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2024/11/05

H3と台風

H3の4号機の打ち上げが成功しました。開発難航から1号機打ち上げ失敗と、かなり苦労したんですけれども、これで3機連続成功です! めでたい!

こちらのニュースには、最近僕が気にしていることが色々と絡んでいました。まず、そもそもH3が順調に起動に乗ってほしいと思っています。

宇宙開発はビジネスの段階に入っていて、ロケットのコスト削減は急務となっています。H3がその流れに対抗できるかは非常に大きなポイントです。

さて4号機は当初10/26の打ち上げ予定でしたが、そこから予定が二転三転し、11/4の打ち上げ成功となりました。

「H3」4号機打ち上げ 今月30日に延期 エンジンの一部に不具合

日本の新たな主力ロケット「H3」の4号機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、打ち上げ前の点検作業でエンジンの部品の一部に不具合が見つかったとして、打ち上げ予定日を4日延期し、今月30日に打ち上げると発表しました。

「H3」の4号機は防衛省の「防衛通信衛星」を搭載して10月26日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる計画でした。

しかし、JAXAによりますと、打ち上げ前の点検作業で2段目のエンジンのバルブに不具合が見つかり、部品の交換と点検を行うための時間が必要になったということです。

このため、JAXAは「H3」4号機の打ち上げ予定日を4日延期し、10月30日の午後3時46分から午後5時半までの間に打ち上げると発表しました。

「H3」は1号機の打ち上げに失敗しましたが、その後、対策を講じたうえで2号機と3号機の打ち上げに成功していて、JAXAは、4号機も成功させ、今後の安定した運用に向けて弾みをつけたいとしています。

NHK NEWS WEB 24/10/22

「H3」4号機打ち上げ 天候の回復を待ち11月4日に打ち上げへ

日本の新たな主力ロケット「H3」の4号機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、天候の回復を待って11月4日に打ち上げると発表しました。

「H3」の4号機は防衛省の「防衛通信衛星」を搭載して11月2日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でした。

しかし、JAXAは気象条件が整わないことから打ち上げ予定日を2日延期し、天候の回復を待って11月4日の午後3時48分から午後5時半までの間に打ち上げると発表しました。

「H3」は、去年、1号機の打ち上げに失敗したあと対策が講じられ、ことし、2号機と3号機の打ち上げに成功しました。

JAXAは、4号機の打ち上げも成功させ、「H3」の安定した運用に向けて弾みをつけたいとしています。

NHK NEWS WEB 24/10/31

H3ロケット4号機 打ち上げ成功

防衛省が部隊どうしの情報共有のために整備する防衛通信衛星が、4日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターからH3ロケット4号機で打ち上げられ、予定の軌道に投入されて打ち上げは成功しました。

防衛通信衛星を載せたH3ロケット4号機は4日午後3時48分、種子島宇宙センターから打ち上げられました。

補助ロケットやロケットの1段目を切り離しながら上昇を続け、衛星を予定の軌道に投入して打ち上げは成功しました。

H3ロケットは2023年、1号機の打ち上げに失敗しましたが、その後、対策を講じた上で、今回の4号機まで3機連続で成功しました。

ロケットに搭載された防衛通信衛星は、防衛省が広い範囲に展開する部隊どうしの情報共有などに使う目的で独自に整備を進めていて、これまでに2機が打ち上げられていました。

今回、3機目の打ち上げに成功したことで、防衛省が計画している独自の衛星3機を同時に運用する体制が整うことになります。

防衛省と打ち上げを担当するJAXAは、安全保障に関わる衛星だとして衛星の大きさや性能などは公開していません。

NHK NEWS WEB 24/11/4

一度目の延期は、点検で不具合が見つかったので部品交換するためだったのですが、二度目は天候不順による延期。さて、この天候不順は台風21号の影響です。

台風21号は台湾上陸後、進路を東に変えて日本の方に向かってくる予報でした。もし11月に日本上陸となると、1950年以降一度しかない出来事です。さすがに途中で温帯低気圧になったのですが、弱くなっても南風が吹き込む形になり、日本には大雨が降りました。

週末は在宅仕事だったので僕は外に出なくて済んだのですが、部屋の中でも音が聞こえる大雨。各地で交通にも大きな影響が出ていました。

季節外れの雨の被害がこうして大きくなっているのは、温暖化の影響でしょうねえ。

スペインでは、低気圧の影響で大雨が降り、洪水被害が出ています。街の中に、まるで津波のように濁流が押し寄せた映像も見かけました。死者200人を超えたとのこと。温暖化により雨の降り方が激しくなるだろうという予想はあったのですが、実際に起きてみると生活に大きく影響があり、どうなっちゃうのかな と心配になります。

単純に自然エネルギーに切り替えれば万事OKと行かないのは、現在ドイツが身をもって示しています。ウクライナ侵攻もあり、エネルギー政策で完全に失敗したドイツは、国内産業に大ダメージを受け、大きな問題となっています。もっと技術革新が必要だと思うんですよね。間に合うかなあ。

さて、この4号機、積み荷が防衛通信衛星でした。「きらめき3号」と名づけられています。軍事衛星なので細かいデータは非公開。

中国は東シナ海で横暴の限りを尽くしています。相手が弱いとみれば遠慮せずに取れるだけ取るというのが中国の流儀。日本もしっかり防衛力を保持しないと、何をされるかわかりません。この辺、日本は非常に立ち遅れており、防衛力だけでなくいろいろとやらなきゃいけないことがあるはずなのになあと、とても心配しながら見ているのです。

ということで他方面から気になる衛星打ち上げだったのでした。成功してよかった。

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