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2022/03/18

余震ではない

「太平洋プレート逆断層型」「東日本大震災の余震ではない」 古村孝志・東大地震研教授

16日深夜に発生した地震について、古村孝志・東京大地震研究所教授(固体地球惑星物理学)に聞いた。

今回の地震は、東北地方太平洋沖の日本海溝で、日本列島を乗せた陸側の岩板(プレート)の下に沈み込む太平洋プレートの内部を震源として発生した。海側から押されて歪(ひず)みエネルギーが蓄積した太平洋プレート内の断層が活動した「逆断層型地震」だ。

震源が深さ約60キロとやや深く、規模もマグニチュード(M)7・3と大きいことから、東北から関東にかけてのかなり広い地域に大きな揺れが広がった。

一方、津波がそれほど大きくなかったのは、津波を発生させるにはギリギリの規模の地震で、海底の変動が小さく海水が持ち上がる量が多くなかったからだ。

東日本大震災のような、海側と陸側のプレートの境界で固着域がすべることで生じる「プレート境界型」の地震とは発生メカニズムが異なるため、東日本大震災の余震ではない。この場所では東日本大震災の余震とは無関係に、M7~7・5程度の地震が繰り返し活発に起きている。

一般的に、大きな規模の地震が起きた後は、2、3日のうちに同程度やそれ以上の規模の地震が起きる可能性がある。揺れが強かった地域では今後、少なくとも1週間程度は余震に対して十分な注意が必要だ。

産経新聞22/3/17

地球の内部はまだ高温で、そのため内部のマントルが下で温められ湧き上がり上で冷えて沈み込む対流を起こしています。それに伴い地殻とマントル上部は湧き上がってくるマントルに押されて水平方向に移動し、十数枚に割れたプレートとして地球を覆っています。日本はユーラシアプレートの端っこにあり、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートという海底を作っているプレートが押し寄せてくる位置にあります。そのため日本は常に歪むように圧力がかかっていて、地震が発生するのです。

東日本大震災は、日本の下に沈み込んでいく海底プレートに引きずられて、日本が乗っている大陸プレートが圧縮された状態になっており、その引っ掛かりが取れて歪みが一気に元に戻る時に起きたプレート境界型地震。今回の地震は海底プレートそのものが後ろから押され続けていて、その圧力に負けて割れてしまった逆断層型地震。

起き方が違うので余震じゃないですよ、ということなのですが。

似た時期、似た場所で起きたから、思い出してしまいますよね。

地震が起きた時は、ちょうど仕事から帰ってくる電車の中でした。隣の駅に停車中。揺れがやたら長く続いたので、これは遠くで大地震が起きたパターンだと思い、スマホを見ます。パッと見たのは緊急地震速報で、震度5弱。でもその後、気象庁のHPにつないでみたら、6強でした。

隣に座っていた女の人は、親戚がそちらに住んでいると心配していましたが、その人がSNSに大丈夫と書き込んでいて一安心した様子。現代の情報技術は本当に便利。

線路の安全点検のため、出発を見合わせるというアナウンス。これ、走っている最中だったら閉じ込められ身動き取れないのですが、通過電車待ちでホームに止まっていたタイミングだったので、ドアは開いていて降りることができます。

隣駅のこの辺りは、アイデア出しで長めの散歩をする時のコース。歩いても30分かからない。長くかかるならその方が早い。おなかすいた。どうしよう。

そんなことを考えていたら、出発するというアナウンスが。助かった。

帰り道、心配していたのは部屋の様子です。僕の家は今、片付けるのがめんどくさくなっているため、各所に積読タワー等がそそり立っている状態なのです。このあいだ大きな地震があった時は、机に積んであったタワーが崩れ、PCのキーボードに傷がついていました。

今回は傾いていたけど、ぎりぎり踏みとどまっていた。助かった。

やっぱり片付けはしないと。

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