バスの運転手不足とコロナ禍
こちらの番組を見ました。
首都圏情報ネタドリ! 価格高騰するバスツアー 観光・教育の現場への波紋 NHK総合24/11/29
ちょっと気になっていることがあるからです。
コロナ禍が始まりしばらくして報道されていたのが、交通機関での感染。特にバスの中は空気がこもっていて感染しやすいのではないかと言われており、実際運転手さんが複数感染してしまって、バス減便というニュースも流れていました。その後5類化し、マスコミもコロナは終わったことにしたので、その後どうなってるのかが気になっていたのです。
そこに運転手が足りないというニュース。これはもしや。
結論から書くと、コロナに関連はしているけれど、それはコロナ禍の時に仕事がなくなったから離職したからだという説明。後遺症にはまったく触れておらず。
この辺は難しいですね。後遺症がどれぐらい出るかという調査は進んでいてデータが出ているのですが、仕事ができなくなるぐらい重い後遺症となると、確率的には数パーセントぐらい。一つの事業所では、いても一人二人の計算。運転手不足が全部コロナのせいということはなさそう。
ただ、離職した中年人材がそんな好待遇の仕事に就けるかというと難しそうなので、人手不足で給料上げたりしているところには戻ってきてもいいはず。そういう話はなかったので、まったく影響がないというのも疑問。
後遺症のこの数字は、絶妙にいやらしい数字だと思うのです。動けなくなるレベルが何十人に1人だと、身の周りでばんばかと倒れていくわけではないのですが、全体としての人数はけっこうなものになるので、確実に社会は蝕んでいきます。
その実態がよくわからないというのは、非常に嫌だなと思ったのでした。
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