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2023/06/06

ワールドトリガー 26

ワールドトリガー 26 (葦原大介・著)を読みました!

ワールドトリガー 26

続く遠征選抜閉鎖環境試験。特にシミュレーション演習で、修の所属する諏訪7番隊の苦戦は続く。修のユニットの能力値が低いことがチームの穴になってしまっていた。

さらにそこで発生した、香取の突然のやる気ダウン。コミュニケーションを取る気もまったくなくなってしまって、次の日への作戦会議もままならない状態になってしまうのだが……。

試験がずっと続いているのですが。この漫画は細かいところで楽しませることができる描き方なので、何度も何度も読み返しています。ほんと面白い。

個人的に楽しいなと思っているのは、臨時チームになったことで出てきたキャラクターたちの違った側面と、他の人とのかみ合わせ。例えば修の所属する諏訪7番隊では、まず諏訪隊長。諏訪隊では周りの人が落ち着いているタイプだったので、自分が騒がしい役でしたが、このチームではわがままを言う役が別にいるので、むしろ年長者の頼りがいが前面に出ています。かっこいい。

そして修と香取の関係性。ランク戦での対戦時、目標に向かって真っすぐがんばっている玉狛第二に、「むかつく」と逆恨みみたいな感じで絡んできた香取。そのため修も苦手感を持っていました。そこをうまく使って随所に楽しいシーンが作られています。そんな香取さんがこの巻で、修の選抜合格に全力で力を貸すしかなくなったのですが、どうなるのでしょうw

若村11番隊でヒュース&細井が、とてもテンポのいいボケツッコミになっているのも楽しいですw

そういう点で一番の見せ場だったのは、水上9番隊。みんなに知らせずこっそりシミュレーション演習をしていた水上隊長、ユニットの数が増えて一人では手が回らなくなってカミングアウト。説明してくれと言う照屋ちゃんは、柿崎隊では落ち着いた補佐役という雰囲気でしたが、この隊ではここまで水上隊長に振り回される役でした。

そして説明に納得いかず、噛みついたところでさらっと信頼が示され、どうするのかなと思ったら。

「頼むと言ってください」「言われたほうが燃えるんです」という、キャラクターを深掘りしたセリフ。柿崎隊に志願した理由を聞かれた時に、「支えがいがありそう」と言っていて、根っからの補佐役気質を見せてたんですよね。

たくさんのキャラクターがいる漫画で、こうしてどんどん深掘りされ、新たな一面が見える。本当に面白いです。

そして、主人公修の大活躍ターンに入ったので、ここからさらに楽しみ。まだまだ伏線仕込まれているんだろうなー。

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