おせち
お正月と言えば御節料理。お正月気分を楽しむために必須の存在です。
ただ僕は一人暮らしなので、自分では作りませんから、そうなると買ってくることになります。お弁当みたいに一通り取り揃えたものが、スーパーなどでは売っていて、以前はそういうものを買っていました。
ですが、御節にはいろいろと由来があり、縁起物でもあるので、それを考えて買う物が絞り込まれてきました。一パックにまとめられている物をちょっとずつ食べるのではなく、自分に必要な物をがっちり食べようという作戦。
ということで、さて今年は。
まずは黒豆。「健康にまめまめしく働く」という願いが込められています。なんと言っても健康は大事です。一パック食べます。
お次は栗きんとん。その色を小判に見立てて、金運上昇、商売繁盛を願う縁起物です。繁盛したいですねえ。こちらも一パック食べます。
さて僕にとっては商売繁昌というのは物を書くということなので、そこで食べねばいけないのが、伊達巻です。巻物のような形から、文化、学問、教養に関わる縁起物とされているのですが、どちらかと言うとストレートに書物ということで食べるのです。一本丸ごといただきます。
え? 全部甘い物じゃないかって? ち、違うよ、甘いからじゃないよ。ちゃんと雑煮も食べるし(餅好き)
さて、こうして甘い御節を食べながら、ふと思ったのが、昔はどうだったのかなということ。以前、漫画で使おうと昔の子供のおやつについて調べていた時に、砂糖は江戸時代にはとても高価だったと知ったからです。
調べてみると御節というのは、元々は節会、節句という、宮中行事の料理を指すものだそう。奈良、平安の時代からあって、江戸時代にそれが庶民にも広まり、特にお正月料理を指すようになった。現在の重箱に詰める形になったのもそれ以降で、特に戦後、百貨店で取り扱うようになって現在のイメージが定着したんだそうです。
ということは、江戸時代の庶民の御節は、やはり甘い物比率が低かったのかな? あるいは今ほど甘くない?
100%甘い物の御節を食べながら、そんなことを考える元旦なのでありました。
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