2022J1展望その2
さて本日は昨日に引き続きまして、昨年度中位チームの展望です。
ここから上がるチーム、下がるチームがあるはずですが、それはどこか。
昨年12位、C大阪。
昨年シーズン途中に小菊監督に交代し、今季もそのまま継続。しかし海外移籍が2人出て、さらにけっこう大勢が入れ替えとなっています。
スタメンはそこまで大きく変えずに済みそうなのですが、怪我人が出たとき。昨年見ていた感じだと、小菊監督は少しロティーナ監督寄りの守備をしていたので、その経験者が抜けているのはどう影響するのかな、という点がポイントでは。新戦力をいかに素早くフィットさせられるか。
あと、得点力がもう少し欲しいということで、若手の多いFWから、誰か伸びてくるかなというところが注目点です。
昨年11位、広島。
広島はスキッベ監督を新たに迎えました。選手の移動は非常に少ないので、新監督の戦術がはまるかどうかがまずポイントです。ゲーゲンプレスに行く模様。
もう一つのポイントは、サントスさんではないかと思います。昨年、期待されながらなかなかフィットせず1年が過ぎました。うちではフィットせず、マリノスで大当たり、広島ではまた苦戦と、なかなか安定しません。
タイプ的には広島のサッカーに合ってそうなのになーと思って見てたのですが、2年目でサッカーも少し変わって、そこがどう出るか。マリノスで見せた決定力をコンスタントに発揮できたら本当にすごい。広島の成績に大きく関わっているような気がします。
昨年10位、札幌。
継続性という点ではピカイチではないでしょうか。ペトロヴィッチ監督は5年目。選手の移籍も最小限。
ジェイ選手とチャナティップ選手が抜けましたが、そこに興梠選手とシャビエル選手を補強。これも的確な一手です。
特にシャビエル選手が気になります。名古屋は守備編重だったので、スタメンから外れることも多かったのですが、攻撃力は抜群です。スピードのあるアタッカー陣をシャビエル選手が操るようになると、今までと違った攻撃パターンが出てくるのではないかと思います。要注意です。
昨年9位、FC東京。
長く続いた長谷川体制から、新監督を迎えたのがFC東京。新指揮官のアルベルト改めアルベル監督は、バルセロナのアカデミーダイレクターを務めた経験を持ち、昨年まで新潟を2年、指揮しました。
新潟ではポゼッションサッカーを志向し、昇格は逃しましたが、なかなかの高評価。FC東京でも同様に、カウンター主体からポゼッション主体への転換を望まれているんだろうなと思います。
ただ、スタイルを大きく逆サイドに振るのはかなりの高リスクです。うちがこの間降格したのも、アカデミーからの一貫方式のポゼッションサッカーを貫くことができず、カウンタースタイルとの間でふらついたから。FC東京も過去何度か揺り戻しを経験しています。
主力選手は大きく変わってないので、タイプ的に合うのかどうか。このチャレンジがどちらに転ぶか注目です。
昨年8位、福岡。
しっかりした継続性を武器に、昨年大躍進した福岡。今年も路線は継続。補強も的確だなあと思います。
FWに磐田からルキアン選手を獲得しました。堅守速攻の福岡に、タイプ的には合いそうな感じです。昨年J2で22点で得点王。二桁得点の期待がかかります。
逆に気になるのは、サロモンソン選手の退団です。サイドアタックの部分のみならず、セットプレーのキッカーとして得点に貢献していました。正確で鋭いキックは、CKのアシストだけでなく、FKでの直接の得点も驚異でした。
ロースコアでの完封勝利を目指す福岡のスタイル的に、セットプレーはとても重要。ここの威力を落とさず行けるかどうかが、ポイントではないでしょうか。
昨年7位、鳥栖。
緊急事態で今季を迎えています。昨年金監督のパワハラ問題が発覚、退任となり、シーズンオフに主力がごそっと抜けて、ほぼ違うチームになりそうな勢いです。ウチも小松屋さんをいただいています。
新監督は元愛媛の川井監督で、ポゼッション志向の人なので、その部分では継続性が意識されているのですが。
これだけ色々と人が入れ替わった状態になると、本当にいちからの構築となるので、かなりヤバそう。若手の面白そうな選手を獲ってきてはいるのですが、とりあえず人を集めた感があり、チームの形を作っていくのは大変そうです。乗り切れるのでしょうか。
という昨年中位チームの展望でした。明日は上位チーム。
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