U-20女子W杯 準優勝!!!!
普段、フル代表は男女とも見ているのですが、女子の年代別代表までは見ていません。男子の場合、レイソルの子は出ているかなあと気にしてチェックしているのですが、レイソルには女子部がないので、そういうきっかけがないのです。
今回、ちょうどこれから放送があるなとタイミングが合ったので、見てみることに。
そしたらいきなり、すごい激戦に出くわしました。
U-20女子W杯コスタリカ2022準々決勝、U-20日本女子代表 3-3 PK5-3 U-20フランス女子代表!
15分にフランス先制。左サイドからのロングボールを受けたフォルケ選手がDFを外してミドルシュート。GKは反応していましたが、味方DFに当たってコースが変わり、逆を取られてしまいゴールとなりました。
33分、日本が同点弾。自陣からのロングボールに、浜野選手が抜け出します。飛び出してきたGKと接触、PKを獲得。これを山本選手が決めました。
後半に入り、今度は日本が一歩前へ。48分、右サイドで山本選手が抜け出し、中央へパス。浜野選手がミドルシュート。いいコースに決めました。
このまま逃げ切れれば日本勝利でしたが、しかしフランスが同点に追いつきます。85分、ボールを拾ってベショー選手がドリブル、右サイドへスルーパス。これに抜け出したニアロ選手が決めました。これで延長戦へ突入です。
延長も後半に入り、110分。右サイドからのロングボールを、フォルケ選手が胸トラップで収めてから落とし、ヘルツェル選手がミドルシュートを決めます。
残り10分ちょっとで絶体絶命の日本。しかし延長後半アディショナルタイムに、なんと劇的同点弾です! 左サイドからのFKに藤野選手が競った時、相手GKが遅れて触れず頭にパンチングが入ります。審判は取らず、一度流されたと思われたところで、VARチェックが入りオンフィールドレビュー、PKに。これを藤野選手がしっかり決めました!
そして試合はPK戦に突入。後攻のフランス一本目を日本GK大場選手がしっかりと止め、それに対して日本は5人が全員決め切りました!
先行され、激しい点の取り合いの末、本当に劇的な同点からの勝利となりました! すごい試合を見ちゃったので、このまま応援を続けます。
準決勝、U-20日本女子代表 2-1 U-20ブラジル女子代表!
日本が押し込んだ展開で試合がスタート、30分には先制点を決めます。ブラジルのクリアボールが短くなったのをペナルティーエリア手前で拾った山本選手。正面の相手をうまく外してミドルシュート決めました。
後半に入りブラジルはシステムを変更。4-3-3から4-4-2へ。攻撃的MFも前に出てサイドを抑える形で前からプレスをかけ、ペースをつかみます。その状態で55分、ペナルティーエリア手前でパスを受けたクリス選手がミドルシュートを決めて、同点に追いつきました。
そして勝負を決めたのは84分、日本でした。ペナルティーエリア手前でボールを受けた山本選手。相手を3人引きつけてターンをして前を向き、DFラインを越す浮き球のパス。抜け出した浜野選手もループシュートでGKの頭上を越してゴールを決める、素晴らしい決勝点。
ブラジルは、この大会ここまで無失点だったそうです。そこからきれいなゴール2本での勝利は素晴らしい!
そして迎えた決勝戦。日本は連覇がかかっています。しかし残念ながら優勝とはなりませんでした。
U-20日本女子代表 1-3 U-20スペイン女子代表。
前半早い時間にスペインが一気に得点を重ねます。
12分、中盤からDFライン裏へ浮かせたパス。抜け出したガバーロ選手が、胸コントロールから右足アウトでゴールに流し込みました。22分にはスペイン自陣からのロングボールに石川選手がかぶってしまい、クリアできず。パラルエロ選手が抜け出してしっかりと決めました。27分にもDFライン裏への浮き球。石川選手が処理するときに腕に当ててしまい、ハンドを取られPK。これをパラルエロ選手が決めました。
スペインは明らかに、前からプレスに来る日本に対して、FWの身体能力の高さを生かし裏へ放り込む戦術を取っていましたが、そこに対応する前に失点してしまったのは痛い。
後半開始早々47分、日本が1点返します。右サイド寄りのFKで、意表を突いて横に流すデザインプレー。角度を変えた形でDFライン裏へと浮き球を放り込むと、最後天野選手が押し込みました。
このあと日本は押し込み続け、惜しいシーンをいくつも作りますが、得点とはならず、追いつけずに準優勝で終了となりました。
裏狙いの戦術にすぐに対応できなかったのが悔やまれるところですが、ただそれでも準優勝は立派。内容的にも非常に素晴らしく、特に2トップの山本選手と浜野選手は、高い技術と運動量を兼ね備え、とても目立っていました。
最初なでしこがブームになった時には、男子に比べ戦術的にちょっと立ち遅れていた女子サッカーに非常に組織的なプレーを持ち込んだことによって優位を作りましたが、近年他の国でもそこら辺が整備され、ちょっと苦戦。
しかし下の年代の代表は技術レベルを上げて好成績を出し続けており、フル代表もその代の選手が主力となってきています。この調子で強化を続けていけば、かなり期待が持てるのではないかと思います。がんばって!
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