コロナ後遺症とBA.5対応ワクチン
コロナ感染第7波はだいぶ収まってきましたが。
それに遅れて後遺症が増えてきて、問題になってきている模様。
「症状が出続けるとは思っていなかった」コロナ後遺症疑いの患者が語る不安 再診が増加 新規外来は5か月待ち TBS NEWS DIG 22/10/7
山梨の20代男性の例。コロナ感染後、後遺症が出たのですが、山梨県唯一の後遺症外来のある山梨大学医学部附属病院はパンク中。診察の予約は来年2月まで埋まっているのだそうです。頭痛と倦怠感、寒気とか吐き気。鼻が詰まって抜けない感じと微熱が続いていて、仕事は休職中。
こんな記事も。
新型コロナ後遺症 重症患者の半数が1年余り認知機能の不調続く
新型コロナウイルスで重症化した患者の後遺症について日本集中治療医学会が調査した結果、1年余りたったあとも半数ほどの人で記憶など認知機能の不調が続いているとみられることが分かりました。ほかの病気で重症化した場合より割合が高く、早期にリハビリを行うことが重要だと指摘しています。
日本集中治療医学会は新型コロナに感染し、おととしの年末までに各地の合わせて32の病院で人工呼吸器による治療を受けた患者や家族を対象にアンケート調査を行い、209人から回答を得ました。
調査結果を分析した結果、集中治療室を出てから1年1か月余りの時点で記憶や日常の動作などに不調が続いているとみられるのは60.8%に上りました。
全体のうち、
▽物忘れなど認知機能の不調が53.1%と半数余り、
▽うつ状態など精神的な不調が28.7%、
▽日常の動作の際に息切れがするなどの不調が18.7%で、
複数の不調が重なる人もいました。海外の研究では、コロナ以外で集中治療室での治療を受けた人で1年後に認知機能の不調があった人は30%余りで、コロナでは割合が高いとしています。
分析した大阪医科薬科大学の畠山淳司医師は「感染対策でリハビリが制限され悪化を招いた可能性もある。リハビリは身体機能のほか、認知機能の回復にも効果があるので、コロナ患者に対してもできるだけ早期に行うことが重要だ」と話しています。NHK NEWS WEB 22/10/8
こちらは重症者の予後の数字ですが、上の記事はそこまでではなく、ちょっと熱が出て普通に回復。同じような症状の同僚は平気だったのに、と嘆いています。
後遺症怖いという話をずっと書いているのですが、こういうところですね。この感染症は当たり外れが本当に大きい。感染しても症状が出ない人もいれば、急に容態が悪くなってあっという間に亡くなる人もいる。後遺症も、重症の場合だけではなく、軽症でも、なんなら無症状だった人からも出ている。
そしてその後遺症も、ちゃんと治まる場合も、ずっと長引く場合もある。
感染力が強いため、その人数はかなり多くなっています。前述の通り、後遺症外来がパンクするレベルです。
しかも、オミクロン株に変異してから、後遺症の発生率が下がった代わりに、倦怠感や認知機能の低下という、仕事できなくなる系の症状は割合が増えています。減って増えて、結局同じぐらい? そうすると、感染しやすくなっている分、リスクは上がっていることに。
外れ引きたくないんですよね。脳をやられたら、僕の人生全部無駄になっちゃう。
ワクチンのニュースもありました。
オミクロン株「BA.5」対応ワクチン 13日から無料接種開始へ
新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、感染の主流になっている「BA.5」に対応するワクチンについて、厚生労働省は今月13日から無料で受けられる公的接種を開始する方針を決めました。
オミクロン株対応の新型コロナウイルスのワクチンは、先月20日から「BA.1」と従来のウイルスに対応するワクチンの接種が始まっています。
厚生労働省は5日、現在感染の主流になっている「BA.5」などに対応するワクチンについて国内での使用を承認し7日、専門家で作る分科会での了承を経て無料で受けられる公的接種に位置づける方針を決めました。
今後は必要な手続きを経たうえで今月13日から接種を開始する方針で、厚生労働省はおよそ4300万回分のワクチンを来週以降、自治体に配送する計画です。
一方で、「BA.1」などに対応するワクチンの接種も続けられ、厚生労働省は2つのワクチンの効果を比較するデータが現時点では確認できていないとして、接種の時期が来た時点で接種できるオミクロン株対応のワクチンを接種してほしいと呼びかけることにしています。
オミクロン株「BA.5」対応ワクチンの接種計画は
厚生労働省はオミクロン株対応のワクチンについて、年末年始に懸念される感染拡大に備えて、希望する人が年内に接種を終えられるよう体制の整備を進めています。
オミクロン株の「BA.1」などに対応するファイザーとモデルナのワクチンは、先月20日から4回目の接種を行っていない60歳以上の高齢者などから接種が始まっています。
これに加えて今後は「BA.5」などに対応するファイザーのワクチンの自治体への配送も始まり、厚生労働省はこれら2つのオミクロン株対応ワクチン合わせておよそ8000万回分を来月上旬にかけて配送する計画です。
厚生労働省は先月と今月の2か月間で接種の対象となる人数をおよそ6850万人と想定していて、
▽60歳以上の高齢者の4回目の接種としておよそ1500万人、
▽12歳以上60歳未満の4回目の接種としておよそ3470万人、3回目の接種としておよそ1800万人などが対象となるとしています。また、
▽60歳以上の高齢者で5回目の接種としておよそ1万人も、今月25日以降、接種できるとしています。厚生労働省は、5か月としている前回の接種からの間隔を短縮するかどうかについても今後検討することにしています。NHK NEWS WEB 22/10/7
3回目にノババックスのワクチンを打って、副反応が穏やかでよかったので、次もそうしたいんだけど、ノババックスのBA.5対応ワクチンはまだかなあ。
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