J3観戦記 加藤君その1 ポジション確保
レンタル武者修行観戦記第3弾は、J3の福島に行った加藤君です。がっちりとアンカーのポジションを掴んでいます。
2024J3第1節、岐阜4-1福島。
開始早々8分。中盤の狭いところでボールを受けた加藤君が、スッとターンで前を向き、FWの矢島選手にボールをつけます。ですが矢島選手はこれをうまくコントロールできませんでした。
14分に福島が先制しますが、21分にすぐに追いつかれます。そして26分。福島にFKのチャンス。これを蹴るのが加藤君。壁に当たって右CK。これも加藤君が蹴ると、ファーで矢島選手がヘディングシュート。しかしうまく当たりませんでした。
前半アディショナルタイム。中盤から加藤君がディフェンスライン裏へ。塩浜選手にドンピシャで収まりますが、シュートはブロックされました。加藤君はアンカーの位置でどんどんボールを引き受けて、この他にもいい縦パスを何本も通していました。
後半に入り岐阜に3点決められ、80分に加藤君は宮崎選手と交代。試合はそのまま終了。
第2節、宮崎1-2福島。
13分。左サイドからのパスを中央で受けた加藤君。思い切りよくミドルシュートを放ちますが、上に外れました。惜しい。
14分に福島が矢島選手の先制点。直後15分、左サイドのフォローに寄っていった加藤君がボールを受けると、ペナルティエリア内の矢島選手にパスを通しました。しかしシュートはボール一つ左へ外れます。惜しい。
この後、福島と宮崎が1点ずつ取り合って、福島今季初勝利で終了。
第3節は4月に延期されており、お次は第4節、福島1-0松本。
前半13分に福島は決勝点となる先制点を奪います。
26分。加藤君がサイドに出たスルーパスについていって、スライディングカット。ナイスディフェンス。アンカーなので守備力も大切です。
同様に守備の場面。後半64分。ドリブルで運ぼうとした松本の山口選手に強く行った加藤君。ボールは 奪ったけれど、体も吹っ飛ばしてしまって黄紙。でも、ラフじゃなければ強く行くのも大切。
69分に加藤君は宮崎選手と交代。パスはいつも通り的確に散らしていたのですが、この日はかなり福島が押し込まれた状態で試合が進み、どちらかというと守備での奮闘が目立ちました。
第5節、長野2-1福島。
週中の試合で福島はスタメン6人を入れ替え。加藤君はベンチ外でした。
長野でウチのアカデミー卒の浮田君が得点しています。76分、ペナルティエリア右サイドの角度のないところから強烈な左足の同点弾。がんばってほしいですね。
第6節、福島0-0富山。
出だしは富山でその後福島が盛り返していく試合展開。
加藤君はビシビシと狭いところでも通して縦パスを入れていました。ただ加藤君だけではなく、福島が全体的に中央縦パスの意識が強すぎて、攻撃の幅が取れていない感じ。すると縦パスが入っても周りが密集しているので、なかなかいいチャンスが作れませんでした。
富山もけっこう攻めていたのですが、ちょっと似た傾向があり、お互いに攻めきれず。スコアレスドローで終了です。
第7節、福島0-1YSCC横浜。
CKで地面に置いたボールがすぐに転がっていくレベルの強風が吹いていた試合。パスは風にあおられ狙ったところに飛びません。加藤君もめっちゃ苦労していました。
その影響があったかもしれないのは49分。相手GKからのロングキックをカットした加藤君。しかし、コントロールが大きくなって奪われそうになり、相手の足元に飛び込んでファール。黄紙をもらってしまいました。
しかしこのままでは終わらなかった加藤君。59分、その前の浮き球のパスは風に流され繋がらなかったけれど、今度はうまく計算に入れて自陣からロングパス。DFライン裏にドンピシャで落とします。これを矢島選手が受けてペナルティエリア侵入。しかし囲まれて奪われてしまいました。
74分に加藤君は城定選手と交代。試合は54分にYSCC横浜が先制、福島は追いつけずに敗戦。
加藤君も持ち味出していていい感じです。試合経験を積んでスケールアップしていきたいところ。
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