令和六年五月場所 波乱続き
令和六年五月場所は、小結・大の里関の優勝で幕を閉じました。
史上最速、初土俵から七場所目の優勝です。先場所の尊富士関の十場所目での初優勝の記録を更新。ただ大の里関は幕下十枚目格付け出しでのスタートで有利でした。それでも、ではその前はと調べてみると、幕下六十枚目格付け出しで横綱・輪島関が15場所目。そう考えるとやはりすごい記録です。なにしろ先場所の尊富士関に次いで、まだ大銀杏が結えていない中での優勝なのです。
今場所は初日に横綱、大関5人全敗という大波乱から始まったので、それにふさわしい波乱続きの結末ではないかとも思います。とにかく前に出る圧力がすごい。立会いをもっと磨いて、常に自分有利の形に持ち込めるようにすれば、とんでもなく強くなるんじゃないかなあ。
さて初日全滅となった横綱大関陣は、その後次々と休場。照ノ富士関と貴景勝関は怪我持ちなので、本当に苦しいですね。ここに角番だった霧島関が入ってしまったのが残念。首を痛めているとのことで、慢性化しないといいなと思います。
さて残った二人の大関、豊昇龍関と琴ノ若改め琴櫻関は千秋楽まで優勝争いに残りました。特に琴櫻関はおじいさんの四股名を継いで改名した場所。優勝できればベストでしたが、とりあえず大関の責務を果たしました。じわじわと強くなり続けているので、この調子でがんばってほしいです。
さて、毎場所注目している柏市出身力士、隆の勝関と琴勝峰関は、ともに前頭八枚目で八勝七敗の勝ち越し。二人とも最初にパタパタと負けたので心配したのですが、勝ち越せてよかった。
ちなみに豊昇龍関は日体大柏高校の出身。琴櫻関は小学生の時に柏相撲少年団に入っていて、二人とも柏に縁のある力士です。柏ゆかりの力士が活躍し、満足な場所となりました。
来場所もがんばってほしいですね!
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