偵察G大阪vs仙台・鹿島とG大阪戦展望
ハットトリックされて惨敗した次の試合。ここで立て直せるかがとても重要です。まずは偵察。
2021J1第28節、G大阪2-3仙台。
点の取り合いとなりました。先制したのは仙台で、37分。右サイドの蜂須賀選手へ展開、ここから上がったクロスを富樫選手がヘディングで決めました。この時、仙台はゴール前に選手が4人入ってきて、ニアサイドの2人はコースをクロス。そこで空いたスペースに、少し後方から富樫選手が入っていった形。うまくマークのずれを作りました。
39分にG大阪が同点。藤春→宇佐美→藤春の連携で左サイドを突破。クロスを上げるところにスライディングでカバーが入り、足に当たってボールは高く上がりゴール前に。そこに走り込んできた矢島選手がヘッドで決めました。
しかし前半終了間際の42分、仙台が再びリード。右サイドでのFKに、再び富樫選手のヘディングシュート。やはり後方からニアに走り込んで、うまくマークをはがしました。
後半に入っての60分、G大阪再び同点。右サイドからのクロス、ファーに走り込んだ矢島選手が右足アウトでダイレクトの繰り返し。これについていこうとした蜂須賀選手の体から離れた後手に当たってハンド、PK。これをパトリック選手が決めました。
そして試合を決めたのが仙台。決勝点は79分です。仙台のカウンター、ボールを運ぶ西村選手。左右どちらにパスを出すのかという状況で、G大阪CB陣の寄せが一瞬甘くなったところを見逃さず、そのままシュートを決めました。仙台の劇的勝利です。
第29節、鹿島3-1G大阪。
前半からずっと鹿島のペースで試合が進みます。
ハーフタイムを挟んでも流れは変わらず、後半出だしから鹿島のプレスがどんどんはまり、52分鹿島先制。自陣でボールを奪ってカウンター発動。ピトゥカ選手がドリブルで運んでいき、荒木選手へ。ダイレクトシュートはG大阪GK東口選手が止めましたが、そのこぼれを上田選手が詰めました。
60分には鹿島追加点。右SB広瀬選手へ展開してクロス。その右サイドでの作りに参加していたアラーノ選手が反転してゴール前に入っていって、ヘディングシュートを決めました。
73分には鹿島が試合を決定づける一撃。鹿島自陣ゴール前でボールを跳ね返して、またカウンター発動。土居選手がボールを運び、G大阪CB陣が他の入ってくる選手を見て寄せられないところを見逃さず、そのままシュートを決めました。
80分にG大阪が1点返します。鹿島CB関川選手が、G大阪のアウベス選手にボールを奪われ、追走。ペナルティーエリア内で切り返したところで足を払ってしまいPK。これをアウベス選手が決めました。
G大阪は一矢報いましたが力負け。これで4連敗です。
このあと天皇杯がありました。第101回天皇杯4回戦、G大阪4-1湘南。
リーグは連敗で来ていましたが、いい形で勝てて、これがどう出るか。
これを踏まえてG大阪戦の展望です。ハウルさんの移籍があったので、チームとしての方向性は、はっきりした気がします。
守備では。
とにかくまず、守備がしっかりしていて初めて試合になるということがはっきりしました。前節3失点をしっかり締め直せるかどうか。
成績はふるっていないG大阪ですが、個々の能力の高い選手が揃っているので、そこはしっかり止めたいところ。まずFWの中心となっているのは、おなじみパトリック選手。サイズはありますがポストプレイヤーというよりは裏抜けが得意なタイプ。そして当然驚異のヘディング。しっかりつかまえて負けないで。
個の能力の高さで言えば宇佐美選手です。高い技術でボールを運び、鋭い脚の振りでいきなりのシュートがあります。隙を見せずに。
攻撃では。
このあいだも書きましたけど、もうこうなったら本当に、細谷君の覚醒、大ブレイクを希望です! もっともっとシュートへの積極性を出していってほしいと思います。隙を見逃さずズバッと!
積極性という点ではクリスティアーノさんはダントツです。特にカウンターでミドルシュートの場面の偵察の試合で見ており、クリスティアーノさんにもそういうシーンがありそうです。ドカンと1発お願いします!
偵察というと、この2試合でG大阪は6失点しているのですが、似たパターンの失点が目立ちます。特に後方から選手が入ってきたときに捕まえきれていない感じがあります。とすると、シャドーの選手の飛び込み方が重要。瀬川くんか武藤さんか。二人とも寄せが甘ければズバッとシュートにも行けるタイプなので、この試合にははまりそうな期待感。ぜひとも決めちゃってください!
重要な直接対決!!
勝ちましょう!!
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