偵察札幌vs清水・鳥栖と札幌戦展望
さあ残り2試合となりました。前節は引き分け。ここで勝って、最後のアディショナル4試合は負けなしでいきたい。ということで、まずは偵察。
2021J1第35節、清水2-2札幌。
先制点は清水でした。17分、中盤左サイドからFK。札幌DF田中選手のヘディングクリアが、密集の中、清水の片山選手に当たって足元にこぼれ、それを拾ったのが清水のチアゴ・サンタナ選手。落ち着いてコースを作ってシュートを決めました。
23分に札幌同点。ボールを保持して押し込んだ展開、福森選手がダイレクトでDFラインをふわりと越える絶妙のパスを出します。そこへ金子選手が抜け出して、胸コントロールからシュート。さらに後半に入ってすぐの49分に、札幌が逆転弾。左CKを深井選手がヘディングで決めました。
しかし清水は83分に追いつきます。左サイドからのクロスに走り込んだチアゴ・サンタナ選手に札幌DFが釣られ、ファーの滝選手が空いていました。コントロールしてシュートを決めます。
そして、この直後にこの試合の大きな分岐点がやってきました。カウンターで清水の中山選手が抜け出しシュート。札幌逆転負けの大ピンチを、GK菅野さんが止めました。さすが!
試合はこのまま引き分けで終了です。
第36節、鳥栖1-0札幌。
双方ボールを握って主導権を獲りたいチーム同士、守備も前から奪いにいく同士で、激しくせめぎ合う展開でスタート。
互角の展開の中、38分。鳥栖に得点が入ります。札幌のビルドアップでGK菅野さんが左アウトサイドへ出したグラウンダーのパスをカットして、樋口選手がそのままドリブルでペナルティーエリアに侵入。切り返して左足でシュートを決めました。
札幌は交代を入れて追撃しましたが、得点はできず敗戦となりました。
これを踏まえて札幌戦の展望です。
守備では。
札幌の成績は怪我人が出ていたりして最近今ひとつ。しかし試合内容は悪くありません。長くペトロヴィッチ監督のもとでチームを作ってきているだけに、戦術は非常に練れていて連携もばっちり。しっかりとつないで攻め込んできます。これをどうやって食い止めるか。
一つ鍵になるのが、左CBの福森選手です。攻撃時にはどんどん上がってきて、偽SB的なインサイドの高い位置にポジションを取り、ゴール前にいいパスを供給しています。ここをしっかり捕まえたい。また、福森選手はキック精度が非常に高く、CK、FKのキッカーを務めています。鋭いボールが飛んでくるので要注意。
しっかりつないで押し上げていくサッカーを標榜している札幌ですが、戦術が練れているなあと思うのは、カウンターのチャンスにはズバッとロングボールを出してくること。使い分けるタイミングがしっかり共有されています。特に1トップの小柏選手は非常にスピードがあるので、しっかり抑えたい。
攻撃では。
前節、細谷君がベンチ外でしたが、胃腸炎だったそうです。コンディションは戻ってるでしょうか。あと2試合、点取って今シーズンを終わりたい。がんばって!
札幌の攻撃の鍵は、福森選手が上がってきて分厚い攻撃を見せる左サイドなのですが、そうするとその裏返しで、ウチの右サイドにはカウンターのチャンスがあるということです。まずは右に流れることの多いクリスティアーノさんがボールを引き出して、さらにドカンと決め切ってくれると万々歳。よろしくお願いします!
右で裏取ったら左からゴール前に詰める人が欲しいところですが。前節、仲間君がとても惜しいシーンを作っていたので、今節はぜひとも決めちゃってください!
この試合勝って、次の試合も勝って、連勝で終わろう!!
がんばれ!!
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