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2022/01/10

感染急拡大

オミクロン株のためか、コロナ感染が急拡大しています。東京の感染者数は先月には一桁の日もあったレベルだったところから、一気に1000人超えました。グラフの立ち上がり方を見ると、ぞっとしますね。

レイソルでもいきなり感染者が出ててびっくり。今年も悩まされるのかなあ。やだなあ。

ワクチンを打った人も感染していて、その人たちの方が多いことがあるので、ワクチンの効果に疑問を持っている意見を見かけるのですが。

こちらは事実誤認。ちょっと計算すればわかります。

元々ワクチンの効果にはいくつかの指標があることは言われていました。感染予防、発症予防、重症化予防の3段階。よく見かける90数%という数字は、重症化予防ですね。前段階になるたび数字が下がり、接種後時間が経つと効果が薄れると言われていることを考慮して、感染予防率を70%としてみましょう。すると30%が打っても感染してしまう。

ワクチン接種者の数字はわかっています。日本で接種完了した人は79%。

この2つの数字から、30%×79%=23.7%が全人口の中で打っても感染してしまう人。これとそもそも打ってない人21%の比較となって、打ったのに感染した人の方が多くなる。なので、打ってもかかっている人がいるからワクチン効果ないという話ではない、ということですね。この場合でもワクチンを打ったうち70%の人は助かっている。かかってしまった人も、重症化は防げているはず。

どうもワクチン打ったら万事解決、もうかからない、という考えが世間にあるような気がします。欧米諸国はそれでマスクまで外しちゃって、感染再拡大を招いてますからね。この辺の、重症化予防と感染予防の違いとかの話は当初からあったので、うまくアナウンスできてないのが気になるところです。

さて、今後の展開で気になるのは、オミクロン株の実力のほどです。感染力が圧倒的なのは他の国の様子からもわかります。それが日本でも発揮されている模様。

それに対して、毒性がそこまで高くないのではないかという話が、ちらほら聞こえてきます。

ただ、例えば重症化する確率が半分になったとしても、感染した人が倍以上になったら、トータルで医療逼迫間違いなし。なのでやはり、野放しで流行させるわけにはいかない。ところが感染力が強いことから、今までとちょっと違う問題が発生しています。数が多いため、感染者、濃厚接触者を隔離すると、人手が足りなくなってしまう。

医療現場でも起きているようですし、社会システムの基盤を支えるエッセンシャルワーカーが足りなくなるのではないか、という危惧もあります。これは心配。

個人的には、仕事での一大イベントがちょうど大流行期にかかりそうなのも心配です。大丈夫かなあ。

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