U-22vsベルギー 狙われたビルドアップ
国際親善試合、U-22日本代表 2-3 U-22ベルギー代表。
なんか物語みたいな記事タイトルになっていますが。
失点が全部そういう感じだったのです。
まずは5分、日本のCB西尾選手の縦パスがセンターサークル付近ではじき返され、これがペナルティーエリア前まで転がってきて、ラマザニ選手がダイレクトシュート。ポストに当たってゴール。GKの先発は小久保君だったのですが、これはどうにもならないゴールです。
20分にベルギー追加点。日本のビルドアップで、中盤に下りてきた鈴木選手の落としが短くなり、ラマザニ選手にカットされます。ドリブルからスルーパスが通って、フェルテッセン選手のシュートはゴールニア上のいいコースへ。小久保君が飛ぶも届かず。
後半開始のところで、この試合先発から外れていた細谷君が投入されます。すると裏へ引っ張る意識と前線からのプレスの意識が高まって、日本がかなり攻められるようになります。
54分、右CK。ニアで木村選手がフリック、ファーで佐藤選手が右足ボレーを決めました。これはドイツ戦でも見せたパターン。サイズ的に日本は世界では不利なので、こういう動きの工夫で点を取れるようにするのはよいこと。
64分には日本同点弾。ボールを受けた鈴木選手がドリブルでペナルティーエリア右サイドに侵入、寄せが甘いと見るや思い切ったシュートをファーに決めました。
ここで逆転できたらよかったのですが、決勝点はベルギーに入ります。86分、日本のビルドアップを右サイドでカットしたベルギー。ボールを受けたシケ選手は、対面の西尾選手が一瞬ためらったのを見逃さずにドリブルを仕掛けて抜き、マイナスの折り返し。ファーセン選手のシュートが決まりました。
3失点とも縦パスにプレッシャーを受けて、うまく収めてつなぐということができなかったんですよね。パスサッカーで勝とうというなら、ビルドアップから前進する入り口をうまく作るのは重要な課題です。これで欧州遠征は1分け1敗で終了。
局面を見るとけっこう戦えているのですが、勝ちまで持っていくとなると、まだ詰めていきたいところがありますね。がんばって!
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