偵察広島vsFC東京・鹿島と広島戦展望
勝負強く粘り勝って連勝で迎える広島戦。この後また大忙し期間なので、僕のメンタルのためにも連勝続けてほしいです!
さらには田中君と土屋君がU-19日本代表合宿に呼ばれています。9月にU-20アジア杯予選があるのです。呼ばれたのはやはり試合に出ていて、しかもそこで勝っているからだと思うので、そういう点でも連勝続けたい!
ということでひたすら連勝を欲しているのですが、心を落ち着けてまずは偵察。
2022J1第23節、広島1-2FC東京。
試合の入りはFC東京がいい形で進め、だんだんと広島が盛り返していく展開でした。
先制点は広島で40分。左サイド佐々木選手から中央へ、斜めのくさびのパス。ぽっかりと空いたバイタルエリアで受けた森島選手が、見事なミドルシュートを決めました。
FC東京の同点弾は後半に入って67分。センターライン手前でボールを受けたディエゴさんから、前方のアダイウトン選手にスルーパス。ペナルティーエリアまでドリブルで侵入、カットインするも引っかかり、こぼれを拾った松木選手が落として、ディエゴさんが左足で巻く見事なミドルシュートを決めました。
試合終盤にかけて広島が攻勢を強めていったのですが、次の得点はFC東京でアディショナルタイム。センターライン左側辺りからアダイウトン選手がドリブルを開始。ペナルティーエリア左サイドに入ったところでふわりと上げたクロスが、いい感じでGKの頭上を越えてそのままゴールへ入りました。
最後広島はサントスさんの落としを塩谷選手が強烈なミドルシュート。しかしこれが惜しくも左へ外れて試合終了。
第24節、鹿島0-2広島。
双方前からしっかりプレスに行く激しい試合。ただどちらもゴール前で少し詰まっている感じで、なかなか得点が生まれません。
そんな展開の中、後半の84分に広島先制。交代で左アウトサイドに入ったばかりの川村選手が、いきなりの大仕事をしてみせます。ボールを受けてへ横に預けて前へとスプリント開始。エゼキエウ選手がドリブルで持ち上がり右へ展開、野上選手がグラウンダーで折り返すと、ゴール前まで上がっていた川村選手が押し込みました。広島ユース育ちでトップチーム昇格後、3年間の愛媛武者修行に出ていた川村選手。うれしい広島での初ゴールです。
アディショナルタイムには広島がとどめ。鹿島・鈴木選手の縦パスを佐々木選手がカットし、持ち上がって前線へと縦パス。エゼキエウ選手がファーストタッチでうまくDFラインを割るように前に持ち出して、ペナルティーエリア内へ。寄せてきた二人の間から巻くようなシュート決めました。
広島の偵察とはちょっと話がそれるのですが、鹿島のレネ・ヴァイラー監督が、この試合を最後に解任となりました。上位につけていたのですが、ウチに勝って以降の5試合勝てていなかった。話し合いで方向性の違いが浮かんできたからというのが、公式の発表。ただ、はたから見ていると勝てなくなったのは、上田選手が移籍してトップスコアラーを失ったからだと思うんですよね。惜しい試合が続いているので、上田選手が残っててあのペースで点取ってたら、多分勝ち点もっと上積みできてる。
他にも問題はあるけれど、それが全部監督のせいと言えるのか。方向性の話も、そもそも鹿島伝統と毛色の違う監督を呼んで改革するという触れ込みではなかったのか。
それでも交代に踏み切ったのは、「常勝」というフレーズが呪縛になっているんだろうなと思います。「鹿島だから」勝たなきゃいけない。
でも鹿島が常勝だったのは、長期的視野に立った補強がうまくいっていたからです。そこはめっちゃリスペクトしていて、いいなあとうらやましく思っていた。けれど、海外移籍が盛んになって、若い日本人選手の青田刈りが起きるようになると、そこが機能しなくなっていきます。育てたところでいなくなる。他チームと同様に短期的な即戦力補強が必要になって、アドバンテージを失いました。
この状況で常勝チームを作るのはかなり大変です。常勝どころか調子のいいシーズンを続けることだって大変。ウチだって昨年苦労したのは、オルンガさんをぶっこ抜かれて穴が埋められなかったせいですしね。それでもシーズン最後にはサポーターからもネルシーニョ監督に不満の声が上がってて、フロントがあそこでその声に流されていたら、今年のこの成績はなかった。ウチは鹿島みたいに「常勝」の二つ名を持っているわけじゃないけど、他人事じゃないんだよなあと思って見ていたのでした。
さてさて、広島戦の展望に戻りましょう。広島も今季ちょっとサッカーを変えてきたチーム。勝ち切れない試合もありますが、それでもだいぶ出来上がってきている感じがします。難敵です。
守備では。
一番注意しなければいけないのは、右サイドの藤井選手です。とにかく速い。相手がわかっていても縦に抜くスピードを持っています。さらにはスタミナも抜群で、ものすごいスプリント数。サイドを制圧させてはいけない。しっかり対応したい。
このあいだ日本代表にも呼ばれていました、森島&満田の2シャドーも要注意です。特に森島選手は、もともとキックの質がとても高い選手でしたが、今季はそれをシュートにも生かしており、すんごいミドルシュートを決めています。しっかり寄せたい。
怪我で長く欠場していたエゼキエウ選手か戻ってきて、この2試合交代出場で活躍しています。足元の技術が非常に高く、気持ちよくドリブルさせたらダメ。しっかり潰したい。
攻撃では。
今年の広島は前から守備に行くことにして、ラインも高く保っているのですが、その変更を可能にしているのが、3バックの運動能力の高さです。高さも速さも強さもある。荒木選手と佐々木選手がこのあいだの代表に呼ばれています。しかしここをぶち破らねば勝利はありません。
ウチの前線は高さはないので、スピードで勝負したい。そろそろ小屋松さんの得点が見たいですね!
90分換算では1点以上のハイペースで得点している武藤さんにも当然期待です。ズバッと決めてほしいです!
森君の出番はあるかな。前回対戦では交代出場で2得点して、逆転勝ちをもたらしました。この試合でも決めて、広島キラーに名乗りを上げていいんですよ!
連勝行けるところまで行きたい!!
がんばって!!
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