今週の漫画感想 落語家 阿良川志ん太
本日も熱風吹いている火曜日。エアコンががんばっている部屋で漫画読む。 #週刊少年ジャンプ 33号と #ジャンププラス の感想です。スレッドでつなぎますー。
まずはジャンプ。センターカラー #あかね噺 前回、不安を誘う引きをして、演目的に不利だったりあかねにも迷いがあったりとさらに下げ、そこで出てくるおっ父への評価。光の使い方が印象的で、落ちる流れで逆光の影、引っくり返すところであおりで天井から降り注ぐ明かり。うまい。
#ウィッチウォッチ 大ピンチからの逆転で、腕の使い方、うまい。
#逃げ上手の若君 一人だけ得物が物差しw 現代に例えた表現で、事態の異常さがよくわかる。
お次はジャンプ+。 #マリッジトキシン 第54話。エリナちゃん、最初から飛ばしていていいキャラw
#あやかしトライアングル 第136話。一気に事態が動き出す。どう決着つくのかな。
#半人前の恋人 第9話。豆チョコはおいしい。鮭おにぎりもおいしそう。
というジャンプ33号とジャンプ+の感想でしたー。まだ外は35℃近くあるのか……。買い物も行きたくない。23/7/18
曇っていて少し涼しいのかなと思えば、それでも最高気温が35℃近くある水曜日。やはりエアコンがんばっている部屋で漫画読む。 #週刊少年マガジン 33号と #週刊少年サンデー34号の感想です。スレッドでつなぎますー。
まずはマガジン。 #それでも歩は寄せてくる いいおまじない。
#シャングリラ・フロンティア 表情はまったくわからないのに、一拍取ったことで伝わる感情。
#日向さん、星野です。 とうとう言った。よかったなあ。
お次はサンデー。 #よふかしのうた 気になる一言が。
#龍と苺 最後に爆弾投下。
#ラストカルテ -法獣医学者 当麻健将の記憶- 決定的なシーンを描いてないから、逆に心に重く響いてくる。
というマガジン33号とサンデー34号の感想でしたー。さて、おなかすいてきた。23/7/19
『あかね噺』。単に勝ち負けだけではなくて、そこにいろいろと重ねてくる構成がうまいなあと思いました。
ライバルそれぞれにこの舞台にかける思いがあることを描き込んで、いざあかねの番。あかねは、子供の頃に魅せられたおっ父の魔法を信じています。おっ父の落語で勝負するのだと、この話を選んだのですが。
その時に伏線として、『仁』の話がされていました。その人の本質や持ち味。それがここで、他の要素と絡んで、いい形で消化されたのです。
真打昇進のかかった大舞台で、理不尽とも言える破門となってしまったおっ父。その時楽屋で見かけた、本番前にプレッシャーがかかってしまっていたおっ父の姿。それと、これまで会ってきた落語家の姿を比べて、気づいてしまった。
おっ父は弱い人だった。
ここであかねの屋台骨が崩れてしまったのかなと思わせておいての、どんでん返しがいいのです。
いくつかのテーマが別々にあるように見えていたけれど、それが全部ここに収束している。まず「仁」についての話。そしてあかねがおっ父の話をやると決めたことで、落語家としてのおっ父と向き合うことになったこと。そして強い思いを見せるライバルの存在。
より深くおっ父の「仁」を理解する結果となりました。
この流れでの光の使い方が素晴らしいのです。前半だんだんぐらついていく過程では、逆光を使ってあかねに影が差している状態を描いています。そしてすべてが逆転する決めのコマでは、アオリ気味で天井からの照明の光が降り注ぐ明るい演出。「おっ父の弱さが好きだったんだ」というセリフがあかねを照らしているように見えるのもお見事です。
このお話は、落語が主体なのでどうしても座ってしゃべっているばかりと、場面的には地味になりがちなのですが、それをこういう演出の腕で見せていく。本当にうまいなあと思います。
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