ジャンプ100万部切り
だいぶ前になるのですが、こんな記事を読みました。
かつて650万部を誇った「週刊少年ジャンプ」、発行部数が初の100万部割れ…国内の紙雑誌で「100万部超」ゼロに
かつて600万部を誇った集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の印刷証明付き発行部数が4~6月の平均で98万5000部となり、この方式での公表が始まった2008年以来、初めて100万部を割ったことが5日わかった。公表した日本雑誌協会によると、100万部を超える国内の紙の雑誌はゼロになった。
同誌は1968年創刊。同社によると「ドラゴンボール」「SLAM DUNK」などを掲載していた94年12月に漫画雑誌史上最大の653万部となった。だが電子書籍の普及などで、2017年に200万部を割った。講談社の「週刊少年マガジン」は28万1000部、小学館の「週刊少年サンデー」は12万部といずれも減少している。
少年漫画に詳しい編集者の斎藤宣彦さんは「一つの時代の節目となる出来事。紙の漫画雑誌の縮小は書店にも影響が大きく、読者の興味の幅が狭まることにつながる」と語る。
出版科学研究所によると、25年の紙の雑誌の推定販売金額は前年比10%減の3708億円で、ピークだった1997年の1兆5644億円の4分の1以下に減った。漫画雑誌以外では、文芸春秋の「週刊文春」が36万2000部、小学館の「女性セブン」が24万1800部に落ち込んでいる。
読売新聞オンライン 2026/08/06
週刊少年ジャンプの紙の雑誌が、100万部を切ったということなのですが、3週間以上前のニュースを今さら取り上げるのは、なぜかというと。
最初これで記事を書こうとしたら全然まとまらず、書き終わらず上げることができず、そのうち大忙し期間後半が来てしまったんですね。もう出さなくてもいいかなーと諦めかけていたところ。
閃いたのが、まとめなければいいのではないかということ。逆転の発想。投げっぱなし大作戦。
ということで、本日はまとまってない記事をお送りします。
さて思ったこと一つ目。
この記事は若干ミスリード気味になっています。紙のジャンプは100万を切ったけれど、漫画の場合デジタルシフトしているからです。週刊少年ジャンプはジャンプ+でも読むことができますが、そちらは3000万以上ダウンロードされ、1日のアクティブユーザーが260万人。これだけの人が見ているのであれば、ヒットを飛ばすためのプラットフォームとしては、力はあまり落ちていないはず。
実際に『SPY×FAMILY』が一巻あたり240万部を超えるメガヒットとなっています。
同様に週刊少年マガジンの作品がマガポケで、週刊少年サンデーの作品がサンデーうぇぶりで読むことができます。それぞれ一日のアクティブユーザーが250万、85万ぐらい。
むしろデジタル弱いんじゃないかと思っていたマガジンが、けっこう善戦しています。現在僕が一番楽しみにして読んでいる漫画は、マガポケの『ハナバス』です。
実際、漫画の単行本は紙とデジタルを合わせると以前と比べてむしろ増えています。なんで、漫画にとって神の雑誌が減っちゃったことは、克服済みの問題だと思います。
最初に見かけたこの記事はミスリード気味になっていますが、これを書くために確認した他の記事だと、電子書籍に触れていたりしますね。
思ったこと二つ目。漫画はデジタルシフトで克服した、と書きましたが、ちょっとやばいかもと思うのは、コロコロコミックの減少です。漫画の入り口を担っているわけですけど、小学生はあまりデジタルシフトできていないんじゃないかという心配があります。
お小遣いを握りしめ本屋に走るという行動の代わりに、ネットでポチッとなと買うこの利便性を、小学生は許されているのか。親が許してくれないんじゃないか。
小学生と漫画の出会いは、ハードルが上がっているのではないかと、これはちょっと心配です。
思ったこと三つ目。これで100万部雑誌がなくなったということなのですが、漫画は前述のようにデジタルシフトしている。でも、他のジャンルのものはあまりうまく行っていません。
例えばコンビニの雑誌売り場は本当に減っていますし、取次がコンビニ配送から撤退してしまいそうな勢いです。
そしてここがビジネスの要だったのが、リアル書店です。本当に厳しいと思います。
さらにこういう話題が出たときに、紙の本に関してポエムを語る人ばっかりなのは、本当に気になっています。それを真に受けて税金ぶっこむのはマジで無駄金なのでやめてほしい。
リアル本屋のビジネスモデルの転換は必須。かつその場合、需要は大きく減るはずで、ダウンサイジングが必須です。その前提から考えるべき。
なお、日本では漫画の成功があったので、出版に強烈なバフがかかっていたと思われます。例えばKDPが日本に来るときに、向こうの出版事情が一緒に紹介されてたのをよく見かけたのですが、日本は人口半分以下なのに、書店数が倍あったんですよ。
なのでここで欧米の成功例を出す場合、それはダウンサイジング後の話なんだと捉えるべきではないでしょうか。
という徒然なる感想を、読んだときにはべらせていたんですよ、ということで本日は終了。





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