偵察浦和vs全北現代・鹿島と浦和戦展望
負けと引き分けを繰り返している現状で、やってきますは浦和戦。超強敵。まずは偵察。
2022ACL準決勝、浦和2-2PK3-1全北現代。
前半の11分、浦和先制。スローインのリターンを受けたモーベルグ選手が、インナーラップする酒井君に、寄せてきた相手の狭い隙間を通すドンピシャのパス。酒井君が速い折り返しをゴール前へ送ると、松尾選手が押し込みました。
後半に入るところで全北現代はキム・ボキョンさんを投入。お懐かしい。トップ下に入ります。55分、その全北現代の同点弾。グスタボ選手から、ペナルティーエリア内のソン・ミンギュ選手に鋭いパスが入ります。サイドから絞ってマークについていた大畑選手のタックルはソン選手が出した足ごと刈ってしまいます。ボールに触れたのが先か足が先か、VARからオンフィールドデビューまで行く際どいプレーでしたが、結局認められてPKに。ペク・スンホ選手のキックを浦和GK西川選手は読んでいたのですが、脇の下を抜けてゴール。そして試合はこのまま同点で延長へ。
その延長後半、そろそろ試合が終わろうかというところで全北がリード。116分、左CKをショートコーナー、これをキッカーに戻してイ・スンギ選手がニアに速いクロスを送ると、ハン・ギョウォン選手が飛び込みます。最初はハン選手のゴールだったのですが、のちにマークについて一緒に飛び込んだショルツ選手のオウンゴールに公式記録が変わるぐらいの本当に際どいシュート。
試合時間は残り数分、絶体絶命となった浦和がここから同点に持ち込みます。120分、酒井君が猛烈なタックルでボールを奪うと、モーベルグ選手が拾いドリブルで運んで縦パス、追い越した酒井君がファーへクロス。これはクリアされますがこぼれを大久保選手がダイレクトボレー、ゴールの枠からそれたけれど明本選手がヘディングシュート、GKが防いだこぼれをユンカー選手が押し込みました。
迎えたPK戦は浦和GK西川選手が一、二本目を止める大活躍。浦和決勝進出です。
J1第28節、鹿島2-2浦和。
鹿島の速い攻撃が機能してペースをつかみ、先制点が16分に入ります。左サイドでボールをつなぎ、パスを受けた樋口選手がインスイングのクロス。ファーでカイキ選手がヘディングシュートを決めました。
27分に追加点。中盤でボールを受けたカイキ選手が、ドリブルで持ち上がりそのままミドルシュート。この日先発の浦和GK鈴木彩音選手が触りますが、そのままゴール。
しかし浦和はすぐに一点返しました。30分、ペナルティエリア手前でボールをつないで、岩尾選手がワンタッチで前方の松尾選手へ。マークが外れていて松尾選手はフリーでシュート、ブロックに飛び込んだ鹿島CB関川選手に当たってコースが変わりゴール。
そして後半に入って69分。左サイドから浦和FK。ニアに走り込んだ岩波選手がすらしてゴール。マークを外す動き、かすめ具合と、見事な得点でした。
浦和が追いついて勝ち点2を拾った試合となりました。
これを踏まえて浦和戦の展望です。見ていてとてもいい感じです。超強敵です。ただ、ぽつぽつとコロナ感染のお知らせが出ていて、それによるメンバー変更があるかも。そこがちょっと読めない。
守備では。
まず、ウチの守備を引き締めることができるかどうかが先です。前から行く分、後手を踏むとどんどんずれが大きくなってしまう。連動性を保ち、コンパクトにできるかどうかがカギ。
そのうえで警戒したいのは、やはりまずユンカー選手です。サイズもスピードもテクニックもある。ここはしっかり潰したい。
そして右サイドのモーベルグ選手も警戒。ドリブルがあり突破するだけでなく、中に入ってシュートもあります。放さないように。
最近カウンターにやられているイメージなので、松尾選手も警戒したい。抜群のスピードがあり、最近は左サイドだけでなく1トップとしても働いています。しっかり捕まえて。
攻撃では。
複数失点しているのでそちらが目立っちゃってますけど、実は攻撃はここ5試合で10得点と、かなり取れています。これはこのまま続けたい。
続けてほしい筆頭は、復帰して2試合連続得点中のドウグラスさんです! この試合も一発お願いします!
武藤さんはそのドグさんとのコンビについて、手応えを語っていました。ぜひとも武藤さんも一発お願いします!
ドグさんというターゲットが帰ってきたので、サイド攻略してクロスからドッカンが見たい。大南君と川口君でしょうか。がんばって!
強敵だからこそ勝って勢い取り戻したい!!
がんばれ!!
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