« 医療逼迫再び | トップページ | 変異途中 »

2022/02/09

隠れオミクロン

小出し感想3日目。今日は昨日の記事に関連して、医療逼迫についての記事。

“隠れオミクロン” 医療現場が苦慮 救急患者の受け入れ影響も NHK NEWS WEB 22/2/5

救急医療の逼迫についての取材。やばいなと思ったのがこちら。

東京 墨田区の東京曳舟病院は、地域救急医療センターとして救急患者の受け入れを担っていますが、搬送依頼はコロナ前の3倍以上となり、受け入れを断らざるをえないケースが出てきているということです。

その原因の1つが“隠れオミクロン”とも言える患者への対応です。

病院には、病気やけがを理由に多くの患者が搬送されますが、検査の結果、新型コロナへの感染が判明するケースが相次いでいます。

先月、救急搬送などで受け入れた964人のうち58人が検査の結果、感染していることが分かったのです。

「検査の間は救急搬送を受けられず」

陽性者が占める割合は高くはないですが、無症状の感染者が混在している可能性がある以上、搬送されてくる患者は、検査結果が出るまではコロナ患者を受け入れる、ウイルスの飛散を防ぐ「陰圧テント」に入ってもらう必要があるといいます。

看護師なども検査結果が分かるまでテントから出られず、患者を入れ替えるたびに消毒のために時間がかかり、コロナ患者や救急患者の受け入れに影響が出ています。

先月、小学生の女の子が自宅で転倒し、顔にけがをして搬送されたケースでも、コロナの症状はなかったものの、検査の結果、陽性だと分かったということです。

三浦邦久副院長は「陰圧テントでの検査の間は救急搬送を受けられず、どうしても受け入れが停滞してしまう。無症状でも、検査をすると陽性だと分かる“隠れオミクロン”の患者がいる以上、感染に気をつけながら対応しないといけない」と話しています。

これ、昨日の記事の内容とリンクしてますね。陰圧テントというのは、中の気圧を下げて風が外から中に流れるようにしたもの。ウイルスが外らもれるのを防げます。病院内でクラスターを発生させるわけにはいかないので、それだけ気を使わなくてはいけない。ただ、その分救急患者の受け入れが滞る。

さらに、この後ろの部分では、医療従事者に感染者や濃厚接触者が出て、人手不足による医療逼迫についても触れられています。病院で気を使っていても、家族が感染するとどうにもならない。特に子供を持つ若手がやられているそう。これもオミクロン株の感染力の強さが引き起こしていると言えるでしょう。

あと、すごく気になったのが、引用文中の「先月、救急搬送などで受け入れた964人のうち58人が検査の結果、感染していることが分かった」です。6%になるのですが。

これ、コロナ症状悪化で運ばれてきた人と、それ以外で混じってる数字なのでしょうか。もし、コロナ患者以外の他のケガや病気で運ばれてきた急患のうち、無症状感染者が6%ということだと、市中にもそれぐらいの割合で無症状感染者がいることになってしまいます。

さすがに多すぎるから、混じってるよね……?

|

« 医療逼迫再び | トップページ | 変異途中 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 医療逼迫再び | トップページ | 変異途中 »