今季最後のJ2J3観戦記です。ちょっと複雑な状況になっております。
まずはずっと追ってきたJ2山口。
監督交代があってから陸君はほとんど出番がありません。週中の開催でターンオーバーを採用したと思われた試合にだけ出場。他はベンチ入りもなし。シーズン終了後に退団が発表されました。監督により選手起用の基準は違うとはいえ、その前までは順調に出場を重ねていたので、ここまで極端なのはなかなか見ない。いったい何があったのでしょう。
来季はどこに行くのかな。もしかしてがあったら、うれしいけれど。
浮田君もベンチ外が続いたまま終了。2年目は19試合440分2得点にとどまりました。来季は活躍できるでしょうか。
さてJ3鳥取の杉井君はどうなったかというと。チームでは最後にかけていい形で終わりました。
202J3第28節、鳥取2-1今治。
第26節、27節とベンチに入ったけれども出番なく過ごしていた杉井君。この試合から3バックの左CBに入ります。CBですが、わりと高い位置に上がってきてボールを扱うシーンがありました。
7分、上がっていってマイナスのパスをダイレクトミドルシュート。これは惜しくも外れます。
得点に絡んだのが55分。高い位置にフォローに入りボールを受けて前線へ楔のパス。これはカットされて通らなかったのですが、石川選手が奪い返して左へ。魚里選手がえぐってマイナスのクロス、田口選手が決めました。こちらが先制点です。
高い位置にいた分、裏のスペースを取られることもあったのですが、しっかり戻ってきカバー。試合も勝利で終わりました。
第29節、讃岐1-3鳥取。
讃岐にはレイソルのアカデミーから青森山田に移籍した中村駿太君が所属。先輩後輩対決が勃発していました。21分、右サイドに流れてきた駿太君が杉井君の裏を取り、シュートを放ちますが外れます。30分、駿太のターンに裏を取られそうになって、ユニホームを掴んでしまった杉井君。黄紙です。67分、左サイドからクロスが上がり、杉井君の裏を取った駿太君がヘディングシュート。しかしちょっとクロスが長くて体が伸び切ってしまい、ボールが浮いて枠を外れます。
このように直接対決では駿太君の方が目立っていましたが、試合は鳥取が逆転勝ち。後半になるほど鳥取優勢となったので、だんだん杉井君が盛り返していた形。
87分には杉井君が上がっていき、ミドルシュートを放ちます。これは惜しくも枠の上。
さらに、讃岐には仙台大学からの特別指定選手で、レイソルアカデミー出身の鯰田君が在籍しています。この試合では84分に登場ボランチに入りました。来季加入も決まっている模様。がんばってほしいです。
第30節、鳥取3-0八戸。
鳥取は最終節にかけて3連勝で終了し、この試合で八戸を抜いて12位で終了しました。
杉井君も何度か高い位置まで攻め上がって、見せ場を作っていました。
シーズン終了後、杉井君のレンタル終了と、柏との契約満了が発表されています。最後はいい形で終わったけれど、がっちりとシーズン通してレギュラーをつかめていたのではないし、戻ってこれなかったのは仕方ない。でも、杉井君はキャラクター的に見ていて本当に応援したくなるので、ぜひ次のチームを見つけてがんばってほしいです。
さてJ3最終節をもう1試合。福島1-1讃岐。
この試合、駿太君が得点を挙げています。先制されずっと押し込まれたまま進んでいた試合で、83分。すでにピッチ脇には交代が用意されているタイミング。前線へのパスが入り、重松選手がワンタッチでフリック。佐々木選手が横へつないで、駿太君が受けます。ボディフェイントを混ぜてボールを流して相手を外すと、左足シュートを決めました。直後に交代。
駿太くんはアカデミーで未来を嘱望され、ユース代表にも選ばれていた逸材なのですが、正直その後伸び悩んでいる印象。この得点で今季3得点です。
アカデミーでの印象としては、狭いスペースでも裏をとってボールを引き出せ、ゴール前の一瞬で点を取れるストライカーだったのですが、プロ入り後は中盤で起用されていることも多く、持ち味を出せていない感じ。栃木の大島くんもそうなってしまっているし、ウチのサッカーで育ったストライカーが、プロになると持ち味出せていないのはずっと気になっています。
この試合、特別指定選手の鯰田君も先発。ただハーフタイムで交代。
僕はレイソルアカデミーをモデルにして、サッカー小説『太陽のホットライン』を書きまして。レイソルのアカデミーに入れるんだから主人公の名前は太陽君、という安直な名付けをしましたw
それを書いている時に、アカデミーに実際にいた太陽君が、古賀太陽君とこの鯰田太陽君です。リアル太陽君が二人いた。そういう意味で気になる存在なのです。来季プロ入りするなら試合見ようかな。
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