戦争と食糧危機と森林火災
昨日のブログで「日本経済の先行きに対する不安が結果に出ていて、それは国際情勢が影響しているのではないかと思うけれど、今日のテーマは創作関連」と、さらっと飛ばしましたが、本日はむしろそちらの話。ウクライナ戦争の影響について。
ロシアによるウクライナ侵略戦争は、ロシアの言ってること、やってることが、ウソとクソしかないなという感じで、このあとこいつら地球上でどの面下げて生きていくつもりなんだ、という感じなのですが。ここは政治ブログではないので、それは置いといて。
ここのサブテーマ的に地球環境の話があるので、そちらの話。
ウクライナは小麦の輸出国。2020年のデータでは世界5位で、シェアは9.1%。戦争によりそれが出来なくなってしまっているので、食糧危機が来るのではないかと心配されています。
それに対してインドが、ウチは今年豊作なのでけっこう輸出できますよ、というリリースを出していました。
ところが先日、それを撤回するように国内優先にするという発表。インドを熱波が襲って、収穫に影響が出たらしい。インドとパキスタンに早すぎる強烈熱波、小麦不足に拍車も 森さやか YAHOO!JAPANニュース 22/5/3 インド、価格上昇受けて小麦輸出を禁止 生産量は世界2位 CNN co.jp 22/5/15
温暖化が進む中、異常な熱波がやってくることは珍しくなくなっています。ちょっと待って珍しくない異常とは(日本語)。
戦争とのダブルパンチなの、やばいなあ。中国ではロックダウンの影響が農業にも出ているというニュースがあったのですが、あれはどうなってるのかな。
さらに思わぬ戦争の影響。シベリアの森林火災が止められなくなっています。ロシアが苦しむ「ゾンビ森林火災」 ウクライナ進軍で国内消防に暗雲 青葉やまと Newsweek日本版 22/5/11
シベリアには、地表すぐ下に泥炭層があり、そのため地表の火を消したと思っても地下でくすぶっていてなかなか完全消火しないという土地があります。森林はめっちゃ広大ということで、この消火に例年ロシア軍が当たっていたそうなのですが、この人手が現在ウクライナに駆り出されています。消す人がいない。
シベリアは地球上でも温暖化が進んでいる地域。森林の消失はさらに温暖化を促進し、しかもシベリアの地下の永久凍土には温暖化ガスとしては二酸化炭素以上の影響があるメタンの原料がたっぷり溜まっています。火事が続いてここが溶けるのは非常によろしくない。
戦争の影響がこんなところにもと、つくづく思ったのでした。
| 固定リンク
コメント