ルヴァン杯を勝ち始めたら、今度はリーグで3連敗。何とか抜け出したいところです。まずは偵察。
2022J1第9節、磐田2-2広島。
双方前からプレスをかけてしっかり守ってきます。しかし、全体としては広島優勢。
けれど先制したのは磐田でした。39分、左サイドで大森選手が飛び出してボールを引き出します。そのドリブルを広島CB荒木選手がつついて防ぎ、フォローに来ていた磐田CBリカルド・グラッサ選手が足を出してボールが右サイドへこぼれていくと、これを拾った鈴木選手が囲まれながらも狭いコースをしっかりと突いてシュートを決めました。
後半に入るといきなり広島がプレッシャーをかけて同点に持ち込みます。46分、磐田GKコシェレフ選手からのロングキックを広島CB佐々木選手がはね返し、満田選手が拾います。そこから前線に飛び出したボランチの松本選手へ。折り返しのグラウンダークロスにニアに向かって森島選手が走り込み、それについていった磐田CBグラッサ選手が足から飛び込んでクリアしようとするもしきれずに、コースが変わってオウン・ゴール。
この後も広島が磐田を圧倒し続けます。61分には広島がセカンドボールを拾い続けて波状攻撃。CB佐々木選手から裏へ蹴ると、抜け出した柏選手がワンタッチでさらに追い越していく森島選手へ。森島選手もダイレクトで中に折り返し、逆サイドで満田選手がダイレクトシュート。ずっとダイレクトでつながったビューティフルゴール。
圧倒し続ける広島はその後もチャンスを迎えますが決め切れずにいると、サッカーではよくある光景が。89分、磐田右アウトサイドの吉長選手が突破からクロス。ファビアン・ゴンザレス選手が中でシュート、一度ブロックされますが、もう一度蹴って決め切りました。
広島にとっては悔しい引き分けとなりました。
次の週末はルヴァン杯グループステージ第5節目。広島4-0徳島。広島は先発を5人変えたのですが、林、青山という大ベテランが出たので、あまりメンバーを落とした感じにはならず、徳島に快勝。
第10節、清水2-2広島。
先制したのは清水です。20分、左サイドへ展開、左SB山原選手が戻りながら右足インスイングのクロス。これを大外でチアゴ・サンタナ選手が滑り込むようにしながらヘディングで決めました。
広島の同点弾は68分、左サイドへ展開、少し戻りながら柏選手の右足インスイングクロス。ニアにCFベン・カリファ選手がCBを引っ張り、その後ろにフリーで入ってきた森島選手がボレーで合わせました。
ところが直後70分、清水がリード。右サイドに出たこぼれ球を中山選手がクロス。ファーで宮本選手がヘディングシュート、これはDFがゴールカバーに入りましたが、こぼれをサンタナ選手が押し込みました。
攻勢強める広島は80分、左CK。中央で佐々木選手が競り勝ってヘディングシュート、これは清水GK権田選手が体に当てて防ぎますが、こぼれを柏選手が押し込みました。
他にも広島はチャンスがあったのですが、バーに当たったりで得点ならず、結局ドローで終わりました。
これを踏まえて広島戦の展望です。今季広島は新監督を迎え、戦術的にも新しい挑戦をしているのですが、見た感じかなりうまく進んでいる模様。強敵です。
守備では。
まずウチの問題。今年は昨年と違って守備安定しているなあと思っていたら、そういうわけではなかった。多分どんどん人に行ってマンツーマン気味になる守り方なので、ちょっと遅れてずれ始めると崩れちゃうのかなと思われ。ここでしっかり締め直したい! がんばって!
広島新監督のスキッベ監督は、若手を積極的に使っていて、それがいい感じで回っています。まず目立つのは、シャドーに入っている満田選手。広島ユース出身大学卒のルーキーで、交代出場を続けて信頼を勝ち取り、ここ2試合先発です。ドリブル、飛び出しととにかく前に行くスピードと積極性が目立ちます。要注意です。
大学在学中に特別指定でやってきてチーム3年目の右アウトサイド藤井選手は、スプリント数J1トップで、ドリブル、クロスも高い数字。非常にキレがあって厄介です。しっかり抑えたい。
現在チーム得点王はシャドーに入る森島選手。そろそろ若手を過ぎて中堅どころ、名実ともにチームの中心です。今までのシーズン最多得点は5点で、うまいけれどもあまり点を取るタイプではなかったのですが、今年はもうそれを超えそうで一皮むけた感じです。幅広く動きボールを引き出すので、しっかり捕まえて。
あと、チームの傾向として、高い位置でアウトサイドにボールが入った時に、シャドー、ボランチがインナーラップして追い越していくのが徹底されている感じです。しっかりマークにつくこと。
攻撃では。
今季広島は高い位置からのプレッシングを採用。つまり、現在連敗中の課題が引き続くことになります。まず、落ち着いてはがしたい。
そしてハイプレッシャーのチームは、ラインの後ろが大きく空くのですが、広島の3CBはフィジカルモンスタータイプがそろっていて、むしろこの戦術に向いています。ただ、両アウトサイドが高い位置を取る結果、両脇は開いているので、そこを突きたい。
まずサヴィオさんに期待。右サイドを疾走してほしいです。得点もお願いします!
左サイドは小屋松さん。1試合の休みでコンディションはいいはず。ズバッとぶち抜いてほしい!
そして最近どんどんフィジカルモンスター化している細谷君が、広島CB陣をちぎれたら、もう本物です! ドカンと一発お願いします!
連敗止めたい!!
がんばって!!
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