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2022/02/11

生き残りのためのスキル

こんな記事を読みました。

欧州メディアの経営活性化プログラム 35社が生き残りのためのスキルを探す 小林恭子 YAHOO! JAPAN ニュース 22/2/4

世界ニュース発行者協会が立ち上げた年間プログラム「テーブル・ステークス・ヨーロッパ」について。テーブル・ステークスはポーカー等の掛け金のことで、ゲームに参加するために用意しなければいけないものというとこから転じて、ニュースメディアの生き残りスキルを指しているとのこと。ニュースメディアを取り巻く環境が大きく変わっている中で、どうやって生き残っていくか。それを実践して、参加者で経験を共有していくプログラムだそうです。

興味深いなと思ったのは以下の部分。

プログラムの構築者でメイン・コーチのスミス氏によると、「オーディエンスの生活に真の価値を加えることができるジャーナリズム」の実現までを試行錯誤する。

「ニュース・メディアが生き残っていくために必要となるスキル」として、7つが掲げられている。

①「対象となるオーディエンスに合わせたコンテンツ・体験を提供する」

②「対象となるオーディエンスが使うプラットフォームで出版する」

③「オーディエンスの生活に合わせて、制作・出版する」。

上記3つは「オーディエンス・ファースト」のスキルになる。

④「時折訪れる利用者を、訪問が習慣となっている、価値があり、お金を払う支持者に変える」

⑤「オーディエンスから収入を得る方法を多様化し、成長させる」

⑥「組織の能力増大のために協力関係を結び、経費をより低くかつ柔軟性があるものにする」

⑦「『小規模な出版社』の視点で、オーディエンスを増やし、採算性をあげる努力をする」

これはニュースメディアに対するプログラムなのですが、もともとの環境変化の部分で言えば他のジャンルも同様の影響を受けているので、出版全体に言えることだよなと思ったのです。オーディエンスという単語を使っていますが、読者のことですよね。

②は非常に広い範囲に影響している事態です。

日本の出版で言えば、現在みんなが一番触っているデバイスと言えばスマホ。そこに対応できるのかどうか。デジタルシフトがうまくいった漫画は売り上げを伸ばしています。さらに漫画の中でもウェブトゥーンが最近とても話題になるのは、完全スマホ対応だからですね。それに対して、文字物の方は立ち遅れており、苦戦を強いられています

④は、自分の活動の参考になるかなと思って何冊か読んだwebマーケティングの本には必ず書いてあった、マーケティングの基本ですね。まず顧客に接触すること。そこから購入にいざなう。ロイヤリティが高まり、ブランドのファンになって、何度もリピートしてもらえるようにするのが理想。

⑦の小規模な出版社というのは、記事のこの引用部分後の文章で説明されています。要するに、読者を不特定多数のひとかたまりではなく、もっと小さなグループに切り分ける。そうするといろいろなニーズが見えてきて、切り口も多彩になっていく、という戦略。

これは、KDPが始まり個人出版ができるようになった頃から言われている、ニッチなところを目指してブルーオーシャンをつかもうという戦略と同様です。読者を絞るとライバルが減り、比較優位が作りやすくなる。絞った読者にどうやってリーチするのかが難しいのですが。

こうして類似性が見られると、他の部分はじゃあどう置き換えられるのかな、と気になってきます。いろいろと考えられることがありそうですね。

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