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2025/01/11

広州FC解散

中国でサッカークラブの広州足球俱楽部が解散となったとのこと。こちらは元の名前は広州恒大です。

中國で不動産バブルが弾け、恒大集団の経営が傾いて資金力がすっかりなくなり2部リーグ落ちしていたのですが、とうとう解散ということになったようです。

広州恒大にはウチがACLに出た時に散々やられたので、そんな強かったチームがとうとう解散かと思うと、何か隔世の感がありますね。時代が変わったということですね。

広州恒大が強かったのは、何と言ってもすごい資金力があったからです。中国代表を見ればわかる通り、中国人選手の人はそこまで高くないんですけれども、とにかく外国人が超強力でした。

特に印象に残っているのは、ブラジル代表パウリーニョ選手に、とんでもないFKを決められたことです。アウトサイドで曲げられて壁を越えられたんですよ。菅野さんが逆を取られて、一歩も動けなかったシーンを覚えています。

さて、このニュースを見てもう一つ思うのは、中国経済は本当にめっちゃ悪くなってるんだなあということ。

まだ5%台の経済成長をしていると公式には発表していますが、この統計が嘘ではないかというのはずっと言われていました。現在中国では若年層で20%前後の失業率があり、そしてこうしてサッカーチームが潰れる。成長してたら、そんなことは絶対に起きないですよね。ある業種が不況になったとしても、他に好景気の業種があるはずだ。

日本は失われた20年とか30年とか散々言われていますけど、その状態でも例えば古くはヴィッセル神戸に楽天が入って強くなったり、一番近いところでは町田ゼルビアにサイバーエージェントが入って強くなったりと、余力のある業種からの資本注入があったのです。

もし中国がちゃんと経済成長しているのであれば、不動産セクターがボロボロだったとしても他の景気のいい業種からチームの買収に名乗りをあげる会社があったはず。そもそもここ、アリババも運営会社に入ってますからね。そこも手を引いちゃうぐらい、中国の経済状態は悪いのだということの証だなあと思います。5%どころか経済成長マイナスなんじゃないかな。

とりあえず、あの時の僕の負け惜しみ、「くそ、不動産バブルが吹っ飛んでひどい目に会え」が果たされたわけですけれども、実際に起きると、日本にも悪影響があるから、いやだなあ。

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