昨日に続きまして武者修行観戦記です。本日は長崎の田中君です。
2024J2第6節、長崎1-1甲府。
全体的には長崎が押してる感じで試合が続いていたのですが、24分に甲府がカウンターから先制点を取りました。
同点を狙う長崎の55分、左CK。ファーで田中君がヘディングシュートも、これは枠外。惜しいー。
しかし田中君はこの後、同点弾の起点となりました。71分。田中君からの縦パスがマテウス・ジェズス選手に入ると、ジェズス選手はターンしてさらに縦パス。受けたファンマ選手がDFを外へ外してシュートをファーに決めました。
さあ逆転を目指す長崎で、88分。右CK。ファーで田中君が折り返そうとしましたが、ヘディングしたボールは目前の相手に当たってこぼれました。
試合はこのまま引き分けで終了。
第7節、栃木1-1長崎。
栃木で大島君が先発。2トップに入ったので、田中君とマッチアップ。栃木FWのもう片割れは矢野君です。レイソルゆかりの選手との対決となりました。
9分。栃木自陣FKをGKが蹴ると、右サイドで小堀選手が競り勝ち、ペナルティエリア内の大島君へ。大島君はターンしてシュートを放ちますが、田中君がブロック。
30分。田中君がビルドアップで持ち上がり、ハーフウェイラインからのロングスルーパス。増山選手がもつれて倒れましたが、PKにはならず。
40分には長崎がボールを奪われて、栃木のカウンター。矢野君へスルーパスが出ると、ついていった田中君がクロスをブロックしました。
43分に長崎が先制して、後半に入って64分。右CKをゴール正面で田中君がヘディングシュートに行きましたが、ポストに当たりました。追加点ならず。惜しいー!
試合は90分に栃木がギリギリで追いついて、引き分けで試合終了です。
第8節、長崎2-0山形。
ここまでのシーズン、田中君は非常に安定して活躍を続けているので、解説でもクローズアップされ褒められていました。それを聞いてほくほくしていたら。
17分。低い位置で受けた田中君がドリブルで持ち上がり、鋭い縦パスを笠柳選手へ。笠柳選手はフリックしてDFライン裏にボールを流し、これをマテウス・ジェズス選手が狙いますが、対応されました。非常にいい縦パスでした。
長崎先制点に田中君が絡みます。27分。FKからつないで左右に揺さぶると、田中君が大きく開いた左SB米田選手へ。笠柳選手がパスを引き取り、ドリブルで中央へ向かい、ペナルティエリア内のマテウス・ジェズス選手へパス。ジェズス選手はファーストタッチで前に出ると、シュートを決めました。
31分には、長崎ペナルティエリア内で山形の氣田選手がボールを受けて、ドリブルからシュート。しかし田中君が落ち着いて対応し、ブロックしました。
55分。左サイドから山形の南選手が早いパスを中央へ。氣田選手が受けてペナルティエリア内からシュート。田中君がコースに入って体に当てて枠外へ。
70分に長崎が追加点を決めると、試合終盤に長崎はCBをもう1枚投入。3バックにするのかなーと思っていたら、田中君は左SBにスライドして守備固め。ただ山形のイサカ・ゼイン選手の対応に少し苦慮していました。色々な事態に対応できるのはプラスだと思うので、この辺もがんばってほしいです。
長崎はこのまま逃げ切りで終了。
第9節、熊本3-4長崎。
すごい打ち合いになりました。まず13分に長崎が増山選手のヘディングシュートで先制。その後32分に追加点。こちらは田中君が起点です。田中君がDFラインからスルスルと持ち上がり、ハーフウェーを越えたところでDFライン裏へロングパス。これがドンピシャで増山選手に通り、飛び込んできたGKの上を越す落ち着いたシュートを決めました。田中君のアシストです!
40分に長崎がさらに追加点を加えて、長崎3点リードで、42分。熊本の左CKでショートコーナーからのクロスを田中君がヘディングでクリア。これを拾われてシュートを打たれるのですが、すぐに反応してこれもブロック。
後半に入り49分に熊本が1点返しての50分。右サイド長崎のFK。ファーから走り込んだ田中君がヘディングシュート。ボールはゴール上に外れました。惜しいー。
この直後、熊本がさらに1点追加で1点差に。だんだん試合が怪しくなってきます。58分。ベ・ジョンミン選手が裏へ抜け出しそうになりますが、胸トラップしたところを田中君が狙ってタッチラインへ蹴り出す、落ち着いたプレー。
さらにこの後、長崎、熊本が1点ずつ取り合って、長崎が大乱戦を逃げ切りました。
ちなみに熊本がアディショナルタイムに3点目を取ったのですが、ゴール前の混戦を押し込んだのが、神代と書いて「くましろ」読む、熊本ユースの16歳でプロ契約。この時点で3試合連続4得点目。もし僕が熊本サポーターだったら、負けちゃったけれども、この活躍にはめっちゃウキウキしてると思います。すごい。
第10節、長崎6-1徳島。
まず4分、12分と長崎がポンポンと2点を先制。23分に徳島カウンターで右サイドライン際のチアゴ・アウベス選手へ。ドリブルに対して田中君が体をねじ込んで奪い切る、力強い対応。トップスピードに乗る前に寄せた判断もよかったです。
長崎3点目に田中君が関わります。47分。後半開始から徳島が前から激しく追ってくるも、後ろでつないでいなし、田中君が高い位置を取っていた米田選手にロングフィード。米田選手はマテウス・ジェズス選手とのワンツーで抜け出してクロス。エジガル・ジュニオ選手のヘディングシュートが決まりました。
65分の5点目にも田中君が関わります。田中君が前方のギリェルメ選手に縦パスを入れると、前を向いたギリェルメ選手はペナルティエリア手前のファンマ選手へつけます。ファンマ選手はうまくターンして右へ流れ、DFを外してシュートを決めました。
87分の6点目も、田中君が起点。田中君が縦パスを松澤選手へ。横の秋野君が引き取ると、DFライン裏へダイレクトでロビングのボールを送ります。これがドンピシャの高精度のボールで、ファンマ選手がボールコントロールしてシュートを決めました。
この後徳島が1点返しますが、長崎大勝で終了。
徳島は監督交代のゴタゴタがありましたが、正直言うとそこまであった形もだいぶ崩れてしまっている印象。これはかなり厳しそうです。
最近のコメント