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2021/08/05

J2J3観戦記 五輪中断へ

欧州選手権、東京五輪とサッカーの大舞台が続き、そっちの記事でてんてこまいでしたが、J2J3もコツコツ見ていたのです。本日は溜め込んだそちらの感想。まずは杉井君から。

2021J3第13節、鳥取0-1福島。

チームは負けましたが、この日の杉井君はいくつかいいプレーが。

前半、押し込まれる鳥取。攻撃の形も作れません。その中で15分、杉井君のスライディングシュートブロック炸裂。球際大切。

後半になると鳥取も攻め込めるようになりましたが、65分に失点。反攻していく中、82分の杉井君。左に展開されたボールがちょっとずれて相手に先に触られそうなのを読むと、無理せず相手が滑り込んでカットしたところでそのボールを奪い返し、パスを中へ。落ち着いたプレーを披露しました。こういう駆け引きは実戦の中でないと学べないもの。いいですねえ。

そしてアディショナルタイム93分、猛然とインナーラップで上がっていく杉井君。ボールを受けて中へパス。そこからスルーパス、シュートとつながりましたがゴールは決まらず。前節の再現とはなりませんでした。惜しい。

第14節、鳥取1-4沼津。

大差がついてしまったこの試合、こうなると守備の選手は無傷というわけにはいきません。4失点中3失点に関連。まず、5分の1失点目、沼津右サイドでスルーパス、杉井君が裏を取られます。そこから染谷選手が中へ切り替えして佐藤選手のシュート。

51分の3失点目、沼津は中央からペナルティエリア内右の渡辺選手へパス、そこからシュートが決まります。なんで杉井君がいなくてフリーなんだろうと思ったら、その前に内へ入っていった選手についていってポジション離れていました。この辺の受け渡しとカバーはチームの問題でもあります。

72分の4失点目は、チームの司令塔、可児選手にボールが入ったところで、杉井君はボールが出ると信じて駆け上がったのですが、可児選手がボールを奪われ、空いたスペースを使われてしまった形です。負けてるから前に行かないといけない局面だったので、なかなか判断が難しい場面でした。

攻撃では高い位置まで進出してシュートを放つ場面もあり、いい働きをしていたのですが。チーム状況もよくないので、厳しいですね。

さて、相手の沼津にはアカデミー出身の鬼島君が今季大卒として新加入。66分から交代出場しました。シーズン最初は先発の機会があったんですけど、ちょっと出場時間が伸びてないんですよねー。ぜひぜひがんばってほしいです。

第15節、藤枝0-2鳥取。

この試合、前節の結果を受けてかメンバーに変更があり、杉井君は先発を外れました。66分に交代出場。

そしていきなり一仕事。68分、裏へ抜け出してシュート。GKに止められます。やってやるぞという気持ちが前向きなプレーに現れるのがいいところ。

そしてアディショナルタイムの93分。藤枝の攻撃に、ペナルティエリア内で相手にクロスを上げさせないスライディング。しっかりブロックしてガッツポーズ。気合が入っています。

一つ勝ったところで、J3は五輪の中断に入りました。中断明け、ちゃんと先発を取り戻せているでしょうか。

さて、お次はJ2。山口の田中陸君と浮田君です。

2021J2第20節、山口0-1大宮。

大宮は監督交代して3試合目。今季就任した岩瀬監督はうまくチームを軌道に乗せられませんでした。岩瀬、北嶋、山中、松本、小林と、コーチ陣にレイソルゆかりの人達がずらりといる布陣だったので、うまくいってほしいなと思ってたのですが、残念。

新監督は霜田監督。昨年まで山口の監督でした。因縁の対決です。

30分にゴール前の落としを陸君がシュート。きれいにミートせず、威力が今一つでGK正面。惜しい。

直後の32分に黒川選手に決められ、リードを許します。山口は78分にはボランチの陸君と浮田君を代え攻撃の選手を増やして同点を狙いますが、ビルドアップの入り口を消され、攻撃の形を作れずに万事休す。

第21節、水戸0-0山口。

厳しいプレスの水戸と、間に立ってボールを受けて回していきたい山口。ずっとテンションの下がらずせめぎ合う好ゲームでした。

その中で陸君は最終ラインの穴を埋めるカバーから、クロスに対してゴール前まで、必要なスペースに立ち続ける動き。幅広く走っていました。

78分に浮田君投入、左シャドーに。82分には右サイドのスルーパスに抜け出し、クロスを上げました。交代出場で一つアピールしたいところ。がんばって!

第22節、山口2-2磐田。

磐田は中川創君が先発、HTで交代。J3まで見るのはレンタルで相模原に行っていた中川君の試合を見たのがきっかけです。大南君との交換トレードのような形で磐田に完全移籍となりましたが、がんばってほしい一人なのです。さらに磐田の先発には大津君、GKに三浦君とレイソルゆかりの人が出ていました。磐田は現在J1昇格圏の2位。すぐ後ろに新潟が勝ち点3差でつけています。がんばってほしいところ。

さて試合は山口が先制。12分、島谷選手が左サイドで縦パス、高井選手が抜け出してペナルティエリアへ。カバーのスライディングに浮かせたクロスを出して、島谷選手が飛び込みました。ちなみに中川君が裏を取られてしまっています。

さらに1点ずつ取って山口リードで85分。磐田が左サイドから崩して折り返し。これにカバーに入った陸君が足を伸ばすもクリアし切れず、ゴンザレス選手がゴール。惜しい。

90分に陸君と浮田君が変わる形で交代。浮田君は93分、ペナルティエリア手前で落としを受け、DFを外してシュートしますが、これはボール1個分、ポストの外へ外れます。惜しい。

この試合の時点では首位だった磐田に対して、山口がいい攻撃を見せた試合。惜しい展開でドローでした。

第23節、山口1-0秋田。

試合開始直後の3分、陸君がミドルシュート。これは味方に当たります。こぼれを神垣選手がシュートして、こちらは外れ。しかし山口がいい感じで攻めていて、27分にPKで先制。

さて、この後秋田も盛り返してきて、逃げ切りがかかる終盤。陸君にいいプレーが2つ。84分、秋田CKで競ったボールがゴールに向かうところ、陸君がとっさに足を出してカット。86分には秋田左サイドからのクロスに対して、DFラインのカバーに入り、ヘディングクリア。

91分にやはり秋田左サイドからのクロス、陸君のところでヘディングシュートを決められたかと思いきや、オフサイドで救われます。この前に陸君のクロスが明後日の方に飛んでいっていて、疲れも見えていたので守備固めでヘニキ選手と交代。

山口は1点を守って逃げ切って、9試合ぶりの勝利となりました。水戸戦辺りから攻撃がいい感じで回ってきていて、それが結果につながりました。いい形で五輪による中断へ。

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