J2観戦記 鵜木君その6 最後はお休み
昇格プレーオフの関係で J 1よりも一足先に最終戦を迎えた J 2 。ということで今季の観戦記はそれぞれ最後となります。本日は水戸の鵜木君の残り3試合です。
ところが鵜木君はコンディションがよくなかったのか、出番があまりありませんでした。
2023J2第40節、藤枝1-0水戸。こちらはベンチ外。
第41節、磐田5-0水戸。
鵜木君は77分に後藤田選手と交代で出場。
79分。ボールを奪って寺沼選手が右へ展開。鵜木君はワンタッチからすかさず ミドルシュート。元レイソルの磐田GK三浦君が横っ飛びでセーブし、弾き出しました。惜しい。
アディショナルタイム91分に磐田が5点目を入れ、水戸が一矢報いることができるかというところで、95分。ドリブルで上がった鵜木君がアーリークロス。ファーで寺沼選手がCBと交錯。シュートには 持ち込めませんでした。
試合は磐田の大勝で終了。
そして最終節第42節、水戸1-1清水。ここも鵜木君はベンチ外。これで2023年シーズンは終了です。
さて、今季ずっと見てきた感想は。
レイソルでは山田雄士君が、あまり見ないシーズン途中でのレンタルバックとなり、いきなりポジションを獲得しましたが、鵜木君もかなりの成長を見せています。
もともとウチにいた時からネルシーニョ監督の元で薫陶を受け、守備での運動量はぐっと上がっていました。水戸でもそれに磨きがかかり、激しいプレスに素早いプレスバックと、今ウチに帰ってきても守備面ではもう十分に貢献できるレベルです。
そしてさらに成長を見せたのが攻撃面。もともとテクニックには定評がありましたが、それをどこでどう発揮するのか。その自分の型が確立されたという印象です。右サイドでボールを受けると積極的にドリブルで仕掛け、クロスに持ち込みます。クロスも抜き切らずに上げてみたり、多彩な面を見せています。
そして今季一番印象に残ったのは、得点力の向上。シーズン途中までは無得点で、僕は攻撃的MFであれば得点力はほしいなあと思って見ていたのですが、第25節に初得点を挙げるとその後も得点を重ね、5得点まで伸ばしました。特に千葉戦で決めた思い切りのよい、とんでもないミドルシュートは、ウチで言ったら往年のクリスティアーノさんを彷彿とさせるようなものでした。
この姿勢の変化はとても大きい。来季ウチに帰ってきてくれれば、今のウチの2列目に必要な運動量や守備での貢献は十分にでき、そこに攻撃面で大きな武器を加えられる存在になりました。大活躍をしてくれるのではないかと期待が高まります。
ぜひともそうなってほしいです。
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