあれこれ 雷句誠祭り

雷句誠祭りです。

ガッシュ以降、なかなか雷句先生の新連載が始まらないなーと思っていたら、連載の他に読み切りもいくつか描き溜めて、いっぺんに掲載して盛り上げる作戦だった模様。正確には「雷句誠がやって来るヤァヤァヤァ祭り」。ビートルズですね。

まず、月刊、週刊、別冊のマガジンに掲載。というわけで、まとめて買ってきて読んでみました。たぶん、これを機会に新たなお客さんをという雑誌の思惑もあると思うので、雑誌の感想も。

○ 月刊少年マガジン

まずはトップバッター月刊少年マガジン。巻頭に雷句先生と村枝先生の対談が載っています。

その中で、村枝先生の「漫画らしい漫画」、雷句先生の「一見さんが一番入りやすい雑誌」という月刊マガジン評。

僕も同意。分かりやすさ、伝わりやすさがありますね。

鉄拳チンミが、どうやら何か大きな戦いが終わった回みたいなんだけど、すんなり読みやすく伝わってくるので、面白そうだな、どんな戦いだったんだろうと興味わきました。

ただ、せっかく一見さんが入りやすい描き方しているのに、雑誌に超長期連載が多くて敷居が高いのは、ちょっともったいないような気もします。

最近はどうしても、火がつくのが早いマニア方面に漫画全体が寄ってしまっているけれど。

漫画のビジネスモデルは好きな人だけ相手にしていればいいシステムではないのだから(単価安いので)、入り口を整備して、多くの人が入りやすくしておくことはとても大切だと思います。入り口広く、奥は深く。両方備えてないと、全体のパイが大きくならない。

入り口担当の雑誌が減ってきているので、月刊マガジンにはがんばってほしいですね。

○ アオソラ

というわけで月刊マガジンに載った雷句先生の読み切り。

幼い頃から友達のアオとヒデ。いつも真っ直ぐなヒデのことをアオは尊敬していた。時は経ち二人は中学生。絵の才能があると言われるようになったアオだったが、もっと上手い友達を知っていたので、今ひとつ本気になれない。やがてアオは人生楽しければいいやと堕落し始めて……。

いいお話です。

一生懸命がんばることが大切というメッセージも、その通りだと思います。

ただ雷句先生は剛速球の人なので、ど真ん中に全部描いていて。

9割ぐらいまでに描くの抑えておいて、読者がそこから答にたどり着く、能動的に考えさせる部分が欲しかったような気がします。先生のありがたい訓話になっちゃってるような……。

○ 週刊少年マガジン

週刊少年マガジンは、ずっと愛読しているのですが。

上の一見さんという意味で言えば、週刊少年誌の中でも一見さんに優しい読みやすい雑誌だったと思うのです。昔は。

それでテレビドラマをきっかけに入ってきたお客さんをつかんで、ジャンプを抑えて発行部数1位の座を奪ったんだと思うし。

ただその後、単行本が売れそうなマニア路線を取り入れようとした辺りから、苦戦が続いているような。向こうにも行けず、元にも戻れず。

読みやすさも薄れてしまって、読む漫画が減りました。昔は単行本を買わなくても読んでいる漫画がたくさんあったんだけど。

そんな中一番好きなのはダイヤのA。すっかり群像劇になっているけれど、それであれだけ引っ張れるのはすごい。ドラマと違って漫画だと難しいのに。

そして最近楽しみに読んでいるのはベイビーステップ。おう、この号は休みだ……。

○ どうぶつの国 エピソード0

本編に入る前の読み切りが週刊少年マガジンに掲載。

大山猫のクロと、旅の途中で出会った肉を食べられない大山猫セイゴの、悲しいお話。

「ここはどうぶつの国。たくさんの動物が野性の世界ではかなくも美しく生きる国。何万何億という種類の動物が暮らす美しき星。地球と呼ばれる星にそっくりな青く輝く星」

「しかしこのどうぶつの国と地球の間には一つだけ違うところがある」

「この星に「人」という種の動物はいない…」

と、あおっておいて、さあ本編へ。

○ どうぶつの国

動物達の暮らすどうぶつの国。タヌキのモノコは両親を山猫に食われたばかり。冷たい冬の川で何とかエサの魚を取ろうとしていたところ、上流からなんと赤ちゃんが流れてきた。

あまりの可愛らしさに連れて帰って育てようとするモノコ。しかし赤ちゃんはせっかく取ってきた牛のお乳を飲もうとせず、弱っていくばかり……。

面白かった!

上記二つの読み切りはすごく真面目なお話だったのですが、多分それはページ数の関係も。読み切りだと遊んでる場合じゃないから。

しかし、余裕のある時の遊びのページにこそ、その人の個性が表れるもので。

冒頭のタヌキたちのちょっと頭の悪い様子がとても楽しく、硬軟振れ幅大きい雷句先生が帰ってきた、と嬉しくなりました。

かつ、そういう遊びの部分は、ただ無駄にページを費やしているわけではなくて。そこが漫画の雰囲気を裏から支えるのです。

頭の悪いタヌキたちが、でも純粋で一生懸命で、という雰囲気ができているから、山場のシーンが生きてきて感動できて。

一話目としてはとても面白かったし、先々期待大ですね!

○ 別冊少年マガジン

仕事中なので全体ぱらぱら眺めただけなのですが。

新創刊雑誌特有の、カオスな雰囲気にあふれています。

何が受けるのか分からない横一線な感じ。可能性に満ちている。

何が一番びっくりしたかって言うと、最後に詩のページがあったことです。萩尾望都先生のイラストつきで見開き。

混沌とした感じがワクワクします。さあここから何が飛び出すのでしょう。

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2009/08/26

まんがあれこれ 3月のライオン

眠くなったら寝ていいのだと、ひたすら寝ています。

生き物はそもそも、そう生きるべきなのではないかと思う今日この頃。

○ 3月のライオン (羽海野チカ 白泉社)

先週の仕事先で、「3月のライオン」3巻を読みました。

評判は聞いていたけど、羽海野作品を読むのは初めてです。僕は生来のめんどくさがりなので、新規開拓になかなか腰を上げず、結果、話題作にはたいてい乗り遅れるのです(^^;;)。

さて、読んでみて。初読で、しかも途中からだけど、明らかに面白いものを描く人だと思いました。

とにかく密度が高いです。情報がみっちり詰まっている。この場合の情報は、設定とかネタとかだけではなくて、読んで読者が受け取る情報全般。仕草表情や絵の雰囲気も含みます。それがたっぷり描き込まれていて。

そういうふうに密度高く描ける人の作品は、基本的に面白い。3巻読んだだけでは、人物の相関とかよく分からなかったりするのですが、それでも楽しめました。

ところで、その仕事先では、「3月のライオン」よりも、「ハチミツとクローバー」の方が評価が高いようでした。これよりもさらにいいなんて、ちょっと読んでみようかな。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第29章 シェルの秘密2 (渡辺道明 ヤングガンガン)

というわけで、前回シェルが女の子なのではないかとあれだけ盛り上がっておいて。

オチはこれですよ。

仕上げ終わってチェックの時に、モザイク一個貼り忘れ発見。「これ、貼った方がむしろまずくない?」と言いながら、ナベ先生、直してました(笑)。

そして今回も振れ幅大きく、これだけギャグやっといて。

途中から物語の核心に触れる、深刻なシーンがやってくるのです。

小出しに小出しにしながらじっくり進めていく手法は、「あまりに遅いと飽きられるんじゃないか」「でも、ネタだけ羅列しても面白くないだろ」という葛藤との戦いです。

しかもある意味一発勝負だから、リスクも大きい。自分はそれでこけてますから、ハラハラしながら見守っています。

とうとうここまで来ましたよ。そしてさらに核心に近づいていくのですよ。

というところなんだけど、次号は1回お休み。

そして単行本第三巻が、9/25発売予定です。

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2009/08/18

まんがあれこれ のだめカンタービレ 22

夏休みまでもう少し。

○ のだめカンタービレ 22 (二ノ宮知子 講談社)

待ちに待ったのだめ22巻が発売。わーい!

ミルヒーに連れ出されたのだめ、衝撃のデビュー。コンサートは大成功、あっという間に大人気になります。しかし、どんな人でもうらやむような成功も、彼女にとっては困惑の元なのでした。

オクレール先生の言葉が見事に表しています。「あの子はあと少しで……本当のピアニストになれたかもしれないのに」「………本当の……って?」

「音楽と共に生きる覚悟を決めることです。なにがあっても」

音楽自体は好きだけど、小さい頃のあまりの神童ぶりに加熱した周りの期待に、トラウマを持つのだめ。そのためずーっと、真剣に音楽と向き合うことを避け、はぐらかし続け。

それでもがんばってヨーロッパまでやってきたのは、真一の近くにいたかったから。彼と共演することが、彼の一番近くにいることだから。

……こうして書くと、まるですごいけなげな純愛物のようだ(笑)。間違っちゃいないよね?

確かに溢れる才能はもったいないんだけど、望まない商業的成功が幸せだとは言えず。音楽と彼女の望みは一致するのか。果たしてのだめはどうなるのか。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

お盆明けで、待ってた次の回。

負けてしょんぼりなバンビの前で、戦う姿勢を示すチャンピオン大盛一号。かっこいい。しかし角が折れて大ピンチ。

とにかく負けるとお肉になってしまうかもしれないわけで、ハラハラします。

それでも奮闘するチャンピオンの姿に、観客達も後押し。バンビにも伝わるのでしょうか。

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2009/08/10

まんがあれこれ シェルの秘密 1

午後7時59分頃、地震がありました。

最初の揺れが長かったので、けっこう震源遠いなと思ってたら、それにしてはでかい揺れが。ウチの辺りは震度4。

本棚は固定してあるから大丈夫だけれど、適当に積んであった書類が崩れました。片付けなきゃ(+_+)

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第28楽章 シェルのひみつ 1 (渡辺道明 ヤングガンガン)

ナベ先生の漫画はシリアスとギャグの振れ幅が大きいのが特徴ですが。

今回の話、本人も「すごい振れ幅だ……」とつぶやいておりました。

つぶやいたのは僕もです。仕上げしようと作業していると、闇の妖精とクラーリィのシリアスなページの次に、グレートがシェルのお色気について力説しているページが来たりするのです。何の漫画だろう(笑)。

ちなみにお盆進行だったので、次回の原稿ももう終わっています。次回もすごい振れ幅です(笑)。

○ アルセウス 超克の時空へ (溝渕誠 小学館)

夏休み上映中のポケモン映画のコミカライズ。

ポケモンもずいぶん長いけど、まだまだ人気ですねー。電車でスタンプラリーしてる子も見かけるし。

溝渕さんのポケモン漫画としては四冊目。当然のように溝渕さんはポケモン上手い。

きっと子供たちの前でサラサラッと描いて見せたら大人気に違いない。いいなあ。僕はこの間「プリキュア」を描いてと知り合いの子にリクエストされ、四苦八苦だったのです(笑)。

真面目な話もすると。

読みながら、「溝渕さんはこうして児童漫画に対応しているけど、自分は、こういうとことかこういうとことか対応してないから、遠回り大作戦になっちゃうんだよなー……」と、漫画の内容とはまったく関係ない感想を持って、考え込んでました(^^;;)

溝渕さんも僕も、ナベ先生に師事し当時のガンガンに持ち込み、というところで、ローティーン向け少年漫画がスタート地点なのです。ただ、そういう雰囲気の雑誌というのがなくなってきてしまって。

時期は少し違ったけれど、同じように一度対象年齢層上げてみて、今度は下げてみて。

溝渕さんはここで落ち着いたけれど、僕の安住の地はまだまだ先のようです。

○ も~れつバンビ 第9話 ざけんな (柏木ハルコ ヤングマガジン)

バンビ負けてしまった……。

負けるとお肉にされてしまうかもしれないわけで。

しかも飼い主の日和は、思い込みが激しい分反動が怖いし。

毎週楽しみなのです。もう月曜日だ。さあどうなってるだろう。

追記* コンビニに買い物にいって気付いた……。お盆休みで今週は出てなかった……(+_+)

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2009/07/22

まんがあれこれ エマ

たいした雨ではなかったんだけれど、傘を差したらできないだろとばかりに、濡れながらPSPをやっているつわものを見ました(・・;;)

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第27楽章 妖精のための入祭唄 (渡辺道明 ヤングガンガン)

20年前の北の大戦を思い返すクラーリィ。大魔王ケストラーの恐怖。そして、それに対峙しあえなく散った、グローリア帝国の雄、ハープ・シコード。

そしてそれを描くために、何年も前の自分の絵を見たナベ先生。ハープ・シコードなんて、10年経ってるわけで。

回想で元の絵をコピーしてコラージュするのは、よく見かける技法なのですが、耐えられない、描き直す、とナベ先生、せっせと描いてました。

描き手にとって昔の絵は、結構恥ずかしかったりするのです。僕も「イノチのタイカ」は10年前で、描き直したいカットあるもんなあ(^^;;)

現在お手伝い中。お盆進行がめちゃつらい。

○ エマ (森薫 エンターブレイン)

「アンナ・アップルトンの冒険」の挿絵を描くため、参考にしようと買ってみたのです。

すごいなあと思ったのは。

たくさん描けば絵は上手くなるものですけど、それが半端ない。どんどん上手くなってって、最後の十巻なんて、セリフもなんもないただパーティで踊っているところを見ているだけで、ため息出ちゃう。

ほんといい絵だなあ。

参考になったかというと、レベル差ありすぎて言うのも恥ずかしいぐらいだったり(^^;;)

○ ふたつのスピカ 15 (柳沼行 メディアファクトリー)

お久しぶりな15巻。

とうとう宇宙学校卒業。みんなそれぞれの道を行く。

当初の目標に到達できなくても、一生懸命やった事は、何かしら財産になって残っているものですよね。みんながんばれ。

それにしてもNHKのドラマひどい。予告を見ただけで、誰おまえ、という感じ。

よく名前だけ借りて中身改変しちゃうケースあるけど、何やってるか分かってんのかな。成功した作品だからメディアミックスの素材になるんであって、そんな作品をいじるという事は、ものすごくハードル上がってるって事なのに。

それに成功するレベルというのは、オリジナルでも成功するレベル。宮崎駿が「魔女の宅急便」をいじるレベル。それができれば、そもそも企画会議が原作無しでも通る。

原作の雰囲気は再現できないので、キャラもテイストも変えますって言ってベタな物にするなら、番宣の時点で「何この棒読み」とか「何この冴えない演出」とか言いたくなるようなレベルで作るな。

NHKをよく見ているので、宣伝をやたら目にして、そのたびにがっかり。なので苦言を呈してみました。

○ 深夜食堂 (安倍夜郎 ビックコミックオリジナル)

と、ドラマに文句言ってたら、深夜食堂も今秋ドラマ化だって。上手くいって人気出て、漫画も潤うといいなー。それが正しいメディアミックス。

今回は芽の出ない漫画家の苦労話です。うわー、身につまされる……。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

試合開始。苦戦するバンビ。

バンビにキャラがついてしゃべるんだから、当然相手もそうなわけで。

対戦相手白美神(はくびしん)は白い貴公子と呼ばれ、性格的にも貴公子キャラ。人間だったら美形なんだろうな、きっと(笑)。

牛同士がしゃべる雰囲気に、子供のころ読んだ「レース鳩0777(アラシ)」や「銀牙-流れ星 銀-」を思い出しました。動物同士がしゃべってて闘う漫画。「みどりのマキバオー」とか。

バンビも必殺技とか使えるようになるのかな?

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2009/06/24

まんがあれこれ シェルの魔法2

週末にシェルクンチクの裏話を書こうとすると、雑誌の発売が金曜日で記事を書くには時間的余裕がなく大変なので、雑感記と別枠にしてみました漫画コーナー。

本日はシェルクンチクのほか、孤独のグルメとも~れつバンビ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク シェルの魔法2 (渡辺道明 ヤングガンガン)

今回はナベ先生絶不調の中で仕事。ぎっくり腰になり、腹痛にも襲われ、つらそうでした。病院行ったらどうかと周囲は心配したのですが、締め切り前で行ってるひまないと我慢。

最終日には回復傾向で、終わった後ちゃんと病院にも行き、程なく治まったそうです。よかった。

ちなみに僕も、その前の週のぐんにゃりへばった日以降、エネルギー不足を感じる低空飛行だったので、予定よりも日程が延びてしまいました。健康は大切です。ほんとに。

ここ最近ブラーチェさんが大活躍しています。僕は「下克上ヒロイン」と名付けました(笑)。シリーズの構成を聞いていた時には、こんなに活躍する予定ではなかった。オトメゴコロが大爆発。

手伝ってる原稿を見ていて、顔つきとか表情が変わってきたなあと感じます。タマシイ入ってる。ナベ先生のってます。

ひたすら謎を振りまく展開が続いておりましたが、次回辺りから回収に向かいます。お楽しみに。

○ 孤独のグルメ (作・久住昌之 画・谷口ジロー 扶桑社)

雑貨輸入商を営む主人公、井之頭五郎の食事の様子を描いたグルメ漫画。

ただし、特においしい料理を描きそのウンチクを語るのではなく、ホントに仕事の合間とかの食事の様子を描いているのが特徴。

食事の様子とその時感じていることを、ただひたすら丹念に描いてあるだけなのですが、それが面白い。

仕事先で読みました。そこのみんながはまりました。

そして五郎ごっこがはやるのです。楽しく明るい仕事場(笑)。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

おっ、バンビがでかくなってる。

でも。

「大丈夫バンビ! あたしは信じてるよ!!」

「アンタがオレを信じても……オレがオレを信じられない―――!!」

引け腰なのは直ってません(笑)。

しかも身についたのは怪我しないうちに適当なところで人間に分けてもらうという、守りの闘牛。

それでどうやって勝つんだと思っていたら。

粘った末に相手が飽きて戦意喪失、初勝利。

このまま粘りの闘牛、人間の相撲で言うと当たった途端に半身で下手差す、みたいな感じで勝っていくのでしょうか?

楽しみ。

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2009/06/12

今週の雑感記 も~れつバンビ

ナベ先生の仕事場方面では、午前中雨降ったけど午後は晴れて、日差しに木々の緑が鮮やかで爽やかな風が吹き、それはそれは清々しかったのです。

もうこのままバカンスに突入したい! と切望したのだけれど、帰って次の仕事にとっかからないといけないのでした。後ろ髪引かれながら帰還。くう~。

仕事はナベ先生がぎっくり腰やら腹痛やらで不調で、大変でした。最終日になんとか復調傾向。健康は大切。

○ 電気自動車

先週、富士重工が電気自動車「スバル プラグイン ステラ」、三菱自動車が「i-MiEV(アイミーブ)」の発売を発表しました。

値段とか航続距離とか、まだ課題はあるけれど、燃費すごいですね。

割安の深夜電力で充電すると、1km1円ぐらいなんだって。今ガソリン価格がウチの近所で120円ちょいだから、リッター120km!?

ハイブリッド車はお手ごろ価格になったらどっと売れ始めたけれど、電気自動車もそこをクリアできればいけるのではないでしょうか。

バイクもそのうち電気になるかな?

○ かぐや

「かぐや」、月面に落下=貴重なデータや映像残し-観測1年半、使命終え・宇宙機構

宇宙航空研究開発機構は11日、予定の観測期間を終えた月探査機「かぐや」を、同日午前3時25分、月面に落下させたと発表した。米アポロ計画 以来の本格的月探査機として約1年半に及ぶ観測を行ったかぐやは、数々の貴重な観測データや月からの美しい映像を届け、その任務を終えた。

宇宙機構によると、かぐやが落下したのは、月の表側(地球に向いた面)で、南極に近い南緯65度、東経80度のギルクレーター付近。午前2時36分、月の北極付近を通過中に最後のエンジン噴射を行い、ほぼ狙い通りの場所に落下させた。落下時のスピードは秒速約1.6キロで、落ちた場所には直径5~10メートルの小さなクレーターが出来たとみられる。国立天文台などが望遠鏡を向けており、落下時の閃光(せんこう)を観測できた可能性もある。

かぐやは2007年9月、鹿児島・種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げ。10月に月周回軌道に入り、同年12月から通常観測を始めた。14種の観測装置を搭載したかぐやは、月の上空約100キロを回る軌道から、各種の観測を実施。月全域の精密な3次元地形画像の作成や地下構造の探査など、月の起源の解明や将来の有人月探査につながる科学的データを多数取得した。またハイビジョンカメラで撮影された美しい月面や「満地球の出」などの映像が届けられ、社会一般にも月への科学的興味をかき立てた。

時事通信09/6/11

「月に願いを!」というキャンペーンがあってそれに応募したので、かぐやには僕の名前も刻まれていました。一文字70μmだっていうから、髪の毛の幅ぐらい。細かすぎて肉眼じゃ読めないんだけれど。

衝突のエネルギーで粉々になっちゃったのか、それとも。

部品は残って散らばってて、いつの日か月面旅行者に拾われたりするんだろうか。

鮮明な月面の映像を送ってきて、宇宙へのロマンをかき立ててくれたかぐや。

お疲れ様でした。

○ も~れつバンビ (柏木ハルコ ヤングマガジン)

「少女・日和に連れられて子牛のバンビがやってきたのは闘牛が盛んな煌ノ島! そこで は牛VS.牛のガチンコ勝負が繰り広げられ、なんとバンビも参加することに!? ヤンチャな日和と弱腰なバンビのコンビが活躍する、南国闘牛活劇、ここに開戦!!」ヤンマガHPの作品紹介より。

これを見て連想したのは、以前見た闘牛のドキュメンタリー。あれは飼い主大人だったけど、そこを女の子にして、牛との心の交流を描いたりして、ちょっといい話にするのかなと。

そして連載第1回を読むと。

1ページ目、表紙。つぶらな瞳の子牛。額のハートマークがかわいい。

2ページ目、島の風景と牛舎。うんうん、まずそこからだよね。

3ページ目、女の子登場、そして牧場。

4ページ目、子牛登場。ここまでは想定内。

5ページ目。

「とある肉用牛の繁殖農家で生まれたその牛は、ある日突然思った」

「食べられたく・・・・、―――ない!!」

いきなりキャラ立った!!

しかも牛視点!?

すごいですよ。予想外。そう来るとは思わなかった。

ナベ先生の仕事場でも、みんな大絶賛でした。意外なアイディアと、それを扱うネームの技術。柏木先生ほんとに上手い。

しかも、臆病で食べられちゃうかもというのでパニックになって暴れただけなのに、闘牛に向いてると勘違いされて連れて行かれてしまい、大ピンチ。負けたら潰されて、まじでお肉に!? 一回目からがけっぷち。

バンビどうなっちゃうんだろう。月曜日が楽しみです(^^)/

画像は前作、地平線でダンス。これも先が読めない漫画だったなあ。

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2009/06/06

今週の雑感記 ぎっしり感

先週末、仕事帰ってきたところで、体力尽きてぐんにゃり。

しかし仕事は続く。ここで根を詰めるとまたへたってしまうかもしれないので、今週はとりあえず睡眠時間だけはがっちり確保して、コンディション調整。

時間を融通しやすいのは自由業の強みですね。通勤もないし。仕事場(机)まで徒歩で二歩だから、みんなが通勤に使う時間をさらに寝る。睡眠時間8時間以上。

よく学生の頃の夢を見るのはなぜでしょう。しかもたいてい困っている(笑)。

○ 世界の果てで愛ましょう 1 (武田すん アスキーメディアワークス)

電撃マ王に連載中の、主人公の男の子が異星からやって来た王子の手により女の子にされてしまうコメディ。第1巻発売。

発売日にネットで評判を見かけ、おお! と。

同じ釜の飯を食った仲の人達ががんばっていると、自分もやらねばと思います。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク シェルの魔法1 (渡辺道明 ヤングガンガン)

今号の粘りの描き直しは後ろ2ページ。後ろ6ページぐらいがもっと印象強くなるように。

引き大切だよねというのはナベ先生いつも言っていて。僕もそう思います。引きのある漫画は、読んでても描いてても楽しいです。

連載って、それだけでもけっこう引っ張れるんではなかろうか? それぐらい重要な気がします。

しかし、引きでドーンとはったりかましすぎると、絵に引っ張られて話が変わってくることも。サラッと流すつもりが、思ってたよりインパクト出ちゃってどうしよう、というような。

どうするんですか、ナベ先生?(^^;;)

○ ぎっしり感

実家に帰ればそろってるんだけど、持ってくるのがめんどくさいので購入して読みました。「サイボーグ009」。

週刊手塚治虫(NHKBS-2)を見てても思うんだけど、昔の漫画は、すごいテーマをドーンと子供に提示しているなあとつくづく感心します。

というより、ぱっと読んで面白く、その奥には考えさせるテーマがある、そういう中身がぎっしり詰まった作品だから名作として残ってるんですね。

「サイボーグ009」は、機械により身体能力を高められた超人が仲間と共に悪と闘う、というエンターテインメント作品であると同時に、その敵の設定で世界情勢を織り込み、争いをやめられない人間の業まで掘り下げています。

しょっぱなから東西冷戦と核兵器による人類絶滅の恐怖を取り上げ、それで戦争が起きなければ武器商人の皆さんは困るでしょう、だから未来の戦争は宇宙で起こし、そのために宇宙でも戦える兵士、サイボーグが必要なのですという世界設定。

ベトナム戦争の裏では、そこを新兵器の実験場にしている「黒い幽霊(ブラックゴースト)団」がいるのだ、とか言い切っちゃいます。

最近の少年誌にも現実を反映させた話は載っていますが、リアルなシリアス路線で上の年齢向け。荒唐無稽でまんがまんがした子供っぽさとは棲み分けられてる感じ。

実際、打ち合わせでも、子供のものはこう、これぐらいの年齢ならこう、こういうお客さんにはこうと、棲み分けが前提になっている感があります。

それは業界が成熟してデータがそろい、昔に比べたらマーケティングがしっかりしているのだから当然だよなとも思いつつ。

でも作り手としては、一番効率のよいものづくりでは味わえない面白さとか喜びとかがあって。

しかも自分は、絵柄は子供っぽくまんがまんがしてるけれど、科学やら経済やら世界情勢がどうしたとか、そういうことに興味があったりするので。

難しく描きたいと思ってるわけではないのですが、こういう中身ぎっしり感にはあこがれるのです。

無理せずサラッとにじみ出るように描けたらいいですねー。

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2009/05/22

今週の雑感記 電子コミック

まずはもうおなじみ、今月のお知らせ。

アルファポリス漫画大賞に「Nano-matic」で参加中。

読者投票が反映されるコンテストです。漫画の下にあるバナーをクリックすると投票されます。応援よろしくお願いしますm(_ _)m

そろそろ最終第四コーナーに差し掛かります。

よく作品は自分の子供と言いますが。

「Nano-matic」は不幸な生い立ちの子で、2年ぐらい散々直しをしてようやく担当さんからOKが、しかも「もう大丈夫! これは会議を通るから、もう描きはじめていいよ!」というウッキウキのOKが出ながら、急転直下ボツになったという哀しい過去を持っています。

あの時はショックのあまり、夜の街をあてもなくさまよいました……。

そういう子ほど可愛いというか、とにかく作品としてまっとうしてあげなくてはと、まず描き上げて本にして。

そして今回の賞です。これだけトライしたら、まっとうした気分。雑誌に載ってそこでアンケートとかで判断される、その機会がなくなったわけですが、代わりに一通りやったよなあと。

もうあとは、運動会で一生懸命走っているわが子を応援する気分という感じでしょうか。がんばれー!

さて自分の今週。

今週はひたすら仕事でした。一つ終わったら、すぐ次が。ホントはもう少し余裕あるはずだったんだけど、気が付いたらつながってて。ちなみに二つ先ぐらいまでつながっている予感……。

そんな僕が元気を得るためにも、土曜日のレイソルは勝ってください!

○ はじめてのあく (藤木俊 週刊少年サンデー)

ポチ「うむ。それは格付けが済んだ、ということだな」

ジロー「格付け!?」

ポチ「ウム、群れの中で上下関係は大事なもの。お前はキョーコの中で"格下"と見なされたのだ」

ポチ師匠(犬)、かっこいい。

ジローには大問題なのに、緊張感なく、ゆるーいところが素敵です。

毎週楽しみに読んでいる「はじめてのあく」、第1巻が発売。

○ 電子コミック

電子コミックの閲覧は8割がPC、漫画家自身の作品ネット販売は7割が肯定的

電子コミックは8割以上がパソコンで閲覧しており、漫画家自身が作品をネットで販売することについて、ネットユーザーの多くが肯定的な意見を持っていることが明らかになった。

アイシェアは、20代から40代のネットユーザー男女361名に、電子コミックについての調査を行った。インターネットでマンガや小説を読むことが「ある」と回答したのは全体の34.6%。女性の利用率は45.0%で、男性を19.5ポイントも上回っており、年代別では、20代は40代より28.4ポイント高い48.2%となっている。

閲覧の際に使用しているツールは「パソコン」が83.2%で圧倒的に多く、「携帯電話」が32.0%、PDAなどの「携帯情報端末」は4.0%にとどまっている。

また、漫画家が直接インターネットでマンガを1話数十円で販売することについてたずねたところ、肯定的な意見は全体の72.0%で、20代では78.0%が肯定派となっている。その理由としては、好きな作品を「指名買い」できる利点や「作家に直接対価を払える」といったメリットをあげる人が多かった。

一方の否定派は28.0%で、「マンガは冊子で読みたい」「ネットは無料との概念がある」「1話ずつの決済が面倒」など、ウェブ媒体の有料サービスそのものに納得できないとする意見もみられた。

MarkeZin09/5/18

紙媒体がこれだけ明らかに弱ってくると、僕みたいなペーペーには、とってもつらい椅子取りゲームになるわけで。

なんか未来が見えないかなと、こういうニュースには敏感に反応なのです。電子化は避けられない未来。ならば積極的に迎え撃つことにより、メリットを引き出せるはず。

電子コミックをパソコンで閲覧というのは、やっぱ見開きの関係かな。原稿は一ページずつ描くんですが、漫画修行に入ると、まず最初に言われるんですよ、左右二ページ分の見開きで考えるということ。

例えばコマの大きさにそのカットの重要度が現れていたり、左ページ下の最後のコマを次のページへの引きになるように意識してたり、見開きでの構成が、漫画のリズムを作っているので。

パソコン画面の方が、従来の漫画文法が通じると思うのです。ケータイ漫画は、そのうちだんだん文法違ってくるんじゃないかなー。

直販に肯定的なのは、自分のが売れるかどうかはおいといて、作家には夢のある結果ですね(^^) あとは低コストの仕組み。

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2009/04/18

今週の雑感記 シェルのエチュード2

買い物に出かけ、以前の仕事場の近所へ。

昔、古めかしいあまり流行ってなさそうなオモチャ屋さんがあったところに、ビルが建ってて。

ああ、潰れちゃったんだなあと思ってそばを通ったら、一階はちゃんとオモチャ屋さんだった!

あそこのおじさんはオモチャ屋さんを続けたかったのだ、賃貸収入だけで生きてくことにはしなかったのだ、とわかってちょっと嬉しかった。

また不景気話かと思ったら、こちらはいい話。

○ 神のみぞ知るセカイ (若木民喜 週刊少年サンデー)

お風呂でばったりネタが来た! と思ったら。

神様微動だにせず。

さすが神様、俗世の事には関心がない(笑)。

そんな神様の活躍を収めた第4巻が発売。本屋さんですごい高さに積んであった。人気あるなあ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク シェルのエチュード2 (渡辺道明 ヤングガンガン)

ブラーチェさんが「やっやめてよ姉さんッ!!」と言うところ。ナベ先生すごいこだわり。

疲れてペン先鈍ると嫌だからと一番最初にペン入れしたそうな。さらに一度貼ったトーンをはがして表情を微調整。

ギャグにもこだわり。今回の副題をレッドスコルピオンにしたかったと言ってました。前回がシェルのエチュード1なのに(笑)。

そういう細かいこだわりは、何でそこまでと理解してもらえない事もあるのですが、それが個性を生み、ひいてはお客さんが選ぶ理由になるのだと思うのです。大切。

さて、昨年後半の月刊ペースとはうって変わって、5号連続で載っていたのですが、ここで一回休み。

そして今月のイラスト仕事を終わらせた僕は、今月後半は自分の企画のために使えるのです。有意義に使わねば!

まず「ケッタ・ゴール!」を一つ進めて、それから実験的企画をもう一つ。

○ アスクレピオス 2 3 (内水融 集英社)

ジャンプで読んでいた時、ちょうど2巻分に話が進んだころ、おや、この漫画、と思ったのです。

しっかりした感情のタメを作る漫画だなと。そういうのが好き。

しかし、この漫画が最終回となった号のジャンプで、奇しくも「バクマン。」が指摘していたように、アンケート主義と話のスタイルとの相性というのがあって。

自分も体験してそして打ち切られちゃったわけですが、タメは作れば作るほど、その回のアンケート結果は芳しくない。しかしタメを作らないと、欲しいニュアンスやテンションがクライマックスで出てこない。そんなジレンマ。

ほどほどにしとくのが賢い生き方なんでしょうけど。

内水先生はどうするのかな。できれば力づくで突破して欲しいなあと思っているのですが。

○ 最初のボタン

最初のボタンを掛け違えていて、どうにもならないことってありますよね?

創作の現場でもよく起きることなんですけど、今ちょうどそういう事態が身近な所で起きていて。

大変だなあと思いつつ、自分もそろそろ最初のボタンを掛ける作業をしなければならないので、人事ではないのです。

ボタンを掛け違えてしまう場合、まず、自分が最初から間違えているという場合があります。

自分が表現したい事、しなきゃいけない事をきちっと把握してなくて、ぼやーんとしてしまう場合。

意外に自分では自分が分からなかったりして、これがまず第一のハードル。

次に、仕事相手との認識が最初からずれている、という場合があります。今身の回りで起きている、と書いたのはこのケース。

作家が描きたいものをはっきり持ってても、出版不況の現在、それがそのまま描けるとは限りません。もっと売れそうにしてくれという注文が飛んでくることも多く。

でも、売れそうなネタをとりあえずギュウギュウ詰め込んじゃうと、描きたかったものと足の引っ張り合いになってグダグダになってしまう。

とにかくいろんな困難乗り越えて、真っ直ぐ行かないといけません。実際面白い作品は、そのへんぴしっとしてると思うし。がんばれー。

さて、僕の場合は現在第一のハードル。やりたい事ははっきりしていると思うんですが、出す順番というのも、大切。

この作品に何が期待できるのかという事を、なるべく短いページ数でスポーンと伝えないと。目論見と違う期待感を持たれて、したくないのに肩透かし、という状態になってしまう。

がんばろう。

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2009/03/27

今週の雑感記 続きは!?

仕事明け、ずーんと地に潜る勢いで疲れている自分。

こういうときにコタツでだらーっとする幸せ。

このまま半月ぐらいだらだらしたい(笑)。

しかし、ぼちぼち仕事中。

○ はじめてのあく (藤木俊 週刊少年サンデー)

へローンと疲れている時は、この漫画が心地よい。

ジローの師匠ポチ(犬)が素敵。

「あなたは神を信じますか?」

「神はすべての人の中にいる」

かっこいい(笑)。

○ 時空ハンターYUKI 2 (あさのあつこ カラフル文庫)

あたしに力を!

おゆきは祈った。神になのか仏になのか、薫子という実の母になのか、見守り続けると誓った父になのか、わからない。

ただ祈る。

あたしをこの穴に飛び込ませて、あいつを追わせて。

月の光が輝く。周りの木々や岩が急に大きくなる。いや、違う、おゆきの身体が小さくなったのだ。変身する。小さく白い生き物に変わっていく。

自分の身に起こった不思議に驚くひまなどない。おゆきは、地をけり、穴に向かって飛んだ。

つづく

続いてないじゃん!!!!

1巻が05/1発行、2巻が05/9発行なら、当然次の年に続きが出ていていいだろう!

この作品はジャイブ発行の「ヒント!」というアンソロジーに載ってたようなんですが、調べたら9号を最後にwebに移行してるんですよね。どうもそこで切れちゃってるらしく。

えー。だって、あれでしょ? これでおゆきが猫になって、タイムスリップして現代へ来たわけでしょ? で、結祈の金の剣とおゆきの銀の剣がそろって、「闇の蔵人」が倒せるって展開でしょ? しかも、お父さんがあれだったりするかもしれないわけじゃん?

せめてあと1巻、ちゃんと出して終わらせようよ……。

うう。オチが気になる。

あさの先生、いつか続編を書いてください。お願いします。

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2009/03/14

今週の雑感記 クースー!

今月は隙間時間を見つけて「ケッタ・ゴール!」を進めよう、と思ってたんですが。

別の企画も進めなきゃいけないという話が、本日急浮上。

隙間時間自体がほとんどなくて困ってるのに、どうしよう。

○ クースー! ~さくらと秋奈 夢の酒~ (あおきてつお ビジネスジャンプ)

さくらは、蔵元の孫娘でお酒が好き。東京から沖縄・宮木島へ帰ってきた。しかし故郷を離れ15年ぶりの帰郷。祖父祖母の顔もおぼろげで、連絡先も分からない。

蔵元の名前だけを頼りに探す道中、さくらは美人で有名なバーテンダー秋奈に出会う。有能なバーテンダーという評判の秋奈は、実は洋酒が全然ダメで……。

あおき先生の新連載。

扉に「古酒をめぐる人生再生ストーリー!!」とあります。まだ一回目なので出てきてませんが、二人とも何か思うところがある様子。どうなるのかな。

つい先日あおき先生から制作秘話をうかがったので、ここがそうかと絵をながめてしまいます(笑)。

新連載なので、画像は前作「島根の弁護士」。仲間由紀恵主演でドラマにもなりました。

○ 流血女神伝 帝国の娘 (須賀しのぶ コバルト文庫)

前後編の二冊組。

ルトヴィア帝国の国境にほど近い田舎の山村で猟師の娘として育ったカリエは、ある冬の日、狩りの最中にエディアルドという貴族風の男にさらわれる。

気付いてみれば貴族の館。カリエは、ゼカロ公爵の病弱な孫、アルゼウスの影武者として、次期皇帝の選定に備えカデーレ宮に送り込まれるのだという。

大体性別だって違うし無茶だという抗議は聞き入れられず、断ればカリエ自身ばかりか両親の安否も危うくなり、カリエはしぶしぶその役目を引き受ける。

貴族達の身勝手さ、身近な者にさえ影武者としての役割しか望まれていない虚しさを感じながら、役目を全うしていくカリエ。しかし彼女には、大きな出生の秘密があって……。

みんなが持っている面白さの物差しは、それぞれの好みに合わせていろんな方向向いているというのが持論です。

というわけで面白いという事には、好みの方向にぴったり合っているという場合と、向きは違っているので実際の長さより短く測ってしまっているが、作者の力量が高く元の長さがとても長いので面白く感じる、という二つのパターンが考えられ。

こちらは後者でした。

タイプとしては好みの話じゃないんだけど、内面がしっかり書かれ、筋立ての妙もあり、カリエの行く末がとても気になる。面白い。

でもこのシリーズすごく長いみたいなんですよねー。本編だけで、25巻ある。

カリエのオチ、最後まで見ないと分かんないのかな。

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2009/03/07

今週の雑感記 創作の神様

年に数度しか訪れない、創作の神様がやって来ました。

入浴中、すごいひらめきが。湯船に浸かりながら、あっという間にお話が一本出来上がる。

しかし、そういう時にすでにナベ先生から仕事渡され、宿題が。うあー! とりあえず忘れないように概要だけメモ。

午前四時、作業してたらホッチキスの弾が切れたので、コンビニに。

すると街灯の下、自転車にまたがったまま、無心に本を読んでいる女の人が。

えー? 何で? こんなとこで、朝の四時に?

すっかり冷え込んでいるのに、だいたい自転車に乗ってるという事は移動中だったろうに、何が彼女をそこまでさせるのか。

いったい何の本を読んでいたのか、とても気になります。

仕事期間中のフットサルは、前日に、遊ぶ時間の分までノルマをこなしたら行ってよい、というのが自分に課したルール。

最近全然行けない。疲れが仕事を遅らせ、リフレッシュできずにさらに疲れる悪循環(嘆)。

ヘビーローテーションの音楽を変えてみました。

いい音楽は何かイメージ沸き立つものがあり、聴いてるだけで想像力を掻き立てられます。

特にヘビーローテーション中なのは「手紙~拝啓十五の君へ~」と「ファイター」。

こういう雰囲気好きなんだけど、こんな感じのものが描けないものか。

○ 週刊少年サンデー

今週のサンデーは表紙が創刊号に似せて作られてました。一瞬気がつかなくて、目の前にあるのに探してしまった(笑)。

表紙には本物の創刊号の写真もあるんですが、見比べてみて。

創刊号ではサンデーのロゴの下にある、スポーツ、まんが、科学、テレビという文字が、今週号では、スポーツ、まんが、ゲーム、アニメに。

テレビは元々子供向け番組の事だろうから、アニメを含んでいるとして。

科学がなくなってる!

理科離れをこんなところでも実感したのでした(嘆)。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第20楽章 シェルとグレートのカノン (渡辺道明 ヤングガンガン)

前号の記事で引いた、「次回はついに……」の正体は。

犯人逃亡の先に待ちかまえていた、謎の少女!

早くからカラーに登場していたのに、さっぱり出番のなかったあの子です!

引っ張ったから触れておかないとと思って(笑)。いろいろ紆余曲折があり今回登場。

漫画を描く時にはなんやかやと真っ直ぐ行かない事情があるものです。

そして今、次のエピソードでナベ先生はその産みの苦しみの中にいて。がんばれー!

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2009/02/25

シェルクンチク2巻発売

ということで本日発売です、「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」第2巻。

ナベ先生より広報係を任じられているため、今月は多めにお知らせさせていただきました(笑)。

真面目な話。ナベ先生はただ雇い主ということではなく、師匠であり、漫画に対して同じ根っこを持つ同志であるわけで。

なので作画アシをこなすだけではなく、深く入り込んで手伝うし、それが成功してくれれば自分の漫画のように嬉しいし。

1巻けっこう順調でしたけど、2巻でさらに弾みがつくといいなあ。

ハーメルファンの皆様、よろしくお願いいたします。

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2009/02/21

今週の雑感記 シェルとグレートのチェルダーシュ

なんか仕事がずっとつながっていて、先週日曜の時点でさらに10日はぶっ通しの予定でした。

そこでナベ先生の仕事が早く終わって、スキーに行けたのは、とてもラッキー。精神的な疲労がかなりきていたので。

すっかりリフレッシュして、今月中の仕事はあと一つ。さあがんばるぞ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 第19楽章 シェルとグレートのチェルダーシュ (渡辺道明ヤングガンガン)

やっぱりこのお話は2なので。始めるにあたり、前作との関係をどうしようかと、ナベ先生とよく話していたのです。

水増しや焼き直しにはしたくないナベ先生。でもまるっきり別物では意味がない。

で、前作のヒロイン、フルートのポジションに今回は男の子の主人公を置こうということになり。

ハーメルのポジションはいろいろ紆余曲折があったけど、その息子のグレートが来て。今回は友情の物語なのだと。

なのでシェルは魔族化したグレートをまるでフルートのように受け止め、そのくびきから救ってやり、そして胸をざっくり貫かれるという、オルゴール編のような展開に。

前作を丸々伏線として使えるわけですよ。いいなあ。そういう話が描けるのはうらやましい。

しかしただ焼き直しではないので、今回はさらにそこに別の謎があり。

そして次回はついに……。

第2巻もそろそろ発売です。2/25。

○ 東京ヴァンパイアファイナンス (真藤順丈 電撃文庫)

佐々木少年先生、挿絵のお仕事。

僕も挿絵仕事をしているので、難しいよねと二人で話しておりました。

人様の作品に絵をつけるというのは大変です。しかも漫画と違って、絵一点一点の重要度がかなり増すし。

佐々木先生おつかれ様でした。

僕も今月分をがんばらねば。

○ ムーンスペル!! 霧の向こうに……
  ムーンスペル!! 真夏の迷宮
 (尼野ゆたか 富士見ファンタジア文庫)

以前読んだ本の、シリーズ第2巻。

王国詠唱士を目指すクラウスは、毎年の試験に落ち続け浪人中。子供向け詠唱教室の臨時講師では生活は厳しい。

そんな時、ひょんなことからまとまった臨時収入を得たクラウス。たまたま募集のチラシを見かけた国家詠唱士試験組合、いわば国家詠唱士を目指す予備校に入学する。しかしその頃、国家詠唱士を目指す若者ばかりを狙った通り魔事件が起きていて……。

夢はあるけどなかなかそれに手が届かないとか、連敗続きで自分の才能に自信が持てなくなっててほめられてもその気になれないとか、なんかこう、主人公に感情移入してしまうものが(・_・;;)

続いて3巻。

詠唱教室の夏期合宿のため、ヤルヴァの森を訪れたクラウスと生徒達。なぜかいつものメンバーも同じ宿。クラウスの気がつかないところで女の子達は争奪戦。

合宿には付き物の夜の肝試し。悪ガキ生徒はこっそり抜け出して、近所の怪しい廃屋探検に。ところがそこで少年に出会ったエルリーは、深刻な顔。楽しく騒がしい合宿は急に深刻な事態となり……。

かわいい女の子達が主人公を取り合って、魔法を使ったアクションがあってと、構成要素はわりとオーソドックスなこのシリーズ。しかし何か気になるなと思っていたら。

主人公の悩みと真っ向勝負するみたい。お手軽に解決する気はないようだ。そこに好感。

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2009/02/14

今週の雑感記 バクマン。

先週の雑感記でも書きましたが。

明日2/15のCOMITIA87に出ます。有明・東京ビックサイト東1ホール。場所は「の31b 雲形発着場」。

こちらが梅木君新刊の表紙。

Ume_c4

二人とも仕事の隙間を縫う強行スケジュール、さらに他の人は都合が合わずという戦力不足の状態。大丈夫かなー(^_^;;)

○ バクマン。 (作・大場つぐみ 画・小畑健 週刊少年ジャンプ)

あまり表に出なかった漫画製作現場の内情をバンバン描いてる漫画、バクマン。

先輩アシさん福田さん、編集者にズバッと意見。

「それとアンケート結果だけで人気マンガや打ち切りマンガが決まるのも気に入らない。編集部が面白いマンガ、面白くないマンガ、自分達で判断する能力ないって言ってるようなもんじゃないですか」

「じゃあ聞いてください。「ジャンプ」だと最初から派手に、それこそ1話目からクライマックスを入れないと打ち切りコースなんスよ。早ければ3話目の結果で打ち切りが決まってしまう」

「それじゃ最初は地味に始まって段々面白くしていくマンガなんて怖くて描けない。だからどの作品もなんか読み味が同じになってしまう」

「編集部が自信を持って始めた新連載なら、せめてコミックスが出るぐらいまでは見守るべきだと思うんです」

そしてズバッと切り返される。

「じゃあ君の言ってることは、もし自分が連載したら気長に見てくれと言ってるとしかとれないな」

そうなんですよねえ。

漫画に人生賭けてこの道進んでんだから、深くいろいろ考えてるんだけど。

評論家ではなくプレイヤーだと、甘えてんじゃないのと言われてしまうジレンマ。

僕もチョコチョコ書いてますけど、実際、そう思われちゃうだろうなあと考えて、研いだ刀の刃を潰すぐらいの勢いで剣先鈍らせてますもんね。

大場先生がこんなこと描けるのは、実際結果出してみせたから。

福田さんがんばれ。結果出すんだ。

自分もがんばろ。

○ アスクレピオス (内水融 週刊少年ジャンプ)

そんな週に最終回。コミックス1巻は2/4発売。掲載する漫画の順番とかを決める台割りはずっと前に決まっているので、まさにこれはコミックスの発売を待たずして打ち切りを決めた例。

こういう漫画が生き残りづらいと思うのです。キャラクターの気持ちの動きをしっかり描いていたので、これを土台に大きなエピソードが載ったら面白くなるぞと期待してたんですが。

しっかり描くとページを使ってしまい、その分見せ場減るからアンケート的に不利。残念だなあ。

内水先生もがんばって!!

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2009/02/07

今週の雑感記 スタン・ハンセン

仕事から帰ってきた日、TVをつけると。

NHKの「英語でしゃべらナイト」に、スタン・ハンセンが!!

俳優の八嶋智人さんがあこがれのハンセンにインタビューしに行くという企画。

プロレスラーも観客の前でする仕事だからと、みんなを興奮させるコツを尋ねていました。それに対するハンセンの答えが「演じていると観客に感じさせてはダメ。自分は存在せずに、そのキャラクターが実在するんだ」ということでしたが。

確かに引退するまで、荒くれ者のカウボーイというキャラクターを貫こうとしていたハンセン。

でも自分が存在しないなんていう事はなく、オレは乱暴者のヒールレスラーなんだという、衰えに負けずにスタイルを貫こうとする透けて見えるその心意気が、晩年の人気の源だったような気がします。

僕はそれでめっちゃ応援していたのです。

そして。

頼まれて、とっても優しいラリアットを役者さんに打ち込んでいましたが。

打点はちゃんといつもの位置だ。肩のちょい前で打つんだよね。

合気道の経験から言うと、肩を開いてしまうと、下半身から持ってきた体全体の力が腕に伝わらなくなってしまうのです。あの打点の位置が、腕力だけではないハンセンのラリアットの威力の秘訣。

達人の技に、いいもの見たという嬉しい気分になりました(^^)/

○ COMITIA87

告知です。

COMITIA87に出ます。2/15有明・東京ビックサイト東1ホール。

の31b「雲形発着場」。梅木君と一緒に。そしてお隣もいつも通り、やんむらさんの「すいか工務店」です。

こちらが梅木君新刊の表紙。

Ume_c4

僕は在庫を持ってくだけですが、二人はいまごろ佳境です。がんばれー!!

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 2 (渡辺道明 ヤングガンガン)

こちらもそろそろ告知を。

お手伝いしているナベ先生の漫画「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」が、2/25に第2巻発売です。

グレートの秘密が暴かれるエピソード。前作とのつながりがはっきり見えてくる巻ですね。

連載の方は次号カラーです。

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2009/01/17

今週の雑感記 宇宙人ヒーン

イラスト仕事を仕上げて送る。練習したからかカラーはわりと順調に何とかなったけど、モノクロで悩んで手間取る。悩めるうちは伸びるのだと自分を慰める。

ということで仕事が押して、フットサル初蹴りに行けず。半日早くできてれば……。寂しく部屋でごろごろ。

今週末から忙しレベルが上がる。そして、その合間をぬって、自分の企画を進めなくてはならぬのだ。がんばろう。

○ 神のみぞ知るセカイ (若木民喜 週刊少年サンデー)

先週、作中の小ネタに引っかかっていた僕ですが、今週も。

新シリーズ開始。今度のヒロインは教育実習生。

「ご指導よろしくオー願いします!! 鳴沢教大4年、長沢純です!! 尊敬する人はジャンボ鶴馬です!!

ジャンボ鶴馬、すなわちジャンボ鶴田の大ファンで、「お」が「オー」になってしまう。昼休みにケータイで見ている動画はジャンボ鶴田のバックドロップ3連発vs三沢光晴。

鶴田さんのバックドロップ、いやさ岩石落としは僕のフェイバリットホールドの一つなのです。この試合のはそりゃもうすんごい一発で……。

そんな小ネタが満載のこの漫画は、三冠……いや3巻が本日発売。

○ 七姫物語 第五章 東和の模様 (高野和 電撃文庫)

三宮ナツメ、五宮クラセ、六宮マキセと七宮カセンの四つの都市による四都同盟締結のため、カラはクラセ、マキセの双子都市に来ていた。平和を願う双子姫に出会い、カラは東和の未来に思いを馳せる。

そのころ一宮シンセンと二宮スズマは、地方の小都市をめぐり争っていた。その戦場に、この地方の者のいでたちではない見慣れぬ一団。山脈の向こう、中原から流れてきた、北の王子とその手勢。

争いは両都市の思惑を超えた。その時、両都市の取った決断は……。

淡々と進んでいた物語が、この巻の終盤に急展開。大きく事態は進みます。どうなるのでしょう。

という事で次が気になるのですが、既刊に追いついてしまいました。次はいつかな。

○ テレパシー少女「蘭」事件ノート 9 宇宙からの訪問者 (あさのあつこ 青い鳥文庫)

M市の観光名所、竜舞岬の突端にある観光ホテル「ラ・カタンホテル」に泊まった奇妙な客。嵐の夜にやってきて、翌朝には姿を消した。

その事件を新聞で読んでいた蘭と翠は、山から押し寄せる謎の波動を感じる。翌日、蘭、翠、留衣、凛の四人はその正体を確かめるべく、発信源と思われるおとど山へと向かうが……。

このシリーズを読んでいて、大らかな雰囲気が好きだなあと思ってたんですけど。

とうとうどんぴしゃなのが来ましたよ!!

大体タイトルの「宇宙からの訪問者」からしてそそられるのに、そして出てくる宇宙人が!! 銀河を越える危険な長旅のために、精神体だけ地球に送り込んできて、そこらの物に憑依するのですが!!

ぬいぐるみに憑依!!

うわー、かわいい。自分が大喜びで描きそうな展開。

ということで描いてみました(笑)。

Hiin

宇宙人ヒーン。ほんとの名前は番号で20110-412。翠にいじめられてヒーン、ヒーンと泣いていたので、ヒーンと呼ぶことに。ちょっとほつれて綿がはみ出ているところがいじらしい。

月刊少年シリウスで漫画が連載されているんですけど、その仕事がマジでうらやましいと思った瞬間でした。

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2009/01/11

今週の雑感記 クロノスの目覚め

もちの食い過ぎです。いっぺんに十個食べた日もありました。

考えてみると、毎年ここで増えた分が着実に身についているような気がします(+_+)

部屋から出ない仕事だからなかなか難しいんだけど、なんとか運動量を増やしたい。

減量すればフットサルで体の切れが戻り、成人病対策にもなり、運動の種類によっては職業病である腰痛肩こり防止も狙えるという一石三鳥。

分かってるんだ。

分かってるんだけどねえ。

とりあえずちまちま運動。

○ はじめてのあく (藤木俊 週刊少年サンデー)

新連載。

この人の漫画の楽しい雰囲気が好き。

とっぴな設定をいいテンポですんなり導入しているし、いい感じ。

楽しみです。

○ 神のみぞ知るセカイ (若木民喜 週刊少年サンデー)

作中で見ているテレビ番組「クロノスの目覚め」。

テレビ東京の経済ドキュメンタリー「ガイアの夜明け」のパロディですね。

僕は好きで毎週見ているので、冒頭の役所浩司さんの一人芝居のとこで笑ってましたが、これ、メインの読者層の少年達には分かるんだろうか(笑)。

○ ゴースト館の謎 テレパシー少女「蘭」事件ノート7
  さらわれた花嫁 テレパシー少女「蘭」事件ノート8 
(あさのあつこ青い鳥文庫)

蘭たちいつもの四人は、地元蔦野市の夏祭りに出かけていた。川沿いの道に出店が出て、なかなかの賑わい。そんなお祭りを楽しむ人ごみの中で、蘭は自殺しようとしている人の心の声を聞く。

あわててその声の主を探すと、その人はまさにビルの上から飛び降りるところ。なんとか自殺を思い止まらせて、わけを尋ねてみると、その人は老舗旅館「能田館」の主。最近旅館に幽霊が出て、お客さんが寄り付かなくなり、倒産しそうなのだという。

ところがその主人、蘭の名前を聞くと態度が急変、能田館を助けてくれと懇願する。なんでも亡くなった父が夢に出て、蔦野市の磯崎蘭に助けてもらえと言ったというのだが……。

シリーズが進むにしたがって、だんだん留衣が活躍するようになってるなと。冷静に状況を見極め、推理する役。

しかも今回、蘭とのシーンで思い切った展開。やるなあ。

続いて8巻。

夕食の買出しに出かけた蘭、翠、凛の三人。その買い物途中のスーパーの中で、蘭と翠は何かが訴えかけてくる声を聞く。しかし、その声の正体を突き止めることは出来なかった。

その買い物のあと、福引きに挑戦すると、何と特賞大当たり。南の島へペアで二組御招待。

その島、蛇の目島は南海の孤島。美しい花の咲く島だった。そしてこの島には、何か秘密があるらしい。島を散策していると、蘭の頭の中にあの声がまた響いて……。

終盤、蘭が意識を失っている時に、翠がここまでに分かった謎の説明を凛にする場面があるのですが。

口では理路整然と説明しながら、心の中で、蘭がいないとボケツッコミも出来ないし、調子でないなあと嘆いています。仲がいいのは普段から分かっていることですが、憎まれ口ばかりの翠の口からそういうセリフが出てきたのが、ちょっと微笑ましいいいシーンでした。

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2008/12/27

今週の雑感記 2008年

今年もそろそろ終わりです。

今年を振り返る前に、まずお友達の告知から。

○ 宇宙の果てで愛ましょう (武田すん 電撃マ)王)

武田君の新連載。

以前載った読み切りを、連載用に再構成。宇宙人の王子に見初められた男の子が、女の子になってしまうお話。

読み切りが載ったのはちょうど一年前。そのころまいていた種から芽が出た、という事ですね。

あとは花咲かせ大きな実をつけるだけ。がんばれー!

 

さてさて今年を振り返ってみると。

今年はライトノベルをすごい読んだなあ。数えてみたらブログの感想文50冊超えてる。感想書いてないのも結構あるのです。となると100冊以上?

今週分もありますよ。

○ 時載りリンネ! 4 とっておきの日々 (清野静 角川スニーカー文庫)

短編集。時載りの力を使って流れ星を止めようと奮闘する「天体観測」、箕作家の司書を勤めるお姉さんGのプライベートを暴こうとする「ジルベルト・ヘイフィッツの優雅な日々」、公園でけんかしていた男の子達の仲裁に入って、なぜかフットサル大会に出ることになる「フィーバー・ピッチ」、月に一度、久高の無口な妹の凪が好きなことしていい日「凪の日」を描いた「凪、凪、夕凪」の四篇。

特に最後の「凪、凪、夕凪」がよかったです。小さい妹連れて映画行って公園でお弁当広げてなんて、恥ずかしくて友達に見られたらどうしようと、ついぶっきらぼうになるお兄ちゃん。でもやっぱり妹に優しい。ほんわかしました。

ライトノベルもたくさん読んでいましたが。

児童書も読んでました。今週分。

○ 髑髏は知っていた テレパシー少女「蘭」事件ノート5
  人面瘡は夜笑うテレパシー少女「蘭」事件ノート6
 (あさのあつこ 青い鳥文庫)

大嵐が通り過ぎたN県白帆町。土砂崩れの調査に山の中に入った町役場の職員赤沢栄一は、その現場で三つ目の頭蓋骨を発見した。後日、現場に戻ろうとした栄一は、何者かによって崖から突き落とされる。

そのころ、蘭、翠、留衣、凛の四人は、凛のクラスメイト菅野麗香の依頼で、行方不明の麗香の叔父、章平を探すべく白帆町へと向かっていた。手がかりは叔父がメールに残した言葉「三つ目のワクワク」……。

蘭はテレパシー以外にもいろいろな超能力を持っているのですが、その中に、テレパシーの変形なのか動物と会話できるという力があります。

今回もその能力を発揮、侵入した庭先で出くわしたドーベルマンと仲良くなります。

「あんたたち、シロ、クロっていうの? いいかげんな名前だね。」

クィーン。クゥクゥクーン。クーン。

「だよね。あんまりかわいがってもらってないんだね。うん……そう、愛情感じられないんだ。えっ、ドーベルマンにしては気が弱くて、ほんとは番犬いやなの。……うんうん、転職したいけど不況だから、この仕事がなくなったらこまる。……そうか、ふたり、いや二匹とも、苦労してるんだ。わかるよ、やっぱ政治がしっかりしないと。」

しまった、ウチで昔飼っていた犬はクロだった! 愛情なかったわけじゃないんだよ?(笑)

こんな調子の楽しいシーンだけれど、今回はここから重要な証言が。蘭と翠の掛け合いもそうですが、硬軟取り混ざっているところがこのシリーズの魅力です。

続いて6巻。

豚肉早食いコンテストで食べ過ぎて、病院に運び込まれた翠。そこに駆けつけた蘭は、肘に人面瘡のある幽霊の少女に出くわす。

彼女に呼ばれるようにたどり着いた病室には、自動車事故にあったという若者の姿。そしてその肘には、人面瘡……。

昔の迷信が引き起こした悲しい姉妹の過去。そこにつけ込む悪者がいてという話。

最後のページの、姉妹二人が桜の木の下で遊んでいる挿絵。かわいいいい絵でそれでいて話を読み終わったあとだと哀しくて、心に残ります。

これだけ本読むのに時間を使ってると、漫画読むのはさすがに減りますね。

そんな中、最近ようやく読んだ話題作。

○ GIANT KILLING (作・橋本将也 画・ツジトモ モーニング)

サッカー詳しい人が描いてるんだなあという安心感。面白い。

柏レイソル取材協力ということで、スタジアムがまんま日立台です。

しっかり描かれているもんだから、サッカーライターのお姉ちゃんが「相変わらず狭いわね」と言ったところで、素でカチンと来てました(笑)。

そうそう、書きそびれていたけど、こちらとか。

○群青学舎 (入江亜季 エンターブレイン)

こちらとか。

○ 地球の生活 (山川直人 エンターブレイン)

今年読んでうならされた漫画。その人にしか描けないしっかりした個性。こういうのが「作品」なんだよなあと。

来年はどんな作品に出会うでしょうか。

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2008/12/06

今週の雑感記 考えていること

風邪、熱は引いたんだけど、せきがなかなか止まりません。特に夜出て、寝つきが悪い。まいった。

プリンセス・プラスティックのシリーズを全12巻と書いたのは勘違いでした。訂正しました。すいません。

もっと続くということは、さらに機会があるということだ。がんばろう。

近所の本屋が潰れたと以前書きましたが。あそこ、次のテナントが全然決まらない様子。不況だなあ。

駅前の本屋では、レジ前の平積み台にエロ漫画が置かれるようになり。

潰れた本屋はちっちゃい本屋だったんだけど、ここは広くて品揃えもよく、駅前なので賑わっていて。なのになりふり構っている場合じゃないんだと思うと、出版不況進行中で恐ろしい。

けれど、それは業界内にいれば、そうなっていく気配は感じていたので。

無策というわけじゃない。それを踏まえて行動してるんだよね、と同志・梅木と電話会談。

梅木君のまいた種は芽吹きつつあり。大きく育つといいな。

僕のまいてる種も芽吹かせないと。がんばらにゃ。

○ 考えていること

考えているといいながら、結果がついてきてなくて全然形になっておらず、抽象的な事ばかり書いているので、この辺でまとめを。

出版不況の一番の根っこは、ネットの発達だと思うのです。特に携帯電話もネットにつながるようになって、時間つぶしに読む部分の需要が食われた。だからこれはホントは不況じゃなくて、産業革命の時と同じように、構造が変化して行ってるんだと思います。

漫画に関して言うと、たぶん最初はそんなに問題ではなかったのでしょう。元々雑誌は赤字前提で作っていて、単行本で儲ける仕組みだったから。けれど。

やっぱり雑誌が売れないダメージはあったのだと思います。物を買う時には勢いが大事。雑誌でなんとなく追っていた作品を本屋で見かけてつい購入、という購買行動があったはず。

みんなの話題にのぼる大ヒット作にはあまり影響がなくても、中堅から下には影響があったと思われます。

さて雑誌で見てくれないとなってくると、口コミでぱっと広まるような初動のいい作品が求められるようになります。逆にネットの発達で、漫画好きな人のコミュニティーは出来上がっているし、口コミは広まりやすくなっていて。

自分の実感、また周りの人の打ち合わせの様子を伝え聞いたところでは、そういう作品がほしいという圧力は年々高まっている、と思います。

しかしこれは、漫画ビジネスの大前提、薄利多売と相反しています。客層を絞り込んでしまっては、今までの構造は維持できない。つまり、時間つぶしではなく、もっと高いモチベーションで漫画を読むお客さん相手のビジネスに変わっていこうとしているのです。

かくして、現在、壮絶な椅子取りゲームが展開されています。力のない者は淘汰されるのです。これが出版側の現状だと思います。

これに対して、流通側の事情もあります。薄利多売が前提なのは、書店も同じ。しかし、雑誌はどんどん売れなくなっている。流通を支えていた漫画だけではなく、情報系の雑誌も厳しさを増しています。

結果、書店はどんどん数を減らしています。僕は、後々、こちらの方が問題なのではないかと心配しているのです。

代わりにネット書店の売り上げは伸びています。でもネット書店は、リアル書店の代わりを完全には務められないと思います。自分で使っていて思うのは、ネット書店は「目的の本を買う場所」だということ。レコメンド広告などいろいろ工夫しているけど、中を立ち読みできない事もあり、「ふらりと入って衝動買い」はリアル書店ほどには起きない。出会いの場所としては、少し弱い。

さらに。現在特に数を減らしているのは、町の小さな本屋さん。

大人はいいのです。大きな町の本屋でも郊外型大型書店でも、自力で行ける。でも、行動範囲の狭い子供はどうだろう。出会う機会が失われているのではないだろうか。

他にもいろいろ考える事はあるのですが、大きな物はこの二つ。以上を踏まえて今後の目標は。

「口コミの起きやすそうな作品」の収束点、すなわち椅子取りゲームの中心地は、自分の得意なスタイルとだいぶ違う。そこで並み居るライバル達をなぎ倒す腕っぷしには自信がないので、わきに椅子を用意して、そこにちょこんと座っていたい。

自分のスタイルをありだとするにはどうするか、ということです。そのためには模索している最中の作りかけの物を見せるんじゃなくて、完成品、しかも高いレベルで完成している物を提示して、納得してもらう以外にありません。

そして出会いをどうするか、という点。こちらも一つ考えていることがあって、それに沿った企画を進行中。ただ、遠回り。時間かかりそうです。(^^;;)

ささやかだけど、このブログも、出会いの場所ではあるんですよね。サッカー観戦記ばっかりじゃなくて、もっと研究所に漫画載せればいいんだよと反省したところでオチ(笑)。

○ 具体例

例を挙げないとやっぱり分かりづらいですね。

収束点と言うけれど、実際にはある程度の範囲があって。身近な所では佐々木少年先生は、その中できっちりいい仕事をして、成果を出しています。

ナベ先生は独自ポジション。特にこちらはハーメルの続編なので、このスタイル以外はお客さんも考えられないでしょう。今週はシェル君が立ち上がりました。いよいよ山場。

自分の場合。ふにゃっとしたところはこんな感じ。

話全体としては、こう。

これにちょっと味付けして……。

……。

本棚ながめて例を挙げようと思ったんだけど、スパッとこれだという一個が出てこなかった。やっぱり完成品を早く作れということですね(^^;;)

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2008/11/23

今週の雑感記 もうちょっと

ナベ先生の仕事は終わったけれど、風邪ひきました。

急に寒くなったからかな。ウチと向こうで気温差あるし。

とりあえず、帰ってきた日は栄養とって温かくしてひたすら寝て。

起きたらだいぶ治まってたんで、ぼちぼち仕事。もうちょっと。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク (渡辺道明 ヤングガンガン)

休み明け、第16話です。グレートvsリュート、兄弟対決勃発。

エピソードの山場に入っているんですが、どうも休みがち。これは雑誌にローテーション休みがあるからなのですが。

読んでる方からしたら、作者の都合で休みなのか、雑誌の都合で休みなのか分からない。さぼってると思われたらやだなあ、とナベ先生申しておりました。

休みを有効に使おうという話をしていて、漫画の話だったのに結論は、離れにも風呂場を作ろうと。漫画家なのに、大工仕事(笑)。

○ 七姫物語 第二章 世界のかたち
  七姫物語 第三章 姫影交差
 (高野和 電撃文庫)

三宮と四宮との戦いを制した七宮カセン。四宮ツヅミは琥珀姫を廃位し、カセンの影響下に置かれた。当然それは他の宮都市にとり好ましい事態ではなく、それぞれが己の思惑を抱え、蠢いていた。

カセンでは冬の祭りが催されていた。カラは姫のお傍付き見習いと身分を偽り、人目を忍んで、その祭りを楽しんでいた。その夜、街で騒ぎが起きて……。

カラが素直でかわいくていいなあ、と思ったのですよ。

1巻の感想でも書きましたが、ファンタジーとかSFとかでは、大きな世界を舞台にした物語がよく作られます。架空歴史のようなもの。この手の作品は上手くいくと、スケール感があり、わくわくさせるお話になりますが。

一方よくある失敗として、作者が自分の作った世界に酔っちゃって、読みづらくなる場合があります。

作り手は「オレすごいこと考えた!」と浮かれてるんだけど、読み手は基本、他人の妄想なんてどうでもいいのです。どうでもいい設定をずーっと読まされるのは辛いのです。作り手には怖い話ですね……。自分もSF描いたりするしね……。

ここをどう乗りこえるかが、成否の鍵。その点この物語では、カラスミ姫が活躍。

東和制覇というでっかい夢を追うテンとトエ。その二人に担ぎ出されたカラ。カラは素直でかわいい、好感度高いキャラクターで、かつ、観察者の役割を果たしています。

戦争や謀略といった策謀渦巻く世界の中に、ぽつんと純粋なカラがいる。特に力んだ様子もなく流れに身を任せ周りを眺め、でも諦めて無気力なわけではなく、自分の役割と世界について考える。カラの視点で物語は進み、身の回りに起きる出来事が丁寧に書かれます。

こうしてカラを窓口にして、読者はこの物語の世界の中に、気付けば足を踏み入れているという感じ。キャラクターの妙ですね。

ということで続いて3巻。

ツヅミ国境付近での七宮カセンと三宮ナツメのにらみ合いは続き、それを口実として各都市は影響力拡大を目論む。

緊張が高まる中、カラはツヅミ訪問のため出立する。同時期三宮ナツメの常盤姫も前線の慰問のためにツヅミへ。その動きに応じて、各都市の宮姫も次々と集結して……。

この巻でクローズアップされる、武家出身のナツメの常盤姫もなかなかいいキャラ。凛として、一本芯が通ってます。

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2008/11/15

今週の雑感記 COMITIA86

ナベ先生の仕事とイラストの仕事が締め切りかぶっていて、今週来週は大忙しなのであります。

そのため水曜フットサルも断念。火曜夜、必死にノルマをこなそうとしたんだけど……。

ここを抜ければ、その後はちょっと余裕あるので。そこを目指して、がんばれ、がんばれ。

○ COMITIA86

11/26有明・東京ビッグサイト東1ホールにて。

今回は皆忙しく、とりあえずやんむらさんが「ぬ27b」のすいか工務店で。雲形発着場では出てませんが、梅木君の本も置くそうです。

遊びに顔出すひまもないかも……。ひー。

○ 神のみぞ知るセカイ (若木民喜 週刊少年サンデー)

忙しいので、雑誌を買ったらとにかくまず一番楽しみにしている漫画を先に読むのですが。

最近のサンデーではこれ。

新キャラが出てきては攻略、という基本パターンから、一歩踏み出した新展開。

はっきりした基本パターンだっただけに新鮮です。どうなるのでしょう。

○ 和解

サンデーといえば。

雷句先生と小学館の間に和解が成立したそうです。

ただ、ブログを読んでみると、たぶんこっちを強く訴えたかったんじゃないかなあ、という部分、漫画家と編集部の関係については、進展がなかったみたいですね。

雷句先生の訴えていたとおり、そういう関係で作れたら理想だなあとは思うけど、立場違うから、難しいでしょうね。むしろそっちをどうするかだと思います。

雷句先生お疲れ様でした。

○ 笑って目が覚める

目覚まし代わりにテレビのタイマーを使うのです。疲れてるときに目覚まし時計だと、切ったまま二度寝爆睡をすることがあるから。

今日はNHK「スタジオパークからこんにちは」で目覚めました。ええ、起きたのは午後一時です(笑)。

ゲストは綾小路きみまろさん。中高年に大人気の漫談家です。

まどろみながらぐすぐすしていると、そのうち漫談コーナーが始まりました。きみまろさんはさすがです。スタジオは笑いに包まれ、僕も思わず吹きだして目が覚めました。

笑いで一日が始まると、なんともいい気分ですね。

ただねえ、午後一時過ぎに起きると、今の季節、ご飯食べてちょっとしたら、もう暗くなっちゃうんですよね。

何かあっという間に一日が終わる気分。やっぱりもうちょっと早起きしよう。

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2008/10/25

今週の雑感記 流れた

こないだ打ち合わせに行った仕事は、結局スケジュールが合いませんでした。

イラストに手伝い仕事と、いくつも掛け持ちしていると、まとまった大きな仕事をするのはなかなか難しいですね。60ページ以上あったので……。

水曜久々にフットサル。オイラはトップに。

久々すぎて体力低下、一度上がると戻れないから、という消極的理由で(+_+)

運動しないとね……。

ひたすらあがいたカラーがようやく終了。あとはモノクロの仕上げ。

大きな仕事は流れちゃったけど、やりたいことはたくさんある。隙間を見つけて、コツコツと。カットの仕事を終わらせたら、まずあれをしようと計画中。

○ 増刷

今週、ナベ先生が打ち合わせ後にウチにやってきて。ちょうどその日同じように近場で打ち合わせの人もいて、ウチに集合。

シェルクンチクの1巻は順調に増刷かかっているそうです。

漫画の人気は当然作者である先生のがんばりによるところが大きいわけですが、手伝い先が順調だと、自分の仕事も報われた気分で、よかった、よかった。

そして、できたてほやほやの今後のネームを見せてもらいました。ナベ先生は今回の仕事では、一話ずつではなく何話かまとめてネーム切ってるのです。

うむ。さすがに山場だ。盛り上がるぞ。

描くの大変そうだけど(^^;;)

他のみんなもいろいろ新展開。僕もがんばろう。

○ プロフェッショナル 仕事の流儀

再放送枠で見ました。100回記念拡大版で登場は落語家の柳家小三治さん。

お話を通して人の心に喜怒哀楽を産むという部分では、同じ仕事。いろいろと感じるものが。

「笑わせるのではない。笑ってしまうのが芸」

「落語を面白くするには、面白くしようとしないことだ」

売りたいからって押し付けがましくしない。売りたいからって、こびない。きっと共通の心構え。

NHK-BS2で26(日)am10:55から、も一度再放送。

○ E.T.

CATVのチャンネル回してたら、たまたまやってました。

終盤のクライマックス。E.T.が息を吹き返し、みんなでつれて逃げ出して、そしてお別れ。

演出の力、演技の力、音楽の力。E.T.だと気付く前、ぱっと見ただけで、面白そうで。やっぱり腕が重要だなと。

そしてやっぱり、ラストシーンで泣くのです。

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2008/10/04

今週の雑感記 地平線でダンス 5

今月、さらに忙しくなるかもですよ。

(↑現実を直視しないよう、他人事風味)

○ 地平線でダンス (柏木ハルコ 小学館)

最終巻発売。

僕はやっぱり、ローテーションでやたら休みあるの反対ですよ。読む習慣が切れちゃうから。

楽しみに読んでたのに、本誌連載中にうっかり最終回を見逃した、という恨み節なんですけどね(笑)。

ようやく最後が読めました。よかった。

こういう仕事をしているから、話の構成とか勉強しなくちゃいけなくて。そのため分解して分析するクセがついていて、もう無意識に話の先読みする習慣があるんですけど。

この作品は、ホントに先が読めなかった。

先読みさせない作りの作品というのもあるんです。でもそういうのは、たいてい元々ゴールに向かう意識が薄い。こうじゃなきゃいけないというオチがないから、先が読めない。

でもこのお話は、「元に戻れるかどうか」という、はっきりした二択のゴールがある。なのにこんなに先読めないのは、ほんとすごい。

最後の最後まで楽しめました。しかもハッピーエンドで大満足。

すでに忙しい〆切前。今週はこの辺で。

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2008/09/06

今週の雑感記 次の仕事へ

次の仕事に取り掛かる。何せ、もう予告が出ています。「ホロウ・ボディ」。

挿絵の仕事なので、どこ描こうかなといろいろ考えます。単純に見せ場の辺りを描くか、それとも作品のテーマを強化する絵を並べるか。

そういうふうに絵を考えていると。

あの時なんで担当さんが、この作品を僕に描かないかと薦めたのか、見えてきます。

それこそ、今考えている絵のような作品の華を、補完したかったんだと思います。

あの時は話まとめるのが精一杯でした。担当さん、ごめんなさい。

いろいろと勉強になる日々なのです。

ダイナミックプロは漫画家のプロダクションで仕事のペースが分かっているためか、レスポンスがとても速い。史上最速。大助かりです。ありがとうございます。

○ マガジンZ休刊

とうとう……。

来ました……。

来年1月26日発売号を最後に休刊だそうです。

休刊が相次ぐ漫画界ですが、とうとう、自分が行ってた所まで。

マガジンZでボツになった漫画を仕上げ同人誌にし、マガジンZでボツになった企画の縁でイラストの仕事をする事になった時、マガジンZ休刊が決まるという、何か運命のあやを感じさせる出来事。

近所の本屋がもう一軒潰れたんですよね。

それに、本屋じゃないんだけど漫画雑誌を扱ってたお店が、扱わなくなったんですよ。

押し寄せてくるなあ、不況……。

○ 偽書ゲッターロボDASH (原作:永井豪・石川賢 漫画:西川秀明 月刊マガジンZ)

新連載第1回は、読んだんだけど書くタイミングを逃していました。第2回。

「狂気を含んだ熱」は、西川先生の持ち味で得意技。

そういう土俵にすっと持ち込めるというのは、僕も見習いたいところなのです。

知り合いの漫画家さんが新連載始めたところで休刊の知らせというのも、またなんとも……。

○ ハルとナツ (武田すん ヤングアニマル増刊あいらんど)

告白した女の子は、実は意中の人の双子の姉。姿はそっくりでも中身は真逆。そんな二人に奪い合いされて。お姉ちゃんが問題児かと思ったら、実は……、というラブコメ。

武田君は10月から電撃マ王で連載始まるそうです。

がんばれー!

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク 1 (渡辺道明 スクウェア・エニックス)

さっそく増刷がかかるそうで、ナベ先生も一安心の様子。

どんなにベストを尽くしたとしても、もくろみ外れてあさっての方向に飛んでいってしまったり、横風食らってひっくり返り打ち上げ失敗大爆発、という事態はあるものなので。

二人で話してても、そういうのが怖いと、戦々恐々としていたのです。

ちゃんと発進したのなら、あとはこのまま面白くなるようがんばるだけだ、とナベ先生張り切ってました。

ちなみにカバー折り返しに写っているのが仕事場です。セルフビルドのログハウス。

辺りは田舎で、奥には畑が広がってるし、夜空は満天の星、天の川まで見れちゃう。

キリキリ働かなくてもいいなら、こういう所で、晴耕雨読ならぬ晴耕雨漫画の生活をしたいなあ、と思う今日この頃。toto当たれ。

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2008/08/23

今週の雑感記 いろいろ告知

今週は告知がたくさん。

まずは。

○ COMITIA85

Nano12

8/24、COMITIA85(東京ビッグサイト西3・4ホール)で本出します。

サークルは「れ01b」の「雲形発着場」です。

ご来場の際には、ぜひお立ち寄り下さい。

○ ハーメルンのバイオリン弾き二点

さらに告知です。

お手伝いしている「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」の第1巻が、8/25に発売です。

そう言えば、この漫画の企画が上がったのが、ちょうど一年前ぐらいだったような気が。

傍から見ていてもいろいろあって、自分もそれに巻き込まれ、長かったような短かったような。

そんなナベ先生の苦労も、みなさんに手に取っていただければ報われるというもので。

ハーメルファンのみなさんには、ぜひ。

さらにさらに。

前作「ハーメルンのバイオリン弾き」の最終決戦が収録された、廉価版コミックも出ます。

ハーメルの最終巻あたりは品薄で、入手困難となっておりました。ギャグシーン等を省いたダイジェスト版らしいのですが、こちらもよろしければどうぞ。

○ ポケモン不思議のダンジョン 炎の探検隊 (溝渕誠 小学館)

そして8/28には溝渕さんの単行本が出て。

8/29発売のヤングアニマル増刊あいらんどには武田君の漫画が載っている模様で。

その日辺りに、僕が絵の仕事したSF小説「プリンセス・プラスティック エスコート・エンジェル」が配信開始予定。

来週は、みんなの仕事の成果がずらりとそろう一週間。

○ のだめカンタービレ 21 (二ノ宮知子 講談社)

大忙しの今週、お楽しみはこの漫画。

むむっ!? 何か大きな転換点?

次の巻がむっちゃ楽しみだ。

早く出ないかな。ワクワク。

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2008/08/16

今週の雑感記 そろそろ縦掘り

仕事の予定が見事なくらいにどんどんつながっていく。普段はどこかに休みが出来るのに。

忙しいことはいいことなんだけど、今月載せるつもりだった、「ケッタ・ゴール!おまけ漫画」数ページを描くひまもないのが、目下の悩み。あれー?

○ バクマン。 (作・大場つぐみ 画・小畑健 週刊少年ジャンプ)

デスノートコンビによる、大注目の新連載。漫画家を目指す少年が主人公。

しょっぱなから、けっこう手厳しいネタがふってある(笑)。

職業物の定番としては、夢と理想を語って、それに対する厳しい現実を描いて、そこを乗りこえさせて……という形だけど。

大場先生はきれい事ではすまさないんじゃないか、という気もするし、あんまり手厳しくして少年少女の夢を打ち砕くのもどうかと思うし、どうなるのでしょう。

○ ご愁傷さま二ノ宮くん (鈴木大輔 富士見ファンタジア文庫)

ちょっとお堅い真面目少年二ノ宮くん。家族は仕事で飛び回り、普段は大きな洋館に一人暮らし。そんなところに美少女が、居候しにやって来た。その少女月村真由はなんとサキュバス。男性の精気を吸う力を持っていた。

ところが彼女は極端な男性恐怖症。精気を吸わないと生きていけないのに、男の人に触ることもできないのだった。なのに生来のサキュバスとして、男をひきつけてやまない魅力を振りまく彼女。

お目付け役を命ぜられた二ノ宮くんが、湧き上がる煩悩と闘うコメディー。楽しく読めました。

○ シリアスレイジ (白川敏行 電撃文庫)

生物を怪物へと変異させてしまうレトロウイルス、TDHが蔓延し、激変してしまった世界。主人公守屋篤志は、その変異種を採取するレイスハンターを目指す大学生。

レイスハンターの国家資格を取るために、サバイバル講習を受けた時、篤志は事件に巻き込まれる。講習の教官、現職のレイスハンターが、不正の告発を目的として、生徒を人質に立てこもったのだ。

追っ手を逃れた篤志は、事件解決のため単身アジトに乗り込むが……。

緊迫感あふれるアクションサスペンス。事件が始まると、ぐいぐい引っ張られました。

○ ひかりのまち nerim's note (長谷川昌史 電撃文庫)

山間部にあって、外との交流があまりない街パラクタ。この街は今、「日黒期」と呼ばれる、夜だけが続く現象が、一ヶ月もの間続いていた。

主人公のネリムは、六年前「森の神隠し事件」で失踪した兄メストルがまだ生きていることを知る。調べていくうち、大事件が起き、メストルが「日黒期」の謎に大きく関わっていることを知るのだが……。

中世風のファンタジーなのかなーと思って読んでいたら、増殖炉とかメルトダウンとか、科学用語がボンボン出てきてびっくり。SFか?

SF風ファンタジーという感じの、不思議な風合いのお話でした。

キャラクターの心の動きがしっかりしていて、好感。

好感度高かったため、読了後、登場人物たちの行く末が気になって。

ここまでのラノベ読書は、全体像を知りたいと一巻ばっかりたくさん読んで横へ横へと広げていましたが、そろそろ縦に掘ってもいいかなーと思ったのでした。まずはこれの続きと狼と香辛料。

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2008/07/20

今週の雑感記 ひたすら

梅雨明け。暑いですね。

ひたすら作業中。

ひとコマ漫画を描く余裕もないほど。

仕上げも終わりが見えてきた、と上機嫌でいたら、途中から描き忘れ発覚、直しがたくさん(嘆)。

まだ戦いは続く。

○ ハーメルンのバイオリン弾き ~シェルクンチク~ (渡辺道明 ヤングガンガン)

コミックスの発売日が発表されています。8/25、第1巻発売。

この作業で現在ナベ先生は大忙しなのです。

ナベ先生、がんばれー!! 忙しいのも今月中ですよ!!

  

他の漫画読んで、思ったこともあるんだけど書くひまないので、今週はこの辺で。うわ~(+o+)

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2008/06/28

今週の雑感記 実感

ナベ先生の仕事。

滑った企画を見てもらったら、他の人に見てもらったときと同じポイントを指摘される。やっぱ、がっちり直さないとだめだ。

終わるころを見計らい、仕事場にみんなが遊びに来て、温泉へGO。しかし、終了一時間前に行ったため、最後はジャグジーでしめようと湯船に浸かったら、足を伸ばしてさあくつろぐぞというところで泡が止まる(笑)。

皆でいろいろ漫画の話。最近激動なので、そんな話題。

○ 同級生ダディ (フクダ地蔵 ヤングサンデー)

フクちゃんの漫画がまた掲載。

しかし、まさに激動真っ只中。あと一ヶ月でヤングサンデー休刊。

とにかくがんばれー!

○ じゃじゃ馬グルーミン★UP! (ゆうきまさみ 小学館)

仕事場で久しぶりに読んで、はまる。

爆発的に面白い、というのではなく、ついスルスルと読んでしまう、そういう種類の面白さ。止まれない~。

4人姉妹の住む牧場に、行き倒れて居候になる主人公という、はっきりラブコメ漫画の設定を持ちながら、ガツガツとそちらへは行かず、のんびりじっくりと話は進む。それを許せる大らかさと懐の深さ。それがあの頃にはあった。

四姉妹の登場が、一人ずつ順繰りに描かれているけど、今だったら、これ、一気に詰め込めと言われるんじゃなかろうか。余裕ないからね。

漫画の不況が鮮明になるにつれ、余裕がなくなり、漫画はこう描くべきだと、許容度がどんどん狭まってきたという実感。

そして、そこから自分がはみ出したんじゃないか、というのも実感。

でもこうして、やっぱり面白いという事はいろいろと幅広いものだ、とも感じられるので。

よれずに突き進もうと思うのです。

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2008/06/21

今週の雑感記 ゴールへ向かって

日曜日、バイクで仕事に向かう道中、道がガラガラ。ゴールデンウィークみたい。

気がつけば、家族連れの車とほとんどと言っていいほど、出会わない。ガソリン高騰の影響?

犬の散歩をしているお母さん。小さい女の子を連れている。

犬はリードを引っ張って、あっち行きこっち行き。女の子もちょろちょろと、あっち行きこっち行き。車道に飛び出しそうになって、お母さん大変。

子供もリードにつなぎたい?

今週仕事が立て続け。

自分のは一時中断だけれども、ちょっと考え直さないといけないので、ちょうどいい。手を動かしながら、アイディアを練る。

○ ゴールへ向かって

作品を作る時、きちっとゴールへ向かう事は大切だ、と思うのです。

気をつけないと、けっこう、ちゃんとしたゴールを設定せずに進んでいってしまう事態があるんですよ。

一つはお話の中でのゴール。先々どうなるか。特に僕は、ストーリーは積み重ねていって、最後爆発するのが魅力だと思っているので。

爆発と書くと派手な話のことかなと思われるかもしれませんが、淡々とした話でも、そこに終わりがある以上、そこが終わりであるべき作者の思いというのがあって、そういう気持ちが最後花開くと成功。いいオチになる。

ところがウケることに気持ちが行っちゃっていると、冒頭からそういうネタばかりが並ぶ事になり、最初は面白そうなんだけど、だんだんグダグダになっていって、失敗、という事態を招く。要注意。

もう一つは、何を持って成功とするか、というゴール。特に、誰に向かって描いているのか、という事。

どういう人に喜んで読んでほしいか、というイメージがないと、先の「話のゴール」も決まらない。

でも、仕事として話を作っていると、つい人気とか売り上げとか、数字を相手にしがち。読んでいる人は人間で、個性があるのに、顔が見えなくなる。

そうすると、やっぱりフラフラとして求心力のない物になり、失敗するので要注意。

ちょうど見直すタイミングなので、自分にそう言い聞かせてるのです(笑)。

○ 金色のガッシュ!! 33 (雷句誠 小学館)

「金色のガッシュ!!」最終巻、発売。

雷句先生小学館提訴で話題になっていますが。

小学館の編集がひどい、という噂はよく聞くんだけど、僕は一度しか持ち込みに行ったことがなくて、よく分からないのです。

ただ、雷句先生がブログに載せた訴状を読んで、共感するところはありました。担当編集とこじれたところを書いた一文。

当時、この高島雅氏は編集長に「金色のガッシュ!!」の引き延ばしを命じられていました。私との最初の打ち合わせで、引き延ばしのネタをたくさん出しましたので。しかし私の気持ちはもう「金色のガッシュ!!」は終わりを考えていて、それらしい事を編集にも伝えていました。

ですから、よっぽどの良いアイデアやお話展開でなければ「金色のガッシュ!!」を引き延ばすつもりはなかったのです。残念ながら高島雅氏の出してきたネタはあまり良くありませんでした。

引き延ばしは駄目でも、普通にガッシュのお話のネタはたくさん出してきました。が、残念ながら使えないそのネタは「アイデア」ではなく「思いつき」の段階で止まっている。アイデアとは、数ある「思いつき」を、その漫画のキャラ、お話にあて、面白くなるかどうかを頭の中で何度もシミュレーションする。

その中からほんのわずかだけがキャラを活かし、お話を面白くする「アイデア」となる。単なる「思いつき」を無理矢理押し込めばキャラも無茶苦茶になるし、お話も死んでしまう。

しかし、高島雅氏は強引に「思いつき」をゴリ押しし、後のお話に仕上げる展開、どんな矛盾やページ的無理があろうとやれと言う、そして大幅にオーバーしたページ数を出せば、「そんなの18ページに入るわけないだろ?!」と高島雅氏はキレ始める。

そんななか何とか話を面白くしようとするがやはり限界はある。自分であらかじめ考えてたお話を潰して、なぜ苦しんでまでつまらないお話を描かねばならないのかとストレスがたまる。

人間関係がこじれちゃってて、特にひどくなっている気配ですが、でもこれは、よくあることなのです。

漫画家はこれでよく悩みます。僕も悩みました。引き伸ばしの方はなかったですけれども(笑)。

でもこれ、本質的に仕方ないと思うんですよね。僕の場合、担当さんがひどい人だった、というのは全然ないんです。それでもすれ違う。前述の、ゴールが違うから。

漫画家は、面白い物が描きたい、と思っています。対して編集者は、売れる物を作るのが仕事です。

「面白い=売れる」なら、何も問題ないんですけど、最後の所でかみ合わなかったりします。「面白い」には個人差があって、ある人にとって一番面白い物が、世の中で一番売れる物とは限らないからです。

漫画家だってそりゃ売れたいし、編集者だって面白い物作りたいだろうけど、優先順位がどちらか。どっちが正しいという問題ではありません。立場の違いから来る必然。どっちも正しい。

となると、作家的には「ここで終わるのが一番面白い!」となっても、出版社としては「売れてるのにもったいない」となるし。

編集者が作家側から見たら「思いつきレベルのアイディア」になるのも、その場その場で面白いシーンにして人気を出せば売れる、という連載漫画の仕組みが影響している、と思うのです。

そういう本質的な違いのある中で。

かつ、どうもそれが、すごいこじれちゃってる節のある中で。

これだけ自分の想いを貫いて、ゴールに飛び込んだというのは、ホントに稀有な事例。

もしかしたら、もう出ないかもしれない大傑作ですよ!!

雷句先生お疲れ様でした。

裁判もがんばってください。

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2008/06/06

今週の雑感記 下げ圧力

もう梅雨入りだって。早い。わけあって、てるてる坊主を逆さに吊るした成果だろうか。

すべるとやっぱり発生する下げ圧力。そんな中作業しているのは明るい話なので、テンションを維持するのが大変。気力の勝負。

NHKのクローズアップ現代で、出版不況の話。ランキングでしか本が売れないと。全体は下げ止まっておらず、出版点数を増やしてしのぐのも、もう限界。

この構造の外側に出たいんだ。そのための遠回りだ。がんばろう。

さて、キャラクターがきちっとかみ合っていないのが、目下の悩み。どうしよう。

○ 築地魚河岸三代目 21 22 23 (作・九和かずと 画・はしもとみつお 小学館)

新刊出ないなと思ってたら、映画合わせでためておいての連続刊行でした。

出ない間に世界的食糧危機。漫画は変わっていないのに、なぜか話が深刻になったような気がします。

(・・;;)オソロシイ

○ ISON -イソン- (一乃勢まや 富士見ファンタジア文庫)

ウイルス性の病気を治療するため投与された医療用ナノマシンの、思わぬ副作用によって、超人的な知覚力を持つ主人公。その力を生かして、賞金稼ぎとして、凶悪犯を捕まえて生活している。

ある日、なぞの金髪美女によってもたらされた依頼は、プロも二の足踏むような大物狩り。ターゲットは武器商人とテロ組織のボス。けれど、その依頼の裏には、もっと大きな事件が隠れていて……。

テンポのいいアクション物。すいすい読めました。

○ ムーンスペル!! (尼野ゆたか 富士見ファンタジア文庫)

国家詠唱士の試験に五浪している主人公。最近は、もう自分は受からないのではないか、と自信喪失気味。そんな時、雨の中倒れていた少女を助け、その面倒を見ることに。

ところがその少女は、二千年もの間封印されていた、大きな謎を秘めた少女。世界をひっくり返すような力を持つ。それを狙う連中がやってきて……。

掛け合いのテンポがいいラブコメ。こちらもすいすいと。

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2008/05/23

今週の雑感記 休刊?

仕事してて「ここまで描いてから寝よう」というのを繰り返していたら、就寝時間がすごくずれた。サッカーも見てたし。

これでナベ先生の仕事場に入ると、寝る時間が一気に変わって、国内なのに時差ぼけに。なんとか早寝せねば。

仕事中かけてたYUIの「Love is all」という曲が、ラブソングではなく、アーティストの魂の叫びだと気付いた。普段歌詞カードを読まないので、気がつかなんだ。

共感した。そうだよね。愛が全て。

○ ダブルアーツ (古味直志 週刊少年ジャンプ)

最近始まったファンタジー漫画。ちょっと注目。

バトルアクションで毎週ページが20ページぐらいとなると、どうしても、動機付けや気持ちの部分を勢い任せではしょったりしがちなんだけど。

そこをしっかり描こうという志が見えて好感。

でもアクションも描き、気持ちも描きとなると大変なので。どうなるだろう。

○ 神のみぞ知るセカイ (若木民喜 週刊少年サンデー)

こちらも最近始まった、コメディー漫画。

ギャルゲーの天才が、その能力を駆使して、現実の女の子を口説き落とすというお話。吹っ切れてて心地いい。

若木先生がブログで、今週の話が支持されたら作品の振り幅が変わると言っていた。確かに。これが通れば、攻略以外の話が作れる。

僕は楽しく読めました。さて、どうなるだろう。

○ 休刊?

<ヤングサンデー>小学館「休刊を検討」 Dr.コトー、クロサギが人気

小学館は19日、青年マンガ誌「週刊ヤングサンデー」について、「休刊も視野に入れている」ことを明らかにした。

同誌は、87年4月に創刊の隔週刊の青年誌で、95年11月から週刊化された。「1ポンドの福音」(高橋留美子)や「海猿」(佐藤秀峰)などで人気を集めた。現在は、離島の医療問題を描きテレビドラマ化もされた「Dr.コトー診療所」(山田貴敏)や詐欺師同士の戦いを描く「クロサギ」(黒丸)などの人気作が連載されている。

同社広報室は「将来を見据えた経営判断に基づき、今後のあり方を検討している。休刊も視野に入れているが、最終的な決定には至っていない」とコメントしている。【渡辺圭】

毎日新聞08/5/19

知り合いが持ってってるわけで、ホントになったらエライこっちゃ。最終決定が違うといいけど。厳しいかなあ。

今、漫画は、旧来のビジネスモデルが崩れる、変革の時期なのだと思います。そういう流れになってる。うまく変革できればいいが、そうじゃなければ崩れるばかりで大変だ。

その流れの中、生き延びるのも、大変だ。

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2008/05/03

今週の雑感記 クラウディア航行記3

疲労蓄積。寝ても寝ても、眠い。ほぼ切れ目なく、手伝い仕事が続いたためか。プロット、ネームとしなきゃいけないのに。

頭ボケてちゃ進まないので、さらに寝る。そんな日曜月曜。

水曜フットサル。行く時にちゃんと、最後の安いガソリン入れといた。

2得点もキーパーとの一対一は防がれ、反省。丁寧に行こうと、インサイドキックが、見え見えに。

とてもいい天気で、帰ってからもなんかぽかぽか。日焼けだ。普段表に出ないから効果てきめん。

「ケッタ・ゴール! 激闘編」27、けっこう引っ張ってようやく終わる。後はチェック受けて表紙描いて、月末ぐらい?

さあ、次の企画を進めなければ。今月中に、目鼻つけないと。けっこうハード。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク (渡辺道明 ヤングガンガン)

「人類の命運を懸けた強大な魔族との最終決戦―”北の大戦”で、超特大ヴァイオリンで魔曲を奏で…人類を勝利に導いた英雄―勇者ハーメル!! その勇者の絶大なる”魔力”とその”血”を受け継いだ息子達なんだぁ!」

グスタフさんの解説。そうでした。種明かしするなら今週でした。

まあ、あおりにもあらすじにも勇者の子らと書かれているので、ここにいらしているハーメルファンの方には、周知の事実だと思うんですが(笑)。

でも燃える展開というのは、ネタではなく、リズムなので。分かっている種明かしを、いいテンポでドーンとやるのは大切。

ドーンと種明かししたところで、アクシデントによりピンチ到来、続く。しかし次号はお休み。

このリズム、まだ慣れないな。読んでいる人はどうなんだろう?

これのおかげで長めのオフが取れて、その間に自分のやつの作業が進められるんですが。進めないと。

ナベ先生は僕から風邪がうつってオフが潰れたと、お嘆き中(笑)。

○ COMITIA84

5/5のCOMITIA84(有明・東京ビックサイト東4・5ホール)に、梅木君の新刊が出ます。場所はく-01b、お隣はやんむらさんです。僕は売り子の手伝いに。

「クラウディア航行記」の3冊目。こちらが表紙。

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こちらが裏表紙。

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第1話目はこちらです。お試しあれ。

○ 創る喜び

よくみんなと話すことなんですが。

描いていると楽しいよね、と。

いろいろ大変なんですよ。打ち合わせで手こずったり、描いても描いても載らなかったり。載っても人気取らなきゃアウトだし、だいたい、この業界どこまで沈むんだろうという昨今で、先行きとても不透明だし。

そんな不安やストレスが満載。

でも描いていると楽しい。

特に自分でも上手く描けたと思えた時。

そしてそれに反応があった時。

それの前には、もう他の事はどうでもいいかと思えちゃう(笑)。それが作家。

ということで、いろいろあるけど、今日も作業中。

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2008/04/19

今週の雑感記 リュート

手伝い仕事が立て続けに。

一つ一つはきつい仕事じゃないので、辛くはないんだけど、自分のを進める時間が確保できない。

ヤバいっす。もっとスケジュールに余裕があると思っていたので、焦りの芽がむくむくと頭をもたげています。なんとかせにゃ。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク (渡辺道明 ヤングガンガン)

という事で、登場しました、リュート兄ちゃん。

と言っても別人ですけど。

ライエルとサイザーが自分達の子供にオカリナと名付けたように、フルートも自分の子供にリュートと名付けていたのです。

ちなみにちゃんと、前作の最終37巻で登場しています。子供たち大集合の図。右端のバイオリンを持っている子ですね。

ところで、グスタフさんが生き残っていますが。

とってつけたわけではなく、ちゃんと予定通りです。「いると便利」がナベ先生のグスタフ評(笑)。

○ 宇宙家族ノベヤマ 1 (岡崎二郎 小学館)

ある男の子の持つDNA配列が、宇宙文明へのメッセージになると判明。ごく普通のその子の家族、野辺山家が、大使として宇宙へ派遣されるというお話。

親しみやすい絵柄、分かりやすい語り口。

しかし、内容はめっちゃ深い、文明論まで語っちゃう本格的なSF。おもしろい。

○ COMITIA84

助っ人参戦していたのは、梅木君の原稿。5/5COMITIA84新刊発売予定。

ほんとはもちっと手伝ってあげたかったけど、ナベ先生の仕事とバッティング。今、佳境なはず。がんばれー!

僕も本を出したかったけど、それは諸事情により延期。うーむ。

Nano2

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2008/04/14

愛読者育成計画

とある小さな女の子の誕生日のプレゼントを考えた。何がいいかな。

最近、がんばって漫画を読もうとしているのを見たのです。たどたどしく、読めるひらがなだけ、一文字一文字声に出して読んでた。

内容はちゃんと分かってないと思うけど。お母さんの蔵書。「キャンディ・キャンディ」

なんて描いてあるの? と聞かれたので、説明してあげました。ニールとイライザが、何でそんなにひどいイジワルをするのか、納得いかない模様。素直ないい子です。

さて、せっかく漫画に興味を持っているのだから、将来の愛読者を育てなくちゃ(笑)。犬かわいいよねって話をしてたから、犬の漫画でも。

スヌーピーの漫画はどうだ。

……買って読み返してみたら、記憶以上にシニカルで、大人向けでした。

これはさすがに早いかな。もともと新聞に載ってた漫画だからなあ。親に読んでもらっても、何のことやらわからないだろう。

ちなみに僕は、好きなのです。スヌーピーが屋根で寝そべってるとことか、変な空想しているとことか(笑)。なのでこれは、僕用に。癒される。

という事で、他の犬漫画を。「おはよう! スパンク」

これはお母さんがなかよしっ子だから、読まされてても懐かしいはず。母子のコミュニケーションに一役買う一品。

やはり今月誕生日のお父さんとお母さんにも、プレゼントがありますよ。

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2008/04/12

今週の雑感記 引き立て役でも

小さな子供たちとボール遊び。

ボールを捕ると得意顔。何球か続いた所で、こっそり難易度を上げたコースへ投げる。失敗が続いてちょっとしょんぼりし始めたら、今度は確実に捕れるコースに。ギリギリ捕れるかどうかの所に打ち分ける、名ノッカーになった気分(笑)。

続けてると、上手くなっていくのが分かる。子供の学習能力はすごい。

仕事明けの温泉は雨の日。雨の温泉もおつなもの。

水曜フットサル。フランサさんが浮き球のパスを多用するのは、受ける味方にシュートの余裕を与えるためだと聞いてたので、最近お試し中。

狙った所にピンポイントで落とすのは難しい。フットサルだから距離短いというのに。うーむ。

○ フロマンガ (吉田戦車 ビッグコミックオリジナル)

「私はお湯! コックさんに言いたいことがあります」

「…このマンガはなんでもかんでもしゃべらせすぎじゃねえのか…」

絶妙の間で、今週のオリジナルの一押し。仕事場でナベ先生と二人、受けていた。

ちなみに今週の1コマ目は、「車検に出したらクルマがしゃべるようになって帰ってきた」。確かになんでもかんでもしゃべってる(笑)。

○ ダイヤのA (寺嶋裕二 週刊少年マガジン)

「結果的に」ライバルの引き立て役となった、市大三高の負け方が、よかった。

強力な敵を立てるために、以前から出ているキャラクターをあっさりやっつけさせる、というのは、よく見る手なんだけど。

それが「結果的に」に見えるように描いてあるところが、素晴らしい。負け役だからとぞんざいに扱わず、彼らの必死さをきちっと描いた。

また、突然出てきたライバルの実力が、ちゃんと豊富な練習に裏打ちされているところを描いているのもいい。

野球に対するリスペクトにあふれていて、スポーツ好きにはたまらない漫画です。

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2008/04/06

今週の雑感記 ゲゲゲの女房

4月。番組改編の季節。

CATVの番組から、ウェザーニュースがなくなった。

天気予報はネットで確認できるから別にいいけど、かかっていた音楽を仕事のBGMとして重宝していたので、ちょっと困る。

流しっぱなしにしていても気に障ることがない番組というのは、なかなかない。小さな音で何か流れてる、ぐらいが一番集中できるんだけど。

新たなスタイルを模索中。

○ ふたつのスピカ 14 (柳沼行 メディアファクトリー)

「いよいよラストスパート! 宇宙学校での生活も残りわずかです!!」

単行本の帯の文。

きちっと構成されて、ちゃんと閉じる話が好きなんだけど。

いざ終わりの気配が見えてくると、やっぱり寂しい。

○ 真月譚月姫 6 (佐々木少年 メディアワークス)

終わりの気配という事ではこちらも。そろそろ閉じる方向へ。

純粋に読者の立場だと、終わりの気配は寂しさを覚えるのですが。

知り合いの場合には苦労を見てるから、とにかくがんばれ、と。

満足の行く終わりが描けるチャンスは、一生のうち、そんなにない。がんばれ。

○ ゲゲゲの女房 (武良布枝 実業之日本社)

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生の奥さんの自伝。奥さんの視点で、水木先生の仕事ぶりが書かれています。

戦争で片腕を失った水木先生。肩で原稿を押さえ、一心不乱に漫画を描く。

その後姿に吸い寄せられるように、目が離せなくなる奥さん。自然と湧き上がる、尊敬の念。

そんな水木先生が、極貧の売れない貸本漫画家だったころ。徹夜仕事明けの水木先生に代わり、奥さんが原稿を届けに行った時の事を書いた一文。

社長は私の目の前でおもむろに作品をめくり、あろうことか、ブツブツけちをつけはじめました。

「ああ、これじゃ、だめだ」

「……この間のも、売れなかったし……」

「売れるものを書いてもらわないと、金が払えないんだから……」

人が精魂傾けて描いたものを、ぼろくそにいうのです。

なんて失礼な人だろうと思いました。水木は、原稿を渡しに行くたびに、こういうことを我慢しなければならなかったのかしらと、切なくなりました。あれだけ渾身の力を振り絞って描いたものを、こんな風にいわれるのは、たまらないことだろうと、水木がかわいそうになりました。

それでも、こちらの生活がかかっている以上、とにかくお金をもらわないで帰るわけにはいきません。ですから、私はぐっとこぶしを握り締めて、社長のぼやきを聞き続けました。

「じゃ、これね」

ようやく手渡してくれたのは、約束の半分の1万5千円しかありませんでした。これではこの先、暮らしていけません。私は、ものをいうのが苦手なほうですが、勇気をふりしぼっていいました。

「約束は3万円だって、聞いておりますが」

「奥さん、売れないものには払えないのよ」

「でも、これでは半分しか……」

「半分もらえるだけでも、ありがたいと思ってほしいもんですな」

「……でも、これでは食べていくことができません。何とか、もっともらえませんか」

血相をかえて頼み込みました。上乗せをしてくれたことはしてくれたのですが、往復の電車賃分だけでした。

 

電車の座席に、空になった革のバッグをひざに乗せて座り、新宿に向かいました。駅に着くたびに人が乗り降りしていました。でも、私は顔をあげることができません。水木がこれまでどれほどの屈辱に耐えてきたのかを、身をもって知ってしまったからです。これでは、あんなに一生懸命にマンガを描いている水木があまりにもかわいそうです。気がつくと、バッグの上においていた私の手の上に、涙がぽたぽたと落ちていました。

 

ちーくしょ――――!!!!

 

すごい感情移入。いや、こんなきついダメ出しは、食った事はないんですけど。

そうなんですよね。売れれば勝ち、売れなきゃ用なし。努力賞はない。それがプロの厳しさ。

でも水木先生はこの状態でも己を貫いた。自分に合わない仕事を断ったりしてるのです。貫いて、最後には、勝った。尊敬。

そして、そんな水木先生のそばに、こうして泣いてくれる人がいたのは、きっと支えになっていたに違いない、と思いました。

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2008/03/23

今週の雑感記 のだめカンタービレ20

近所の幼稚園に人が群がっているからなんだろうと思ったら、卒園式。

そっか、そういう季節か。

ひな壇に並んで記念撮影。おすまししてる子、落ち着かない子。

来月にはみんな、ぴかぴかの一年生。

春ですねえ。

○ のだめカンタービレ 20 (二ノ宮知子 講談社)

コンクールが終わり、それを見ていたのだめにも火が付いた模様。

しかし、のだめは大丈夫。天才だから。きっと何とかなるから。

それよりターニャが気になって……。

どうなるのかなあ。

○ でたらめ町の怪現象1 委員長vsこけし (武田すん ヤングアニマル)

武田君の新作読み切り。

タイトル通りのおかしな話なんだけど、そのおかしな方向にストレートだったので笑った。

1とついてるけど、続きがあるのかな?

○ サンデーマガジン50周年

共に創刊されて半世紀。今週の表紙が、握手している合体表紙。

50年かあ。創刊当時の少年読者は、もうおじいちゃん。

歴史を感じます。

一番歴史を感じたのは、藤子A先生のページ。そうだ、オバQも載ってたんですね。

○ ちょっと置いといて

次の企画。

今度は子供向けじゃなくて、対象年齢上げて、ロマンチックで切ない感じのSFで、と方向を決め。落書きしていたら、いい感じでヒロインが描けて。

そろそろ進められるかな、思ってたところで難関発見。他の人物設定を決めきれない。自分の中に確信がない模様。

ここをいいかげんにごまかすと、後でキャラクターが動かなくなって苦労するのは目に見えている。

そこでちょっと置いといて、参考になりそうなものを読みながら、煮込んでおく事に。きっとどこかでひらめくでしょう。

代わりに子供向けのでひらめいたから、そっちを先に。

臨機応変。スケジュールきつくなったけど(笑)。

Tomoki

友樹くん。素直で優しい子というのは、印象が弱くなりがちで、動かすのは結構難しい。

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2008/03/09

今週の雑感記 現在充電中

仕事明け、テンション切れたら風邪ひいた。

大したことはないけど、頭がボーッとするので、作業が進まないのが困る。とりあえず読書を進める。

水曜、ようやく仕事明けてフットサルに行けると思っていたのに、治りかけで自重 weep

土曜、J開幕。TV観戦。風邪は治ったので、サッカーしたくてうずうず。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク (渡辺道明 ヤングガンガン)

主人公がいきなり挫折か? という大ピンチ。そして、ドドーンとクラーリィ登場。

お楽しみいただけましたでしょうか。

で、第1ピリオド終了。次回はお休み。

これはナベ先生の都合ではなくて、雑誌の方の都合。ローテーションするんだって。

僕は少年漫画畑の出身で、そっちではあまり聞かないことだったんですが、青年誌だとけっこうあるみたいですね、ローテーション休み。

ナベ先生は仕事が速い人なので、それを聞いた当初は、「そんなに休みもらって、何してればいいんだろう?」と戸惑っていましたが。

実際には、余裕があればある分だけ、たくさん直しを出されるので、傍から見ていて大変そうです。

第2ピリオドでは、前作ゆかりの新キャラが登場予定です。お楽しみに。

○ 三ツ星ブログ 森田さや

携帯コミックのホラー漫画です。美食ブログを書いてる女の人の所に、試供品が送られてきて…というお話。 

アクセス方法はこちら。
●DOCOMO
iMenu>メニューリスト>コミック/書籍>コミック>コミックi
●au
EZメニュー>トップメニュー>カテゴリで探す>電子書籍>コミック>コミックシーモア
●ソフトバンク
Yahoo!ケータイ>メニューリスト>書籍・コミック・ 写真集>電子コミック>コミックシーモア

森田さんには、いつもお世話になってます。

ちなみに今だ携帯持ってない僕は、これで初めて携帯コミックというものを見せてもらいました。ばっちり時代に取り残されています(笑)。

ひとコマずつ表示していくという表現形式、しかも縦長画面。普通に漫画描く時とはちがう間合いとかがありそうだ、と感じました。

○ 落書き

企画立てるときには、まず落書きから。

Polly

現在充電中です。

経験からすると。

これだ、こういう顔するやつだ、というのがつかめるまでキャラクターの落書きを重ね、資料とか参考になる本とかを、飽きるぐらいまで読み、イメージを高め。

もーだめだ、あふれる! というところまでガマンしてから書き始める方が、吉。いきなり話書き始めるのは、よくない。途中で詰まる。

という事で、一生懸命溜めてるのです。読書も驀進中。

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2008/02/09

今週の雑感記 遊び人奉行 後始末記

雪に降り込められた日曜日。買い物に行くのがめんどくさくなった僕の、昼ご飯。

ケチャップサンド。

食パンにケチャップを塗る。お終い。

バリエーションとして、マヨネーズサンドがあります。具なしだけど、ジャムだって塗るだけなんだから、ありだ、と一人納得。けっこう、好き(笑)。

水曜も雪。早い来客を見送った後、やはり買出しがめんどくさくなる。

卵かけご飯に焼き海苔。おかずなし。

でも実は、子供の時から卵かけご飯はご馳走。大好き。

卵かけご飯でおなかいっぱいになると、しあわせ。安上がりにできてるなあ(笑)。

○ 遊び人奉行 後始末記 (一丸 ビックコミックオリジナル)

時代劇「遠山の金さん」で有名な北町奉行、遠山左衛門尉景元(とおやまさえもんのじょうかげもと)が、実は……というお話。

以前載った読み切りの続編で、今回は前後編。

ろうそく問屋秋田屋の女中、おはる。よく働く看板娘と評判の子が、実は泥棒一味大和屋の人間。

看板娘の顔から、泥棒一味の顔へと変わる、2ページの演出が見事。実に的確で印象深い。

○ 風の大地 (作・坂田信弘 画・かざま鋭二 ビックコミックオリジナル)

「人の声を聞き過ぎると自分が消えちまうぜ。だが聞かな過ぎても消えちまうんだな、これが。(中略)片寄っちゃいけねえぞ、立つも歩くも真っ直ぐ立ちが一番だ。真っ直ぐに立ってりゃ、有難え声だけが身に飛び込んでくる。姿勢が大切だ。身も心も傾けるな、傾きゃ終わるぜ」

そうなんだよねえ。でもそれが、難しい。

大人向けの漫画って、描いたことないけど。

しっかりした言葉を持ってないと、裏打ちのない机上論じゃ、大人の読者には見抜かれちゃうから、大変そう。

○ 続・好きなものを描け

先週このテーマで記事を書いたところ、今週、好きなものを描かなかったら、筆が進まなくなった、という相談事。タイムリー。

それもまさに、打ち合わせの末、方向性を変え、好きな所が削れてしまった事例。

僕も経験あるけど、本気で進まないんですよね、そういうネーム。

とにかく載せるのが先決だから、細かい好みが削れたぐらいなんだ、と自分に言い聞かせて描くんだけど、ダメなんですよ。

テクニック的にこうしてこうすればお終い、というのは分かってて、そう描いて。

それを自分で読んで、「うわー、小手先で魂こもってない……クソだ、こんなの……」と自己嫌悪する、悪循環。気力がどんどんなくなっていく。

僕は結局、漫画描いてて楽しいという前向きなエナジーがみっちり詰まったネームにしないと、絵的にはアレだし、お客さんに売るもんないでしょう、と思ったので、万難を排して好きなものを描け、と決意したんですが。

万難を排するっていうのも、難しい。単純に真っ直ぐ行って玉砕じゃ、だめで。直球にも、針の穴を通すコントロールというものがあり。

相談を受けたネームは見たところ、そこまで小手先オンリーになっておらず、ページ制限的に苦しいけれど、がんばれば、好きなものをちゃんと入れて、針の穴を通せそうな感じでした。

そして、人の相談事だけではなく。現在、企画提出後例のごとく、即座に次弾装填に入っている僕としても。

次書こうとしているジャンルの、業界コンセンサス的に通りそうなやつはああいうの、というのはすぐ分かったけれど、じゃあ好きかと自分に問うと、いまいち乗り気でない答え。

どういう角度で切り込むと、ズバッと通せるのかな、と思案中なのです。

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2008/01/26

今週の雑感記 WE LOVE DADDY

先週はレイソルのサポカン直前で、書くことたくさんあってお休みだった、今週の雑感記。

という事で2週分。

先週、ナベ先生の仕事が明ける日辺りから、ガクッと力が抜ける感じがして。

そのまま喉が痛くなり、腹下す。風邪か?

このまま発熱まで至ると、自分の仕事が滞るので、負けるものかと気合を入れ、なんとか回復。

そして気合を入れた副産物か、作業がものすごい速さで進む。災い転じて福となす。余裕を持って、来週月曜には出せるぞ。よかった、よかった。

水曜、雪。でもフットサル。

屋内コートだから、雪は平気だけど、寒い。GKをやって、すっごい強烈なシュートをかじかんだ素手で受け、悶絶。

寒いと足もかじかむのだろうか。絶好のタイミングで放ったシュートは右に外れる。(←言い訳)

本を借りに図書館へ。運動不足解消をかねて、隣町まで歩きで。

着いたら休館日。あれれ。

○ 蔵人 クロード (尾瀬あきら ビッグコミックオリジナル)

ノーマークだった、地味な女性記者、真奈美さん。

赤丸急上昇中。

○ ガイア動物記 (岡崎二郎 ビッグコミックオリジナル)

読み切り。マッコウクジラが主人公で、がんばって海底目指して潜る話。

クジラがかなりの深海まで潜る、という事は知られていますが、その時クジラは何を考えているのだろう、もしかして……というSFです。

クジラが悟りを開いちゃったりして、なかなかに味わい深く、面白かったです。このまま続かないかな。

そう言えば、欲しかった「ファミリーペットSUNちゃん!!」を買ってなかったと思い出して、ネットで注文。便利ですね。

○ 風の大地 (作・坂田信弘 画・かざま鋭二 ビッグコミックオリジナル)

「お前達の思いを込める時が来た……」

「お前達兄妹の祈りを込めて拭く時が…!!」

老キャディが昔々、子供達にプレゼントされた、願いのこもった刺繍つきの、一枚のタオル……。

「ダディがバッグを担ぐ選手は、絶対優勝するよ!」「このタオルにはボク達みんなの願いが入っているからね!」「このタオルで拭いたクラブやボールは、きっとダディの思い通りの方向に飛んでいくと思うよ!!」

WE LOVE DADDY

……泣ける!!

さあ、願いのこもったこの一打は、どうなる。

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2008/01/22

Hameln:The Next Generation

とうとう始まりました新連載。「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」@ヤングガンガン。

心配性のナベ先生。

雑誌から浮くんじゃないかとか。

ファンの人はちゃんと楽しめるだろうかとか。

でも自分の作風はこうだしなとか。

やっぱり描いてて楽しいなとか。

傍から見てても、上がったり下がったりで大変です。

近年、ヒット作の続編は、以前のお客さんが当てにできるということで、リメイクとともに、ありふれた物になっていますが。

確かに、企画は通りやすいと思うし、話題にもなるけど、でも、最初からお客さんの期待がある分、むしろ難しい面もあり。

僕自身、読者体験、視聴者体験から言うと、好きな作品の続編が、安パイだという作り手の油断が見える、そこそこの物だと、好きだっただけに嫌なわけで。

そんな話をしていて、続編の、目指すべきよい例として。

「新スタートレック(Star Trek: The Next Generation)」だよね、というところで一致。二人とも好きだから。

世界観やテイストはきちっと踏襲しつつ、ちゃんと別の話として成立している。そして、すごく面白い。

そういうものを目指そうという気持ちで、ナベ先生は、Next Generation達を描いています。

それで、上がったり下がったりしているのです。

そんなナベ先生のためにも、スタートダッシュが決まるといいなと思います。

Hameln

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2008/01/13

今週の雑感記 最後の最後まで宇宙への道を考えていたような気がするんだ

仕事始め。来週冒頭まで大忙し。

次の自分の企画を考えるため、SF小説を借りようと図書館で物色するも、あまりない。

しかし考えたら、部屋に積んであるのを崩すのが先だった。ちょっと片付けて、発掘しないと(笑)。

煮物作ったとき、コンロに煮汁が吹きこぼれていたことに気が付かず、真っ黒焦げに。

(+△+)掃除、めんどくさい……。

風呂の中でお話考えていて、ふと気付く。

自分は今、最初に湯船に浸かったままなのか、一度出て身体を洗って、もう一度浸かっているのか、どっちだ?

集中していた証拠だけれど、困りもの(笑)。

○ CHE.R.RY

次の話。あらすじもなんにも決まってないのですが。

イメージだけは決めてある。この曲が似合う話。

YUIの「CHE.R.RY」。

別にラブストーリーを書こうということではないんだけど、読み終わってこの曲が流れたら、ちょうど似合うような。

そんなアイディアが湧いてこないかなあ、と思いつつ、ずっとかけっぱなしで聞いてます。

○ ふたつのスピカ 13 (柳沼行 メディアファクトリー)

ゆっくりと丁寧に丁寧に張ってきた伏線が。

とうとう爆発。

シュウの死。

そしてまた、丁寧に丁寧に、それぞれの思いをつづっていく。

ただ、今までと違うのは。

人生を決める瞬間が、すぐそばまで来ているということ。

相変わらず、キャラクター達の気持ちがみっちり詰まってて、心に響いた13巻。

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2008/01/05

今週の雑感記 リアル

大晦日。ネーム作業の合間に、ちょこちょこプロレス観戦。

赤かったり、オレンジだったりした頃の小橋さんに燃える。

そこでたまたまチャンネル変えたらK-1で、元ロッテ立川選手の試合。

なかなかの破壊力のローキックで、KO勝ち。やったね!

元旦。おみくじ引いたら、よろしくなかった。

(+_+)がっかり。

一応おせちを買ってきて、正月気分。

伊達巻と栗きんとんは必須。天皇杯を見ながら、伊達巻一本、一人で食う。

実家に帰る。渋滞を避けようと新ルートにチャレンジ、道に迷う。

帰ると、犬に吠えられる。さらに、夜、バイクでの実家からの帰り道で凍え、解凍に三時間、コタツから出られず。

その間に見ていた、みちのくプロレスが面白かった。

そんな年末年始でした。

○ ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク (渡辺道明 ヤングガンガン)

さあ、予告が。次号から連載開始。

今年の仕事もそろそろ開始。

ハーメル2のオファーは、以前にもあったのですが。

傍から見ている感想としては、この物語で描くことが、きっと必然だったのだろうと。

色々紆余曲折ありましたけど。

焼き直しではなく、付け足しでもなく、ちゃんと「次のお話」。

先々を聞いたところでは、とても燃えられるいい話なので、うまくいってほしいです。

微力ながら手助けになるよう、がんばりますよ!

○ リアル 7 (井上雄彦 集英社)

やっぱり井上雄彦先生は、スポーツのディテールが描ける人だ。

そして、魂も描ける人だ。

そうだ、やるしかねえ。

やるしかねえんだよ!

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2007/12/30

今週の雑感記 ガッシュ完結

今年最後の雑感記。

今年の分を読み返してみると、今年は児童書をよく読んでましたね。

子供心を取り戻す旅は、まだ続行中。今週は。

○ マジンガーZ

一話目を見る機会があって。

びっくり。

こんなしっかりした出だしだったの?

自分が見ていたのは、ホントに小さい頃で、「マジンガーZ、かっこいい」というおぼろげな記憶しかなかったので。

もっと子供向けに、要所だけボンボンボーンと描いてあるんだと思ってた。

敵出て、主人公立てて、敵ロボで街がピンチになって、主人公メカ登場、でコマーシャル、ぐらいの感じで。

ところが、実際は、敵と因縁作るところとか、マジンガーZ登場までかなり引っ張ったりとか、乗ってもすぐに活躍できなくてどうなっちゃうんだろうとハラハラさせたりとか。

物語の構成として、かなりしっかりとした造り。さすが巨大ロボット物の元祖。

一緒に見ていた小さな子供達が、ものすごく食いつき良くて、やっぱりちゃんと作った分は、伝わるんだなあと思いました。

○ 宇宙の果てで愛ましょう (武田すん 電撃黒「マ)王)

武田君の新作読み切り。

あらすじとしては、宇宙からやってきた異星の王子が、地球に来て愛を知る、という話だけど。

ちょっと倒錯気味(笑)。

連載終了後も、どんどん読み切り描いて、がんばっている武田君。偉いなあ。

○ 深夜食堂 (安部夜郎 小学館)

「ああ。今度はじめて『深夜食堂』が単行本になるんで、アイツ浮かれてんだ。本人は本が売れて大金持ちになる気でいるらしいけど…」

「無理だね、ありゃあ売れねえよ」「エリカもそー思う。だって地味だもん!」

「そこらへんは出版社もわかってて、あんまり刷らないらしい……」

「だろうな。出てくるヤツもパッとしないし」

「まぁそう言うなよ。41で漫画家になって、44歳で初めて単行本が出るんだゼ、応援してやってよ」

「いやに宣伝するね」「マスター、いくらかもらってんじゃないの?」「ヤなこと言うなよ」

「深夜食堂」自前の広告漫画の1ページ。

ビックコミックオリジナルで、最近楽しみにしている漫画。

こんなこと言われたら、感情移入してしまうですよ!

だって地味だもん! って……。身につまされる……。

○ 金色のガッシュ (雷句誠 週刊少年サンデー)

最終回。

描き切った。

すごいです。

圧倒的な熱量を持っていたのが、まずすごい。しかも全くテンション落ちなかった。素晴らしい。

さらに、加えて。

物語としての純度も、挙げておきたい。

真っ直ぐに、ぶれることなく、最高のクライマックスを描き、終わるべき所で終わる。

初志貫徹。

「百人の魔物の子供が王様を決める戦い」だけを描いた。その中で、ずっと変わらないポジティブなメッセージを描き続けた。

三十数巻にも及ぶ大長編にもかかわらず、途中であった幾多の戦いが、全て最後のクライマックスのシーンに繋がっていく。

これは漫画史上でも、滅多にないと思います。

ほんっっっとに、すごい。

お疲れ様でした。

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2007/12/15

今週の雑感記 運命の息子

師も走ると書いて師走。

そのとおり、ナベ先生が大忙しで。

手伝う僕も大忙し。

今月に入って自分の企画が進んでないけど、もう諦めて来月か?

○ BLADE CHORD

作業しながら音楽チャンネルをつけていたら、abingdon boys schoolのPVがかかってて。

ふと見ると、やたらごついお侍さんが。どこかで見た顔と体つき。そしてドロップキックに対して、胸を開いた見事な受け。

これはと思って調べたら、やはり、大日本プロレスの関本大介選手でした。すんごいぶっこ抜きジャーマンを使う、パワーファイター。

ドロップキックは誰だろう?

PV自体も熱があって、かっこいい。

○ 同級生ダディ (フクダ地蔵 週刊ヤングサンデー)

これで三回目。

三話目ともなると、キャラもこなれてきた感じ。

このままがんばれ~。

○ ダレン・シャンⅩⅠ 闇の帝王 

  ダレン・シャンⅩⅡ 運命の息子 (ダレン・シャン 小学館)

二冊一気に読みました。おかげで寝そびれた(笑)。

バンパニーズ大王と決着をつけ、ダレンが闇の帝王として世界を滅ぼしてしまうという未来にも、決着をつけ。

一巻冒頭から振ってあった伏線を、きっちり使い切って見事に終了。

面白かったです。

読み始めたのが今年三月。仕事の合間を縫って読んでたから、これだけかかったけど、たぶん小学生の時の自分だったら、一気に読んでいたでしょう。

最後まで、意外性の煙幕を張り続け、先を読ませず驚きの展開。それでいて、冒頭に伏線が張ってあるという事は、オチは狙い通りで。

これだけ長い話で、そういう風に書き切ったのは、ホントにお見事。

このお話は結構激辛な描写が多く、僕だともう少し甘口の味付けになると思うのですが、こういうふうに読者を転がし続けて、狙ったところへドーンと落ちる話は、作りたいなあと思います。

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2007/12/08

今週の雑感記 理科離れ

今週はオフ。来週からまたナベ先生の仕事。

この間にせめて、「ケッタ・ゴール!激闘編」を進めようとしたけれど、疲労回復に時間を取られ、終わらず。むう……。

○ カレンダー

そろそろ用意しとくかという事で、購入したのは、「となりのトトロ」。

年末ですねえ。

○ あるいて一歩!! 3 (武田すん メディアワークス)

完結。お疲れ様でした。

12/19発売の「電撃黒マ王」に、新作読み切りが載るそうです。

働いてるなあ、武田君。

僕も疲れてる場合じゃないですよ。絵が全部入れられなくても、せめてもう少し進めなくては。

みんながんばってるので、触発されますね。

○ 理科離れ

気になるニュース。

日本「お家芸」理数系で順位転落、OECD学力調査で判明

経済協力開発機構(OECD)は4日、加盟国を中心とする57の国・地域の15歳男女計約40万人を対象にした2006年国際学習到達度調査(略称PISA)の結果を世界同時発表した。

3回目の今回、日本は、すでに2位から6位に転落したことが明らかになっている「科学的応用力」に加え、「数学的応用力」が6位から10位へ、「読解力」も14位から15位へと全分野で順位を下げた。今回の対象は、詰め込み教育からの脱却を狙った「ゆとり教育」で育った世代で、日本が最も得意としてきた理数系で世界のトップレベルから転落したことは、今年度末に改定予定の次期学習指導要領に影響を与えそうだ。 学習到達度調査は、教科を横断した学力をみるため「国語」「数学」「理科」といった従来の枠組みではなく、「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の三つに分かれているのが特徴。00年から3年ごとに実施され、今回は「科学的応用力」に重点を置いた調査となった。

読売新聞07/12/5

さらに、理科学習に関するアンケートで関心・意欲を示す指標などが最下位になったそうです。

「自分に役立つ」「将来の仕事の可能性を広げてくれる」などの、「動機」の項目、また、科学に関する雑誌や新聞などの利用度を尋ねた「活動」の項目は最下位。科学を学ぶ「楽しさ」を聞いた指標も2番目に低かったとのこと。

楽しいのになー、理科。

意欲に関して言えば、たぶん、難しいというイメージが先に付いちゃってんのかな、と思うのですが。

でも、理科的素養は、子供の頃から誰でも持っている、とも思います。

男の子だったら、恐竜とか、虫とか、大好きだったりして、やたら種類を覚えてたりするじゃないですか。あれが芽ですよね。

あそこから、「かっこいい」「すごい」「面白い」で引っ張れたら、理科好きになると思うんですけど。どこで「お勉強」になっちゃうんだろう?

「勉強」は「勉めて強いる」と書く苦行。面白ければ苦行じゃなくなる。

後はやっぱり、面白いSFかな。僕の宇宙好きは、子供の頃のSFアニメがきっと影響しているから。最初にかっこいいものだと刷り込まれてる。

子供が楽しく読めて、知的好奇心を刺激する面白いSFが書けたら、やりがいのある仕事になるだろうなあと、憧れています。

企画は出してるので、あれが通るといいなあ。

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2007/12/03

それから…のそれから

増刊ヤングガンガンが発売されておりまして。

そちらに、この間手伝いに行っていた、「ハーメルンのバイオリン弾き外伝 それから…」が、掲載されております。

裏話を一丁。

事前にネームを見ていた元アシ連。

借金取りの二人組を見て、「ああ、ハーメルだなあ」と懐かしんでおりました(笑)。

そして。

最後のページをめくったところに。

予告。

そうなのです。

来年から、ハーメルのスピンオフシリーズが始まるんですよ。

ナベ先生より、コメント。

「今回は隔週刊ということで、次々に発表できる面白さがあります。キャラクターと一緒に疾走している気分です。がんばります」

ということで、大忙しだったのは、その手伝い。

つか、まだ仕事場。打ち上げ温泉に行ってきた。(^^)/

このまま今後も手伝う予定なんですが。

12月のスケジュールが、なんかすごいことになってます。自分のこともしないとね。

僕は生き延びて、年越せるのでしょうか?(笑)

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2007/11/16

今週の雑感記 ぼんやりごろごろ

大忙し状態終了。久々に、ぼーっとしてもいい日。

緊張感が抜け切っていないせいか、寝ててもいいのに目が覚めてしまいました。

でも、頭がぼんやりしていても、いい日だから、幸せ。

溜め込んだサッカーを見たり、プロレスを見たり、漫画読んだり。

○ ハーメルンのバイオリン弾き外伝 それから…

さて、ここ最近大忙しだったのは、色々仕事が重なったからなんですが。

そのうちの一つが、これのお手伝い。本日発売のヤングガンガンに告知が。

増刊ヤングガンガン11/30発売に掲載、「ハーメルンのバイオリン弾き外伝 それから…」。

ナベ先生の新作は、これだったのでした。

久しぶりに巨大バイオリンとか、黄金のピアノとか描きました。

いやあ、また描く日が来るとは。自分のも含めて、他の漫画では出てこない物だから(笑)。

けっこう細かい所まで手が覚えていて、あれだけ描けば、そうだよなあ、と昔を懐かしみながら作業していた、不思議な仕事でした。

○ 同級生ダディ (フクダ地蔵 ヤングサンデー)

バタバタしていて、書くタイミングを逃しましたが、先々週の雑感記で触れたフクちゃんの漫画は、次週に続きが載りました。

急遽決まったそうです。チャンスの波が来ているのだな、と応援中。

○ 空想科学X (saxyun メディアワークス)

佐々木先生の仕事場で、読みました。まず目を引くのが、表紙がブルーバックス風なこと。科学だから? 好感度大(笑)。

ゆるーい感じの四コマ漫画で、シニカルなスパイスが効いています。つい何度もながめてしまう、クセになる味。

○ のだめカンタービレ19 (二ノ宮知子 講談社)

仕事を終えてごろごろしながら漫画を読むひと時は、至福の時。そういう時に好きな漫画の最新刊が発売される、ナイスタイミング。

ターニャの恋、一歩前進。

そして前途多難(笑)。どうなるのかなー。

恋愛話だけではなく、みんなのコンクール挑戦の話も進行。

この漫画はまずギャグでキャラを立て、その後心の奥の核心に触れる、というパターンが多いです。

好きな手法です。

その場合、タイミングや間に気をつけないと、真面目なシーンがギャグに食われてしまうんだけど、その辺はもう、お見事。

ユンロンの涙。漫画の中ではずっと脇の騒がしキャラだったけど、その人の人生では、本人が主役。

○ 金色のガッシュ (雷句誠 週刊少年サンデー)

クライマックスで、今までの仲間達が駆けつけて、力を合わせて闘うなんて、もうベタベタな展開ですが。

心と心が通じ合った瞬間を描き続け、その絆がちゃんと作品の財産として蓄えられていた場合、これほど燃えるものはありません。

しかも、「やさしい王様」をちゃんと最後に持ってくるところなんて、最高。

ガッシュ達は、宇宙へ。

さあどうなる。

○ COMITIA82

さてさて、忙しさも一山越えた今週末。

11/18東京ビックサイト東1ホールにて、「ね-09aすいか工務店」「ね-09b雲形発着場」のお手伝い。

Ume_c2

こちらが梅木君の新作の表紙。

今回は愉快な話です。

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2007/11/03

今週の雑感記 揺らぐ自分 その2

今週前半、大忙し案件を一つ消化し。

後半で、自分の作業を一段進め。

来週、別件で大忙しの予定な上。

そのまま、もう一つありそう。

がんばれー。(←自分に)

○ 金色のガッシュ!! (雷句誠 週刊少年サンデー)

もう、まさに佳境です。

大長編のクライマックスは、当然すごい山場になって然るべきなのですが、実際にここまでのテンションに持っていけることは、なかなかなくて。

このまま余すとこなく描き切ったら、すごいですよ!

大注目です。

○ 同級生ダディ (フクダ地蔵 週刊ヤングサンデー)

特別読み切り。

元覆面レスラーの父親が、なぜか高校の同級生に、というお話。

フクちゃんは、フットサル仲間なのです。がんばれー!

○ 揺らぐ自分 その2

揺らいでいた自分を食い止めた、と思ったけれど。

枝葉の部分が、まだ揺らいでいた。

仕事に関しては、こういう狙いで、こういう手順でいくぞ、と固まったのですが。

原稿触ってないと下手になるよなあ、ということで、練習に何をするか。ボツネームを使って漫画描こう、というとこまではいいとして。

ボツネームがたくさんあって、迷いが……(笑)。

しかも、せっかく描いたなら、本にしてみんなと一緒にCOMITIAに出よう、とか考え出して、ますます。

「あれ描くよ」と人に言い、「やっぱ、こっちにした」と人に言い……。

元凶を考えたところ、こういう気分なのがいけない、という結論。原稿が語りかけてきます。

Nano

昔ボツったこの話、ペン入れまでは済んでるんだけど、仕上げていない。見かけるたびに気になって、別の新しいのを描き始めても、筆が止まる。

という事で、この話から描く! と、ここで宣言して、揺らぎを止めます。さすがに何年も前の原稿なので、気になるカットがありますが、それは直します! それが練習。

そして、出来れば年内、悪くて春までには、やっつけます!

ここまで宣言すれば、やるだろう(笑)。

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2007/10/27

今週の雑感記 魔法使いの弟子

揺らいでいた僕は、その後立ち直ってピタリと止まり、やっぱりこういう手順で行こうと再確認。

今年は揺らいでは立ち直り、揺らいでは立ち直りを繰り返しているけれど、結果出て軌道に乗るまでは、まあ仕方ないですね。

今週末から年末にかけ、別件で忙しくなる予定なんですが、そうすると時間が足りなくなって、また不安が襲ってくることが今から予想されます。

三人ぐらいに分身できればいいんだが……。一人は遊びに行く係(笑)。

○ 玄米先生の弁当箱 (魚戸おさむ 脚本 北原雅紀 ビックコミックオリジナル)

たまねぎの皮で、だし取れるんだ……。あ、でも無農薬野菜じゃなきゃ、だめか。

最近始まった新連載。マイペースな農学部の先生が主人公の、食がテーマのお話。

魚戸先生は、こういうちょっといい話が上手いし、よく似合う。これからも楽しみです。

まだ四話目で、単行本が出ていないので、こちらは前作「イリヤッド」。アトランティスの謎に迫る、歴史ミステリー。

今回の話は、むしろこちらに近い感じ。その前の「がんばるな!!!家康」。お客さんの立場になりすぎてしまう、住宅メーカー営業マンの話。

代表作は、「家裁の人」でしょうか。

○ 魔法使いの弟子

最近、ちょっとしたはずみで憤慨。

僕は面白い物語は、魔法を使って作るんだ、と思っているのです。

漫画でも小説でも、アニメや映画やドラマでも。

ぱっと見では分からない、細かい奥深いところに、成功と失敗を分ける鍵があるのだ、という事なんですが。

それが普通のレベルではない、繊細で微妙で見えにくいものなので、ノウハウと言うよりは、魔法。それだけすごいんだ、と思ってる。

だから、そういう部分が簡単に踏みにじられちゃうのを、自分のことではなくても見聞きしたりすると、猛烈に腹が立つんですけど。

しかしこの見解には、なかなか賛同者がいなくて、歯がゆいところ。

でも、「これには魔法がかかっている!」と思える作品は、やっぱりちゃんと評価されていて、そういうのが好きな人は、世の中に確実にいる、と思うので。

自分もがんばってそういう魔法が使えるようになって、そういう作品を世に出したい、と、もがいているのです。

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2007/10/13

今週の雑感記 ブルマー誕生秘話

ちょっと前から進めている資料本読みですが、かなり読みました。もうかれこれ15冊ほど。

これだけ読んでも、作風がこんななので、別にリアルに書くわけじゃないんですけど(笑)。

でも、直接表現に関係なくても、バックボーンとして蓄えておく事は大切だと思うのです。

これだけ漫画やアニメや、ドラマ、映画、小説と、物語を浴びるようにして育つ現代日本では、そこから得た物だけでも、それなりに話作れちゃうんですが。

それでもちゃんと素材から仕入れて、そこからアイディア沸くようにしたい、と思うからです。

僕は、先を読ませないどんでん返しの連続、というスタイルの話より、読んで心地よいベタな展開の話の方が好きなんですけれども。

細かいところまでベタベタだと、さすがにまずいと思うので。

そこで、大筋はオーソドックスに展開していても、シーン各所では色々と工夫がなされていて、飽きさせず、個性を感じられる風にしたいなあ、と。

そのためには、出来あいのもの借りてくるんじゃなくて、素材からちゃんと自分の手で加工することを心がけねばなりません。

そこで手広く、アイディアを刺激してくれる素材集めに、奔走しているのです。

本だけではなく、CATVでタイムリーに始まったので、こういうのを録ったりとか。現代英国人による、貴族の暮らしを再現したドキュメンタリー。

さらにこういう本も読んでみました。

ブルマー誕生秘話が書かれています。トルコ風の裾を絞ったズボンがもともとみたいです。膝下ぐらいのスカートの下にこれをはいてる絵が、「ブルマーコスチューム」として載ってるんですけど、これでも当時、はしたないとされたそうな。そこからどうして、あの体操服まで行くんだろう?

……面白い本だけど、さすがに手を広げすぎたかも、と思っていたら。

○ あいこら (井上和郎 週刊少年サンデー)

そんな本を読んでいた今週、あいこらでまさにこのネタが(笑)。

「ブルマーとはね・・・そもそも19世紀の女性解放運動家アメリア・ジェンクス・ブルーマーが発案した衣服で、コルセットなどの拘束型衣服からの開放を計った衣服であり、理想と哲学に基づいた由緒正しき衣服なのだよ!!」

ほら。

個性的な漫画を描くのに、役立ってる!(笑)

やはり素材は、仕入れとこう。

ブルマーのネタは僕の作風だと出番ないかもしれないけど、クリノリンスカートはあるかも。でかくなりすぎて、椅子に座るのも一苦労だったんだって。

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2007/10/05

今週の雑感記 期待に応える難しさ

10月になりました。

9月は冒頭に混乱をきたし、そこで色々整理して、辛抱モード。

あの時やろうと思った研究課題は、何だかんだで結局手をつけられなかった。

けど、代わりに昨日上げた激闘編の表紙で、前からあったちっちゃい課題を一つクリアしたから、それでよしとしましょうか。

さて今月は。

待ち企画はまだ結果出てないんだけど、末辺りから別件で大忙しになる予定が入りました。その前に、次の企画を、進められるだけ進めておかないと、いざというとき身動き取れない。

なので、今月は打って変わって、攻めの姿勢。がんばるぞ。

○ レンズマン (三浦みつる 講談社)

この間コメントに書いたら、すごい気になってきてしまい、古本で買ってしまったんですよ、えんどー君。(←私信)

そして。

記憶しているデザインと違う……?

ヒロインのクリスが可愛かったような気がする、というおぼろげな記憶が引っかかって探したんですが。

三浦先生は上手いので、これはこれで可愛いけれど、この子じゃないぞ?

ということは、アニメの記憶がごっちゃに? 20年も前の記憶じゃ頼りにならないよなあ、と歳を感じたのでした(笑)。

○ 期待に応える難しさ

さて、上記のレンズマン漫画版を読んだり、最近身近で起きているもろもろの事態を見聞きしたりして、思うこと。

待ち構えている読者の期待に応える姿勢って大切だし、難しいよなあ、ということ。

漫画読んでたら、そういえば僕はこの漫画、冒頭で読まなくなってた、と当時の記憶を思い出したのです。

ヒロインのデザインを記憶違いしているぐらいだから(笑)、もしかしたらタイアップしていたアニメがそうなっていたのかもしれないんだけど、主人公とヒロインが、小説とは全然別人。それが嫌だった記憶。

主人公キムボール・キニスンは、小説では昔ながらのアメリカンスーパーヒーローで、それがかっこよかった。ヒロインのクリスも、有能で気丈な上にちょっと一途さと健気さのスパイスを効かせた、アメリカンヒロインの典型。

それが改変されている。

でも、今だとその背景も推し量れる。当時の状況からすれば、確かに、こういうキャラに改変しがちかもしれない。親しみ持てる方向へ変えようとしているんですよね。

ここのところが、難しいな、と。

作る方には色々な計算があるんだけど、そこで読者の期待を読み違えると、離れる読者が出てくる。

人気ある原作を使った作品や、人気作の2とか、もともと読者がいるから、まあ見てくれるだろう、と油断していると。

元の読者はその作品が好きなだけに、当然要求が高い。油断は禁物です。

それに対して、身近なところで言うと、佐々木少年先生が。

「月姫」のファンの人のツボを外しちゃいけない、と常々口にしていて、がんばっていて。

そしてそれが報われている。ああいう姿勢が大切なんだよなあ、と思います。

レンズマン漫画版の画像はなかったので、小説と、月姫を。

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2007/09/14

今週の雑感記 ジョジョの奇妙なタンパク質

最近、余り時間に読んでいる本は資料本ばっかりで、見ているテレビはサッカーとプロレスばかり。

そこで、今回はニュースから。漫画のいい話と、悪い話。

○ ジョジョの奇妙なタンパク質

人気漫画「ジョジョ」の荒木さん 米生物学誌の表紙描く

生物学の米専門誌セルの表紙を「ジョジョの奇妙な冒険」などで知られる漫画家、荒木飛呂彦さんが描いた。7日付同誌に論文を出した瀬藤光利・自然科学研究機構生理学研究所准教授らの成果をイメージしたもので、日本の漫画が著名な学術誌の表紙を飾った。

瀬藤さんは荒木さんの漫画の大ファン。成果のイメージを描いて欲しいと依頼したところ、荒木さんが快諾した。セルの表紙には通常、細胞の顕微鏡写真などが載るが、編集部も日本の漫画に興味を示したことから採用になった。

瀬藤さんらのグループは、脳の中で神経細胞の情報のやりとりを調節する、たんぱく質を見つけた。やりとりに使われる神経伝達物質の量を調整するため、別のたんぱく質の分解にかかわっていることから、「壊し屋」という意味でスクラッパーと名付けた。

表紙の漫画は、スクラッパーをイメージしたキャラクターが、破壊すべきたんぱく質(赤い円盤)を選んで、ハート形の目印をつけている場面になった。

asahi.com07/9/7

「セル」って言ったら、ノーベル賞取るような論文が載るところですよ!! 快挙です!!

僕は「科学好き」の「漫画家」ですが、ちょっと道が違えば、「漫画好き」の「科学者」目指してたかもしれない。

それでもし、自分の好きな漫画家さんに、絵を付けてもらえたら、そりゃあ幸せだろうなあ。

○ 名前だけでは

コミックヨシモト、7号で休刊へ 部数伸び悩む 

6月に創刊した吉本興業初のマンガ誌「コミックヨシモト」(月2回発行)が、18日発売の第7号で休刊することになった。

6月19日に創刊し、桂三枝さんや島田紳助さんら、同社の所属タレントの原作や原案をプロの漫画家が描くなどしている。20~40代の男性サラリーマンをターゲットに1冊320円で販売していたが、部数が伸び悩んでいたという。

asahi.com07/9/8

いくらお笑いブームとはいえ、芸人さんの名前がちょろっと付いたぐらいで売れるなら、みんなこんなに苦労してないですよ。

この間、若手お笑い芸人さんのドキュメンタリーを見ました。そこでは、一つのネタを出すのにホントに苦しみ、それをお客さんに伝える芸を磨くのに必死な、プロの姿がありました。

あの人たちは笑いに関しては、そういう覚悟と矜持があるプロの集団だと思うんだけど、その覚悟で漫画に望んだのかどうかが、ちと疑問。

・・・・・・

という事で、漫画ってそれだけ魅力があるものなんだよなあ、という話題と、でも業界のコンディションは決して良い状態じゃないんだよね、という話題。

コミックヨシモトに関しては、他業種からの参入だから目立つけど、大きく括ると同根の病巣が、他にもちらほら見受けられ。仕掛け、形が勝っちゃっているケース。

自分は漫画の魅力にやられて、人生が決まっちゃった人間だから、当然その力を信じていて、それを表現しきる事が出来れば、絶対うまく行く、と思っているんですが。

実際には、腕の問題もあって、表現しきるというのはなかなか難しい。

そうすると、売るための仕掛けとかネタとか、そういう思惑が入り込んできてしまって。

当初表現しようと思っていた魅力から、離れていく。

それが足りないピースを埋めてくれて、うまいこと行く場合もあるんだけど、何を表現するかの部分がぶれちゃうと、たいてい中途半端なものになっちゃう。

手元にあるたくさんの歴戦のボツネームを、時間が経った今見ると、打ち合わせの過程でその手の思惑が入ってきちゃって、直しているつもりがむしろつまらなくなっている、というケースがほとんど。

大直しする前のコピーを要所要所でとってあるんだけど、最初のが一番雑だけど、一番魅力的で、ボツ決定になった最終稿は、きれいにまとまって、売れる要素が入っていても、こじんまりとつまらない。

たぶん世のボツ企画には、こういうパターンが非常に多いんじゃないだろうか。

描くべき魅力をしっかり掴んで、例えそれがうまく表現できていなくても、あきらめずに離さない。そこで辛抱して、あがく。苦しくても、がんばる。

コンディションが悪いからこそ、漫画本来の魅力を前に出す事が大切なはずだと信じて、奮闘中。

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2007/08/25

今週の雑感記 クラウディア航行記

エンサイン14を更新。

すいません、これで堪忍してください……。

挿絵をつけたのです。絵があったほうが伝わりやすいかな、と思って。

で、さんざん苦労したんだけど、思ったほど上手く描けませんでした。いつもの事なんですけど(嘆)。

もっと儚い感じにしたかったのに……。はだか難しい。

○ FUJIYAMA (一丸 ビックコミックオリジナル)

全三話で最終回。

一見しがないサラリーマンが、実は元外人部隊所属の凄腕で、娘を助けるためにテロリストに立ち向かう。国際情勢を踏まえ、人情も織り交ぜ、面白かったです。

アクション物はエンターテインメントの四番バッターなので、このまま続いてもいいな、と思いました。続きないのかな?

○ 風の大地 (作/坂田信弘 画/かざま鋭二 ビックコミックオリジナル)

引っぱりに引っぱって、とうとう出ました棒の球。

そして、出番ですよ、グレッグさん!

漫画の演出としてリアクションは非常に大切で、起きた出来事の意味づけをしてくれる。

この場合は、奇跡の大逆転なわけだから、それ相応のリアクションを取らないと、奇跡が伝わらない。その時に。

さんざん沖田をこき下ろしていたグレッグの、うろたえっぷりが最高。この一打で立場がひっくり返ったという事が、ばっちり印象付けられる、すばらしい小物ぶり。これを待ってたんだ(笑)。

○ クラウディア航行記

先週告知の詳細。

日曜日のCOMITIA81にて。

サークル:え05b「雲形発着場」

新刊は、梅木泰祐「クラウディア航行記」。

雲間に浮遊島の漂う大空の世界で、竜と飛行船の活躍する、ファンタジー冒険譚。丁寧に描き込まれた、登場人物たちの心の交流と、たっぷり描かれた大アクションシーンが見もの。

Ume_c0

表紙はこんな感じ。

梅木君は「ケッタ・ゴール!」の連載も助けてくれてたお人です。スケジュールがきつくても、支払いが遅れても、嫌な顔一つせず……うそ。嫌な顔はしていた(笑)。

普段から漫画の話をよくする同志でもあり、今回恩返しでお手伝い。

ウメ&ひろしだと、ど根性ガエルコンビですね。

飾ってあるこちらのポスターが目印。こっちの方が表紙っぽいとは、本人談。

Kumogata

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2007/08/03

今週の雑感記 名探偵ホームズ

エンサイン14更新。

挿絵つけた方がいいような気もするけれど、そこまでやると手を広げ過ぎのような気もする。本業に差し障る。しかし、やはり絵がついていた方が、イメージ伝わりやすいし……。ヒロイン出るときぐらいはつけようか……。でも、あのシーンは、描くのが大変なシーン……。

やりたい事はたくさんあるけど、時間は有限。

○ 名探偵ホームズ NHKBS-2

NHKBS-2で先週から。

登場人物を擬人化した犬にデザインしたアニメ。

今構想中の探偵物は、こんな雰囲気なんじゃないかと、イメージ作りに鑑賞中。

今週放送した第3話、来週予定の4、5話、再来週予定の9、10、11話は、宮崎駿氏が監督してたり絵コンテ切ってたりで、特に傑作。お薦めです。

ダ・カーポの歌う主題歌も好き。

♪ 空からこぼれたStory~ ♪

○ 図説イギリス物語 (クリストファー・ヒバート 東洋書林)

というわけで、資料読みも。

学生の頃、歴史がさっぱりで。危うく通信簿に、赤い煙突が立つところだったのです。

全く興味が湧かなくて、全然頭に入ってこなかった。ところが。

一度漫画で時代劇を描こうと調べたら、あの時の歴史嫌いはなんだったんだろう、と思うぐらいに面白い。

行ったことのない世界が、どんな風なんだろう、と想像するところは、自分のSF好きと共通する部分。

つまり、全体をなぞって広く浅く、事件と年号丸暗記、が面白くなかったわけで、ピンポイントにあの時あの場所、を掘り下げて調べると楽しいのです。

なので借りてきた資料本も、そこしか読まない(笑)。

19世紀末、ロンドン辺りの暮らしぶりは、どんなだったのかなあ。

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2007/07/28

今週の雑感記 いわたくんちのおばあちゃん

大忙しモードにまた突入中。

その前に色々しようとするから、さらに拍車をかけていた今週。

おかげで借りてた資料本、読み終わらないうちに返却。

○ 研究所更新情報

「エンサイン14」を更新。

読み返すと、自分がうまくいってない原因の一つが、あまり新鮮さを追い求めず、平気でベタなネタを使ってしまう事だ、というのがよく分かるんだけど、それが好きな場合はどうすればよいのでしょう?

追記:軽い気持ちで書いたら、けっこう重く見えて自分でびっくり。文章難しい。逆に言うと、ベタに突っ走る自信はあるのです。上手いかどうかはともかく(笑)。

○ 最強!都立あおい坂高校野球部 (田中モトユキ 週刊少年サンデー)

「ん? なんで前から回ってんだ?」「キタロー、セカンド来てるぞ!!」

こまけー!!

牽制に入ったショートがランナーの注意を引きつけながらベースから離れ、その隙に今度はセカンドが牽制に入る連係プレー。

今週の「ダイヤのA」の練習メニューとか、あっ、この人詳しいな、と思わせてくれると、スポーツ好きとしては安心して読めます。

ハッタリの所の理屈が、明らかな漫画的ハッタリなら切り替えられるけど、リアルなふりして間違ってるのが分かっちゃうと、読む方のテンション下がっちゃう。

ウンチクを入れてハッタリかますのは、漫画の技法として定着しているけど、そのジャンルが好きな詳しいお客さんが、一番熱心に読んでくれる候補なわけだから、がっかりさせないためにその質は重要。

僕もこれぐらいのレベルで描きたいです。

○ 「いわたくんちのおばあちゃん」原画展

「いわたくんちのおばあちゃん」(天野夏美/作 はまのゆか/絵 主婦の友社)

広島原爆のお話。その原画展が、ジュンク堂書店池袋本店、8F児童書売り場にて、31日(火)まで。

最近よく児童書を読むようになって、図書館や書店の子供の本のコーナーに立ち寄るんですが。

あの空間が何か居心地いいのです。素敵な物とか大切な気持ちとかを、大事に扱っている雰囲気。それを子供に伝えようという気持ち。そんなものに満ちている。

ずらりと並んだ本のタイトル眺めているだけでも、ちょっとほんわかいい気持ちになってきます。ここの本屋は立ち読み推奨で、児童書売り場には子供に座って読み聞かせるためのコーナーもあり、この時も、お母さんが子供に絵本を読んであげていました。

原画展はそんな児童書コーナーのすぐ横で展示中。このお話は、ほんわかする類のお話じゃないけど、伝えようという気持ちはやっぱり満載。

はまの先生には、ポプラ社のパーティーで一度お会いしました。素敵な絵を描く方です。シンプルで素朴な感じで、そっとやさしく語りかけてくるような。

そういう絵が、むしろ戦争の悲しさを引き立たせてますね……。

僕が絵を眺めていると。

僕の後から小学生の女の子。ちょっと待って、とお母さんに声をかけ、じっと絵を見つめている。

こうして子供に伝わっていくんだな、とちょっと嬉しくなりました。

それにしても、この本屋は危険な本屋です。品揃えが良すぎて、必ず衝動買いします。この日も危うくSF小説をやたら買い込みそうになったけど、その前に未読の本が部屋に積まれてるだろう、と一冊だけで我慢(笑)。

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2007/07/15

今週の雑感記 島根の弁護士

月曜、企画を提出。一区切り。ふう。

金曜、前に出しておいた、別の企画が潰れる。ああ……。

成否にかかわらず、どんどん手を動かして、常に次弾装填状態にしてるのが幸い、一つこけても、ショックだけど、どん底気分にはならない。

逆に言うと、弾切れの状態でこけたら、どんな気分になるか、考えただけでも恐ろしい。

というわけで、次弾装填準備にかからないといけないんだけど、どうしよう。

前にチラッとここで触れた探偵物。対象年齢を上げるか下げるかして問題解決しようとしてるんだけど、どっちに行こう。ラブコメ要素を増やすと上がり、ドタバタ要素を増やすと下がる。悩みどころ。

こんな感じで、僕はもがいてももがいても、すっかり停滞中で、なかなか結果に出ていませんが、お知り合いのみなさんは着々と。

○ 島根の弁護士 10 (あおきてつお集英社)

フジテレビ系列で、仲間由紀恵主演によるドラマが放送されてました。

あおき先生の仕事ぶりというのは、非常に安定していて堅実で、長く一生の仕事として作家を続けるにはこうなるとよいのだな、という身近なお手本。

全然なれてないけど(笑)。

○ 地平線でダンス 1 (柏木ハルコ 小学館)

ビックコミックスピリッツで連載中の本編は、山場を迎えております。どうなるのでしょう。元に戻れるんでしょうか。

○ 真月譚月姫 5 (佐々木少年 メディアワークス)

こちらは予定。今月末発売。ちょこっとお手伝いしたページも載ってます。遊びに行って、邪魔するばかりじゃないのです(笑)。

この他にも新企画が動いている人もいたり、みんな頑張ってます。

僕も負けないように頑張ろう。

○ 研究所別館

という事で、ちょっくら新しい試みを。

小さな幸せ研究所別館を立ち上げました。SF小説「エンサイン14」連載開始。

いっぺんに載せると大変なので、毎週ちょこっとずつ小出しにします。とりあえず、プロローグを。

処女作ですので、稚拙な文章はご容赦下さい。自分でもやばいなと思う所があるんだけど、日本語はなかなか難しい……。

「ケッタ・ゴール!激闘編」がすでに季刊ですらない状態で、間が空いちゃってますが、現在隙を見て表紙の色塗り中。こちらも近日公開予定。

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2007/06/16

今週の雑感記 サスケ剣風録

運転免許更新。

今回は気合入ってました。

前回更新時、仕事合間に出かけたら、疲れ目で視力が落ちていて、危うく適性検査に滑りそうになったからです。

今回は前日がっちり寝て、目が疲れる前に素早く免許センターへ。余裕でOK。

うむ。ちゃんとパンにも、ブルーベリージャムを、たっぷりこんもり塗ってるしな!

……それはただ甘い物好きなだけ?

○ 天空の城ラピュタ

やってましたね、ラピュタ。冒頭見そびれた(嘆)。すっごい好きなのに。

けなげロボに弱い僕は、何度見てもあのロボくんがシータを助けて砲撃に轟沈していくとこで、泣けて泣けて……。

あとラピュタに残ったロボくんが、一緒に天に昇ってっちゃうところ。

え? ロボばかり?(笑)

冗談はさておいて真面目な話。

異世界冒険活劇で大勢の人を楽しませる、というのは実はすごい難しい事で。

好きな人だけ楽しませればいいなら、すっ飛ばしても構わないんですけど、そういうわけにも行かず。

つかみから興味を引っ張って、スムーズに世界を広げて行き、あきさせないようにしながら過不足ない説明を入れ、クライマックスまでぐいぐいと盛り上げて、最後ドーンと終わらないといけない。

もし途中でちょっと引っかかれば、元来興味のない人は、ふっと見るのをやめちゃう。お話を転がす腕が問われます。

そういうストレスを微塵も感じさせずに楽しませてくれるので、何度でも見ちゃうのです。

今夜はラピュタをBGMに仕事するかな。

○ のだめカンタービレ 18 (二ノ宮知子 講談社)

「離れてても大丈夫とか、甘いわよ」とつぶやくお母さんの表情。

当時子供だった千秋には分からなかった、大人の心の奥底の葛藤を想像させる、いい顔だ(笑)。

そして色々波乱の種をまき。

どうなるんだろう。

○ サスケ剣風録

今週発売された少年ガンガン7月号に、ナベ先生の新作読み切り。

ホント、原稿の段階を見てない、というのは十数年ぶりと言う、新鮮な体験。

でもネームは最初のプロトタイプの時から見てるから、あれがとうとう載ったのかと、感慨深い。

そうなんですよねー。優雅に見える白鳥も、水面下では一生懸命水を掻いてるっていうか、漫画を描いて発表するというのも、色々大変なんですよ。そういう過程も見てますからねー。

ああ、やっぱり普通の漫画のように、素の読者の状態では、見れないらしい(笑)。

この漫画は戦国の世で、人命を喰らう妖刀を、主人公サスケが狩って行く話です。

形式的には読み切りですが、内容的には物語の序章。そんな妖刀は一本だけじゃなくて、実はあんな人やこんな人も持ってたんですよという伏線が引いてある。結果次第で連載になる、大河ドラマの発端ですね。

さあ、師匠に弟子も続かなければいけない……のですが。

パトラッシュ、ボクはもう、つかれたよ……。(弱音)

大筋は出来ていて、あとはそれを磨くだけなんだけど、もう脳みそパンク寸前。

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2007/04/28

今週の雑感記 Alegro Cantabile

この雑感記、どうしても同じ作品の話になってしまうので。

今週はちょいと話題を広げてお送りします。

○ BGM

ネーム切ったり話考えたりする時に、集中する方法は人によって違うと思いますが。

僕は部屋に一人引きこもり、音楽の力を借りるのです。

ただ聞き方がちょっと普通じゃない。一曲を延々とかけ続ける。しかも、連日大体同じ曲。多分他の人が部屋にいたら、いい加減にして、と言うでしょう。平気で10時間ぐらいかかってるので。

現在ヘビーローテーション中なのは、SUEMITSU&THE SUEMITSUの「The Piano It's me」より、「Saga」と「Alegro Cantabile」。「Alegro~」はアニメ「のだめカンタービレ」の歌ですね。

その前はNIRGILISの「BOY」より、「虹」と「sakura」。こっちはエウレカセブン。

こういうやり方で話作ってると、たまにふと自分の作品を読み返しているときに、頭の中で勝手にBGMがかかるときがあります(笑)。

○ 選挙

そんな風にして、高めた僕の集中力を台無しにしてくれた、先週の区議選。日曜日が投票日だったわけですが。

ウチの前を通るほとんどの候補が「○○です! 頑張っています! 皆様のご支援が必要です!」という哀願調。うんざり。

そんな中、きちっと挨拶をし、落ち着いた声で理路整然と、自分の政治活動について、時間を使って演説していた候補が一人だけいて。

目先の事に目をくらますことなく、当たり前の事を当たり前にこなせる、こういう立派な人に頑張って欲しい、と一票。

結構ギリギリで当選! 行っといてよかった(笑)。

○ ぐりとぐら (なかがわえりこ と おおむらゆりこ 福音館書店)

昔読んだなあ。今度新版が出るんだそうですよ。

福音館書店のブログに、その校正作業の様子が。

最後の、作者名の裏話を聞いたら、何か幸せな気持ちになりました。ほんわか……。

○ ダレン・シャンⅢ バンパイア・クリスマス (ダレン・シャン 小学館)

悪役の死に様が、素晴らしい。もう引っ張ること、引っ張ること。やっぱりそうじゃないとね。

悪には悪の華があると言うか、強そうな悪役の死に様っていうのは、悪役最高の見せ場。

最期、別れのシーンもいいですね。

文章で書くと、「正解」を書けちゃうんだけど、それだと味気ない。気持ちを裏打ちする演出が入っているのが、素敵です。

想像力を掻き立てられるのは面白さの一つ。次の展開を否が応でも気にさせられたり、映像が目に見えるようだったり、言外の気持ちが察せられたり。

読むという行為は受動的なんだけど、それに刺激されて読者の心が活発に活動するようになるのが、上手い演出。

○ 蔵人 クロード (尾瀬あきら ビックコミックオリジナル)

「ハイ、社長。専務ハ…セツ、…好キデス。オレ…ワカル。専務……ズットセツ愛シテル」

「……うむ」「じゃあクロード。せっちゃんは宏のいい嫁になると思うか?」

「……モチロン」

これも上手い演出。言外の気持ちがね……。もやもやと伝わってくるですよ。くう~。

しかも、その気持ちがまた、当人達にとっても、まだくっきりと形になっていない、もやもやした気持ちなんですよ。くう~。

僕も、そういう所までみっちり詰まっている話を、作りたいですね。

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2007/04/14

今週の雑感記 極上の

先週フットサル時。

春休みだったので、メンバーの小学生のお子さんがゲスト参加。

小学生、元気です。走っても疲れません。2トップを組み、積極的に声をかけ、オイラの分までボールを追わせます(笑)。

今週。当然子供は新学期。いつものおじさんたちのみのメンバー。一生懸命前から追うと。

先週面白いように点取れたのに、今週いまいち……。

やっぱ、走ると疲れてシュートが入らないから、ダメだね!

という、凄い低レベルなお話(笑)。

○ ふたつのスピカ 12 (柳沼行 メディアファクトリー)

「人類最初の宇宙飛行をしたユーリ・ガガーリンは、こんな言葉を残していたよ」

「今の私達にとって夢でしかないことも、未来の人々にはごく当たりまえのことになるだろう。しかし私たちの時代にも幸運はあったのだ。宇宙への、第一歩を記すことができたという幸運だ」

さりげなく、素敵な引用。

こういうのは、いかにも「おいしいネタ探してきましたよ!」という感じだと、逆にそのジャンルが好きな人の心には届かない。その点、これは極上。

宇宙ロマンを感じます。

○ ミス・ビアンカシリーズ くらやみ城の冒険 (マージェリー・シャープ 岩波書店)

またまた児童書。図書館で眺めていたとき、閃くものがあって。面白そうな匂いがする、と借りてみると。

当たりでした。

このお話はネズミ達のお話。可哀想な囚人達を慰める事を旨とするネズミの組織、「囚人友の会」では今、恐ろしい牢獄くらやみ城に閉じ込められた無実のノルウェー人の詩人を助け出さねばいけないという決議がなされていて。

助けるためには言葉が通じるノルウェーネズミが必要。そこではるかノルウェーまで、使者をたてなければならないという事になったのです。

その使者に抜擢されたのが、主人公ミス・ビアンカ。大使館の坊ちゃんが飼っているハツカネズミ。

贅沢な暮らしをしているお嬢様なのです。

このお嬢様振りが、素晴らしくトラディショナルで、はまった。漫画だと、お嬢様と言うと、もう二周ぐらい捻られちゃった状態ですが。

ミス・ビアンカは事情を聞いたとき、そのあまりの恐ろしさに、ふう、と気絶しちゃうんですよ。正統派の箱入り娘ですよ! 何か、逆に新鮮。

ただでさえネズミで頼りないのに、こんなお嬢様でこの先やっていけるのか。たちまち引き込まれました。他のキャラクター達もいい味出してて、キャラを応援しながら読める、楽しいお話でした。

いいよなあ、児童書って、ストレートで。そこが楽しい。

○ ダレン・シャンⅡ 若きバンパイア (ダレン・シャン 小学館)

面白い。

ダレンの苦悩を、真正面からがっちり書いてあるのがいい。

それと対をなすように、友達が出来て楽しく付き合っている様子が、織り成されているのもよいですね。

そして合間に挟み込まれる、クレプスリーの遠まわしな心情表現。

そういう物が絡み合って、クライマックスへと収束して行き、見事に落ちる。さすがの良作。思わず唸ってしまいます。児童書侮りがたし。

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2007/04/07

今週の雑感記 地球へ…

この間のメンテナンスで、ココログが携帯閲覧対応になったそうで。

QRコードで携帯用アドレスが取れるそうです。サイドバーに張っときました。直でアドレス入力しても大丈夫だとか。

あれっ? じゃあ携帯で見やすいようにデザイン変更したのは、意味なくなった? どうしよう。戻そうかな。

こうして世の中が進歩していくのに対して、漫画はどう対応すればいいんだろう。

○地球へ…

今日のTBSpm6:00からアニメ新番組、「地球へ…」を見つけてびっくり。やるとは知らなんだ。

すっごい好きなんですよね、「地球へ…」。映画はダイジェストになっちゃっていまいちなんだけど、TVはどうだろう。面白いといいなあ。

エニックスのGファンタジーで、アニメ合わせで別の人が描いて連載するようですが。

漫画の細かい所や、なかなか表立って見えない所、ニュアンスの出し方とか、細かい演技、構成力、そういうものが物語の面白さを作り上げるのだと信じてやまない僕としては、せっかくだからぜひ原作で読んで欲しいなと思うのですよ。

というわけで、原作漫画をご紹介。

「地球へ…」と書いて「テラへ…」と読みます。テラterraはラテン語。SFではよく使われますね。

朝日ソノラマ刊の月刊マンガ少年(火の鳥が載ってた)に、1977年1月号から連載された、竹宮惠子先生の描いたSF漫画。

コンピューターによって完全管理された未来。主人公ジョミー・マーキス・シンは、14歳のときに受ける成人検査でESP能力がチェックされる。

この社会では超能力を持つ突然変異(ミュータント)をミュウと呼び、管理された社会を乱す危険因子として、排除していた。

そんな虐げられたミュウたちの長ソルジャー・ブルーと出会い、ミュウたちの未来を託されたジョミーは、この社会のあり方を問うため、遙かなる母なる星、地球へと旅立つ……。

というお話なんですが。

この当時はSFブームで、漫画にもアニメにも、たくさんSFが溢れていた。で、その中でよく見られた題材が、この超能力。今がファンタジーで魔法なら、あの頃はSFで超能力だったわけですよ。

で、この超能力者を主人公とした作品には、この「凄い能力を持っているがゆえ、恐れられ虐げられる」というテーマが非常に多いです。

特に思春期の頃には、何か心に響くものがあるんですよねー。凄い能力に対する憧れは、多分自分の成長に対する淡い期待。虐げられる主人公に共感するのは、自分が社会に受け入れられないのではないかという、おぼろげなおびえ。

理解して欲しいのにしてもらえない、近づきたいのに近づけない、という普遍的なテーマになるんですよね。

この作品が素晴らしいのは、この部分。

このテーマを見事なまでに表現している。

竹宮先生はがっちり骨太なストーリーを作る構成力と、心の奥の細かいひだまで描き切る繊細な表現力が同居する人です。そこが見事。

このテーマで描く事だけなら誰にでも、それこそ僕にも出来るけど、それを面白く描き、さらに感情移入させて感動させるには、この能力が必須です。両立させるの大変なんですよ。

ミュウたちの過酷な運命をがっちり描き、かつ、お話だけが進んでいくのではなく、そこに登場するキャラクターたちの心情が、全編に渡って溢れている。

主人公だけではなく、敵役、脇役達の心の中の哀しみ、そしてそれに縁取られた優しさまでも。

最後ほんの脇役だったミュウの青年が、名もないノーマルの女の子を助けて死んじゃう所で、ボロボロ泣けるのがその証。そんな脇役にまで、感情移入させられちゃうんだから。

本当は心の底で理解しあっているのに。本当は認め合っているのに。運命に翻弄され、違う立場になって対立する、ジョミーと敵役のキース・アニアンのドラマには、心打たれる事請け合いです。

僕は結構少女漫画家の描いたSF好きなんですけど、それはSFの持つスケールの大きいドラマと、少女漫画特有の繊細な感情表現が同居しているからだと思います。

この漫画は本当に傑作。ぜひどうぞ。

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2007/03/31

今週の雑感記 光の島

また混乱中。

今月頭に、どれから手をつけるか、という事態に陥って混乱してここにも書いてますが、また同じ事態。

同時進行が増え、何がなんだか、自分が何したいのか、もう……。

僕の脳のキャパシティーで並列処理していいのは、二つぐらいまでみたいです(笑)。

メインの企画が難産で、それに没頭できないのがまた拍車をかけてる。手が止まってしまい、いろいろ考えてると、だんだん思考があらぬ方へ。

そして、あれ先にやっといた方がいいかなあ、とか、あれやったら面白そうだなあ、とか別の事に手を出し始めて。

昨日魅力的に思えて、人に相談してみた事が、今日になったら色あせて見える末期症状。ごめんなさい、何時間も付き合わせたのに(笑)。

とりあえず提出日が近いやつから順番にやるか。

○ 光の島 (尾瀬あきら 小学館)

先日、この漫画が面白いせいで作業が遅れた、と言いがかりをつけた「光の島」ですが(笑)。

それだけでは失礼なので、ちゃんと御紹介。

この漫画はビッグコミックオリジナルで現在「蔵人 クロード」を連載中の尾瀬先生の前作。全8巻。

舞台は1982年。はるか南、沖縄の八重山諸島にある唄美島。西表島の隣にあるこの小さな島は、過疎に悩み、現在人口41人(!)。

役場もない、病院もない、そんな島で唯一の公共機関が小学校。ところがこの春、たった一人の生徒が転校することになり、廃校の危機。

そうなると、もうこの島で子育てしようなんて考える人は皆無になり、このまま老人だけの島になって廃村になるのは決定的。

何とか小学校を存続させようと、村を出て東京に住む縁故者を頼り、無理矢理連れて来たのが主人公光くん。この春ぴかぴかの小学一年生。

村の自然は素敵なんだけど、やっぱりお母さんが恋しくてホームシックになったり、友達がいなくて寂しかったり。そんな子供の気持ちは分かっていても、村を存続させるためには無理を通すしかない村人達の悲壮な奮闘。

しかしそのうち、病弱を承知で無理矢理連れて来たもう一人の子、由美ちゃんが、島の暮らしですっかり元気になったり。

親のいない養護施設の子を里親になって迎えたら、島の濃厚な人間関係の中で、今まで知らなかった愛情という感覚に目覚めたり。

それが話題になって雑誌に載ったら、不登校で学校に行けなくなった子供達が、なぜか島に惹かれてやって来て、立ち直ったりと。

島が子供達によって救われ、子供達も島によって救われていく、素敵なヒューマンドラマです。

尾瀬先生はとにかく繊細な心のニュアンスを描くのが上手いので、話が展開する中で、ジワジワと溜め込まれていく気持ちが、バーンと素敵な絵と共に弾けると、思わず涙が出ます。例えばですね。

1巻で。光くんの入学式に、東京からお父さんが駆けつけて。

場合によっては光くんを連れて帰ろうと思っていたお父さんだけど、村にとってどれだけ光くんが重要なのかという、故郷の様子を目にして、黙って帰ろうとするですよ。

学校から急いで帰ってきたら、お父さんはもう帰っちゃうというので慌てて桟橋に駆けつける光くん。お父さんが帰るなら、僕も帰る、お母さんに会いたい! そんな光くんを心と裏腹の厳しい言葉で島に残していくお父さん。

光くんは大泣き。すっかり元気がなくなっちゃう。

その様子を桟橋で、じっと由美ちゃんが見つめてる。

この時どアップで、可哀想、という顔させたら台無しなんですよね。ただじっと見つめてるひとコマがあるだけ。

そして次の朝、光くんは学校行きたくないとぐずってて。それを雨の中、待ち合わせのデイゴの木の下で、ずっと待ってる由美ちゃんの影があって。

由美ちゃんが家まで迎えに来て、ようやくしぶしぶ学校に行く光くん。そして朝のHR。返事もさっぱり元気ない。

朝のHRでは、日直さんが昨日あった事とかをお話しすることになってて。この日の日直は由美ちゃん。ここまで由美ちゃんは、ノーリアクション。特に変わった様子なく。前に出て話し始める。

「え…と、昨日は…、光のお父さんが船で帰りました」

「光は、お父さんとたくさん遊ぼうと思っていたのに、できませんでした。だからとってもかわいそうだと思いました。あたしは、お父さんもお母さんも島にいるのに、光にはどっちもいない……。とってもかわいそうです」

「だから…だから、あの……あの……」

ここで由美ちゃんほろりと涙。そして優しく微笑んで。

「あたしは…もっともっと、光と遊んだり勉強したりしたいです。そして…光のお姉さんになってあげたいです」

そんな由美ちゃん、小学二年生に、もらい泣き。

ずーっと溜め込んでた由美ちゃんの優しい気持ちが、思わず溢れてくる、という素晴らしい演出。ちなみにこれは作品冒頭の軽いジャブなので。この後KOパンチがたくさんあるので。

由美ちゃんの「あたし走ってる! 風みたい!」とか、美幸ちゃんの「がんばれ、光……がんばれ…」とか、保くんのシャツを洗濯するトキおばあの後姿とか、ゆりちゃんの「あたしが選んだ学校に通ってる」とか、「中学の三年間を大介くんは一日も休まず通い続けたんだ」とか、そりゃあ、もう……。

例えば子供をお持ちのお父さんお母さんであれば、僕なんかよりずっと感情移入して読めると思うので、ぜひどうぞ。

表紙画像がなかったけど、応援するために貼っちゃうぞ。

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2007/03/24

今週の雑感記 熱い物語って

難産。

新企画が。

ネタが足りてないとネタ出しをして、これならもう行けるだろうと思ったけれど、ペースが上がらず。

どうもキャラクターを掴みきっていない気配。ネタは出てるんで、シーンは書けるんだけど、事件の羅列になってしまって、実が入っていない感。

これだと、最後のシーンがあまり燃えてこない……。

これは一回キャラ立てに戻った方がいいような。行ったり来たり。

まあ、お話を作るときにはよくある事で。

動かせない締め切りがある仕事だと、無理矢理形だけでも整えなきゃいけないところだけど、そうじゃないんだからちゃんと納得いくレベルまで磨こう、と奮戦中。

時間かかりそうだから、次の企画も立て始めるかな。ちょっと行動予定を変更。

○ ダレン・シャン 奇怪なサーカス (ダレン・シャン 小学館)

サンデーに載ってる漫画が面白いので、原作はどうなんだろうと思って読んでみました、ダレン・シャン。

なるほど確かに面白い。

最近ちょっと児童文学にはまりつつあります。

児童文学と一口に言っても、小学生ぐらいの子供の成長は物凄い速いので、低学年向けと高学年向けでは、お話の難易度に雲泥の差があるわけですが。

高学年向けで、あまり手加減してないやつは、大人が読んでも普通に楽しめる。内容は高度に、でも語り口は飲み込みやすくという事で、むしろ読みやすいぐらい。

それに、テーマを変に捻らずストレート勝負なところが、古き良き少年漫画、少女漫画のテイストを彷彿とさせ、非常に心地よく。

あ、だから、サンデーに載ってるのか(笑)。

この作品はお話の種類としては、次に何が起きるんだろう、というドキドキを提供する作品なのですが。漫画から入ったから、オチ知ってたのがちと残念。

ですがハラハラドキドキはネタだけで作り出すものではなく、語り口とかその他の部分で十分楽しめるので、このまま続きを読もうと思います。楽しみ。

○ ダイヤのA (寺嶋裕二 週刊少年マガジン)

表紙&巻頭カラー、さらにホークスの和田選手と対談付き、と大プッシュ。

そんな回が合宿中のひとコマで、試合と一番縁遠い回。

そこが素敵。

この間話題になったんですが、野球漫画は「野球が好きだ!」という感じがひしひしと伝わる漫画があるのに、サッカー漫画にはあんまりないね、と。

ホントに作者が好きかどうかという話ではなくて、そこをセールスポイントに、前面に押し出して描いてあるかどうか。サッカー漫画はウンチクとか事件とか、ネタで見せる描き方が多いような。

この漫画で言えば、この回も合宿中で、練習方法とかのウンチクは入るんですが。

練習に向かう姿勢が、「相手に勝つために」というストーリーの目的に沿ったものではなく、「野球が好きでもっと上手くなりたいから」という主人公の気持ちを感じさせて、そこに好感。

○ 蔵人 クロード (尾瀬あきら ビッグコミックオリジナル)

気持ちを感じさせるという事ではこの漫画も。

よく「熱い漫画」という事を言いますが。

この漫画はスタイル的にはそういうタイプとは見なされないと思うんですが、今回読んでてぐっと気持ちの温度が上がったシーンが。

最後のコマ、「負けないぞ……!!」というクロードさんの後姿。

やっぱり主人公の本気を感じられると、読む方も燃えてきます。

ホントに熱いのはスタイルじゃなくて、そういうところだよねと思うのです。

……そうなんだよね。だから、キャラクターの気持ちの細かいニュアンスまで、きちっと掴めてないと書けないんだよ。自分に返ってきます。頑張ろう。

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2007/03/17

今週の雑感記 ぺたぺた

急に寒さがぶり返し、絶不調です。

僕じゃなくてバイクが(笑)。

なんかこうエンジンのかかりが悪くてですね。暖まるまで、油断してるとすぐエンストしそうになって。ストールさせないよう、微妙なアクセルワークが要求され、F1マシンじゃないんだから、という四苦八苦。

そこで、アイドリング上げればいいんではないか、といじったところ。

上げすぎた。

アクセルを放してもエンジンの回転数が落ちなくなってしまい、めっちゃうるさい大迷惑バイクに変貌。交差点で止まるたびに気まずい思い。

今度はアイドリングの調節に四苦八苦(笑)。

○ 地平線でダンス (柏木ハルコ ビッグコミックスピリッツ)

「触れる……」とぺたぺた触ってるモルモット姿の春日さんが可愛い。

しかし凄いですよ、この漫画。どうするんだろう。まさかこんな姿になって帰ってくるなんて、思わなかったもんなあ。

例えばこれが僕の漫画なら、主人公がモルモットの姿になっても、大したことではないんですよ。ジャガーが喋っても、ノーエクスキューズな漫画描いてたりするわけで。最初から、現実的な常識が壊れてる状態で描いてるから、「漫画だから」で済む。

それに対してこの漫画の場合、青年誌で近未来ハードSFで、リアル志向なわけで。

常識と照らし合わせて、色々と制限がつく状態で、そこを潜り抜けてこういう思いもよらない展開に持っていくっていうのは、ホントに凄い。

どうなるんだろう。

○ ドキュメント72時間 NHK

最終回。

えー! 終わっちゃうの!? 楽しみにしてたのになー。

思うんですけど。

人はそれぞれ必ず一つ、ドラマを持っていると思うのです。

それが人生。

どんなに平凡と言われようが、やはり喜びがあり、悲しみがあり、葛藤があり。

そういうものを垣間見せてくれるこの番組は、非常によいドキュメンタリーでした。

僕はドラマを創る仕事をしている人ですが、本物の人生のドラマの方が、繊細で濃厚で、敵わないなあ、と思うときが多々あります。

いや、負けっぱなしだと仕事になんないんですけどね。頑張って本物に匹敵する物を作りたい、と思うのですが。

最終回の舞台は長距離フェリー。

遠距離恋愛のカップルのお見送り。さあ、ここでお別れ、となったとき、「心の準備が出来てないよ……」と言う彼女。

やっぱりなかなか敵わない。

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2007/02/23

今週の雑感記 のだめカンタービレ17

新企画の締め切りを今月末に自主設定して、頑張ってたんですが。

途中でアイディアが不足している事に気付いて、締め切りを守るのを断念。物語の神様が降りてくるのを待つことに。

まあ、この場合の締め切りは努力目標だったので、それより品質良くしないと。

でも睡眠時間を削ってた分が無駄になったような気がして、ちょっとガッカリ……。

現在は、別の仕事を平行して進行中。

さて、「ケッタ・ゴール!激闘編」第22話を、ようやくナベ先生にチェックしてもらったのですが。

ついでに、研究所と激闘編の表示方法に手を入れたいので、それを含めて少々お待ち下さい。見開きで見れるようにしたいんですよ。

○ のだめカンタービレ 17 (二ノ宮知子 講談社)

漫画を一気に読める時というのは幸せですが。

最新巻まで追いついちゃうと、その後が小出しに……。

ああ、もう! 引きが繋ぎの回ですよ!!

伏線張ってるのは分かるけど、また何ヶ月も待つのかと思うと。……うわーん!

ええい、月産180ページ描け!!

自分にはとうてい出来ないのを棚に上げて暴言(笑)。すいません。それだけ楽しみだという事で……。

○ 弁護士のくず (井浦秀夫 ビッグコミックオリジナル)

小学館漫画賞を受賞したそうです。おめでとうございます。

いじめ問題が三号連続で、今回が解決編。

これは弱い者いじめの話だけど、企画を進めるために読んでた資料によれば、「正義のいじめ」というのもあるそうで、それを踏まえて世の中を見渡せば、なんだ大人達が子供に手本を示してるんじゃんと思う、今日この頃。

○ 風の大地 (作・坂田信弘 画・かざま鋭二 ビッグコミックオリジナル)

やっぱり左足悪化!

でも「棒の球」が出た!

すっかり一喜一憂(笑)。

あと5ホールもあるんだよなあ。どうするんだろうなあ。

○ ミクロイドS (手塚治虫 秋田書店)

ちょっと訳あって、読み返してみた。

人間が知らない所で、昔昆虫から枝分かれして進化したギドロンという知的生命体が高度な文明を築いていて、人類の自然破壊に怒り、虫達を操り人類を滅亡させようとするお話。

ギドロンの下僕として連れてこられ改造された人間の子孫、ミクロイドたちが、人間を助けようと頑張ってくれるのですが。

焼け石に水で、日本全滅寸前。さあどうなる!?

アニメにもなった作品です。

鉄腕アトム然り、海のトリトン然り、このミクロイドS然りで。

子供向けアニメになった手塚作品は、たくさんありますが、どれも根底にしっかりとしたテーマがあるのが凄い。

アニメだと、毎回毎回敵が来てピンチが来て、という作りで、当然子供の僕はそれに一喜一憂してたんですが。原作漫画はそれよりもっと物語している。

先週の魔女の宅急便を読んだ感想に対して、手塚漫画は一つの答だよなあと思います。

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2007/01/28

今週の雑感記 納豆騒動

納豆ダイエット。

あっという間にやって来て、あっという間に去って行きました。

血圧がちょいと気になる私めは、大豆製品が良いと聞き、せっせと納豆食べてたんですが。品切れ続発。

なのに、ガセネタだと!?(怒)

ふざけんな、フジテレ……

いかんいかん、こんな事で血圧上げちゃあ……。

それにしても食べ物絡みで不祥事続きますけど。油断ですよねえ。

「食べたら毒かもしれない食べ物を作る食品メーカー」とか、「嘘かもしれない情報を流すメディア」とか、そう思われたら最期、存在価値がなくなるのに。

とりあえず、不二家はもう怖くて……。

捏造発覚後、スーパーで山と積まれて売れ残っている納豆を見ました。さらにメーカーには、注文のキャンセルがどっと来たらしく、仕込んだ納豆が無駄になっちゃうかも、と。あの納豆たちは、やっぱり賞味期限切れで廃棄処分だったんでしょうか。

それもまたもったいない話。

○ 風の大地 (作・坂田信弘 画・かざま鋭二 ビッグコミックオリジナル)

左足首に激痛がー!

ゴルフ漫画の醍醐味ですけど、試合が進むにつれ、どんどん振幅がでかくなっていく。

そんな無茶なというショットにトライ、なんと成功、でも次の試練が……。この繰り返しに手に汗握るわけですよ。

足首はもう駄目だし、せっかくぶっ飛ばしたティショットは、飛び過ぎて一転大ピンチだし、どうなるんだろう。

○ ダレン・シャン (原作Darren Shan 新井隆広 週刊少年サンデー)

最近安定していい位置に。

話もじっくり描かれていて、こういうのは好き。

ハリー・ポッターの大当たりの後、本屋でよく見かけるようになった、洋物のファンタジー。他メディアもそれに飛びついて、映画やら漫画やらなわけですが。

先日「文春きいちご賞」で、2006年ダメ映画大賞を獲ってしまったゲド戦記とは対照的。

読んだ事無いんだけど、漫画面白いと、原作も気になります。読んでみようかなあ。

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2007/01/20

今週の雑感記 仮面の侍軍団

結果待ちだった企画、滑っちゃった。

がっかりなんですが。

次に考えてる手は、もうあるのです。

空いた時間に色々進めておく、というのは、こういう時のため。常日頃から頭は回転させておく。一つ上手く行かなくても、次の作戦は立案済み。

だけど。

次の作戦、遂行するのにちょっと時間かかるんだよなあ……。

待ってる間に、激闘編は進みました(笑)。

ただ、チェックを受ける機会がないので、公開は少し先?

○ コミックガンボ

無料の漫画雑誌が出たそうです。

フリーペーパーというものが出始めた頃から、「漫画ではやらないのかな」と思っていました。タダに勝る求心力のあるお値段はないですからね(笑)。

ただ、この間TVでフリーペーパーのドキュメンタリーを見たときには、採算合わせるためには7割ぐらいは広告を入れないと駄目、という話だったんですが。

漫画は単行本の収益も考えるから、そこまでではないとしても、その辺どうなんでしょう?

家から出ない漫画家は、駅で配るフリーペーパーを手にする機会がないのです(笑)。

社会状況は変わってきているわけだから、漫画も色々変わらないといけないのかもしれない。なので、こういう新機軸も気になるところ。

○ 仮面ライダーをつくった男たち (村枝賢一 週刊少年マガジン)

第三話「仮面の侍軍団」

かっこいい……。

村枝先生は、人情話が本当に上手いよなあ。

溜め込んだ気持ちが、ボンと弾けるシーンが、素晴らしい。

人の情は常に漫画のテーマになる素材。表情一つで表現できるから、漫画に向いていると思う。でもそれに実感を持たせるのは結構難しくて、ちょっとした手の打ち間違いで、素材を駄目にしてしまうことが多い。

そこでびしっと決めてくる村枝先生、お見事です。

「単行本化決定!」とあおりに入っているのは、まだこのシリーズの後もあるという事ですね。嬉しい話。

先週は「仮面ライダーSPIRITS」の1巻の画像だったから、今度は2巻(笑)。

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2007/01/13

今週の雑感記 地平線でダンス

企画を提出、結果待ち。ちょっとかかるみたいです。

でもその間に、やる事は色々と。

長いスパンで考えれば、すぐに結果に結びつかなくても、少しずつ手を打っておくことが大事だと思うのです。土壇場になって慌てても、上手く行かない。目標持って、こつこつと。

激闘編の続きも描かねば。

○ 地平線でダンス (柏木ハルコ 週刊ビックコミックスピリッツ)

意外な所でご縁があるのです。知ってる人が頑張ってると、刺激になりますね。

新連載の本作はワームホールを使ったタイムマシン、という題材のSF。

上手いなあ。

SF漫画を描く上で、何が難しいかと言えば。

まずSFだという時点で、難しいのではと身構えるお客さんがいるので、いかにスムーズに説明するか。

SFがよく載ってるマニア系の本だと、お客さんも慣れてるので、少々荒っぽい説明でも大丈夫だけど、そうじゃない本だと、丁寧で、かつ手短に分かり易くないと駄目なので、大変。

そして、ネタだけ振っても面白くないわけで。当然漫画として面白くするために、きっちりキャラ立てしないといけないんだけど。

SF設定の説明でページを取られるので、ここも手短に、それでいてきっちり感情移入出来るように描かないといけないから、これまた大変。

で、当然大仕掛けの話が進んでいくんで、それを描くのも大変で。

大変三重苦。

それをさらりとこなしていて、上手い。特にヒロイン春日さんのキャラを立てる10ページぐらいが、テンポもよくて感心。

タイトルに入ってる「地平線」は事象の地平のことだろうか?

当然新連載では単行本が出てないので、画像は前作。

○ 仮面ライダーをつくった男たち (村枝賢一 週刊少年マガジン)

前に読み切りで載ったプロデューサーさんの話が面白かったので、続きを楽しみにしていたんですが、ボリュームアップして3号連続で。

今度は殺陣師さん達の話です。

子供の頃は当然、主役しか見てないんですが(笑)、大人になり、しかも自分が合気道をやって多少の武道の心得が出来てから、あの頃の特撮ヒーロー物をCATVなんかで見て思うのは、殺陣師さん達の体の張りっぷりの物凄さ。

あの受身は、絶対に、痛い……。

プロレスラーもびっくりの、ビッグバンプのオンパレード。しかも下が川原だろうが舗装路だろうがお構いなし。被り物してるから、視界もほとんどゼロのはず。

そんな殺陣師さん達がどんな思いで演じていたのか。次号からも楽しみ。

こちらも単行本はまだなので、画像は村枝先生が、制作秘話じゃなくて仮面ライダーそのものを描いてる「仮面ライダーSPIRITS」を。特に一番最初の一号ライダーのエピソードがかっこよくて、好き。

○ 週刊サッカーマガジン 2007年1月27日号

ふっふっふ。

今週のサッカーマガジン。

特集で、J1各チームの補強動向を追ってるんですが。

ちゃんと入ってますよ。

柏レイソルがJ1に!!

先週号までクラブ情報ページは、まだJ2のままだった。今週からJ1昇格!

年末年始の関係で入稿時期が早かったのか、情報が古過ぎるのはご愛嬌(笑)。

お目当ては石崎監督と山根さんの記事。実は山根さん、「石崎監督を男にする」という目標を達成して、引退を考えてたと知り、びっくり。

翻意してくれて、ありがとう!!

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2007/01/05

今週の雑感記 ほんわか

今度のメンテナンスで、ココログの@niftyBooksのアフィリエイトのサービスが、なくなってしまうそうなのです。なので、仕事合間にココログにもう一つ装備されている、Amazonのアフィリエイトに切り替え。

最初は楽天だったんだけど、それが@niftyBooksになり、そしてAmazonへ。画像が引っ張れなくなったり、アフィリエイトが無くなったり。なんでしょう。向こうには旨味が少なかったんでしょうか。

アフィリエイトよりむしろ僕の主な目的は、画像でブログを飾ることなんですが。それなのに。

切り替えるたびに、だんだん画像が小さくなって行く(笑)。

○ 竹本泉のいろいろぶっく (ソフトバンククリエイティブ)

ゲーム雑誌に載ったエッセイが一冊に。

僕は、竹本先生のどこかのどかな雰囲気が好きで、読んでいるのです。

それは漫画じゃなくて、こういうエッセイでも醸し出されているので、楽しく読める。

それがなんと10年分。すっごい読み応え(笑)。

○ さらに応援中

Amazonアフィリエイトにしたから、上のように、記事中に画像を貼るのも可能になりました。

さらにインスタントストアという、要はAmazonのカタログから、自分好みにピックアップして、編集する機能も発見。

というわけで、「応援中」のコーナーの下に、既刊本を並べたカタログへのリンクも作りました。

同じ釜の飯を食った仲間達とか、その釜の飯を食べさせて下さった大恩ある先生方とか、応援するですよ!

さすが長く続けている先生方は、出版点数も多くて、並べるのも大変だった。画像ないのはやめよっかな、と弱気になったけど、なんとか完遂(笑)。

「応援」の趣旨とは違うかもしれないけど、僕も仲間に入れて下さい、と自分のも並べてみたら、Amazonには「ケッタ・ゴール!」の画像がなく、しょんぼり。いいなあ、みんな。画像があって。

これ、本屋のこだわり店主になった気分で、好きな本並べられるな……。SF本屋を作ろうかな……。

○ 三丁目の夕日 (西岸良平 ビックコミックオリジナル)

SFといえば。

最近頻度が高いような気がする。三丁目の夕日のSFネタ(笑)。

おしくらまんじゅうの圧力で、ブラックホール発生!!

油断してて、思わず吹いちゃった。

荒唐無稽は、デフォルメされた絵で描く、漫画だからこその特権ではないだろうか。素敵。

○ あじさいの唄 (森栗丸 ビックコミックオリジナル)

この号では「あじさいの唄」でも、犬の栗之介が喋りだしてみたり。いい味出してる。

で、これにもコメントしよう、画像も引っ張ってこよう、と思って、さあびっくり。

品薄なのか、Amazonでは古書のみになってる。プレミアまで付いてるよ?

他のネット本屋も、近所の大きな本屋でも在庫切れ。小学館には、まだ在庫があるみたいだけど……。

僕は、この世知辛いご時世、こういうほんわか癒される作品の需要は、掘り起こせば、実はもっとあるのではないかと思ってるのです。心の底で求めている人が、結構いるんじゃないかと。だからしょっちゅうコメントするんですが。

ちゃんと売れてるなら、刷ればいいのに。

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2006/12/22

今週の雑感記 魔女の宅急便カレンダー

人間、辛い時、それをこらえるためには、夢が必要です。

というわけで、腰痛悪化させ寝不足に苦しみながらの作業中、「これを持ってけば、劇的な良い展開が待っているに違いない!!」と自分に言い聞かせ頑張ってたわけですが。

「劇的」は無理でした(笑)。

まあ普通に、一歩前進。そしてやっぱり、年越し決定。

とりあえず、まず体力回復から。なんせ打ち合わせの途中でガス欠してたから(笑)。

でれでれと漫画でも読むかと思ったら、今週は合併号でサンデー、マガジンが休みの週。年末だなあ。

○ あじさいの唄 (森 栗丸 ビッグコミックオリジナル)

普段読み切りエピソードが中心の「あじさいの唄」が、殿様暗殺事件というどでかい引きを見せていたため、非常に気になってて。

事件は未然に防がれた。

殿様自身の手によって……。

殿様凄い切れ者だった。

「この玉は何と申すものかの?」というところですでに、暗殺者の正体見抜いてたって事だよね?

ちなみに暗殺者は、しゃぼん玉屋さんに扮していたわけですが。

しゃぼんの語源はポルトガル語。ちょっと調べてみたところ、鉄砲伝来の頃日本に持ち込まれ、当初は高価な珍しい物だったそうな。それが江戸中期、オランダから輸入されるようになって、1677年に「玉屋」と呼ばれる、行商のしゃぼん玉屋さんが現れる。

殿様は「しゃぼん玉。おう、これがそうか」と言ってるから、この漫画はその頃が舞台という事ですね。

学生の頃の歴史の勉強は、さっぱり身が入らず、落第寸前まで行ったんだけど、こういう生活史には結構興味があることに、最近気付いた(笑)。

○ 魔女の宅急便 2007年カレンダー

年末という事は、そろそろ来年のカレンダーを購入せねばならず、今年買ったのは、これ。

例年はジブリ作品集のカレンダーで、いろんな作品の絵がついてるやつを買ってたんだけど。

ハウル、ゲド、と続いたことにより、僕の中でのジブリ作品の外れ率が高まって、なんかもったいないような気がして。今年は単品で行くか、と。

魔女の宅急便のカレンダーは、今年からラインナップに加わったそうです。実は公開からもう17年たった今でも、グッズがよく売れてるロングセラーなんだそうな。

確かに、間口が広くて作りがしっかりしてる作品だから、年月経っても色褪せない。何度観ても、クライマックスで盛り上がれるし。

カレンダーに使われてる絵も、雰囲気あって、いいシーンが並んでる。

公開時にどばっと売るには、派手な作りとプロモーションかも知れないけど、長く愛してもらえるのは、こういう作品だと思います。

「魔女の宅急便」のように、夢があって共感出来て、すっきり見れるしっかりした作りの良作をまた見たいけれど、でもジブリはでかくなり過ぎて、もう大作主義じゃないと、回らないのかな……。

カレンダーの表紙がいい絵で、これで飾っておきたいぐらいなんだけど、年が明けたら、当然真っ先にめくらないといけないんだよねえ(笑)。

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2006/12/11

今週の雑感記 カスタードくん最終回

先週はサッカーウィークで、ずーっとサッカーの記事だったんですね。

漫画の話題は、なんと、二週間ぶり。

自分の作業としては、忙しかったんですけど。ネーム切ったり、打ち合わせたり、チェック受けたり。

○ ラッキーナイト カスタードくん (渡辺道明 月刊プレコミックブンブン)

最終回。ナベ先生お疲れ様でした。

……って、書いといて、なんか実感がない(笑)。この雑誌の特徴として、入稿が早いというのがあって、作業はもうずいぶん前に終わっているから。

自分の時もそうだったんだけど、「あれっ、まだ載ってた」という感じ。なにせ、本人には二ヶ月前に「お疲れ様でした」と言ってるし。ナベ先生の次回作の構想とか、もう聞いてるしさ。

これで師弟共演が、ともども終わってしまったわけですが。

商業漫画は難しいですなあ。

ただ描いているだけじゃ駄目だしねえ。

いろんな目論見とか編集方針とかあるし。

僕はただ真っ直ぐ突っ走って轟沈でしたが、ナベ先生は逆に色々苦労してました。ホント、お疲れ様でした。

お互い次頑張りましょうという事で、今週もお互いの次回作について、相談しあったり。

ちなみにその時、「ケッタ・ゴール!激闘編」次稿の、ナベチェックも受けました。

形としてはお金にならない趣味の物になったんだけど、プライドに懸けて、話の質は落とさんぞ! と、複数名による多重チェックを受けてます。遊びのはずが、ボツが出るかもしれないという緊張感(笑)。

めでたくみんなのOKが出たので、そろそろ更新準備。

沈没したはずなのに、潜水艦になって、まだ海底をズルズルと進んでます(笑)。

○ あじさいの唄 (森栗丸 ビッグコミックオリジナル)

前回で出ていた忍者の少女が今回も!

なんと、続いてた!

しかも次号への煽り文句が「次号、暗殺者の正体が…」だって!

この漫画の普段の展開とは明らかに違うだけに、次号が非常に気になります。

○ ダイヤのA (寺嶋裕二 週刊少年マガジン)

先週引っ張りに引っ張って、そして今週、とうとうクリス先輩が交代出場!!

出てきた当初は、よく漫画ではある、主人公の壁として出て来る一癖あるキャラかなーと、すっかり油断して見てました。

だって、後々バッテリー組みそうな、レギュラー捕手はもういたし。

しかし、エピソードが進むうち、どんどん内面描き込まれて、存在感を増していくクリス先輩。

もう僕はこの人に、レギュラー取ってもらいたい!

がんばれー!!

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2006/11/25

今週の雑感記 とにかく明日

とにかく、明日26日の札幌戦なのです!

前節は確かに負けましたが、対戦相手的に一番きつそうなのはウチでした!

対戦成績で分が悪い上に、山形は休養明けだった!

そこに負けたウチよりも!

むしろ今季負け無しのお得意様、最下位徳島とスコアレスドローの、首位横浜FCの方が!

野球に例えると、無死満塁からゲッツー崩れの1点だけ、みたいな取りこぼし感があるはずだ!

そしてそういう流れの時、その裏でひっくり返されるのだ!

ひっくり返すぞ!!!!

・・・・・・

サッカーは物凄いテンションですが。

漫画はほのぼのムードで(笑)。

○ 上京一週間 (一丸 ビックコミックオリジナル)

ほろりと来たよ。

上手いなあ。

僕は現在、次の漫画の企画を立てていて。ボツっては新しいのを描き、という事をしているわけですが。

ここ二ヶ月ぐらいで、四、五本ほど描いている。そのうち一本が「ケッタ・ゴール! 激闘編」。で、思った事。

キャラクターが出来上がっている漫画を描くのは、凄い楽。

違う設定、違うキャラクターで、立て続けに新しい話を描くのは、結構大変だ。

そんな時この漫画は、シリーズ連載だけれど、毎回設定もキャラクターも違う読み切りで。

それでこれだけ粒揃えてくるのは、マジで凄い。匠の技。

○ 三丁目の夕日 (西岸良平 ビッグコミックオリジナル)

映画第2弾が出来るそうです。

前の号の感想で、「無理矢理なSFネタの回が好き」と書いたら、タイムリー。

超能力者登場!!

おばちゃん、目光ってるし!

凄い暗示能力持ってるし!

それでいて、やってる事は「40円の野菜を10円にする」!

のどかで素敵だ……。

しかも引いてるし(笑)。

今回は「あじさいの唄」にも、忍者の少女が出ていて、