偵察川崎vs福岡・パトゥムと川崎戦展望
さて残り試合も少なくなったJリーグ。しっかり勝ち点を積み重ねて残留争いから脱出したいところです。しかしそこで対戦するのは川崎。強敵です。まずは偵察。
2023J1第30節、川崎4-2福岡。
DFラインに怪我人が多く出ている川崎。左SB登里選手の代わりに瀬川君が先発。放送席では見たことがないと言っていましたが、ウチで右SB の経験があります。あの時はけっこういい感じにはまっていて、僕的にはあのまま右SBで経験を積んだら代表もあるのではないかと思っていたぐらい。そんなことを考えながら偵察開始です。
すると20分に瀬川君が先制点。右サイドで家長選手が中盤に戻すと、橘田選手がドライブのかかった強烈なミドルシュート。福岡GK村上選手がかろうじて弾き返すと、ペナルティエリア内右サイドのコースのないところから瀬川君がファー隅にしっかりとシュートを決めました。起用成功です。
24分には福岡同点。右サイドのFK。紺野選手がニア下隅を直接狙うと、川崎GKチョン・ソンリョン選手が弾きましたが、グローリ選手が詰めました。
66分に福岡が一歩リードします。右へ展開し、受けた前嶋選手がクロス。走り込んだ山岸選手がヘディングシュート。これは川崎GKチョン・ソンリョン選手がストップ。しかしそのこぼれを山岸選手がシュート。チョン選手の股下を抜いてゴールとなりました。
守備の堅い福岡がこのまま逃げ切るのかと思われた84分、川崎が同点弾。センターライン手前センターサークルから、川崎CB山村選手が左サイドのDFライン裏へロングパス。小林選手が抜け出しきれいなコントロール、寄せられながらも右足アウトで流し込みました。
そしてアディショナルタイムに川崎の逆転劇。92分、右サイドから小林選手が左足インスイングのクロス。ゴミス選手が落として遠野選手がダイレクトミドルシュートを決めます。さらには96分、右サイドで前方にロングスローイン。ゴミス選手が突破して、GKDF間に速いグラウンダーを流し込むと、ファーで宮代選手がスライディングで押し込みました。
堅守福岡と攻撃の川崎の対戦は、川崎の攻撃が上回る結果となって終了。
さて偵察のもう1試合をどうしようかと考えたのですが、直近のACLに参りましょう。グループステージ第3節、パトゥム2-4川崎。
パトゥムユナイテッドはタイのクラブです。この間まで川崎にいたチャナティップ選手が所属していて、旧交を温めていました。レベル的には差があるのかなと思って見始めたのですが、パトゥムのパス回しはダイレクトでかなり強いボールを蹴っていて、それがどんどん回り、レベルは低くありません。川崎にとってはアウェイで気候は蒸し暑いということもあって、かなり拮抗した試合となったのですが。決定力の差が出ます。
14分、川崎先制点。左から右へ大きくサイドチェンジすると、家長選手が下がって受けて、ダミアン選手に預けて自ら裏に抜け出します。リターンを左アウトサイドでダイレクトで折り返すと、遠野選手がダイレクトシュートを決めました。
前半アディショナルタイムにパトゥムが同点弾。波状攻撃から、右の中盤からコナパット選手のクロス。ファーへ流れながらセルゲーフ選手が GKの頭上を超えて逆サイドへヘディングで送り込みました。
後半に入って52分。川崎が再度リード。左サイドからマルシーニョ選手がクロス、ファーでダミアン選手が折り返し。中で混戦になり、脇坂選手のシュートはブロックされますが、大きくペナルティエリア外に出たこぼれ球を橘田選手が強烈なミドルシュート。GK正面でしたが浮き上がるようなすごい軌道でGKが取り損ね、ゴールインとなりました。
68分。川崎自陣ゴール前のクリアを拾って、マルシーニョ選手がカウンタードリブル。鋭い方向転換で相手を外し70mぐらい突っ走り、出てきたGKを浮かしてかわすシュートを決めました。
77分。右CKをニアで大南君がヘディングシュートを決めて、ダメ押し。
ただその直後82分。DFライン裏へ出たボールをキャッチに行き相手と当たったGKチョン・ソンリョン選手が、膝を立てていたのが危ないとして黄紙。微妙な判定でしたがPKとなります。これをカルドソ選手が決めました。
さらにこの後、大南君が足をひねったのか交代。入る時に審判団との意思の疎通がうまくいっていなかったのか、勝手に入ったとしてジェジエウ選手に黄紙。さらにその後入った高井選手にも黄紙。何かバタバタした感じでしたが川崎が勝ち切って終了。
これを踏まえて川崎戦の展望です。川崎はシーズン序盤の出遅れでリーグ戦は中位に甘んじていますが、最近はかなり好調を取り戻し、ACLは現在3戦全勝。天皇杯も勝ち上がり、決勝でウチと対戦予定。強い時の川崎だと思って当たらなければいけません。
守備では。
川崎の攻撃陣は絶好調です。現在公式戦3戦連続4得点の計12点と荒稼ぎ中です。攻撃陣の層が厚すぎて誰に絞って注意すればいいというものでもないのですが、その中でも調子のよさそうな人は。
まず中盤の橘田選手です。強烈なミドルシュートをどんどん打ち込んでいます。きっちり寄せたい。
左ウイングのマルシーニョ選手は非常に切れています。ドリブル突破からのクロスだけでなく、自らの得点も。スピードに乗せないように注意。
そして遠野選手も好調です。中盤で出たり、左に入ったりしていますが、思い切りよくシュートが打てており、非常に怖い存在です。要警戒です。
守備では。
ウチの守備陣ががんばって川崎の攻撃を抑え、ウチのプランに持ち込めれば十分に勝機はあります。現在川崎のDFラインでは怪我人が続出。失点がけっこう多めになっています。大南君が活躍していたのですが累積警告でウチの試合には出られません。ジェジエウ選手の復帰がギリギリ間に合ったので、人はいるはずですが、コンビ的には急増になるのでそこを突きたい。
まずは細谷君です。この間の浦和戦では代表帰りで中1日。交代で出られただけでもすごい。今回はちゃんと調整して先発のはず。CBコンビの隙を逃さず、ズバッと決めちゃって!
休養十分のサヴィオさんにも期待です。川崎は1アンカーになるので、カウンターでその脇を突きたい。ズバッと行っちゃってください!
ということは、右サイドの山田雄士君にも同じことを期待したいわけです。カウンターを取れるタイミングではサイドにスペースがあるはず。相手より先にそこに出てボールを引き出し、決定的な仕事を期待。がんばって!
絶対勝ち点ほしいんだ!!
がんばって!!
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