今度は打ち上げ成功
色々と失敗が続いていた日本の宇宙開発。今度は打ち上げ成功です! よかった(^^)/
H2A打ち上げ成功、年末ごろ月に探査機到達 観測衛星も搭載
[東京 7日 ロイター] - 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業(7011.T)が開発したH2Aロケット47号機が7日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、月探査機と観測衛星を予定通り分離した。探査機は年末ごろ月の周回軌道に到達する。着陸は年明けを見込み、成功すれば8月のインドに続き5カ国目となる。
国産ロケットの打ち上げは、3月の次世代大型ロケット「H3」初号機の失敗後初めて。
無人月探査機「SLIM(スリム)」は打ち上げから3─4カ月後に月の周回軌道に到達、4─6カ月後に月面に着陸する。目標地点に誤差100メートル以内で着陸することを目指し、狙った地点に降りる技術を実証する。月の岩石なども調べる。これまでの着陸機は数キロから十数キロの範囲に降りていた。
スリムの取得データは宇宙飛行士の月着陸を目指す米国主導の国際プロジェクト「アルテミス計画」にも活用される。
X線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」は、X線で宇宙を観測する。星や銀河の構造などを探る。
<競争激化する月探査>
月探査は世界的に競争が激化している。8月23日にはインドの無人月探査機が月面に着陸した。米国、旧ソ連、中国に次ぐ4カ国目の成功で、世界で初めて南極付近に着陸した。JAXAは来年度以降、インドと別の無人探査機を打ち上げ、月の南極に着陸させて水資源を調査する計画も進めている。
日本はこれまでも月面着陸に挑んできたが、22年11月にJAXAの無人探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」が着陸を断念。今年4月には民間企業ispace (9348.T)が着陸に失敗した。
REUTERS Maki Shiraki、Nobuhiro Kubo 23/9/7
昨年10月にイプシロン6号機、今年3月にはH3ロケット1号機が失敗、さらにイプシロンSという後継機の2段目エンジンが今年7月の燃焼試験中に爆発。日本のロケットは災難続きだったのですが、ようやく一つ成功して、その流れを断ち切りました。ほっとした。
さて記事中にありますように、こちらのクロケットには月探査衛星が積まれていまして、僕はこちらに大注目なのです。SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)。高精度の月着陸を目指した実験機です。
今までの月着陸では目標から1km以上ずれることも珍しくなかったのですが、これを100m以内に収めようというプロジェクトです。ピンポイントで着陸できれば、調べたい所に探査車を送るのも楽チン。
そして大注目の理由は、その探査車。タカラトミーが開発協力したリアル変形ロボットSORA-Q。民間のispace社が作った月着陸機HAKUTO-Rに積まれており、うきうきで見守っていたのですが、HAKUTO-Rが着陸時に高度計の不具合から燃料切れを起こして墜落。その後の上空からの観測で墜落地点近辺に4つほど影があるということなので、多分バラバラになってしまったんですけれども。
こちらの探査機にも、SORA-Qが搭載されているのです!
今度こそ着陸に成功して宇宙変形を実現してほしい!
子供の頃からアニメで見ていた変形ロボが実現するなんて、とてもわくわくします。
さてSLIMの今後なんですけれども。こちらも多分、HAKUTO-Rと同じような弾道捕捉軌道と呼ばれる、ブレーキ用の燃料を節約できる省エネ軌道で月に向かっている模様。
アポロ宇宙船は3日で月に着きましたが、ああやって真っ直ぐ飛んでいくと、月の周りの周回軌道に入るためにブレーキ用の燃料がたくさんいるのです。そこで宇宙の不思議なところですが、思いっ切り遠回りする軌道を取るとじわじわと月に近づいていくことができて、燃料を節約できる。
年末頃の月到着だそうです。今度はぜひ着陸成功して、宇宙変形を実現してほしいです!
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