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2025/07/27

鬼滅の刃二億二千万部と表現規制

こちらの記事を読みました。

漫画「鬼滅の刃」 全世界の累計発行部数が2億部突破

世界的に人気を集める漫画、「鬼滅の刃」の全世界の累計発行部数が2億部を超えたと出版社が発表しました。

吾峠呼世晴さんの漫画「鬼滅の刃」は、2016年から2020年にかけて連載され、大正時代の日本を舞台に、家族を鬼に殺された主人公の少年が鬼になってしまった妹を人間に戻すために鬼との戦いの旅に出る物語です。

漫画を原作とし、2020年に公開されたアニメーション映画は興行収入が400億円をこえ、国内で上映された映画の歴代1位を記録するなど社会現象となり、世界的にも人気を集めています。

集英社は、「鬼滅の刃」のコミックス全23巻について、全世界の累計発行部数がデジタル版を含めて2億2000万部に上ったと発表しました。

コミックスの全世界での累計発行部数では「ONE PIECE」が5億1000万部以上、「名探偵コナン」が2億7000万部以上、「DRAGON BALL」が2億6000万部以上などとなっていますが、いずれも巻数は40巻をこえていて、「鬼滅の刃」は全23巻での2億部突破となりました。

NHK NEWS WEB 2025年7月17日

『鬼滅の刃』が全世界で売り上げ2億2000万部突破。すごいですね。

単に売り上げの数字がすごいというだけではなくて、この話がいいなと思うのは、『鬼滅の刃』がジャンプの漫画の作り方が変わった後に完結した物語だというところです。

週刊少年ジャンプの連載といえば、昔々は人気があればとにかく引っ張りに引っ張るというのが有名でした。もう人気を搾り取れるだけ搾り取って、カスになったような状態で作品が終わる。売上部数を聞いたらすごい数字なんだけれども、個人的に最終回辺りがいまいち思い出せない作品が多いのは、雑誌で連載している時にもうその頃は飽きてしまっていたから。物語としては何かちょっと不幸な感じだったのです。

その売り方が最近変わってきています。多分電子書籍が漫画において大きく売り上げを伸ばしたからだと思います。

連載が終わってもすぐに本屋さんの棚から消えるようなことはなくて、まだまだ売り続けることができる。まとめ買いがワンクリックでできるので、物語のパッケージとしての完成度を高めた方が評価が上がる。その辺りが理由ではないか。

僕的には、伏線がしっかり張ってあって、それが回収され大満足という最終回があるお話が好きなので、これは個人的に非常に喜ばしい傾向です。

特に『鬼滅の刃』はいい意味で漫画らしい強引さで話を進め、それが最終回でも見事に発揮されています。みんなが幸せになるすばらしい最終回でした。

そうしてきちんと終わっていて期待感が維持されているので、あのお話を動いて音がついている状態で見たいという需要があり、アニメが作られ続けています。

と言うか無限城編の映画が公開されましたが、すごい大反響です。これがまた、漫画の売り上げを伸ばす。いい循環ですね。

そんな中こんなニュースを見かけました。

「香港まで行くしかない」 「鬼滅の刃」新作映画、中国ファンが悲鳴

人気アニメ「鬼滅の刃」の劇場版「無限城編 第一章 猗窩座再来」が18日、日本全国の映画館で公開された。今後、世界150以上の国・地域で上映が予定されているが、中国本土での公開は現時点で未定となっている。

「鬼滅の刃」は海外でも広く知られ、特に東アジア圏で高い人気を誇る。中国でも、動画配信大手「Bilibili(ビリビリ)」でテレビアニメ版が中国語字幕や吹き替え付きで配信され、多くのファンを獲得している。

今回の最新作は、香港や台湾での上映が予定されている一方で、中国本土での公開の可否はまだ決まっていない。

中国で映画を上映するには、当局による審査を通過する必要がある。過去の劇場版「無限列車編」も、戦闘シーンの流血が「暴力的」な表現とみなされた可能性があり、中国本土の映画館での上映には至らなかった。

今回の作品にも激しい戦闘シーンが含まれており、審査を通過できるかは不透明だ。

日本での公開が始まった18日、中国の交流サイト(SNS)「微博(ウェイボー)」などには「早く中国でも見たい」「香港まで行くしかない」といった投稿が相次いだ。

仮に今後、中国本土での公開が実現しても、流血シーンの「黒塗り」や一部カットなど、大幅な修正が加えられる可能性もある。

ある中国の映画ブロガーはSNSで「審査に悪影響を与えないためにも、インターネット上で作品について論評せず、静かに待つべきだ」と呼びかけている。【北京・松倉佑輔】

毎日新聞 25/7/18

中国では鬼滅の刃が上映されていないという話。中国は、いわゆるけしからん作品は人民統制のためによろしくないということで、言論弾圧や表現規制がなされているわけですけれども、『鬼滅の刃』もそれに引っかかっている模様。

一度言論統制や表現規制を受け入れれば、こういうレベルのところまで国家の手が及ぶのだという事実を見せられています。

別に独裁国家ではなくても、現在金融の方から「けしからん創作物」を世の中から締め出そうという動きがあります。

俺たちの正しさの前には言論の自由など存在しないのだ。

自分が絶対的に正しいと思った瞬間に、独裁は始まるんですよ。

そんな世界は絶対に嫌だ。日本だけでもいいので、言論と表現の自由の聖域を守ってほしいなと思います。

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