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2025/09/28

偵察川崎vsFC東京・湘南と川崎戦展望

土曜日に首位鹿島が勝利してまして、離されないためにここは勝ちたい川崎戦。しかし相手は強敵だ。まずは偵察。

2025J1第30節、川崎 0-1 FC東京。

毎回盛り上がっております、多摩川クラシコです。

先制したのはFC東京で23分。長友選手のスルーパスにマルコス・ギリェルメ選手が抜け出して、ペナルティエリア内から折り返し。これは反対側まで抜けていきましたが、長倉選手がクロスを上げると、中央で遠藤選手がヘディングシュートを決めました。出だしは川崎がずっとボールを保持する展開だったのですが、FC東京がチャンスをものにして先制です。

さらに29分。FC東京の安斎選手が抜け出して折り返し。ファーでギリェルメ選手が押し込みましたが、これは安斎選手がオフサイドで取り消し。

このまま熱戦が続き、試合アディショナルタイムの93分。川崎の脇坂選手が押し込んで同点に追いついたかに見えましたが、その前クロスに飛び込んだウレモヴィッチ選手がオフサイド。これはVARからのオン・フィールド・レビューが入るぐらいのギリギリのタイミングでした。

さらに100分。川崎・小林選手のヘディングシュートを、FC東京GKスンギュさんがスーパーセーブ。直後試合終了です。

多摩川クラシコはど突き合いになることが多いのですが、今回は大接戦の1-0でFC東京勝利となりました。

第31節、湘南1-2川崎。

先制したのは川崎で、28分。GKからのロングボールをマルシーニョ選手が収めて山本選手へ落とすと、山本選手はこのボールをダイレクトでDFライン裏への浮かせたパス。三浦選手が抜け出してのクロスで、脇坂選手がヘディングシュートを決めました。

55分に川崎のFK。ゴール前でジャンプした湘南・鈴木章斗選手の上げた腕にボールが当たってPK。追加点のチャンスにエリソン選手のキックはポストに当たり、戻ってきたボールをエリソン選手がもう一度詰めましたが、湘南GK真田選手が足を伸ばしてクリア。このこぼれをマルシーニョ選手がクロス。エリソン選手がヘディングシュートに行きましたが、枠外。絶好のチャンスを逃します。

80分、川崎が追加点。左サイド三浦選手がパスカットからカウンター。早めに速いクロスを入れると、ファーで小林選手が落として伊藤君へ。伊藤君はドリブルで一つ 外してシュート。これはブロックされますが、こぼれを小林選手が拾ってクロス。宮城選手のヘディングはジャストミートせずにちょっとかすって後方へ。これを伊藤君がワントラップボレーシュートで決めました。

83分、湘南が1点返します。左中盤からのFK。走り込んだ舘選手がダイビングヘッドで決めました。

試合は川崎がこのまま逃げ切って勝利となりました。

これを踏まえて川崎戦の展望です。川崎は夏に主力選手が何人も海外へ移籍しましたが、それでも選手層は厚い。強敵です。

守備では。

とにかくなんと言っても、現在の川崎で脅威となっているのは伊藤君です。偵察で見たFC東京戦で途切れましたが、そこまでルヴァン杯も含めて公式戦6戦連発7得点。今季リーグ戦での得点は9点なのですが、そのうちの7得点はここ9試合で叩き出しています。

伊藤君はウチのアカデミーから直接ヨーロッパへ移籍しました。ハンブルガーSVでプロデビュー。ブンデスリーガでそのドリブルのスキルを存分に見せつけて、若手として大きく期待されました。しかしこれはウチのアカデミーっ子にちょっと共通の弱点なのですが、いまいちシュートが決まりません。

というか、ブンデスリーガでは無得点。移籍したベルギーリーグのシント・トロイデンでも、3年間でカップ戦の1点しかありません。これは正直、アタッカーとしては致命的だと思います。なので、ブンデスリーガからベルギーリーグ、そしてドイツ3部へと、だんだん落ちていってしまっていたのです。そこからの日本帰還なので、正直言うと凱旋という感じではなかった。

なのにここへ来て、いきなりの覚醒です。一体何が起きているのか。元々ドリブルのスキルは高く、縦へ中へと自由自在。そしてそこから思い切りのいいミドルシュートをどんどん打っています。ゴール前に入ってとっさのボールにも反応。めっちゃ危険です。しっかり捕まえたい。

その伊藤君と右サイドでコンビを組んでいるのが、SBのファンウェルメスケルケン選手です。息が合った動きを見せ、いいクロスを上げています。こちらも抑えたい。

そして左SBで出ている三浦選手も好調です。思い切りのいい飛び出しでクロスを供給しています。

川崎は中盤のポゼッション能力は当然のように高く、そこからこのような飛び道具を使いこなす。リーグナンバーワンの得点力も納得です。しっかり抑えたい。

攻撃では。

渡井君は重傷でした。そして最近お休みの他の人も、どうやら怪我っぽい。ということで、攻撃陣はスクランブル態勢です。さあここで、誰がチームを救ってくれるのか。

ここで細谷君が大爆発してチームを救ってくれたら、めっちゃ嬉しい。本人も好調ですし、ドカンと一発お願いします!

僕はここでチームを救うのは、垣田&細谷の2トップなのではないかと思っているのですが、どうでしょう。垣田君の一発にも期待しております。がんばって!

広島戦で2トップで出た時には、シャドーが1枚削れたせいでサイドでのローテーション機能が低下。そこを普通に1トップ2シャドーにするか、それとも。山田君は元々栃木で左シャドーのポジションを任されていました。攻撃時にさらに高い位置を取って解決できるかもしれない。中川君が攻撃的に行くのでも可。ただ、1アンカーになった時、対応できるか未知数なので、やっぱり2シャドーかなあ。攻撃の再編がどうなるのかに注目。

連続引き分けをプラスにする勝ちが欲しい!!

がんばって!!

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