直後に地震
元旦久々にサッカーがやっていて、のんびりとそれを観戦し終わったところ。
何か体がフラフラと揺れていて。
最近歳をとったせいか、眠りが浅くなって体調的に万全じゃない日があるのでそれだろうかと、ふと上を眺めると、照明の吊り紐が大きく揺れている。
地震です。
しかもこんなに長く揺れているということは、かなり遠方、それでいて巨大。
東日本大震災の時のことを思い出して、すぐにテレビをつけ直しました。森保監督のインタビューは見ていなかったのですが、その途中で緊急地震速報が入ったそうです。
石川県能登地方で震度7。
震度は体に感じない0から大地震の7まで、5と6を弱と強に分けての10段階。つまりこれ以上ない最大の震度です。
マグニチュードは7.6。マグニチュードの数字は、対数という普通の数字ではないものなので、実際のエネルギーの値はちょっとの差で大きく違います。阪神淡路大震災のマグニチュードが7.4で、今回は0.2の差なのですが、エネルギーを計算すると2.8倍以上になります。かなりでかい。
しかも津波警報が出ています。
NHKのアナウンサーがかなり強い口調で避難を呼びかけています。豪雨災害などでも問題になったのですが、警報を出しているのに逃げ遅れる人がいる。危険度が伝わっていないのではないか。そこで発表の仕方や言葉の使い方などが見直されました。今回のは慌てて大声になっているように見せて、あえて危機感をあおるためのプロフェッショナルな行動です。
さらにその後、大津波警報まで出てました。3m以上の津波が予想されるということです。津波は波という言葉がいつもの風により起きる波を想像させますが、海底の地形が変わることによって生じるので波長が非常に長く、いわば鉄砲水のようなもの。50cmでも足をすくわれて流される危険があり、1mまで行くとほぼ死亡。実際輪島港は潮位計が限界超えて壊れてしまったのかデータが止まっていて、1m20cm「以上」となっています。
ずっとニュースをつけっぱなしにしていたのですが、異様だなと思ったのは、震度5ぐらいの余震がやたらと続くこと。中継中に次から次へと緊急地震速報が入ります。多くない?
気象庁の会見も見ていたのですが、余震の震源域がかなり広い。1か所ずれたら次々といろんなところが続いている様子。何起きているんだろう。
だんだん被害が分かってきます。当然ですがかなり甚大。道路が寸断されて孤立しているところがある様子。早く救援届いてほしい。
サッカーの高校選手権がやっています。石川県代表の星稜高校は2日、柏の葉スタジアムで3回戦。しかし地震で応援団が出発できず、関東在住の人に応援を呼び掛けていました。
対戦相手の市立船橋が、野球部が使っている星稜カラーと同じ緑色のメガホンを提供。女子バスケ部の分も含めて350本。関東在住OBや石川県出身者だけではなく、日大藤沢、岡山学芸館、名古屋と他校のサッカー部や応援団も応援に駆けつけたそうです。いい話。
試合は4-1で市船。この状況で試合するのは大変だっただろうなあ。
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