偵察磐田vs神戸・川崎と磐田戦展望
開幕戦はアディショナルタイムに追いつかれ、昨年の悪癖が顔を覗かせましたが、第2節ではしっかりと逃げ切り。この試合も勝って、改善傾向を定着させたいところです。まずは偵察。
2024J1第1節、磐田0-2神戸。
神戸戦の偵察で見た試合。磐田の視点で見ると、神戸の前線からのプレスにやられた感じです。試合序盤は完全に神戸ペース。その後、少しずつプレスに慣れていき、磐田にもシュートシーンがあったのですが、後半開始早々追加点を奪われて、試合の流れが決定してしまった感じでした。
第2節、川崎4-5磐田。
こちらはものすごい展開になりました。
最初に試合の流れをつかんだのは磐田です。6分、左からのクロスがファーに抜け、それを拾った右SBの植村選手が内側へボールコントロールしてコースを作り、シュートを決めました。18分、川崎CB高井選手に磐田MF平川選手がプレス。ボールを奪うと上原→松原とつないで、松原選手がちょっと低いところからのクロス。ゴール正面でジャーメイン選手がフリーとなり、ヘディングシュートを決めました。29分、磐田左サイドでスローイン。左サイドで回してペナルティエリア内へ中村選手がパス。走り込んだ松本選手がヒールで残して、ジャーメイン選手がシュートを決めました。
30分までに3点リードと、普通であればこれで磐田の勝利が濃厚になるところなのですが。
ここから川崎反撃のターンがやってきます。36分、磐田が押し込んでいたのですがバックパスがずれ、川崎のカウンターへ。マルシーニョ選手が運んで、こぼれを山本選手がダイレクトシュート。これはブロックされましたが、そのこぼれをエリソン選手が左足ボレーシュートで決めました。
後半に入るところで川崎は橘田選手と瀬戸選手を交代、アンカーに山本選手を配置。これで中盤の支配力が改善され、押し込んでいきます。すると55分、左CKに続いての右CK。一歩ステップバックしてマークを外したエリソン選手がヘディングシュートを決めました。59分、川崎が左サイドへ展開、三浦選手が縦に突破からクロス、こぼれ球をエリソン選手が反転シュート。これは磐田GK川島選手がシュートブロックしましたが、こぼれをマルシーニョ選手が押し込みました。
同点となって試合の行方がわからなくなったところ、80分、磐田が一歩抜け出します。CB伊藤選手からロングスルーパスが出ると、ジャーメイン選手が抜け出し。川崎GKチョン・ソンリョン選手が飛び込んで、引っかけないよう手は引っ込めたのですが体が当たって倒してしまい、PK。これをジャーメイン選手が決めました。ハットトリックです。
ところがこれでも終わらない。85分、川崎同点弾。左サイドからロビングのバスが出ると、ペナルティエリア内へ山田選手が抜け出し。磐田CBリカルド・グラッサ選手がスライディングブロックに行きますが、引っかかってしまってPK。これを 山田選手が決めました。
ものすごい激闘となった試合は、さらにもう一山見せ場がやってきます。アディショナルタイム、磐田自陣からのFK。磐田FWペイショット選手が競り勝つと、そのボールを拾ったジャーメイン選手が粘ってシュートを決めます。
これだけでも劇的なのですが、なんとこれがVARへ。競った時に瀬川君がハンドを犯しており、さらにそのボールに対してジャーメイン選手もハンドということで、得点が取り消されましたが、PKが残ったということです。
ここでジャーメイン選手が落ち着いて決め直し、この激闘に決着をつけました。本当にすごい。
これを踏まえて磐田線の展望です。開幕戦を見た時には神戸にけっこう押し込まれていてJ1だと辛いかなと思って見ていたのですが、川崎戦では大爆発。かなりの難敵だと思います。
守備では。
まず何と言っても前節4得点のジャーメイン選手を抑えなくてはいけません。抜け出すスピードがあり、サイドからのクロスにも強い。しっかり捕まえたい。
磐田は全員攻撃全員守備を標榜しているようですが、攻撃に関して言うと、サイドでの連携がしっかり練られている印象です。特に左サイド。昨年天皇杯の熊本戦で対戦した平川選手が移籍してきており、そこにトップ下の山田選手が流れてくると、いい感じでボールが回っています。しっかり潰したい。
右はどちらかと言うと、縦を突くスピードが見られます。松本選手と植村選手のコンビです。こちらもしっかり抑えたい。
攻撃では。
狙いどころは二つ考えられて。
一つは磐田が攻めて来た時の裏。コンパクトにするために高いDFラインをしいた時、カウンターが効くはずです。そこで何と言っても細谷君です。エースの今季初得点が見たいな。よろしくお願いします!
もう一つはウチがボールを持って押し込むシチュエーション。磐田のブロックが少し下がりすぎてる局面がある気がする。そこでズドンとサヴィオさんミドルシュートが決まるといい感じ。こちらもお願いします!
そして昨年から続く課題で得点力の向上。細谷君、サヴィオさん以外にも得点源が欲しいところ、新戦力木下さんがさっそく点を取ってくれました。ここで一気に波に乗ってくれると嬉しい。ドカンと一発お願いします!
このまま上昇気流に乗りたい!!
勝ちましょう!!
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