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2023/11/25

偵察鳥栖vs名古屋・横浜FCと鳥栖戦展望

さあシーズン終盤の大一番、鳥栖戦がやってまいりました。残留争いをしている横浜FCと湘南が今季直接対決。片方が負ける可能性が高いので、ここで我々はどうしても勝ちたい。まずは偵察。

2023J1第31節、名古屋1-1鳥栖。

先制店を奪ったのは鳥栖でした。10分。後方でのビルドアップから菊地選手がロングパス。長沼選手が抜け出して、深いところから一つ戻すと、堀米選手がダイレクトでグラウンダーの速いパスをペナルティエリア内に送ります。これを小野選手が右足アウトサイドでダイレクトシュート。ゴールへ送り込みました。ただし、VARからのオンフィールドレビューが行われ、抜け出した時の長沼選手のボールコントロールが肩ではなく、ちょっと先の腕に当たっているとしてハンド。得点取り消しです。

40分には名古屋。名古屋のロングボールを鳥栖GKパク・イルギュ選手がペナルティーエリア外で処理しようとしたところを、永井選手が狙って奪い、無人のゴールへボールを送り込みます。ただしこちらもVARからのオンフィールドレビューとなり、浮いたボールを永井選手がヘディングでつついた後、腕に当たっていてハンドの判定。これで両チーム一つずつゴールが取り消されました。

前半はこれで終了。スタイル的にボール保持は鳥栖ですが、チャンスは圧倒的に名古屋で、名古屋ペースで試合が進んでいます。

それが後半、さらに名古屋側に傾きます。50分。名古屋カウンターの場面で入れ替わったユンカー選手を、鳥栖CB山崎選手が引き倒してしまって、赤紙一発退場。鳥栖は10人となってしまいます。

すると65分、名古屋がリード。左サイドを藤井選手と森下選手で作って、藤井選手がクロス。ファーサイドの深いところで久保選手がダイレクトで折り返すと、ゴール正面のユンカー選手が押し込みました。

1点リードした名古屋ですが、これで意識が守りに入ったのか、ちょっと下がった状態になります。これがまずかった。これで鳥栖が高い位置へ ボールを運べるようになりました。

そして試合終了直前の89分。原田選手から菊地選手へと左へ展開。サイドで受けた横山選手がドリブル突破からクロス。ニアで冨樫選手がヘディングシュート、うまくファーに流し込んで同点としました。

押し込まれ10人になり悪い流れの中、鳥栖が1点もぎ取って、勝ち点を奪ったという試合になりました。

第32節、鳥栖1-3横浜FC。

こちらの試合もスタイル的にボール保持は鳥栖、しかしカウンター狙いの横浜FCの方がシュートシーンが多いという形で試合が進みます。

10分。横浜FCが先制点。右サイドを連携で崩して、山根選手がクロス。ペナルティエリア中央に上がっていたユーリ・ララ選手がダイビングヘッドを決めました。

14分、鳥栖が追いつきます。右サイドで原田選手がスルーパス、裏へ抜けた長沼選手がグラウンダーで折り返し。中央に走り込んだ岩崎選手が滑り込んで潰れて、抜けてきたボールをファーで堀米選手が押し込みました。

前半アディショナルタイムに横浜FCが追加点。DFライン裏へのロングボールに、鳥栖の菊地選手と横浜FCの山根選手が並走。山根選手が競り勝ってペナルティエリアに侵入しシュートに行こうとするところ、菊地選手が後方から山根選手の蹴り足を蹴った形になって、VARからのオンフィールドレビューでPKに。これをカプリーニ選手が決めました。

そして後半、鳥栖に押される展開が続く中で89分。左中盤の横浜FCのFK。大きく右へ展開すると、サイドで受けた近藤選手が縦突破から切り込んでいってペナルティエリア侵入。ゴールライン際からのマイナス折り返しとみんなが予測する中、近藤選手は裏をかき、右足アウトサイドキックでGKの股下を抜いてゴールを決めました。

先に湘南が勝って試合を終えていた崖っぷち横浜FCが快勝です。下のチームがみんな踏ん張るから、残留争いが大変なことに。

これを踏まえて鳥栖戦の展望です。鳥栖は川井監督の元、一貫してパスサッカーに取り組んできていて、しっかりとした攻撃の形を作っています。ただ、偵察2試合とも鳥栖がボール保持をしながら、カウンターを狙う相手チームに抑えられて、試合の流れは相手に持っていかれました。ウチもこれを目指したい。

守備では。

よく練られているなと思うのは、ボールを持った時のサイドでの連携です。3人ぐらいでポジションをローテーションしながら繋ぎつつ、裏を狙っています。ここをまずしっかり抑えたい。

その両翼にいるのが長沼選手と岩崎選手です。二人ともスピードがあり抜群の突破力。中へ入ってきた時のシュートもあります。要注意です。

そうやってサイドから崩した時に中で待っているのは、富樫選手の先発予想。体が強く、がっちり競れる選手です。しっかり捕まえておきたい。

攻撃では。

多分ウチがカウンターを狙う展開になるので、ここで活躍してほしいのは、まずは当然、細谷君です。代表初得点の勢いをこの試合に持ち込んでほしい! コンディション調整大変だと思いますが、しかしここが今季一番点がほしいところです。ぜひともドカンと決めてください!

細谷君と素晴らしい連携を見せているサヴィオさんも活躍を期待。細谷君へのラストパスだけでなく、自分でもズドンと一発決めちゃってください!

鳥栖が両サイドを高く上げて人数をかけて攻めてくるので、その裏は狙い目。そこで山田雄士君にも活躍してほしい! 帰ってきてから既に2点取っていますが、どんどこ点取ってほしいのです。がんばって!

他会場の試合結果にもよるけど、ホーム最終戦で残留を決めたい!!

勝ちましょう!!

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