アカデミー卒プロ入り
レイソルU-18のアカデミー生のプロ入りが、いくつか発表されていました。
まずトップ昇格を果たしたのは、ワッド・モハメッド・サディキ君です!
身長187cmの大型FWながら、足元は柔らかくポストプレーも突破も何でもできちゃう万能型のストライカー。
最近ウチは大型FWを取り揃えています。木下さん190cm、柿田君187cm、出番があまりありませんがフロートさん193cm。さらに 若手のオウイエ君190cm、琉球に武者修行に出した真家君も187cmです。チームの一貫性が出てくるのはいいことだと思うので、ワッド君の活躍も期待しています。大きく育ってほしい。
あと、せっかく大型FWを取り揃えているのだから、偶発的な攻撃ではなく、もっとサイドからの練られた攻撃パターンが見たいですね。
さて、こうやってまとめた記事を書こうと思ったのは、ここからです。
実は昨年はアカデミーからのトップ昇格がなく、そのまま大学に行ったり、よそのチームに行ったりしていました。最近は大卒カムバックも増えているので、そちらの路線に舵を切ったのかなと思っていました。
ちなみに今年も、中島舜君が流通経済大学から帰還。がんばって!
筑波大の田村君は対戦もあって話題になっていたので、戻ってこれるのかなとずっと注目していたのですが、こちらはウチではなく湘南に決まりました。
ただですね、最近そういうところも注目しているのです。そしてそれが今年のアカデミー生にも当てはまります。
左サイドのドリブラー、現在U-18プレミアリーグEAST得点王の吉原君楓人君がギラヴァンツ北九州へ。
正GKでキャプテンの栗栖汰志君はウチで二種登録されていましたが、そのままの昇格はなく、藤枝MYFCへ。
最近考えることが多いのは、若手を育てる難しさ。試合に出て経験を積まないとなかなか伸びないのですが、高卒でいきなりJ1レギュラーというのはかなりハードルが高い。そうするとJ1クラブに入れた有望な子が結局伸びずに、無名だったけれど下位リーグでたくさん試合経験を積んだ子が伸びて、結局逆転というケースがよく見られます。これは才能を生かしきれていないということで、日本のサッカー界にとっては問題だと思うのです。
さて、そういう時に大学サッカーが復権。大学経由で帰還する子が増えました。だったら高卒プロ入り、ただしJ2、J3と下位リーグへ、というのもありなんじゃないかと思っていたのです。そこで今年はそういう子が二人。
ちなみに僕は、レイソルはアカデミーからトップチームへの一貫性を保ち、そうやってしっかり育てた子をベースに、そこに異能選手を外から取ってくる形にすれば、安定した強さが出せるのではないかと思っているのですが。
ただ若い時にウチでちょこちょこ試合に出たとしても、よそに買われてそちらでキャリアピークを迎えるというケースがありました。最近は、若い時から才能を見せつけるとすぐに海外に買われてしまうことも増えています。
それだと、せっかく育成したのにトップチームの強さに還元されない。もったいない。
その中で、トップチーム昇格はならなかったけれども、よそで成長して活躍して、キャリアピークの頃にウチに帰ってくるという選手がポツポツと出始めます。今で言えば白井君がそうです。手塚君もウチでデビューしましたが、鳥栖で一回り大きく育ってから帰還してくれました。
こういう形でキャリアピークの時にウチで働いてくれる、そういうのが形になっていったらいいんじゃないかなと思うのです。
ということで、ウチに入った人も、よそに行った人も、がんばって大きく伸びてほしいと思っています。注目してます!
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