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2023/01/25

大寒波と電気代

またもや大寒波がやってきまして、そういう時に散髪のタイミングが来て、髪が短くなり頭が寒いかわせです。こんばんは。

各地で大雪となっているみたいですけれども。

東京は雪になるかもと言われてましたが、仕事帰りには降っておらず。ただ、風が耳が痛くなるレベルで寒かった。そして水曜日の東京の天気予報やばい。寒すぎる。雪国の人には何だその程度だろうけど、1月平年より7℃も低い最高気温3℃の予想。仕事行きたくないなあ。

そう言えば、この間初夏の陽気に海水浴客まで出た欧州について触れましたが、今度は大寒波に見舞われている、というニュースを見ました。寒気と暖気のせめぎ合いが激しすぎる。

暖冬から寒波 2週間で町が異変 欧州は大雪 アルゼンチンは“熱波”干ばつも…

 暖冬が続いたヨーロッパが一転、寒波に見舞われました。スペインでは洪水に加え、大雪が発生し町の中心部を濁流が襲いました。

街に大量の水が流れ込み、驚きの声を上げる地元の住民。スぺイン北部の海沿いの港町。ひとたび豪雨が襲うと山から一気に濁流が流れ込みます。さらにスペインでは寒波も襲い、雨だけでなく大雪も降りました。農園は雪に覆われ、レンガ造りの古き街並みも真っ白に…。

スペイン南部ではほんの2週間ほど前は、ビーチで海水浴を楽しむ人がいるほど季節外れの暖かさが続いていました。それが一転、今週、大雪になったスペイン。極端な“寒暖差”が起きているのです。

ヨーロッパ各地をおそった低気圧は、東ヨーロッパ、ボスニア・ヘルツェゴビナも。激しい稲光と共に降り注ぐ雨。マンホールから大量の雨水が噴き出します。突然の豪雨に排水が追い付かず道路は冠水。行き場を失う車の後ろで光る雷。ボスニアも暖冬により雪が降らず、スキー場に雪がなかったのですが、そのゲレンデが、一転して銀世界に。雪と共にスキー客も戻ってきました。

スキー客:「初雪が降るのをずっと待ち望んでいたよ」

海外メディアによれば、ヨーロッパの暖冬は偏西風の蛇行によりアフリカの暖かい空気が流れ込んでいたことが原因でしたが、その偏西風が下がったため北からの冷たい空気が流れ込んでいるといいます。

寒さはヨーロッパだけでなく、中東でも…。「砂漠の国」のイメージが強いイランに降り積もった雪。国内では一部の学校が閉鎖するなど混乱が見られました。子どもたちはめったに見られない雪に大喜び。

しかし中東から南米に目を向けると、雪も雨も降らず深刻な被害が出ている国も。アルゼンチンでは、大規模な山火事が発生。大地が乾燥しているため、いったん火が付くとたちまち燃え広がります。首都ブエノスアイレスも含め、1年以上異常な乾燥が続いている地域も。

地元の農家:「私は42歳だが、ここまでひどい干ばつは経験したことがない」

現在も消火活動が続いていますが、鎮火には程遠く、住民の避難が呼び掛けられています。

テレ朝news 23/1/19

欧州は、ロシアとの関係悪化でエネルギー、特に天然ガスの不足が心配されていたけど、暖冬で助かっている、という話でしたが、またやばくなってるのかな。

こちらのエネルギー資源の高騰は日本でも起きています。東京電力が値上げを申請。日本は長期契約でエネルギーを確保しているので、他の国ほど影響が出ていないという話を見かけていたのですが、とうとう耐えられなくなったのか。

東電 家庭向け「規制料金」 約3割値上げを経済産業省に申請

燃料費の高騰を受けて、東京電力ホールディングスは家庭向けの電気料金のうち、「規制料金」と呼ばれる料金プランについて、平均で29.31%の値上げの申請を経済産業省に行ったと発表しました。値上げが認められれば、東日本大震災後の2012年以来、およそ11年ぶりとなります。

発表によりますと、東京電力ホールディングスは家庭向けの電気料金の契約者のうち、半数以上を占める「規制料金」と呼ばれる料金プランについて、23日に経済産業省に値上げの申請を行ったということです。

火力発電に使う天然ガスや石炭などの価格が高騰していることが主な理由で、平均の値上げ幅は29.31%、ことし6月の値上げを目指すとしています。

値上げの申請にあたっては、運転計画に、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を織り込んでいます。

7号機はことし10月に、6号機は2年後の2025年4月の再稼働を想定していて、これにより値上げの幅を圧縮させたとしています。

値上げが認められれば、東日本大震災後の2012年以来、およそ11年ぶりとなります。

記者会見で、小早川智明社長は「燃料費の高騰によって経営環境が厳しい状況が続いていて、このままでは電力の安定供給にも支障をきたすおそれがある。お客様にご負担をおかけすることは本意ではないものの、苦渋の決断にいたった」と述べました。

NHK NEWS WEB 23/1/23

ただ政府の負担軽減策もあるので、いったん下がり、その後上がる形。まあまだ他国に比べればましです。ちなみに、他の電力会社も軒並み値上げ申請している中、据え置きのところもあります。例えば九州電力。

九電、家庭用電気代値上げ回避へ 原発の高稼働で、社長が見通し

九州電力の池辺和弘社長は31日までに、原発の稼働率の高さを理由に、家庭向け規制料金の引き上げを回避できる見通しを示した。共同通信社に対し「(石炭などの)燃料価格が足元より上がれば耐えられないが、そうならずに済むだろう」と語った。

大手電力10社のうち東北、北陸、中国、四国、沖縄電力の5社が既に家庭向け規制料金の値上げを申請済み。北海道、東京電力も追随する方針だ。池辺氏の発言は他電力との価格戦略と一線を画した形だ。

池辺氏は、運転停止中の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)でテロ対策用施設の設置工事を2023年2月に終え、原発の稼働率が上がることを要因に挙げた。

共同通信 23/1/1

震災後の原発停止の時から、火力発電の燃料代が高くつくことは言われていました。上の記事の「震災後の値上げ」がそれですね。それが今回のロシアのウクライナ侵攻の影響でさらに高騰し、値上げにつながった。ところが上の記事にあるように、原発が稼働していればベース電力をそちらで賄えるので、影響は限定的になる。とっとと再稼働してれば防げたかもしれないのにねえ。

さらに寒波が来ていると、電力需給も気になります。電力供給逼迫は、冬の暖房でも起こります。ウチの暖房器具はまさに全部電気だから、停電したら凍える。

東京電力のHPにはその見通しも載っています。一応90%ぐらいで何とかなりそう。よかった。

ここも原発再稼働してたら、もっと余裕あったろうにねえ。

でも値上げ前でも、寒波でフルパワーで稼働させてると電気代は気になるな。早く暖かくなってほしいなあ。

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