鹿島戦で勝って一息つきました。マジで分水嶺だったなと、週末の鹿島の騒動を見て思います。鹿島は環境が変わったのに「常勝」の呪縛があるから大変だ。
さて、人のところをのんきに眺めている場合ではありません。一息ついたけど鳥栖戦は引き分けで、まだ微妙な感じ。ここでちゃんと上向かせないと、ということで、しっかり勝ちたいルヴァン杯新潟戦です。まずは偵察。
まずはルヴァン杯の前節の試合からまいりましょう……と思ったら、前節ウチとだった。新潟戦2戦連続になります。
2023ルヴァン杯分番高いDグループ第3節、vs新潟は0-2。
負けた試合を振り返るの、めっちゃつらい……。
まずは6分、新潟の左サイドからパスが入り、受けた小見選手がターン一発で抜け出して折り返し。ファーで松田選手が押し込みました。
16分には、今度は新潟右サイドから。サイドで仕掛けた松田選手が、ペナルティーエリアに侵入しパスを出すと、フリーで受けた小見選手がシュート。ボールは佐々木君の体の下を通ってゴールイン。
前半は細谷君がこぼれ球に抜け出したところぐらいで、いいところはほとんどなし。後半開始のところで一気に四枚替えしてようやく五分に。ここでアピールした勝った人たちにとっては、とっても痛い結果となりました。
逆に新潟は先発を変えてもやりたいサッカーがしっかりと表現できていて、時間をかけて作ってきたチーム作りの効果が出ています。いいなあ。
2023J1第8節、新潟3-2福岡。
ポゼッションの新潟、堅守福岡という、チームの色が強く出た試合となりました。
ただ、試合開始から新潟がボールを持っているのですが、回しているのは最終ライン、しかもかなり低い位置と、福岡のプレスに押し込まれる展開。
すると17分福岡先制。右サイドから紺野選手が縦に行き、ペナルティーエリアに侵入。これに新潟の左SB堀米選手が足をかけてしまいPK。紺野選手本人が決めました。
32分に福岡追加点。右CKをファーに送ると、小田選手がヘディングシュートを決めました。
福岡の堅守を考えると、前半2点先行はかなり有利と思われたのですが。
後半に入った途端の47分、新潟が1点返します。左サイド、ペナルティーエリア脇からのFK。キッカーは伊藤選手。角度がないのでクロスかなと思わせておいて、体をぐっとひねってニアを撃ち抜く高精度直接弾。すごい。そしてこれが劇的な展開の伏線となりました。
この後、新潟が有効な攻撃ができるようになっていき、どちらに転ぶかわからない状態でゲームは進みます。そして訪れたアディショナルタイム。まず93分。新潟CBデン選手がくさびのパス。伊藤選手が谷口選手へ、そして谷口選手の落としを受けてダイレクトミドルシュート。これをゴール隅に決めます。土壇場で同点。
さらに95分。新潟の右サイドで松田選手が仕掛けてグラウンダーのクロス。ゴール正面で谷口選手がダイレクトで合わせましたが、これは福岡CB三國選手がブロック。しかしこのこぼれ球を伊藤選手がダイレクトで叩き込みます。
なんとアディショナルタイムで2点取っての大逆転で、試合終了。感極まってひざまずく伊藤選手。本当に劇的なハットトリックの大活躍でした。
これを踏まえて新潟戦の展望です。前述の通り、新潟はしっかりとチームを作ってきているので、メンバーが変わっても意思疎通が取れています。まず、ウチもメンバーが変わってもしっかり狙いが出せるかがポイント。
守備では。
前回は特に前半、相手のスムーズなパス回しに寄せ切れず好き放題やられたので、そこをまずどうするか。プレッシングをかけるポイントと奪いどころは、狙いをはっきり共有していきたい。
前回の試合で得点した小味選手と松田選手はリーグでも交代出場で活躍しています。特に松田選手はかなりの速さを持ち、サイドの一対一で相手を一気に引き離してしまいます。要注意。
そして出てきたとしても交代出場ではないかと思うのですが、伊藤選手に本当に要警戒です。リーグでは5ゴール2アシストで得点ランキングトップに並んでいます。高い技術で試合をひっくり返していて、自由にしたらダメ。
攻撃では。
攻撃陣が厚くなるといいなあという希望を持っているので、ルヴァンで誰が活躍してくれるのかというのはとても重要です。
まずは復帰したドグさんです。交代で使えるようになるだけでも、攻撃力アップです。ドカンと一発お願いします!
そして武藤さんにも一発欲しい。鳥栖戦のシュートは惜しかった。またばかすか決める波が来てほしいのです。がんばって!
ベテランに負けず、真家君にも活躍してほしいのです。ルヴァン杯は若手が活躍しないとね! 一発ズバッと決めちゃってください!
ホームで前節のリベンジしたい!!
がんばって!!
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