カタールW杯その5 J2から世界へ
何か自分で書いててもずいぶん昔のことのように思えてしまう、グループステージ第2戦感想、続きです。
グループC。
ポーランド2-0サウジアラビア。
激しい肉弾戦が繰り広げられ、その中でサウジのチャンスがある展開。しかし、日本もそうなんですけど、やはり最後のところの精度で差があるなあと思わされました。得点経緯にそれが表れます。
39分、ポーランド先制。右サイドをキャッシュ選手が突破して折り返し。ここでレバンドフスキ選手が巧みな技を見せます。相手GKと近すぎたので、引っ掛からないようわざと浮かせて大きくコントロール。ゴールラインぎりぎりで押さえてマイナスパスを折り返します。これをジエリンスキ選手が決めました。
それに対してサウジアラビアは、44分にPKで同点のチャンスを迎えますが、決め切れず。
さらに82分、サウジのビルドアップ。プレッシャーを受け、レバンドフスキ選手にゴール正面で奪われてしまう大失態。レバンドフスキ選手はこれを当然のように決め、W杯初得点。重要な場面でのミスは痛い。こういうところが差なんだろうなあ。
アルゼンチン2-0メキシコ。
スタートからものすごい激しい試合。足裏やら肘やらがばんばん入って、見ていてヒヤッとします。よくこれで怪我しないなあ。
そんな中で64分、アルゼンチン先制。右サイドからペナルティエリア手前のメッシ選手にパスが入ると、迷うことなくワントラップからのミドルシュート。これがゴール右隅に決まります。
さらに87分、アルゼンチンが左CKをショートコーナー。受けたメッシ選手が上がってきたフェルナンデス選手へパス。するとペナルティエリア左角から、ファーに巻くシュートを決めました。
アルゼンチンが激戦を制して勝利。初戦の痛恨の逆転負けを取り返した形です。
グループD。
チュニジア0-1オーストラリア。
この試合唯一の得点は23分。左サイドのグッドウィン選手がクロス。これが対面のDFに引っ掛かりコースが変わるも、デューク選手がうまく頭ですらしてゴールに流し込みました。
ミッチェル・デューク選手は日本でのプレーが長い選手です。2015年から2019年は清水エスパルスでプレー。そして昨年、今年とファジアーノ岡山に所属。岡山はJ2です。そこからW杯へつながってるの、ちょっとすごい。
フランス2-1デンマーク。
お互い比較的慎重に試合に入ります。そこからだんだんフランスの攻勢が増していき、後半に入って。
61分、フランス先制。左サイドからカットインしていくエムパベ選手がスルーパス。抜け出したエルナンデス選手がマイナスに折り返すと、そのまま走り込んだエムパベ選手がダイレクトで決めました。
それに対して反攻したデンマークが68分に同点。右CKをニアでアンデルセン選手がちょっと触って、ファーでクリステンセン選手が頭で押し込みました。
ここからさらにお互いが攻勢に出て、試合序盤とは全く違った雰囲気の中、試合を決めたのはフランスでした。
86分、右サイドからグリーズマン選手がクロス。ファーのポスト際に飛び込んでいったエムパベ選手が身体ごと行って、腰の辺りに当てて押し込む。華麗なゴールだけでなく、こうしてここ一番で泥臭い形でも点を取る。千両役者ですねえ。
そして試合終了。これでフランスは2連勝で、グループステージ突破です。
グループE。まず日本が負けててですね。
その後の時間帯に行われた試合。スペイン1-1ドイツ。
スペインの守備がはまって押し込む展開でスタート。しかし、ドイツは初戦で日本に逆転負けを喫しているので、ここで負けるわけにはいきません。
後半、そんなドイツが前から行き、ぐっと盛り返して優勢に。しかし。
62分、左でダニ・オルモ選手が受けると、ジョルディ・アルバ選手を走らせます。そこからのグラウンダークロスを、ニアに走り込んだモラタ選手が右足アウトで合わせるさりげなく高度なシュートで決めました。
このままでは終われないドイツは83分、ザネ選手が中央へカットインしてくさびのパス。ムシアラ選手の右に持ち出すコントロールは少し大きくなりますが、フュルクルク選手が拾ってシュートを決め、同点に。
この後はカウンターの打ち合いで、両チーム最後まで勝ちを狙いますが、ドローで終了。
ドイツはこの時点では、次のコスタリカに勝てば日本はスペインに負けるだろうから逆転勝ち抜け、とか思ってたんだろうなあ。
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