マレシビト
pixivに漫画ネーム『マレシビト』を上げました。
謎の奇病にかかった男と、その男に助けられた吸血鬼の女の子の話です。吸血鬼少女ミラの想いを助けた男ウラトが全く気付いていないほのぼのラブコメなところと、吸血鬼対決のアクションシーンが見所です。どうぞお楽しみください。
こちらはbooklistaSTUDIOとpixiv共催のネーム大賞に応募したものです。webtoonの原作募集ですね。
これに応募した経緯はちょっと複雑です。最初に募集を見かけた時には、「へー」ぐらいの感じで、描く気はなかったんですよ。4月分のガンズの締め切りと、その後コミティア用になんか書く予定が立っていて、きついのがわかっていたので。
でも、ウェブトゥーンというのがちょっと気になっていた。昨年までその仕事を手伝っていたじゃないですか。その中で、ウェブトゥーン用の話の作り方が従来と違うんだなというのも感じていました。
なので、「自分が描くとしたらどういうものかなあ」とぼんやり考えていたら。
ポンとお話が降りてきたのです。
こういうシーンから始めて、設定はこんな感じで、キャラはこうで、こういうラストで、というのがすぽんと形にはまった。お話を作る時にいつも目指している理想の状態で、細かいところもキャラが勝手に動くのですいすい進む。
さてこうなると、逆に頭の中でキャラが動き続けているので描いて表に吐き出さないと、なんかむずむずする。最初見かけた時に飛びついてないから、スケジュール的にはかなりきつくなっています。しかしもう描くしかない。
ということでがんばって、ぎりぎり最終日に描き上げたのでした。
初めての縦書きコマ割りのやり方に悩む時間がなかったから、描き慣れた横書き見開きのネームになっていますが、ウェブトゥーンとして意識したのが、情報を最初に全部見せてしまうこと。なので少しずつ説明が不足気味になっているのはご容赦ください。アクションシーンも普通ならもっといろいろ盛り込んで盛り上げるべきだと思うんですが、これが原稿になる時には一コマずつ表示だと考えて、とりあえず初回は速いテンポ。
そういう事情で設定なんかで思いついたことがいろいろ脇に置かれています。あえて詰めてないところもある。なので、これ落選したら、多分いつか小説になる予感。今書いている『マルくんのおことわり』も『クローン04』も、初回ネームがあるんですよね。
さて、次の戦いはその『クローン04』今月分ですよ。かなりスケジュール詰まった。がんばらないと。
| 固定リンク
「創作活動」カテゴリの記事
- 文学フリマ東京39でした(2024.12.02)
- そして迎える文学フリマ(2024.11.29)
- 文学フリマ一週間前(2024.11.24)
- 次はコピー誌(2024.11.19)
- ガンズ10号とLBW2(2024.11.18)
コメント