偵察徳島vs仙台・岩手と天皇杯徳島戦展望
連勝をつないで再開しましたリーグ戦。天皇杯はトーナメントなので、勝ち上がるということは当然連勝です。勝ちたい! ということでまずは偵察。
2022J2第21節、徳島2-2仙台。
徳島がボール保持するも、仙台もしっかり構えていて、シュートチャンス的には互角の前半。先制点は後半に入って69分、徳島。アンカーに入っていた白井君が右へ大きく展開、受けた杉森選手が少しカットインしてからクロス、一美選手がニアにずり込むように飛び込んで合わせました。
ところがリスタートしたとたんに仙台同点、71分。左サイド飛び出した氣田選手が一つ切り返してマイナスのパス、徳島CBカカ選手がスライディングカットに行きますがうまく当たらず、こぼれたボールを内田選手が押し込みました。
そして80分に徳島勝ち越し。左サイドからのFK。クリアを児玉選手がミドルシュート、これが味方のカカ選手に当たってコースが変わり、GKの逆を突いてゴール。
このまま徳島が逃げ切れるかと思ったのですが、アディショナルタイム。攻め込む仙台がセカンドボールを拾って、ペナルティエリア左サイド角辺りからアバウトなロビングをゴール前へ。これがワンバウンドして抜けてきたところ、徳島の田向選手が仙台・間瀬選手に入れ替わられそうになった時に手を使って倒してしまいPK。仙台キッカー皆川選手のシュートはGKスアレス選手が止めましたが、皆川選手自身が詰めて決めました。
これがほぼラストプレーで、引き分けで終了。徳島が逃げ切れず、勝ち点2を逃した試合となりました。
第22節、岩手1-0徳島。
徳島がボールを保持する展開で進みますが、岩手のプレスが効いていて、前線にいい形でボールが入りません。象徴的だったのは、徳島のこの試合初のシュートが33分までかかったこと。徳島の守備もしっかりしているので、中盤での激しい潰し合いが続きました。
試合が動いたのは後半に入って77分。岩手の南選手がペナルティーエリア右サイドに侵入しクロスを上げると、ゴール前でごちゃっとした混戦に。目の前にこぼれてきたボールを小松選手が押し込みました。岩手が先制。
このあと徳島もボール保持から攻めましたが、岩手の厳しい守備は緩まず、そのまま岩手逃げ切りとなりました。
これを踏まえて徳島戦の展望です。
まず難しいのは、これが週中の試合だということ。メンバー変更がどれぐらいになるのかが読みづらい。
ウチの前回は思ったよりも変更がなく、ネルシーニョ監督のコメントを見てみると天皇杯は割と重視している雰囲気。ただ、そのあと中断期間に入るタイミングでした。今回はどれぐらい変えてくるのか。
徳島は前回のメンバーを見ると結構変えている様子ですが、このときは下のカテゴリーが相手。ウチ相手にはどうくるのか。
そして守備では。
昨年J1から降格してしまった徳島ですが、安易な監督交代はせず、ポヤトス監督が続投。なのでポゼッションスタイルのサッカーも継続されています。
スタメンは変えてくるかもしれないのですが、出てきたときにはまずウチのアカデミー出身の白井君。アンカーに入ったりもう一列上がったりしていますが、ビルトアップ時にはボールをさばく役割で、ポゼッションサッカーの軸となっています。まずここは潰したい。
後ろと中央でつないで、サイドには突破力のある選手を置く形になっています。特に杉森選手が調子よさそう。縦にさらに深くえぐったり、縦と見せてカットインしたり、ドリブルで崩してきます。要注意。
そして前線中央に構えるのは一美選手です。怪我があったそうですが、復帰して7試合で4得点。サイズも技術もあり、ゴール前で一発合わせられる。要警戒。
攻撃では。
ポヤトス体制を続行した結果、売りのポゼッションだけでなく、むしろ守備の精度が高くなっている模様。現在リーグ最少失点です。一度構えられると厄介なので、まずはカウンターのチャンスで攻め切りたい。細谷君は帰ってきたばかりで、まだお休みのような気がするので、ここで一発働いてほしいのが森君です。スピードは遜色ないので、それを生かしてカウンターからも決めてほしい! がんばって!
徳島はアンカーを置くシステムなので、その両脇を狙うのは定番。メンバー変更があるとしても、そういうスペースを使うのが得意なタイプが多いので期待大です。誰が活躍するかな。がんばって!
組織だって守れる相手には、外からズドンと一発があると心強い。天皇杯を含めた最近の連勝中に祐治さんが2発、椎橋君が1発。この試合でも豪快なのが見たいです!
天皇杯も勝ち進みたい!!
勝ちましょう!!
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