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2024/01/04

俺たちの戦いはこれからだ

打ち切り漫画風のタイトルをつけてみました。

先月「際どい戦い」というタイトルで、僕の仕事のスケジュールがピンチだという記事を書いたので、ここで同系統の打ち切り風タイトルだと、僕がさらに追い込まれてもう終わったって話が始まりそうですが、そうではなく。

本日は、そろそろまた流行が始まっている新型コロナウイルス感染症、COVID19についてのお話。4日から今年の外仕事が始まります。仕事先がハイリスク業種なので、めっちゃ気になっているのです。

僕がlong covid、感染による後遺症に怯えているということは、ここで何度も書いています。そのため新型コロナ関連のニュースには目を光らせており、僕のX(旧Twitter)は、そちらの話題がぞろぞろ並んでいるのですけれども。

そうやって一般メディアにはあまり出回らないレベルの研究結果も追いかけていると、懸念が当たっていたところと外れていたところが見えてきます。

まず懸念が当たっていたのは、後遺症について。だいぶデータが溜まってきて、見えてきたのは、やはり結構な割合で後遺症によって働けなくなったり学校に行けなくなったりする人がいるようだ、ということ。

そして脳にダメージがあるのではないかという点については、どうやら当たりだった模様。そういう研究結果が続いています。新型コロナウイルスの後遺症はものすごい多岐にわたっていて、ぶっちゃけ最初に見た時には、本当に全部コロナウイルスのせいなんだろうかと思うレベルでした。だってちんちんがちっちゃくなるとかもあったんですよ。

それが感染の仕組みの研究が進んでいくと、どうやら全身の細胞に入り込んで悪さをしている模様。細胞内のエネルギー生産器官ミトコンドリアに悪影響。

そうするとその一環で、脳細胞がやられて脳が萎縮するという結果に。記憶力が落ちて認知症のような状態になったり、集中力がなくなったり、ひどい時には高次機能が損なわれて文字を見ても意味が入ってこないというようなことが起きています。

頭が回らなくなった作家なんて、存在意義ないよ。やっぱりこれは避けなくてはいけない。

そしてもっと問題なのが、懸念が外れていたところです。起きなかったという話ならいいのですが、逆に悪い方に予想が外れているのです。

僕は後遺症になった人が累積して溜まっていくことを懸念していました。これでも十分やばい予想です。

ところがなんと、感染を重ねるごとに後遺症のリスクが上がっているのではないかという研究が出ています。ただ積み重なるだけじゃなかった。もっとやばかった。

そしてさらには想定外だったこと。昨今、特に子供の間で新型コロナだけではなく色々な感染症が流行っていますが。これがどうやら偶然ではない様子。

日本のメディアでは、これを「コロナ対策をしていて感染する機会が減ったため、一時的に免疫が弱くなっている」と説明しているところが多い。免疫負債と言います。

その論で行くと、感染対策を緩めた後、流行は一時的で済むはず。なぜならもう一度感染した時に免疫を取り戻すからです。

さて、欧米諸国の方がマスクに対する嫌悪感がひどく感染対策も先に緩めたので、この状況が先に起きました。その時にはあちらでも免疫負債論があったのですが。

翌年になっても状況が繰り返されています。これはおかしい。単に感染の機会がなかったので免疫を失っていたという話ではなく、根本的にコロナ感染した時に免疫が壊されてるのではないか、という説が出てきています。免疫窃盗と言います。

前述の通り体中の細胞がコロナ感染で影響を受けるとすると、免疫細胞もやられる。そういう話なのではないか。

さらには血管とか他の臓器にも影響があることも考えられ、どうも感染後、他の病気になるリスクが上がっているという研究もあります。最近、心不全パンデミックを心配する記事がありました。

さて、ここからは僕の性質絡みのお話。「一人殺せば推理作家、一万人殺せば歴史作家、絶滅させればSF作家」。途中に諸説ありますが、オチの絶滅だけは変わらない。僕はそんなSF作家なので、想像が掻き立てられる設定に近未来ディストピアがあります。悪い方に想像を膨らませるのはお得意なのです。

そんな僕のアンテナに、ビンビン引っ掛かってくるのが日本の現状。日本では、経済と財政を立て直そうと、新型コロナウイルス感染症を2類から5類へと引き下げました。その時に社会全体への働きかけとして、「もうウイルスは弱ったのでかかっても大丈夫」という雰囲気作りに力を注ぎました。外食産業や観光産業などの業界を立て直したかったから、またこれは政府がもう助けないということなので批判を避けた、という辺りが狙いとして考えられます。

感染対策の象徴がマスクなので、特にマスク剥ぎに非常に熱心でした。厚生労働省の告知からマスクの文字が消え、文部科学省は学校でのマスク非着用を通達しました。

第九波は五月頭から感染が広がり始め、秋まで続く一番長いものになりましたが、岸田政権はその間徹底無視。「注視している」を連呼して何もせず。ピーク時に新型コロナ対策の分科会を廃止、尾身先生を退任させ、後を引き継いだ内閣感染症危機管理統括庁は「今は平時です」とアナウンス。

感染が繰り返されたので、社会全体の免疫力が上がる集団免疫を頼ったのでしょうか。

ただ残念ながらその目論見は外れ、ウイルスはまったく弱っていませんし、何なら最近さらに感染力が上がった変異株JN.1が増えてきています。感染者数と死者数のリアルタイムの集計を止めたのでインパクトが薄れあまり報道で扱われていませんが、第9波の超過死亡も過去最大級。

感染と後遺症で、働けなくなる人がどんどん出て、例えばバス会社で運転手が足りなくなって減便というニュースがありました。多分他の業種でも、水面下で起きているはず。そのためか、5類に引き下げた当初はこれによる経済効果を予想している記事があったのですが、実際にはこの時期のGDPは下がっています。

そして学校です。奪マスク指針が文部科学省から通達された結果、子供の感染が広まっています。学級閉鎖や、はたまた学校閉鎖という事態が頻発。そしていろんなウイルスの流行が繰り返されるために、薬が枯渇。病院に行って薬を処方されても、薬局に薬がないという状態が発生しました。

咳止めがもうないので蜂蜜舐めてろ、という状態です。もうこんなのは先進国ではない。完全に失政だと思います。国を揺るがすレベルで無能だったということで、悪夢の民主党政権と並べて、ハトカンキシダとまとめていいぐらいだと思っています。他の件も含めて支持率だだ下がりで、政権交代あるかもという状態ですが、でも他の政党も反マスク反ワクチン議員がぞろぞろいて、科学的に理にかなった対策出せるところはなさそうなんですよね。

さて政局よりも問題はそれに影響される方。たまったものではありません。特に子供です。

上記の懸念が当たっていると何が起こるか。子供のうちに何度も何度もコロナ感染を繰り返すことによって、後遺症で学校に行けなくなる子が増えていきます。また親がそういう状態になってしまった場合は、子供は無事だったとしても生活が成り立ちません。どちらの場合でも進学を諦める子が出てくるはずです。また動けなくなるような症状じゃなくても脳に影響を受けている場合、記憶力、集中力がどんどん下がっていき、やはり学業、進学に影響を受けるでしょう。

さあ行きますよ、近未来ディストピア。このまま無策で行った場合の最悪の世界線は、働けない人、コロナのせいではっきりと物が考えられなくなった人が社会に充満するという、恐ろしい未来です。格差は拡大、福祉政策も予算が足りずに行き詰まり、貧乏人は見殺し。スラム化した街には、虚ろな目をして動きの鈍い、きちんと返事も返ってこないゾンビのような人がうろついている。でもその人たちはまだマシで、背後の家の中には動くこともかなわなくなった人たちが、ただ天井を見つめて死神の迎えを待つのです。

さてここでお気づきになられましたでしょうか。なぜ本日のタイトルが、打ち切り漫画フラグになっているのか。

俺たちの戦いはこれからだ! 日本終了のお知らせでした。

ただやはりSF作家なので、最後にその未来を防ぐため、キャプテンの指令を載せておきましょう。

「Sields up!(シールド展開!)」です。マスク着用、ワクチン接種等々。これで伝わるアメリカはいいなあ。

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