日本vsカナダ 際どく準備中
W杯前最後の試合は、残念ながら敗戦となりました。
国際親善試合、日本1-2カナダ。
ただ評価が難しいのが、この日の先発。現在、日本代表は怪我に悩まされています。まず中山君が怪我で代表辞退することになりましたし、遠藤選手は試合中の脳震盪からの復帰プログラム中でこの試合には出られず、ドイツ戦にも間に合うかどうか。そして他にもクラブで怪我をしたため休んでいた人が多くいて、この試合ではそういう人のコンディションを上げるという目的もありました。
さらにはまだ休んでいる人もいるので、その点はとても心配です。何しろすべてがうまくいって、ようやくグループステージを突破できるかどうか、という状況なのです。コンディション的に人がそろわなかったら、かなり厳しくなります。
さて試合は。
8分、日本に先制点。この試合、ボランチで先発の柴崎選手が、セターサークル越えた辺りからDFライン裏へ絶妙な浮き球。走り込んだ相馬選手が右足でコースを変えて得点を決めました。
本番の先発ボランチと目されていた遠藤選手と守田選手がどちらも欠場で、チャンスが回ってきた柴崎選手。この試合は自分の長所である正確な急所を突くパスを存分に披露。確かに強豪相手のカウンターに活路を見出したいこのチームにとって、ズバッと裏を取るパスが出せる人は重要です。柴崎選手がこのまま活躍すると、すごい大逆転のドラマとなりそうなのですが、はたしてどうか。
21分カナダが同点。右CKから、ゴール前でフリーになっていたハッチンソン選手が右足で合わせ、ヴィトーリア選手が右足で押し込みました。
代表もそうですしレイソルもなんですけれども、最近応援してるチームのセットプレーの収支が非常に悪いので悲しいのです。それに日本代表が南アフリカ大会で躍進できたのは、ここぞというときに頼れるセットプレーのキッカーがいたというのも大きい。という観点からすると、左サイドMFで先発の久保選手。このポジションの先発は、まだ固まっていないのかなと思うのですが、久保選手が先発だとキッカーが務まるので面白いかもしれない。
そして試合終了直前、アディショナルタイムに入った95分。ケイ選手がペナルティエリア手前の左から縦パス、ラリア選手が抜け出します。ここで山根選手が飛び込んで倒してしまい、PK献上。そのキックを権田選手が触ったのですが、止めきれずにゴールイン。これは惜しい失点でした。不用意なファールは本番ではなくしたいところ。
試合全体としては、メンバーがいつもの並びではなかったので、細かいところに関してはある意味仕方なく、ただどういうサッカーをするかについてはチーム全体で共有できている感じ。
あとはやっぱり、とにかくみんなのコンディションを上げて、本番をベストで迎えたいところです。がんばって!
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