偵察鳥栖vsFC東京・浦和と鳥栖戦展望
中断前の鹿島戦から、いい感じで来ています。そこで迎える鳥栖戦です。向こうも今季いい感じで来ていて、実際順位も現在4位と結果が伴っています。
しかし、ぜひとも勝ちたい! ということでまずは偵察。
2021J1第23節、鳥栖1-0FC東京。
鳥栖はこの試合の前に色々とありました。まず、戦力的な話では、林選手が海外移籍。この試合後に壮行セレモニーがありました。また、不動のアンカーだった松岡選手が清水に移籍しています。さらにはキン監督が練習中の選手への暴力行為で、この試合まで資格停止処分。
それでもピッチ上に大きな影響を見せず勝ち切りました。調子の良さが表れていますね。
この試合唯一の得点は7分。高い位置で仙頭選手がボールを奪うと縦パス。受けた小屋松選手が左にはたいて、酒井選手がグラウンダーのクロス。これをパス出し後、ゴール前に走り込んできた仙頭選手が押し込みました。
試合終盤にはFC東京が猛攻を見せましたが、鳥栖はしっかり守って逃げ切りです。
第24節、浦和2-1鳥栖。
とうとう見る羽目になってしまった、赤い江坂さんと酒井君。他の仕事より実働期間の短いプロサッカー選手が、移籍してよりよい環境を求めるのは仕方のないことだと、頭では理解しつつも、見たくないものは見たくない。
少なくとも酒井君はなんとかならなかったのか。帰ってくるの楽しみにしてたのになあ。
ちなみに鳥栖で島川君が先発。酒井君とアカデミーの同期です。ここまでのキャリアは対照的。トップチーム昇格、レギュラー取ったらすぐに海外移籍という酒井君に対して、トップには上がれずよそのチームでプロ入りし下のリーグで力を蓄え、ようやくJ1にこぎ着けた島川君。ただ、プロ入りした同期の多くが引退している中、生き残っているのはほんとにえらいなあと感情移入して見ています。
そんな同期対決だったのに、島川君が40分に左膝を捻った様子で交代したのが心配です。大丈夫かな。
さて試合は36分、浦和先制。後方からのロングボールを、江坂さんが胸トラップと見せてダイレクトでDFライン裏へ流します。明本選手が抜け出してシュート。
前半アディショナルタイム鳥栖同点。樋口選手から右へ展開、飯野選手がグラウンダーでクロス。走り込んで受けようとした小屋松選手のコントロールが浮きましたが、山下選手が叩いてシュートを決めました。
決勝点は84分。鳥栖ゴール前で浮いたボールが続き、明本選手がトラップに行ったところ、中野選手がその脚を蹴り上げてしまいPK。江坂さんが決めました。
浦和が新戦力の活躍で勝利。見たくなかったなあ。
これを踏まえて鳥栖戦の展望です。
守備では。
キン監督のもと、ポゼッションサッカーへと転換した鳥栖。最近のウチはミドルゾーンでブロックを敷き、しっかり守ってまずカウンターという形がうまくいっています。相性的にははまるはず。
まずは鳥栖のビルドアップを制限したい。その時に潰したいのがアンカーの選手。松岡選手が移籍しましたが、偵察した試合では樋口選手が一列落ちて守備でも奮戦、ボールさばきのよさを発揮していました。さらにここに鹿島から小泉君を補強しています。どちらが出てくるか。
攻撃のコンダクターとしてもう一人、仙頭選手もボールさばきのいい選手です。こちらも潰したい。
FW陣で気になるのは、コンバートされた酒井宣福選手です。前所属の大宮で、イッペイ君が右、酒井選手が左の両翼でした。体が強く、それを生かしてボールを引き出しています。要注意です。
攻撃では。
鳥栖は現在3-1-4-2のシステム。4バックも使えますが、基本的には1枚アンカー。ということで、アンカー脇からサイドにかけてを使いたい。
そこで2シャドーの活躍に期待するわけですが、まずはクリスティアーノさん。ドカンと蹴散らしちゃって欲しいです!
もう一人は武藤さん。早くレイソル初得点が見たいですね!
現在の好調はハウルさんがフィットしたことが大きいと感じるわけですが、もっともっと活躍してほしいのがファン心理。どんどん点取っちゃってください!
好調対決を制したい!!
がんばって!!
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