偵察名古屋vs広島・神戸と名古屋戦展望
休み明け、名古屋戦です。残り五試合、降格争いに巻き込まれる可能性がまだ消えておらず、とにかく勝ち点を積み重ねたい。ということで、まずは偵察。
2021J1第31節、広島1-0名古屋。
双方まず守備からのチームで、そこで主導権を取ろうとする展開でスタート。ただ、守り方は違っていて、広島は前からどんどんプレスに行く形。対する名古屋は、ブロックの堅さで勝負し、そこからカウンター。
その争いの中で、唯一の得点は広島に。35分、広島CB荒木選手が楔のボールにアタック、こぼれたボールを二度追いし浅野選手へつなぎます。浅野選手はドリブルで突破を図りますが抜き切れず並走、シュートチャンスがなさそうだと思われた瞬間、角度のないところからファーへ打ち込む見事な一撃を決めました。
名古屋は後半早めに攻撃陣三枚替えをするなど、反攻を試みますが、このまま広島が逃げ切りました。
さて、第31節は10/3に行われ、このあと代表ウィークに入ったのですが、名古屋は各大会に勝ち残っており、試合が続きました。ルヴァン杯準決勝でFC東京と対決、10/6第1戦3-1、10/10第2戦1-2で勝ち抜け。第32節は9/22に先行して行われていて、その代わりに10/17ACL準々決勝、vs浦項は0-3で敗戦。
そしてJ1第33節、名古屋2-2神戸。
この前にACL敗退が決まった名古屋。迎えるこの試合は神戸3位、名古屋4位で来年のACL出場権を争う直接対決。名古屋的に勝ちたい試合。
その思いが結実して、名古屋が先行します。6分、低い位置からカウンター発動。前田選手からシャビエル選手につなぐと、大きく左へサイドチェンジ。DFライン裏へ見事に通って相馬選手が受け、ペナルティエリアに侵入。折り返しを前田選手が詰めました。前田選手は自陣から約70mのランニング。お見事です。
さらに14分、中盤のインターセプトからカウンター、シュヴィルツォク選手へ。シュヴィルツォク選手はドリブルで運び、一度進路をふさがれますが、集まったDFをキックフェイントで外すとミドルシュートを決めました。
これに対して神戸は59分。左CKを大外でフェルマーレン選手が折り返し、これがゴール前逆サイドまで抜けてきて、武藤選手が押し込みました。さらに、81分。ペナルティエリア内で武藤選手がドリブル、これに振り切られそうになった名古屋・吉田選手のタックルが足に入って、VARチェックののちPK。イニエスタ選手が決めて同点。
2点先行しておきながら追いつかれた、堅守を標榜する名古屋としては痛い試合結果となりました。
この後10/27に天皇杯準々決勝、vsC大阪0-3。10/30に今度はルヴァン杯決勝で再びC大阪と対戦し2-0で優勝。
これを踏まえて名古屋戦の展望です。名古屋は連戦が続いているので、コンディション的にはウチの方がいいはず。そこをどう生かせるか。
守備では。
とにかく今のチーム状況では、まず守備がしっかりしないと。名古屋で注意したいのはカウンター。非常に強力です。前線の層は厚く、この連戦だと誰が出てくるのか読みづらいのですが、ボールの運び手として警戒したい3人を挙げますと。
まずマテウス選手。偵察した試合では途中交代出場でしたが、ルヴァン杯決勝では先発フル出場。コンディションが上がっているとしたら要注意です。高い技術を持ち、それを急所に刺し込んでくる、非常にソリッドな怖い選手です。
両翼の相馬選手と前田選手は、長い距離を走れてドリブルで相手もはがせます。ここを抑えるのが大切。
もう一人気になっているのが、シャビエル選手です。堅守重視のフィッカデンティ監督のもとではあまり重用されておらず、今季限りというニュースも見かけました。ただ、パスの出し手としては超一級。出てきたらしっかり抑えたい。
攻撃では。
U-22でしっかり点を取って帰ってきた細谷君。アカデミーの大先輩、中谷君相手に点取ってくれたら、僕は浮かれ果てるでしょう。がんばって!
名古屋は堅いブロックを作ってくるので、間で受ける人の活躍が欲しいところ。サヴィオさんの調子がだんだん上がってきているので、前節に続きこの試合でも得点が欲しい。お願いします!
アカデミー卒ということでは先輩の仲間君も、怪我から復帰してコンディションを上げている最中。ここで点取ってくれたらめっちゃうれしい!
ぜひとも勝ち点欲しい試合!!
がんばって!!
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