ルリユール
ルリユール (村山早紀・著)を読みました!
旧盆を迎えるために、一人暮らしのおばあちゃんの家に、仕事でまだ来れない家族を置いて一人で向かった瑠璃。するとおばあちゃんは、瑠璃を迎えなくてはと張り切りすぎて、階段から落ちて入院していた。
仕方なくおばあちゃんの家に一人で泊まることになった瑠璃は、犬の次郎さんの散歩に出かけ、不思議な洋館へたどり着く。そこに住んでたのは、クラウディアという赤毛の女性。本の修復や造本をするルリユール職人で……。
冒頭ゆったり始まっていて現代劇に見えたので、最初に来たお客さんが急に長ゼリフを語りだしたところで戸惑ったのですが、そこで起きる出来事のパターンをつかんでからは、本にまつわる想いを解決していくファンタジーなのだと飲み込めて、すいすい読めました。
特に、3人目のお客さんのおばあちゃん。この手の話には激よわですよ。うるうる来てましたよ。
あと、おばあちゃんの家の犬の次郎さん。瑠璃の家の太郎さんと兄弟。いい犬。めっちゃ好き。次郎さんもファンタジー的な何かがありますよね? みんなが瑠璃を見守っている雰囲気も、優しい感じでよい。
電子版がないから、宣伝画像が貼れない。残念。
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