偵察福岡vs神戸・札幌と福岡戦展望
前節惜しい敗戦で、立て直したい福岡戦。しかし、相手は難敵です。まずは偵察。
2022J1第2節、神戸0-0福岡。
試合開始から双方前線からの激しいプレス。球際強く、時間的余裕を与えず、ボールをつながせません。前半は完全に守り合い。
後半になると、さすがに少しプレスも緩んで、攻撃が目立つ場面も出てきました。その中で双方にシューシーンがありましたが、結局スコアレスドローで終了。
第3節、福岡0-0札幌。
福岡は札幌に合わせて5バック。札幌もマンツーマンオールコートプレスなので完全に立ち位置がかみ合った状態になり、やはりこの試合も前半は守り合いでスタート。ただ、こちらでは福岡にビッグチャンスがありました。
29分、福岡のカウンター。クルークス選手が前線で絶妙のダイレクトのはたき、受けた山岸選手が抜け出します。ペナルティエリアに入ったところで後方から札幌CB田中駿汰選手が押し倒してしまいPKへ。これをルキアン選手が蹴りますが、札幌GK菅野さんがビッグストップ。お見事です。
35分、福岡左サイドからクルークス選手がクロス。ゴール前中央のルキアン選手は空振りしてしまいましたが、ファーにいた湯澤君につながってシュート。GK脇を抜けてゴールかと思われましたが、札幌の菅選手がゴールカバーに入っていてクリア。
39分、福岡左CK。ゴール前混戦になって、ルキアン選手がヘディングシュート、これは味方に当たり決まりませんでしたが、ルキアン選手がこぼれを押し込みました。ところが、これにVARが入ってオンフィールドレビューへ。ルキアン選手のヘディングが味方の宮選手に当たった時に一瞬腕がボール方向に動いていて、ハンド判定となってゴール取り消し。
札幌にも惜しいシーンがありました。アディショナルタイムの91分、札幌の波状攻撃、柳選手がミドルシュート。GKが弾いたところ、最後に青木選手が押し込みました。しかしこちらは柳選手のミドルシュートの時点で少し前に出てしまっており、オフサイドでノーゴール。
どちらも決まったかに見えたゴールが幻となって、スコアレスドローで終わりました。
これを踏まえて福岡戦の展望です。福岡はJ2の頃から培ってきた堅守速攻が特徴。非常に練れていて、隙がありません。スコアレスドローが2試合続いているのですが、偵察のところで書いたとおり、特に札幌戦は得点と紙一重の状況でした。つまり状態がいい方の2連続引き分けなので、気を引き締めて。
守備では。
堅守速攻の福岡は、奪ってすぐロングボールで前につけてきます。今季ターゲットになっているのが新加入のルキアン選手。サイズがあって、身体が強く、それでいてスピードと運動量を兼ね備えています。ターンしてラインブレイクしたり、カットインしてシュートを放ったり。しっかり抑えたい。
開幕前の展望記事で、福岡はサロモンソン選手が抜けてセットプレーどうなるのかなと書きました。そこを埋めているのがジョルディ・クルークス選手。昨年は25試合出場、うち15試合は途中交代投入とで先発は10試合だけと、今一つフィットし切れていない感じだったのですが、今季はここまで3連続先発。セットプレーでは非常に鋭く曲がる、低くて速いボールを入れています。流れの中でもアクセントを作っていて、要注意です。
さらに後半の交代出場でファンマ&ルキアンの2トップにして、さらにターゲットを強化するパターンになっています。こちらも警戒。
攻撃では。
しっかりした守備ブロックと厳しいプレスの福岡。これをいかにかいくぐれるか。この試合ではカウンターが効く局面は少なめになりそうなので、課題となっている崩しの部分が重要です。
細谷君がU-21代表合宿を怪我で辞退したので心配していたのですが、ネルシーニョ監督のコメントでは打撲で大事を取ったとのこと。この試合は出られるのかな? 最近は裏抜け場面が目立っていますが、もともとウチのアカデミー育ちで間受けは鍛えられています。バイタルでボールを受けてシュートに持ち込むシーンを見たいです!
同様の理由で山田君にも期待です。あともうちょっとのところまでは絡んでいます。ここでドーンと初得点が見たいです!
さらに、ここまで来たら同様の理由を貫いて、真家君、森君、升掛君と、出場のチャンスがありそうな前線の若手にも期待です。ここでずっと鍛えられてきたスペシャリストとしての違いを見せられれば、実績のなさなんて関係なくなるのですよ! めっちゃがんばって!
難敵だけれど負けられない!!
がんばれ!!
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